
(職員紹介)
所属 福島県立葵高等学校
職種 学校司書
(これまでの異動歴)
採用(R3) ~ R5 福島県立図書館 資料情報サービス部 地域資料チーム
R5 ~ 現在 福島県立葵高等学校
福島県職員を志望した理由
高校生の時に、福島県南相馬市で東日本大震災を経験しました。明日がどうなるのかもわからない避難生活の中で、図書館で情報を自由に調べられることが心の支えとなり、図書館が、震災も含めた地域の現在を保存し後世に伝えていく役割を担っていることを実感しました。自分の生まれ育った故郷の記録を保存・継承し、誰もが必要な情報を得られる環境を整えることで、地域の安心と自由な学びに貢献したいと思い福島県職員を志望しました。
仕事内容の紹介・やりがいについて
学校図書館の運営全般を担当しており、生徒や教員と協力しながら図書館づくりを行っています。資料収集・整理、本の貸出・返却、レファレンス、展示・イベントの企画、広報など基本的な図書館業務のほか、授業対応や進路支援、図書委員会活動の指導などで学校活動を支援しています。

図書館は本を借りる場所というイメージが強いですが、「読書センター」「学習センター」「情報センター」として、生徒にとって過ごしやすく、本や学びとの出会いの場になるよう空間・人・サービス、あらゆる面から工夫できるところにやりがいを感じます。

とある1日のスケジュール
時間 | 業務内容 |
9:00 | 始業、開館準備 |
9:10 | 返却本のチェック、新聞配架・書架整理 |
10:00 | 図書館だより作成、書誌データ入力・装備 |
12:00 | カウンター業務 |
13:00 | 昼休み |
13:45 | 探究学習対応 |
15:50 | 生徒と清掃 |
16:00 | カウンター業務、図書委員会活動 |
17:30 | 終業 |
終業後や休日の過ごし方
昨年から地域の合唱団に入り、週2回練習に参加しています。さすが合唱王国・福島…レベルが高く練習についていくのに必死ですが、一人一人の声がきれいに響きあうと充実感があります。

また、合唱団や地域ボランティアなどで職場とは違った、地域の方とのつながりができ、その土地のことを教えてもらえることも休日の楽しみです。福島県は広い県土を持つので、地域ごとに風土もおいしいものも違います。私は浜通り育ちのため、現在住んでいる会津は別世界で新鮮です。異動しながら、魅力の違う各地域を知れるのも福島県職員の魅力の一つだと思います。
今までの県職員の業務の中で、印象に残った経験
採用1年目に、福島県に関するレファレンス調査に携わったことが印象に残っています。 当時、地域刊行物の収集を担当していた私は、利用される機会の少なさに資料の重要性と需要とのギャップを感じていました。 そんな時、とある町の催事について調査依頼があり、50年前の広報紙の中に必要な情報を見つけることができたのです。この経験から、今は利用がない資料だとしても、10年、50年先の未来に誰かが必要とする情報を守っているのだと実感できました。
自身の職種の魅力・面白いところ
福島県の司書の勤務先は、県立図書館と県立高校があり、公共図書館と学校図書館という館種の違う図書館で専門的な経験を積むことができます。
学校図書館では企画・準備・運営すべての業務を学校司書1人で担うのですが、その分やってみようと思ったことをすぐに実践できるのが魅力です。「来館・貸出ポイントカード」を作ったり、「謎解きゲーム」を本棚に配置したり、図書館に来ること自体が楽しみになるよう、生徒の要望をキャッチし、新しい取組の実践と反省を繰り返しています。その中で、図書館に来た生徒が「こんな本があったんだ!」と喜ぶ姿や、図書館で交流が生まれる様子を見ると、もっと面白いことをしよう!と励みになります。
福島県職員として実現したいこと、目標としていること
社会が目まぐるしく変化する中で、図書館は地域に必ずある生涯学習の拠点であり、悩んだ時こそ強い味方になる存在です。生徒たち自身が、必要な情報を収集・分析できる能力を育むきっかけを学校図書館でつくり、一緒に成長できるよう、図書館からの「しかけ」をつくっていきたいと思います。そのために、司書として専門性を高め、「本」と「人」だけでなく、「これからの社会」をつなげてコーディネートできるようにしていきたいです。
皆様へのメッセージ
私は大学卒業後、図書館勤務を経て採用されましたが、中には新卒や図書館以外の職種から司書になった方もいます。それだけ採用の間口が広く、多種多様な経験やスキルをもった方たちとともに成長していける環境だと思います。皆さんと共に働けることを楽しみにしています。



