保育士の主な仕事内容は、乳幼児の生活全般を支援し、健やかな成長をサポートすることです。
食事や排せつなどの手助け、遊びや学びを通じて情緒や社会性を育む、保護者とのコミュニケーションを通じて家庭での育児を支えています。
行事やイベントの準備・実施も含まれ、忙しいながらも子どもの成長を身近で感じられるやりがいのあるお仕事です。
保育士の役割
- 子どもの生活習慣を育む: 食事、手洗い、睡眠等の基本的な生活習慣をサポートします。
- 遊びや活動を通じた成長支援: 集団生活を通して社会性を養い、遊びを通して知性や身体能力を伸ばします。
- 保護者との連携: 子どもの状態を共有し、育児の相談に応じることで保護者を支えます。
浦安市の特徴
- 市内でも、新しくできた区域と古くからある区域があるため様々な家庭やお子さんの保育に携わることができる。
- 市内に大きな公園があるため園外保育などで利用しやすい。
- 郷土博物館では浦安の歴史を小さな子どもたちも知ることができる。
役割の幅、異動について
- 4年~7年程度のスパンで異動がある。(保育園、こども発達センターなど)
- 担任の中で1名の保育士がクラスリーダーとなる。
- 園を運営する係(安全対策や食育、子育て支援など)や行事、会議や園内研修に取り組む中でその担当者とそれぞれの業務の責任者とで構成される。
- 交代勤務保育士の中では、担任が休みの時にクラスに入るほか、書類管理、勤務シフト表の作成、消耗品発注などの業務を行う。
業務内容
- 保育(出生57日目から就学前までの児):日常保育活動、クラス運営、健康安全管理等
- 特別な支援を必要とする児の保育
- 指導計画の立案や記録作成
- 食育
- 環境整備
- 行事の企画運営
子育て支援
主な配属先
- 市立保育園7園
当代島保育園
猫実保育園
入船保育園
富岡保育園
東野保育園
日の出保育園
高洲保育園
- こども発達センター

入庁後から1年の流れ(保育園勤務の場合)
1ヶ月目~
- 新人研修(庁内)
- 配属園での保育実務
保育をしながら、1日の流れや業務内容を理解する。
慣れたら少しずつ担任としてクラス運営を行い、また主任保育士と共に園運営(保育以外の業務)に携わる。
人材育成・研修・サポート体制
- 保育園職員研修計画の初任者研修計画表に沿って3年目まで研修を実施する。
- 適宜担当者(副園長、主任保育士、クラスリーダー保育士)と学びを深め、振り返りを行いつつサポートしていく。
- その後、浦安市保育園保育士研修体系に沿って経験年数、階層に合った研修に実施し、副園長が中心となってフォローしていく。
計画的に関係機関による外部研修に参加する。
働く環境
- 若手からベテランまで職員の層が厚い。
- 保育の仕事をしながら育児をしている職員が多い。
- ICT化を進めている。(保育支援アプリの利用、園内Wi-Fi環境によるPC作業での効率化)
- シフト勤務(7時から19時までの勤務時間内)あり。園によって3週または4週に一回土曜日勤務がある。その際はその週の平日に休みがある。
組織内での連携
- 健康こども部保育幼稚園課
- 各園の指導・監督。雇用、保育園の入転園について
- カウンセラーの配置
- 子育て支援センター:高洲保育園の地域子育て支援センターと連携
- 子ども家庭支援センター:要保護対象児の情報共有と連携
- 福祉部こども発達センター
- 通園による発達支援:保育園に在籍している児についての情報共有
- 保育所等訪問支援:訪問支援員が園を訪問し、子どもが集団生活に適応するための専門的な支援を行う
- 地域機関支援:園の職員等から子どもの相談に応じる
- 教育総務部
- 指導課:幼保小連携、研修開催など
- 教育センター:就学相談、学びサポート
- 生涯学習部
- 郷土博物館の利用
- 図書館司書による読み聞かせ
浦安市の保育士として働くメリット
- 保育士の層が厚いためベテラン保育士と共に学び、成長できる。
- 園庭があり、子どもたちを戸外で安全に保育することができる。
- 保育カウンセラーが毎月来園し、こども発達センターとも連携しており、支援を必要とする園児について相談したり専門的なアドバイスをもらったりすることができる。
市立7園が連携を取り保育を実践している。
入船保育園 園庭・外観
浦安市の保育士にマッチする人
- 男女問わず理想とする保育、目指す保育士像があって、他職員と協働しながらそれをやり遂げたいと思う人
結婚しても出産しても、長く保育士として働きたい人
キャリアパス
- 保育士10年程度:3級主任保育士(職員間の連絡調整、相談対応。環境整備の指導、助言など)
- 主任保育士10年以上:3級主任保育士(保育実務の助言。子育て支援事業の実施計画調整。行事の企画運営など)
- 主任保育士20年前後:4級主任保育士(保育実務の指導、助言。職員会議の企画調整。当番表、報告書等の作成。新入園児面接。保育用品等の購入管理など)
※副園長以降のキャリアパスについては、勤務状況により異なります。
よくある質問
Q:保育士として働いていてやりがいは?
A:子どもの成長を肌で感じられ、成長した姿を見られること。
保育を通して、自分自身も成長できること。
Q:保育士をしていて嬉しいと思うことは?
A:子どもと心が通い合うこと。
自分が環境を整えることで、子どもたちが楽しみ夢中になって笑顔が見られるなど成果を感じること。
子どもの成長を実感し、それを同僚や保護者とともに喜びあえること。
Q:ピアノが弾けなくても保育士になれますか?
A:弾けないから保育士になれないということはない。
(養成学校によっては必修科目のところもある)
簡単でもピアノを弾けることで、子どもたちと音楽活動などをより楽しむことができる。