都市計画課 都市安全係で、盛土規制法に基づく許可申請の確認や工事後の検査などを担当している高橋さんのインタビュー記事です。
盛岡市を、これからの人生の舞台に選んだ理由
ー高橋さんは県外の民間企業から転職されたとのことですが、なぜ盛岡市を志望されたのでしょうか?
高橋:大きなきっかけは子育てです。夫婦の地元である岩手県で子供を育てたいと考え、移住を決めました。盛岡は山や川などの自然が豊かで、四季の移ろいを肌で感じられる点にとても魅力を感じています。
また、言葉ではうまく表現しきれないのですが、この土地の人々の温かな人柄も、ここで働きたいと思った決め手の一つです。

ー民間企業から「官公庁」へとキャリアを変えた経緯を教えてください。
高橋:前職では、官公庁から受注した案件に携わることもありました。その際、市の業務を間近で見る機会があり、「いつかは自分も官公庁で仕事をしてみたい」という漠然とした憧れを抱くようになったんです。
転職を考えた際、生まれ育った地元に貢献したいという思いと、今までの経験を生かせる「建築技術職」の募集があったことが重なり、盛岡市への入庁を決意しました。
専門性を生かし、人やまちを守る「新たな規制」への対応
ー現在どのような業務に取り組まれていますか?
高橋:「盛土規制法」の制定に伴い、盛岡市でも2025年5月から始まった宅地造成等の許可申請業務を担当しています。申請内容が技術基準等に適合しているかを細かく確認し、工事完了後には現場が適正に施工されたか検査を行います。
これらは主に土木分野の知識が求められる仕事ですが、建物との関わりも深いため、建築技師としての視点が非常に役立っていると感じています。

ー仕事に対して、どのような想いで向き合っていますか?
高橋:私たちが接するのは主に事業者の方々ですが、その先には市民の皆さんの暮らしがあります。もし盛土が不適切に行われれば、重大な事故につながりかねません。
一見、書類や図面との格闘ですが、実は「市民の皆さんの生命や財産を守る」という非常に責任の重い、大切な仕事だと自負しています。
何もない場所がきれいに造成された光景を見ると、安心して暮らせるまちづくりの一翼を担えたという確かな達成感がありますね。
ギャップを埋める、支え合いとコミュニケーション
ー民間企業と市役所の違いに、戸惑うことはありませんでしたか?
高橋:正直、最初は驚くこともありました。民間と比べて予算管理や決裁のルールが非常に厳格で、その慎重さに戸惑う場面もありました。
しかし、その一つ一つの手続きを疎かにしない積み重ねこそが、市民の皆さんとの信頼関係を築き、公務を遂行する上での基盤になるのだと今は実感しています。

ー職場の雰囲気についてはいかがでしょうか?
高橋:入庁前は「役所は職員同士があまり会話せず、黙々と業務をこなす場所」というイメージを持っていました。しかし実際に入ってみると全くそんなことはなく、オンとオフのメリハリをつけて業務に励み、上司とも気兼ねなく会話ができる風通しの良い職場です。
ー専門外の業務などもあり、苦労されることもあったのではないでしょうか?
高橋:そうですね。自分の専門ではない土木関係や、予算などの事務処理で壁にぶつかることもあります。ですが、周囲にすぐ相談できる環境にとても助けられています。
特に、同じ分野の経験豊富な先輩方の知見をいつでも仰げる環境は、私にとって大きな魅力であり、成長の糧になっています。

ーありがとうございました。



