今回は、佐久市の栁田市長と、東京のIT企業から移住・転職した情報政策課の佐々木さんによる対談の様子をお届けします。
5年後、10年後を見据えた佐久市役所の採用戦略や、民間企業との違い、そしてこれからの公務員に求められる「変革のマインド」とは。
二人のリアルな言葉から、佐久市役所で働くことの今と未来が見えてきます。
動画の目次
00:35 佐久市役所の採用の課題
02:33 佐久市役所で働くことについて
04:32 県が向いてる人・基礎自治体が向いてる人
05:58 来てもらいたい人材について
「ゆとりのある職場だね」そう選ばれるための、未来への投資
【市長】
今はまだ人材を確保できていますが、5年後、10年後の人手不足を見据えると、今のままではいけません。
DXは単なる人減らしの道具ではなく、職員が「コアな仕事」に集中し、ゆとりを持って働くためのもの。
佐久市役所が未来も選ばれる職場であるために、今から働き方の改革を進めていく。これは、応募してくださる皆さんへの公約です。
目の前にいる「あなた」のために。民間とは違う、仕事の醍醐味
【市長】
佐久市は職員数も多すぎず、ちょうどいい規模感。
もちろん、どんな職場にも人間関係の相性はありますが、うちは定期的に人事異動があるから、関係が固定化されることもありません。
そういった意味でも働きやすいし、何より住民の反応が直接感じられるのが、基礎自治体で働くことの醍醐味ですね。
【佐々木さん】
私も民間企業との違いを日々感じています。
前職では、自分が作ったシステムの先にいる人の反応は、ほとんど見えませんでした。
でも市役所では、目の前にいる市民の方がエンドユーザー。直接声が聞こえるのは、大きなやりがいですね。
知識より「変革のマインド」。DXに必要なのは、チャレンジする心
【市長】
私たちが求めるのは、ただ「人を喜ばせたい」という温かい心を持った方です。すごい経験は必要ありません。
【佐々木さん】
DXという観点でも同じで、大切なのはデジタル(D)の知識よりも、変革(X)を起こそうとするチャレンジ精神です。
新しいことに興味を持ち、「もっと良くするにはどうしたら?」と考えられる人なら、技術がなくても大丈夫。
知識がある人と一緒に、新しい佐久市を創っていきましょう。