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浦安市役所

かつて三方を海と川に囲まれた小さな漁師町だった浦安。 先人の先見性により、現在ではベイエリアを代表する都市へと成長してきました。 東京都心に隣接しながら、水辺が織り成す豊潤な自然や緑あふれる環境に恵まれ、 3つの住宅地域・工業ゾーン・アーバンリゾートゾーンが共存。 そして、都市の快適さと自然の豊かさをともに享受できるまちとして 内外の人に広く愛されています。

浦安市に息づく「地域で育てる」保育。10年目保育士が語る、多様な子どもたちの成長と温かい繋がり

浦安市役所

2025/08/20

浦安市役所で保育士として働く柗藤さんのインタビュー記事です。今年で10年目を迎え、現在は当代島保育園で「交代勤務の保育士」として子どもたちの成長を見守る柗藤(まつふじ)さん。

 

多様な保育現場での経験、地域全体で子どもを育てる浦安市の魅力、そして職場や地域の温かい人間関係について、語っていただきました。

 

 


なぜ浦安市に?運命を変えた「浦安市民まつり」の賑わい

ーまず、柗藤さんの入庁前のご経歴と、浦安市への就職を決められた理由をお聞かせください。

 

柗藤:大学を卒業してからずっと浦安市で保育士として働いています。2016年に入庁したので、今年で10年目になりますね。

 

出身が千葉市なので、千葉県内で働きたいという思いがありました。保育士としていくつかの自治体の試験を受けましたが、その中でも浦安市を選んだのは、当時住んでいた場所から通いやすかったことと、海が好きで、海に近い環境に惹かれたからです。

 

試験を受ける1年前の2015年に、浦安市の「浦安市民まつり」を見にいきました。当時、2011年の震災で被害があった地域というイメージがあったのですが、街の整備が進んでいて、お祭りでは市民の方々もとても元気で多くのお客さんで賑わっている様子を見て「この街で働きたい!」と強く感じました。

 

そういう賑わいや活気に魅力を感じたのが大きな決め手でしたね。


 

ー入庁前と今とで、浦安市のイメージに変化はありましたか?

 

柗藤:入庁前は浦安市について深く知らなかったので、当初勤務した新浦安駅近くの保育園の雰囲気が、そのまま浦安市のイメージでした。新浦安は新しい建物が多く、新都心のような開発が進んでいるイメージでしたね。

 

今は浦安駅近くの保育園に配属になったので、漁師町と言われる浦安の地域性を日々感じながら仕事をしています。地元で自営業をされている保護者の方が多く、古き良き文化が残る温かい雰囲気があります。

 

新浦安と浦安、それぞれに特徴があるけれど、どちらも良いところがあって面白いなと感じています。地域によって雰囲気や保護者の方も変わるので、その地域ごとの「色」があるのは面白いですね。でも、どちらの地域も本当に「いい人たち」ばかりという印象です!

 

担任から交代勤務へ。多様な経験が活きる、今のポジション

ー入庁後のご経歴についてお聞かせください。

 

柗藤:入庁後はまず入船保育園に6年間勤務し、その後、当代島保育園に配属されて現在4年目になります。新人の時は1歳児クラスを担当し、その後は4歳、5歳、また1歳、2歳と、様々な年齢のクラスを担当してきました。

 

当代島保育園に異動してからは1歳児と4歳児、5歳児を担当し、今は担任ではなく「交代勤務保育士」という立場で働いています。


 

ー現在の「交代勤務保育士」というお仕事について、詳しく教えていただけますか?

 

柗藤:交代勤務保育士は、担任の先生がお休みの時にクラスに入ったり、保育に手助けが必要なクラスに入ったりと、日々色々なクラスで保育を行っています。

 

例えば、1歳児クラスの担任がお休みであればそのクラスに、5歳児クラスの担任がお休みであれば1日5歳児クラスで保育をします。

 

毎日違うクラスに入るので、園全体の各クラスの様子や子どもの状況、活動の流れ、時間の配分などを把握できることが、担任では経験できない利点だと感じています。最初は慣れないこともありましたが、今はだいぶ慣れて、園全体を見渡せるようになりました。


 

ー担任の先生との役割の違いはどんなところにありますか?

 

柗藤:子どもに携わるという点では同じですが、担任は年間の計画や月ごとのねらいに沿って日々の保育を組み立てています。私たち交代勤務保育士は、そういった年間の計画には深く関わらないのが大きな違いですね。

 

ただ、担任の先生がお休みになることが分かっている場合は、その日の活動内容や引き継ぎを丁寧に行い、スムーズに保育ができるように連携しています。


 

ー様々な年齢の子どもたちを見てきた経験が、今のポジションに活きていると感じますか?

 

柗藤:そうですね。私は色々なクラスを持ってきたので、どんなクラスに入っても大きな不安はあまりありません。もちろん、その日の引き継ぎなど、大切にしたいことは常に気を付けています。

 

 

子どもの成長が一番の喜び!やりがいと乗り越えた壁

ー柗藤さんが感じる、お仕事の面白いところややりがいを教えてください。

 

柗藤:やっぱり子どもと関わることが一番好きなので、そこが面白いところですね。子どもたちのふとした言葉選びや、大人では思いつかないような視点から来る発言がすごく面白いなと感じます。

担任を持っていた時は1年間同じクラスの子どもたちの成長を間近で感じることができましたが、担任を離れて毎日関わらない分、久しぶりに会うと「すごく成長してる!」と驚くことがよくあるんです。言葉の数が増えていたり、友達との関わり方が変わっていたり。

 

昨年担任した2歳児クラスの子どもたちは、日々大きく成長しているので、その成長を離れた場所からも見られるのは本当に嬉しいです。

 

以前は一人遊びが多かった子が友達と楽しそうに遊んでいる姿や、最初は懐いてくれなかった子が自分から手をつないでくれたりすると、すごく嬉しい気持ちになりますね。
 

ーこれまで働いてきて、大変だったことや苦労されたことはありますか?

 

柗藤:4歳、5歳といった年長クラスを担当した際に、大変だと感じることがありました。5歳児になると言葉も巧みになり、人間関係も複雑になってくるので、難しさを感じましたね。

特に女の子同士の関係作りは難しく、「この子とはいいけど、この子とは嫌だ」といったことが起こるので、どうすれば良いか悩むことも多かったです。

 

すぐに解決できることではないので、先輩や経験のある職員に相談したり、他の職員がその場面でどう対応したのか教えてもらったりして、乗り越えてきました。色々な事例があることを学びながら、日々考えています。

 

あとは、乱暴な言葉を使う子どもも増えてくる年齢なので、きつい言葉を言われると落ち込んでしまうこともありました。そんな時は無理しすぎず、他の職員とバトンタッチしてその場を離れるなど、周りの職員に助けてもらいました。

 

浦安市は、どのクラスにいても、困っていたらみんなで共有して協力できる体制が整っているので、本当にありがたいと感じています。みんなが常に気にかけてくれて「大丈夫?」と声をかけてもらえることも多いですし、自分からも「お願いします」と声をかけやすい環境です。

 

浦安の強み!地域と連携して子どもを育てる

ー保育士目線で感じる浦安市の地域性や、働いている園の雰囲気についてお聞かせください。

 

柗藤:今の当代島保育園がある地域は、地元で自営業をされている方が多いですが、保育園の利用率がとても高く、毎日元気に多くの子どもたちが登園しています。一生懸命に仕事をしながら子育ても頑張っている保護者の方が多い印象ですね。

 

浦安駅エリアに異動してきて、昨年初めて「浦安三社祭」に参加した時にも感じたのですが、地域の団結力が強い印象です。自治会の方々も仲が良く、各町内ごとに組織があって、活発にやり取りされています。積極的な方が多いので、地域全体で盛り上がっている印象です。

 

浦安市はコンパクトな街なので、異動があったとしても、「遠くなって大変だな」と感じることは少ないと思います。私自身も異動を経験しましたが、浦安市内での移動なら、他の市と比べても通勤が楽だと思います。そして、異動があったからこそ、市内のさまざまな地域の特色を知る良い機会になりました。

 

市内での研修も多く開催されているので、他の園の先生方とも気軽に交流しやすいことも、浦安市で働く大きな魅力ですよ。

 

また、浦安市内には、保育園、幼稚園、こども園、小学校といった施設が連携して、子どもたちの成長をサポートする体制が整っています。特に小学校の先生方と保育園・幼稚園の先生方が集まって情報交換をしたり、分科会に参加して学びを深めたりする機会があります。

 

年長児クラスを担当していた時に参加させてもらったのですが、子どもたちの様子を共有したり、小学校の先生のお話を聞くことで、子どもたちが小学校へスムーズに移行できるように力を入れているなと感じました。

 

まさに地域全体で子どもたちを育てているという感じです

 

「安心して飛び込んできて!」柗藤さんが描く未来と、後輩への温かいメッセージ

ー今後の展望についてお聞かせください。

 

柗藤:これまで担任をしたことはあっても、担任のリーダーになった経験がまだないので、今後そのような機会があれば、クラス運営と同時に、一緒に担任をする職員とも協力しながらより良い保育を目指していきたいです。

 

また、今年は初めて「子育て支援係」の担当になりました。毎月2回、未就園の子どもたちや保護者の方に保育園に遊びに来てもらうイベントを開催しています。

 

まだ手探りの状況ですが、お子さんや子育て中の保護者の方が気軽に足を運べたり、話せる場になったりするような取り組みをしていきたいです。

 

今後も勉強を重ねて、地域支援の分野でもっと力を入れられるようになりたいと思っています。


 

ー最後に、これから就職活動や転職活動をされる方にメッセージをお願いします。

 

柗藤:浦安市で働きたい、子どもに興味があるという方々に伝えたいのは、保育の仕事は子どもたちと深く関われる、とても学びの多い仕事だということです。

 

もちろん不安なこともあると思いますが、浦安市では周りの職員が一緒に支え、協力してくれるサポート体制が非常に充実しています。安心して飛び込んできてください!

 

ーありがとうございました。


 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年7月取材)


 

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かつて三方を海と川に囲まれた小さな漁師町だった浦安。 先人の先見性により、現在ではベイエリアを代表する都市へと成長してきました。 東京都心に隣接しながら、水辺が織り成す豊潤な自然や緑あふれる環境に恵まれ、 3つの住宅地域・工業ゾーン・アーバンリゾートゾーンが共存。 そして、都市の快適さと自然の豊かさをともに享受できるまちとして 内外の人に広く愛されています。

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