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津幡町役場

わたしたちのまち「津幡町」は、石川県のほぼ中央に位置しています。 県都金沢市に隣接し、石川県と加賀地方と能登地方、そして富山県を結ぶ要衝の地として、古くから栄えてきました。第5次津幡町総合計画に掲げた「住んでみたい、ずっと住みたいふるさと つばた」をまちづくりの将来像に、「魅力ある心豊かに住んでよかったと実感できるまちづくり」に取り組み、豊かな自然と、快適で便利な都市環境が共存、調和したまちづくりを進めているところです。

【法学部の知識を活かして町のルール作りを担う】災害対応から男性育休まで、津幡町役場若手職員が語る公私の両立とやりがい

津幡町役場

2026/03/16

石川県津幡町役場で働く西川翼さんのインタビュー記事です。生まれも育ちも津幡町という西川さんは、地元への強い思いから津幡町役場一本で採用試験に臨みました。

 

入庁以来、総務課で町のルール作りである「例規」や、最前線での「防災」業務を担当。令和6年能登半島地震での過酷な災害対応から、1ヶ月間の男性育児休業取得のリアルまで、地元に貢献するやりがいと、公私を両立できる働きやすい職場の魅力について語っていただきました。

 

法学部の知識が活きる「例規」業務と、最前線で命を守る「防災」業務

 

ーまずは自己紹介と、津幡町役場を選んだ動機を教えてください。

 

西川:私は生まれも育ちも津幡町で、身近な地域の皆さんのために貢献したい、津幡町のために働きたいという気持ちが強く、中高生の頃から津幡町役場を第一志望として考えていました。

 

津幡町役場だけを受験し、令和3年度に入庁し5年目となります。

 

ーどのような業務を担当されているのでしょうか。

 

西川:入庁した時からずっと総務課に所属しています。総務課は秘書、防災、例規、選挙など多岐にわたる業務を担っていますが、私は特に「例規」と「防災」を担当しています。

 

ー「例規」とは、具体的にどのようなお仕事ですか?

 

西川:地方自治体のルールである条例や規則の総称を例規と言います。私はその整備、専門用語で言うと「法制執務」をメインに行っています。

 

例えば、津幡町の各課で新たな事業を始める際に、それ用のルールを定めることがありますが、その新規制定に向けたサポートをしたり、既存の例規でも、金額の変更や制度の見直しがあった際に、改正手続きを行ったりします。町を運営していくための根本的なルール作りを支える仕事です。

 

ー学生時代の学びが活きていると感じる場面はありますか?

 

西川:もともと法学部出身でしたが、例規改正の際に「改め文」や「新旧対照表」というものを作成し、津幡町の「例規審査会」という会議に諮るための資料を作ります。新旧対照表は、改正前と改正後の条文を縦に並べて比較した資料なのですが、私は法学部だったので、学生時代からこういった資料には馴染みがありました。前提知識があった分、役場に入ってからの業務も自分なりにすっと吸収できた部分が大きいと思います。

 

ー「防災」業務については、どのようなことをされているのでしょうか?

 

西川:防災業務は、平時と災害時で大きく役割が異なります。平時は、町の備蓄品の整理や管理、そして地域防災の要となる「防災士」の育成事業などを担当しています。

 

しかし、いざ災害が起きると、総務課は災害対策本部の設置や、避難指示の発令など、主軸となって動くことになります。

 

令和5年豪雨災害と令和6年能登半島地震。過酷な現場で感じた町民からの「ありがとう」

 

ー防災担当として、近年発生した災害への対応は非常に大変だったのではないでしょうか。

 

西川:令和5年7月の豪雨災害や令和6年の能登半島地震では、本町でも大きな被害を受けました。特に令和5年の豪雨の時は、「津幡町では大きな災害は起きないだろう」という正常性バイアスがあり、災害関連法令や町の地域防災計画の中身を完全に落とし込めていない状態での対応となってしまい、てんやわんやになった部分がありました。

 

しかし、その時の教訓があったからこそ、能登半島地震の際には迅速に災害対策本部を立ち上げ、自分なりによりスムーズに対応できた面があったと思っています。

 

ー能登半島地震の発生時は、どのような状況だったのでしょうか?

 

西川:1月1日の発災から3日くらいまでは、ずっと役場に泊まり込んで対応にあたりました。災害時は時間との勝負になりますし、拘束時間も長くなります。

 

また、疲弊されている町民の皆さんの生の声を直接聞くことになるので、メンタル的にも大変ではありました。

 

ーそうした過酷な状況の中で、心の支えになったものは何でしたか?

 

西川:やはり、町民の皆さんからの「ありがとう」という言葉ですね。私たちが支援物資をお届けしたり、避難所の環境を整えたりした際に、感謝の言葉をいただけると本当に嬉しくなりますし、救われた気持ちになります。辛いことももちろんありますが、地域のために働いているという実感を一番強く持てる瞬間でもあります。

 

メリハリのある働き方と、男性育休取得で見えた「公私両立」の実現

 

ー職場の雰囲気や、働きやすさについて教えてください。

 

西川:総務課は20代から70代の警察OBの方まで、11人で構成されています。業務時間中はかなり集中して励んでいますが、休憩時間には和気あいあいと雑談をするなど、メリハリのついた働き方ができています。

 

分からないことがあっても、周りに座っている先輩にすぐ質問でき、優しく教えてもらえるので、とても働きやすい環境です。

 

ーお休みなどはしっかり取れていますか?

 

西川:災害対応や議会前、選挙の時期などは時間外業務が発生することもありますが、基本的にはカレンダー通りの休みが取れています。 私は妻と1歳の娘がいるのですが、個人的な目標として「月に1回は有給休暇を取る」と決めています。

 

妻と相談して「この日休めそうだから」と休みを取り、家族で出かけたり、子育て支援センターに娘を連れて行って遊んだりして、家族サービスに充てています。 また、娘が熱を出した時などは、時間単位で「15時から帰ります」と柔軟に休ませてもらうこともでき、上司や同僚も快く送り出してくれるので、助かっています。

 

ー西川さんご自身、育児休業も取得されたと伺いました。

 

西川:はい。2024年の9月に娘が生まれ、11月から12月にかけての1ヶ月間、育児休業を取得させていただきました。私の頃はまだ前例がすごく多いわけではなかったと思いますが、これから子どもが生まれる男性職員は、期間の差こそあれ、ほとんどが育休を取得する流れになっています。

 

組織全体としてワークライフバランスを重視し、男性の育児参加を後押しする空気ができていると感じます。

 

スポーツで沸く津幡町の活気。様々な部署を経験し、頼れる公務員へ

 

ー仕事をしていて、津幡町ならではの面白さややりがいを感じる瞬間はありますか?

 

西川:津幡町は、オリンピック金メダリストの川井梨紗子さん・友香子さん姉妹や、大相撲の大の里関を輩出している、「スポーツが盛んな町」です。 町民栄誉賞の授与式や、大の里関の優勝パレードなど、町全体を上げてのイベントの裏方業務にも携わりました。

 

会場の整備や運営など、多くの人が集まるイベントの対応は大変な部分もありますが、町民の皆さんの熱気と笑顔を間近で見ることができ、「津幡町って元気な町だな」と肌で実感できたのは、非常に楽しく、印象深い経験でした。

 

ー今後のキャリアについての目標や抱負を教えてください。

 

西川:今は総務課で法学部の知識を活かしながら楽しく仕事をしていますが、役場の魅力は、異動するだけで税金、子育て、福祉、土木、教育委員会など、様々な業務を経験できることだと思っています。個人的には、いずれは税関係や財政関係など、数字を扱う部署にも行ってみたいですね。

 

そして、目標としているのは今の私の課長です。誰からも信頼されて活躍する公務員でありつつ、家族への愛も強く、仕事とプライベートをしっかりと両立されている方です。私も課長のように、公私ともに充実し、周囲から頼られる存在になりたいと思っています。

 

ー最後に、津幡町役場を目指す方へメッセージをお願いします。

 

西川:町役場の仕事は、県や国と比べて町民の方との距離が非常に近いのが最大の魅力です。生の声を聞きながら、業務の改善に向けて動き、「ありがとう」と直接言ってもらえる喜びは、何にも代えがたいものです。

 

また、地元が好きで就職した津幡町でしたが、働きながらよりこのまちの良さを知り、そして新たな津幡町の魅力を日々知っています。是非ご興味のある方は受験いただければと思っています。

 

ー本日はありがとうございました。

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年2月取材)

 

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