官公庁・自治体で働くならパブリックコネクト

求人を探す
官公庁の方
ログイン

会員登録

大田市役所

【令和7年度 大田市職員採用試験(第2回)実施】 \職員募集中!!/   募集期間:令和7年8月1日(金)~8月27日(水) 大田が好きな方、大田に住みたい方、大田の今そして未来にかかわりたい方、ぜひ私たちと一緒に働きませんか?

民間志望から一転、公務員の道へ。地図に残る仕事の先に見た、大田市で働く本当の魅力

大田市役所

2025/08/18

島根県大田市役所の建設部建築営繕課で建設技術職として働く俵さんのインタビュー記事です。大学では建築を学び、当初は民間企業を目指していた俵さん。ある出会いをきっかけに公務員の仕事に惹かれ、大田市役所へ。入庁後に感じたやりがいや職場の雰囲気、そして大田市で働く魅力について、ご自身の経験を交えて語っていただきました。

 

 


 

民間志望から公務員へ:キャリアチェンジのきっかけ

ー俵さんのご経歴と、大田市役所に入庁された経緯について教えてください。

 

俵:大学の建築学科卒業後、大田市役所に入庁し、今年で4年目です。

 

周囲は、大半が民間企業に就職しており、私自身も、就職活動当初市役所に入るつもりは全くありませんでした。住宅の設計がしたかったためで、インターンシップも民間企業しか行っていなかった程です。

 

ーではどのようなきっかけで公務員の仕事に興味を持たれたのですか?

 

:そんな中、研究室の事業の一環で「空き家の再生プロジェクト」に参加する機会がありました。民間の事業者や、大田市ではないですが県庁や市役所の建築技術職員もいるプロジェクトでした。

 

そこで県庁や市役所の方から業務についてお話を聞くうちに、これまで視野に入れていなかった公共の建築も面白そうだな、と思ったのが最初のきっかけです。

 

もともと住宅に興味があったのは、お客様と1対1でじっくりと関係を築きながら一つのものを作り上げていくという点が素敵だと思っていたためです。しかし、公共の仕事は、その対象がもっと大きく、広がるんですよね。

 

「地図に残る仕事」という言葉がありますが、まさにその通りで、市民の方だけでなく、市外から訪れる観光客の方々が利用する施設を手がけられる。自分の仕事がより広い範囲に影響を与えていくという点に、民間とはまた違った大きな魅力を感じました。

ー最終的に大田市を選ばれたのには、何か特別な理由があったのでしょうか。

 

:もともと石見銀山の街並みに興味を持っていました。それで、地元の市も考えていたのですが、どちらを受けようかと考えたときに、少し現実的な話になりますが、倍率が少ないほうが受かる確率が高いだろうと、戦略的な気持ちもありました(笑)。

 

でも、それだけではなくて、高校時代にボランティア活動などを通じて感じた「大田市の人々の温かさ」が本当に心に残っていて、それも大きな決め手になりました。

ー試験はどうでしたか?

 

俵:就活中は、民間企業も並行して受けておりました。面接の雰囲気や進め方自体は、民間企業も市役所も、大きく変わる印象はありません。

 

それで、最終的にはどの道に進むか悩んだんですが、公共建築という未知の世界に飛び込んでみたい、というチャレンジ精神が勝ち大田市役所を選びました。

 

作業中の俵さん公共建築の醍醐味:石見銀山での経験

 

ーそうして入庁されて、現在はどのようなお仕事をされているのでしょうか。

 

俵:建築営繕課で、係の変更はありましたが課自体は変わっていません。最初の3年間は「営繕係」で、まさに私がやりたいと思っていた公共建築物の新築や改修、そして維持保全といった業務を担当していました。

 

昨年度に担当した業務が、私の中では特に印象に残っています。大田市の代表的な観光地である石見銀山に、公衆トイレと休憩所があったのですが、どちらも老朽化が進んでいました。特に休憩所は薄暗く、観光客の方がなかなか入りたいと思えるような雰囲気ではなかったんです。

 

そこで、その二つの施設を一つの建物に統合し、より多くの方に快適に利用してもらえるように改修する、という業務がありました。令和5年度に改修の設計を行い、令和6年度に実際の改修工事に入るという、2年がかりの業務です。

 

一部残しましたが、ほぼゼロから作り直すような形です。その設計から工事までを担当させてもらったのが、とても大きな経験になりました。

 

ー設計もご自身でされたのですか?

 

俵:大まかに「こういう空間にしたい」というイメージ図のようなものは自分で描きますが、それを正式な図面に起こすのは設計業者さんにお願いします。

 

この施設で考えたのは、市民の方や観光客の方にとっての「利用のしやすさ」です。さらにコストを抑えつつ、過度に華美なデザインにならないようにする点にも非常に気を配りました。これは公共建築ならではの面白さで仕事の醍醐味だと思っています。

ー昨年はその大きな案件のほかに、どれくらいの数の業務を担当されていたのですか?

 

俵:その石見銀山の工事と並行して、もう一つ大きな建物の改修工事も任せていただいていました。一つの改修工事といっても、建築、電気、機械と三つの工種に分かれるので、それらを同時に見ていく必要があります。大小さまざまな案件を合わせると、全部で10数件ほど担当していましたね。

 

ーそして今年度から係が異動になったとのことですが、現在はどのようなお仕事をされているのですか?

 

:現在は、民間の方から提出された建築図面が、建築基準法に則っているかを確認する「建築確認」業務を行っています。これまでの営繕係の仕事とは全く違う、法律と向き合う仕事ですね。

 

ガラッと仕事が代わって今まさに苦戦しているところです(笑)。でも、毎日がとても新鮮で、良い刺激を受けながら業務に励んでいます。

 

入庁後のギャップと職場の雰囲気

 

ー入庁してみて、事前のイメージと違ったことや、ギャップを感じたことはありましたか?

 

:少し残念だったギャップとしては、想像していたよりも自分で設計する機会が少なかった、という点です。もちろん、業務量を考えると難しい部分もあるとは理解しているのですが、本音を言えばもう少し自分で図面を描けるのかな、と思っていました。

 

一方で、良い意味でのギャップもありました。市役所というと、もっと静かでシーンとしていて、職員同士の交流もあまりないのかなと勝手に想像していたんです。でも実際はまったくそんなことはなくて、課の雰囲気もすごく良いですし、課内でフォローしあいながら働いています。

 

 

ー案件はそれぞれ個人で担当されていると思いますが、話し合うことも多いのですか?

 

俵:個々の業務で壁にぶつかるとき、係の中で話し合うことがあります。これまでの経験や事例を基にまとめられた注意事項リストもあって、それを共有したりアドバイスしあったりと、みんなでより良いものを作っていくために課内でフォローしながら業務を進めています。

話し合いをする俵さん

 

仕事のやりがいとワークライフバランス

 

ー仕事をしていて、特にやりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?

 

俵:自分が担当した建物が完成し、それを市民の方や観光客の方が実際に使ってくださっているのを見た時です。特に石見銀山のトイレと休憩所は初めて設計から工事まで担当した案件だったので、完成後も「ちゃんと使われているかな」と、こっそり見に行ったりします(笑)。

 

それに加えて、施設を管理している課の職員から声をかけてもらえた時も、本当に嬉しかったです。

 

ーワークライフバランスについてはいかがですか?

 

:残業はほとんどありません。昨年は多くの業務を抱えていたので多少はありましたが、基本的に課全体として残業は少ないです。もし誰か一人が突出して残業しているような状況があれば、「業務を分担して残業を減らそう」という雰囲気があります。

 

休暇についても、「休暇はじゃんじゃん取ってね」と入庁時から声をかけてくださったので気兼ねなくとることができています。

 

ー職員同士のプライベートでの交流はありますか?

 

:はい、同期で集まってご飯に行ったり、一昨年はみんなでバーベキューをしたりしました。あと、入庁年次が違っても同い年の職員が結構いるので、その「同い年グループ」で職種に関係なく集まって、よくご飯に行くこともあります。

 

今後の目標:資格取得とその先へ

 

ー最後に、俵さんの今後の目標について教えてください。

 

俵:今は、建築士の資格を取得するために勉強中です。昨年は平日の夜にも資格学校の授業があるコースに通っていたのですが、上司が業務を調整してくださったり、試験前には休暇も取らせていただいたりして、仕事との両立を全面的にサポートしていただきました。

 

まずはこの資格を取得することを第一の目標にしていますが、もちろん、資格を取って終わりにするつもりはありません。

 

そこで得た知識やスキルを、今後の業務にしっかりと活かして、さらにステップアップしていきたいと思っています。

 

ー本日はありがとうございました。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年7月取材)

 

職員インタビュー
建築技師

この記事の官公庁・自治体

大田市役所

【令和7年度 大田市職員採用試験(第2回)実施】 \職員募集中!!/   募集期間:令和7年8月1日(金)~8月27日(水) 大田が好きな方、大田に住みたい方、大田の今そして未来にかかわりたい方、ぜひ私たちと一緒に働きませんか?

官公庁・自治体をフォローして、 「新着求人の通知」 を受け取りましょう!

この記事が気に入ったらお気に入り登録しましょう!

ヘルプ

お問い合わせ

ご利用者様向け利用規約

プライバシーポリシー

運営会社

© PUBLIC CONNECT Inc. All rights reserved.