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杉並区役所

 23区最西部にある杉並区は、3つの川が流れる自然豊かな環境でありながら、5つの鉄道により都心へのアクセスがよい住宅都市として人気があります。高円寺や阿佐ヶ谷に代表される賑やかで特色のある商店街も多く、良好な住環境がまちの魅力となっています。  杉並区が目指すまちの姿は「みどり豊かな 住まいのみやこ」です。「防災・防犯」「福祉・地域共生」など8つの分野ごとに描いた将来像の実現に向けて取り組んでいます。  また、区民の声を区政に活かすため、区民参加型予算の実施や、「2050年ゼロカーボンシティ」の実現を目指して「杉並区気候区民会議」を開催するなど、区民との対話を大切にしたまちづくりを進めています。  これまでも介護や子育て、防災対策など喫緊の課題解決に努めてきました。誰もが住み続けたいと思うまちを次代につなぐため、今後も複雑化・多様化する行政課題に対し、職員一丸となって取り組んでいきます。

1年目職員が語る、なぜ杉並区を選んだのか。自然豊かで暮らしやすい杉並の街と、職員が安心して働くことができる職場の魅力。

杉並区役所

2025/08/18

杉並区役所で働く1年目職員、高齢者施策課の久野さんと介護保険課の小林さんのインタビュー記事です。東京以外の出身のお二人が、なぜ東京、そして杉並区を選んだのか。決め手となった手厚い育成制度や、職場の雰囲気、ワークライフバランスなど、入庁して3ヶ月で感じたリアルな魅力とやりがいを語っていただきました。

 

ーまずはお二人のご経歴を教えてください。

 

久野:出身は愛知県で、大学も愛知県内の大学に通っていました。総合政策学部で経済や経営、法律など、本当に幅広い分野を学んでいましたね。就職を機に初めて東京に出てきて、まだ3か月ほどなので、慣れないことばかりの毎日です。

 

小林:私は新潟県の出身で、高校まで新潟で過ごしました。大学進学と同時に埼玉県に移り、コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科に所属して、コミュニティを軸とした地域おこしや人権、ジェンダー、まちづくりなど、公務員の仕事に直接関わるような内容を学んでいました。

 

ーどのような経緯で公務員を目指すようになったのでしょうか。

 

久野:大学に入学した時点では、公務員になろうという気持ちはまだ曖昧でした。総合政策学部を選んだのも、経営も法律も学べるので、民間と公務員のどちらの道にも対応できるだろうと考えたからです。


本格的に公務員を意識し始めたのは、3年生の頃、特別区人事委員会の方の説明をお聞きしたのがきっかけです。まず感じたのは、公務員のワークライフバランスが整っている点です。有給休暇の取りやすさはもちろん、男性の育児休業取得率もどんどん上がっていると聞き、働きやすい環境だと感じました。

 

また、特別区は先進的で規模の大きな仕事に挑戦できるフィールドだと感じました。自分はもともと、社会人になったら東京で自立してみたいという憧れもありましたので、地方から出てくる職員に対しての職員住宅などサポートも充実している特別区を目指すこととしました。

 

電話をする久野さん

ーその中でも「杉並区」を選んだ決め手は何だったのでしょうか?

 

久野:「新任職員育成担当者制度」の存在が大きかったです。これは、新入職員一人に対して、先輩職員が「育成担当者」として一人ついてくれる制度です。日々の業務のことはもちろん、社会人生活の不安まで、マンツーマンで相談できる先輩がすぐそばにいるというのは、地方出身の私にとって、これ以上ないほど心強い制度だと感じました。

 

この手厚いサポート体制がある杉並区で、社会人としての第一歩を踏み出したいと思いました。

 

ーでは、小林さんも教えて下さい。

 

小林:私は高校生の頃から、公務員を視野に入れており、大学選びも将来的に役立つような学部を選びました。

 

そこから進路について考えていく中で、競争社会で働いたり、ノルマを達成したりするより、職場の方とのチームワークを大切にしながら働ける環境の方が自分には合っていると感じました。そのため、大学の割と早い段階で公務員を目指すという気持ちは固まっていました。

 

そこから特別区を選んだのは、久野さんとも似ていますが、東京23区という日本の中心区域で、最新の情報を取り入れ、先進的な取り組みにいち早くチャレンジできるのではないか、という期待感があったためです。


その中でも杉並区に惹かれたのは、「暮らしやすそう」だと感じたからです。自然の多い環境で伸び伸び育った私にとって都会すぎるところは少し不安で…。杉並区は、都心へのアクセスが良い利便性を持ちながら、自然も豊かで落ち着いた雰囲気があります。

 

まさに都会すぎず、田舎すぎず、仕事も生活も充実させられそうな理想的な場所だと感じました。

 

ーお二人とも、明確な理由を持って杉並区を選ばれたのですね。久野さんが決め手だとおっしゃっていた「育成担当者制度」ですが、実際に入庁してみていかがですか?

 

久野:本当にこの制度があって良かったと心から思います。私の育成担当の先輩は、席がすぐ隣なんです。電話の受け答えのマナーから、公用文の書き方、そして私が今担当している業務のことまで、本当に些細なことでも、分からないことがあればその場で質問することができます。

 

誰に聞けばいいか迷うことなく、気軽に頼れる存在がすぐそばにいるというのは、安心感に繋がっています。

 

小林:私も育成担当の先輩が隣の席にいらっしゃって非常に安心感があります。もちろん、職場では育成担当の先輩以外の方も、私の困っている様子を見て「大丈夫?」と優しく声をかけてくださいます。


杉並区の職員は、1年目の私に対しても本当に物腰が柔らかくて、優しい印象の方が多いです。育成担当の方だけではなく、係内外問わず皆さんすごく話しやすいので、1年目の職員にとっては、この上なく働きやすい環境だと感じています。

小林さん

ーそれは素晴らしい環境ですね。ちなみに、お二人は現在どのようなお仕事をされているのでしょうか?

 

久野:私は高齢者施策課で、区内26か所にある「ゆうゆう館」という、高齢者の方々がサークル活動などで利用する施設の維持管理を担当しています。

 

また、老朽化が進んでいる区立施設を地域の実情に合わせて更新し、より良い地域拠点にしていくための「杉並区区立施設マネジメント計画」にも携わっています。これは係長と私の二人で担当しており、ゆうゆう館を所管する立場として、関係する部署の方々と調整を重ねながら仕事を進めています。

 

ー1年目から施設の再編計画という、かなり大きな仕事を担当されているのですね。

 

久野:そうなんです。先日は、中学校と多世代が交流できる施設を併設する、区内でも初の試みとなるプロジェクトの懇談会に出席しました。どういう施設にしていくべきか、地域の方々と一緒に考えていく会議です。1年目からこうした新しい取り組みの最前線に立たせてもらえるのは、非常に刺激的で面白いと感じています。初めてのことばかりで大変ではありますが、大きなやりがいを感じます。

 

小林:私は介護保険課の事業者係に所属しています。主な業務は、区内にある介護サービス事業所の指定や更新、変更届などに関する手続きです。事業者の方から提出された書類を確認し、もし不備があればお電話をして修正をお願いするなど、事業者の方とのやり取りが中心になります。


また、各事業所で開催される「運営推進会議」という会議に参加することもあります。これは、事業所の運営状況について、利用者の方々や地域の方々と情報共有や意見交換をする場で、今はまだ先輩に同行している段階ですが、夏以降は一人で参加していく予定です。

 

ーお二人とも、入庁後すぐに専門的な業務に携わっているのですね。仕事をする上で、難しさや大変さを感じるのはどんな点ですか?

 

久野:複数の業務やタスクを同時進行で抱えているので、スケジュール管理は常に意識しています。特に、先ほどお話しした杉並区区立施設マネジメント計画の業務では、多くの部署と連携する必要があります。日程調整や、内部での話し合いを円滑に進めていくことに難しさを感じます。

 

小林:私は、介護に関する専門知識がまだ不足している点です。事業者の方との電話や会話の中で専門用語がわからない時がありますが、その都度、周りの先輩方に教えていただきながら対応しています。しかし、教えていただくのを待つばかりの受け身姿勢ではなく、もっと自主的に仕事を学ばなければと日々痛感しております。
 

職員の集合写真


 

ーお二人とも、それぞれの立場で壁にぶつかりながらも、前向きに取り組まれているのが伝わってきます。入庁してみて、ギャップはありましたか?

 

久野:二つあります。一つは、若手職員が想像以上に多いことです。私の係は7人中3人が20代の職員です。年齢が近い先輩が多いので相談しやすいですし、職場全体に活気があって良い雰囲気だなと感じます。


もう一つは、皆さんが計画的に休暇を取得していることです。特に驚いたのは「時間休」の取得です。1時間や2時間といった単位で取得できるので、想像していた以上に柔軟な働き方ができる職場で、本当に働きやすいです。

 

小林:私は、入庁前に先輩職員の方から「杉並区の職員は親切で、明るい人が多いよ」と聞いていたのですが、正直なところ、少し半信半疑でした。でも、実際に働き始めてみると、その言葉に嘘偽りはなく、むしろ想像をはるかに超えて、年齢や役職に関係なく本当にフランクで温かい方ばかりでした。係長も日常的に気さくにコミュニケーションを取ってくださいますし、とても風通しが良いです。


また、サークルや部活動が活発なのも魅力です。私もいくつか見学に行きましたが、普段の仕事では関わることのない部署の、それも様々な年代の方と交流できる貴重な機会になっています。こうした場があるおかげで、縦や横の繋がりも広がって、区役所での業務が行いやすいと実感しています。

 

川での職員の集合写真

ー他に、杉並区の魅力を教えて下さい。

 

久野:同期の存在が大きいです。今年度は280人以上の同期がいて、休日に一緒に遊んだり、仕事終わりに食事に行ったり、仕事の相談をしたりと、公私ともに支え合える仲間がたくさんいることは、ありがたいです。

 

小林:働く上で人間関係は非常に大切だと思うので、人に恵まれた環境で働けていることに日々感謝しています。
また、杉並区は、事前のイメージ通り、23区内ながら自然や住宅街が多くて本当に暮らしやすい街だと感じています。働く場所としても、生活する場所としても、杉並区を選んで本当に良かったなと心から思っています。

 

ー本日はありがとうございました。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年6月取材)

 

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 23区最西部にある杉並区は、3つの川が流れる自然豊かな環境でありながら、5つの鉄道により都心へのアクセスがよい住宅都市として人気があります。高円寺や阿佐ヶ谷に代表される賑やかで特色のある商店街も多く、良好な住環境がまちの魅力となっています。  杉並区が目指すまちの姿は「みどり豊かな 住まいのみやこ」です。「防災・防犯」「福祉・地域共生」など8つの分野ごとに描いた将来像の実現に向けて取り組んでいます。  また、区民の声を区政に活かすため、区民参加型予算の実施や、「2050年ゼロカーボンシティ」の実現を目指して「杉並区気候区民会議」を開催するなど、区民との対話を大切にしたまちづくりを進めています。  これまでも介護や子育て、防災対策など喫緊の課題解決に努めてきました。誰もが住み続けたいと思うまちを次代につなぐため、今後も複雑化・多様化する行政課題に対し、職員一丸となって取り組んでいきます。

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