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なぜ私たちは新宿区の公立保育士を選んだのか?公立保育士の働きやすさと専門性を高められる環境

新宿区役所

2025/09/30

新宿区の保育士として、同じ百人町保育園で働くカタギリ先生、サカキ先生、タカシナ先生のインタビュー記事です。民間保育園での勤務経験を持つ3名が、なぜ公務員への転職を決意し、数ある自治体の中から新宿区を選んだのか。

 

その理由や、実際に働いて感じた公立の良さ、そして新宿区ならではの保育の魅力や仕事のやりがいについて、リアルな声をお届けします。

 

 


公立保育士を目指したきっかけ

 

ー皆さんは同じ百人町保育園にお勤めですね。まずはお一人ずつ自己紹介をお願いします。

 

サカキ:千葉の大学卒業後、民間のこども園で3年勤務し、新宿区に入庁して4年目になります。4歳児クラスを担当しています。

 

カタギリ:新宿区で生まれ育ちました。会計年度任用職員や民間園での勤務を経て、新宿区の職員になりました。1歳児クラスを担当しています。

 

タカシナ:大学卒業後、横浜市の民間園で3年勤務し、新宿区に入庁して4年目です。3歳児クラスを担当しています。

 

ー皆さんは、民間での保育経験を経て、公立の保育士になられたのですね。なぜ公立への転職を考えたのでしょうか?

 

タカシナ:もともと公立で働きたいという思いがあり、まずは民間園で実務経験を積みながら資格を取りました。公立は比較的長く働き続けられる環境が整っていると感じたのが一番の理由です。

 

カタギリ:私もタカシナ先生と同じく、当初から公立志望でした。実は私自身、新宿区の公立保育園の卒園児なんです。採用試験に一度不合格になりましたが諦めきれず、民間園で働きながら再受験して今に至ります。

 

サカキ:私も大学時代に公立の採用試験に不合格となり、まず民間園に就職しました。3年を区切りに再挑戦しようと考え、地元や新宿区などを受験しました。

 

それまでずっと地元で暮らしてきたので、一度違う場所で生活してみたい、一人暮らしをしてみたいという気持ちがありました。最後の最後で、東京で働くという選択肢が自分の中で大きくなったんです。

 

 

多様性の街・新宿区で働くということ

 

ー東京にも多くの区がありますが、その中で新宿区に惹かれた理由はありますか?

 

サカキ:大学時代から韓国のコスメやK-POPが好きで、よく新大久保に遊びに来ていました。

 

だから、東京23区の中で働くなら、馴染みのある新大久保がある新宿区がいいな、と。そうしたら、偶然にも配属先が新大久保からすぐの百人町保育園になって、本当に驚きました。これも何かのご縁だなと感じています。

 

ータカシナ先生は、横浜市から新宿区へ移られましたが、新宿区を選んだのはなぜですか?

 

タカシナ:“大都会・新宿”の保育園への興味と、新宿区は外国にルーツのある子どもや保護者の方が多いイメージがあったので、多様な文化に触れながら働くことにやりがいを感じられそうだなと思い、新宿区を選びました。

 

ーそれだけ多様な背景を持つ方々がいると、コミュニケーションで難しさを感じることもあるのではないでしょうか。

 

タカシナ:基本的には日本語でコミュニケーションを取ります。保護者の方も、日本で生活の基盤を築き、子どもを日本の小学校に通わせたいと考えている方が多いので、皆さん一生懸命日本語で話してくださいます。もちろん、どうしても言葉が通じない時は、翻訳アプリを使ったり、英語で話したりと工夫しながら対応しています。

 

公立の現場で感じた魅力とは

 

ー皆さんが勤務されている百人町保育園は、どのような特徴のある園なのでしょうか。

 

タカシナ:百人町保育園は区立保育園・子ども園の中でも外国にルーツのある子どもがかなり多い園であり、実際に今は園全体でも、半数近くがそういった子どもたちです。

 

カタギリ:新宿区内では比較的小規模な園で、定員は85名です。私が担当する1歳児クラスは園児12名に対して正規職員3名と会計年度任用職員1名の4人体制、サカキ先生の4歳児クラスは園児14名を2名で、タカシナ先生の3歳児クラスも園児14名を3名で見ています。

 

ーサカキ先生は、民間と公立の両方で働いた経験を経て、公立の仕事の進め方や保育内容の特徴は感じますか?

 

サカキ:公立は民間と比べて「堅い」印象を持たれる方もいると思いますが、保育の仕方自体や職場の雰囲気はほとんど変わらないと感じます。ただ、公立は公務員としての安心感が一番の魅力だと思っています。以前、私が在籍していた民間園は開園間もない園だったこともあり、人手不足で残業が続いた時期もありました。もちろん、公立に転職した今も、担当する行事の準備期間や時期によっては残業することも度々ありますが、実際に働いてみると様々な年代の職員がバランスよく在籍しており、手当や賞与など給与面も自治体として明確に定められているため、とても安心感があります。

 

ー新宿区の公立保育園には、区全体としての方針のようなものはあるのでしょうか?

 

タカシナ:新宿区立保育園の理念があります。そこでは「養護」、つまり子どもの生活や命を守るという視点を非常に大切にしています。ただ子どもを預かるだけでなく、一人ひとりの発達や家庭環境を丁寧に観察し、保護者の方とも密に連携を取りながら、園と家庭が一体となって子どもの成長を支えていく、という考え方が根底にあります

 

ーその「養護」の視点は、具体的に日々の保育にどのように反映されているのですか?

 

タカシナ:例えば保護者から家庭の様子を聞けば、子どもの気持ちを推察し、より丁寧に寄り添います。職員間でその情報を共有し、今後の関わり方を話し合う。こうしたチームでの丁寧な関わりの積み重ねが「養護」の保育に繋がっています。

働きやすさだけじゃない。公立で得られる成長機会

 

ー公立保育園で働いてみて、「ここが良かった」と特に感じる点を教えてください。

 

カタギリ:民間園時代は同世代の若い職員が比較的多かったので、今は様々な世代の先輩職員から学べる環境があることがとても貴重です。

 

経験豊富な先輩方から日々の保育の中で直接アドバイスをいただけたり、行事の準備などを通して仕事の進め方を間近で見たりすることで、保育士として大きく成長できたと感じています。

 

ー研修制度なども充実しているのでしょうか。

 

カタギリ:はい、人材育成等担当課や保育指導課の研修の他に、自主的に申し込みをして参加できる公立保育園研究会や東京都社会福祉協議会なども数多く案内があります。保育について深く学びたい、専門性を高めたいという意欲があれば、いくらでも勉強できる機会が用意されているのは、本当にありがたいです。

 

ータカシナ先生が良かったと感じる点はありますか?

 

タカシナ:仕事に対する意識が大きく変わりました。公務員である私たちは公的な財源からお給料をいただいているからこそ、残業を前提とした業務スケジュールではいけません。無駄をなくして限られた時間の中でいかに質の高い仕事をするか、効率的に業務を進めるか、ということを常に考えるようになりました。

 

ー残業時間は実際にいかがですか?

 

タカシナ:かなり少ないと思います。職員みんなが同じ意識なのでチームワークが生まれ、効率的に仕事を進められています。それが質の高い保育と働きやすさに繋がっていると感じます。

 

子どもたちの成長が、私たちのやりがい

 

ー最後に、皆さんがこの仕事をしていて、やりがいや面白さを感じるのはどんな瞬間か教えてください。

 

サカキ:新人時代に見ていた子たちを今、4歳児クラスで担当しています。よちよち歩きだった子が自分の気持ちを言葉で伝える姿を見られるのは何よりの喜びです。先日も、これまで言えなかった「ごめんね」を自分から伝えられた子がいました。成長の瞬間に立ち会えることが、この仕事の一番のやりがいです。

 

カタギリ:本当にサカキ先生と同じですね。子どもの成長を一番近くで見守れることが、私たちにとって最大のやりがいです。また、子どもたちは日々成長していきますが、私たち保育士も、子どもたちと一緒に成長させてもらっていると感じます。

 

昨日うまくいった関わり方が、今日もうまくいくとは限りません。毎日が試行錯誤の連続ですが、子どもたちと向き合い、悩み、工夫する中で、自分自身も保育士として成長していける。そのプロセス自体に、大きなやりがいを感じています。

 

タカシナ:大人が決めつけず、子どもたちの面白いアイデアを「いいね!」と受け止めて遊びに取り入れると、子どもたちはさらに目を輝かせます。子どもたちと「楽しい」を共有し、無限の可能性を育んでいけるこの仕事の楽しさと奥深さを日々実感しています。

ー本日はありがとうございました。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年8月取材)

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