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大都会のイメージが変わる。保育士が語る、新宿区で実現する“自然と触れ合う保育”

新宿区役所

2025/09/30

新宿区で保育士として働くサイトウ先生のインタビュー記事です。幼い頃の思い出から新宿区を志望したサイトウ先生。都心でありながら自然豊かな環境でのびのびと働く魅力や、子ども主体の保育にかける想い、若手も安心して成長できる職場環境について、詳しくお話を伺いました。

 

 


 

幼い頃の原体験から新宿区を志望

ーまずは、サイトウ先生が新宿区の保育士になるまでの経緯を教えていただけますか。

 

サイトウ:福祉系の大学を卒業し、新卒で入区しました。もともと、第一志望は新宿区と考えていました。

 

理由は、自分が小さい頃、親によく新宿区の公園に遊びに連れてきてもらっていたからです。ビルが立ち並ぶ都心なのに、自然豊かな公園がたくさんあり、公園ではおたまじゃくしをはじめ様々な生き物がいて、子どもの頃に驚いた記憶があります。

 

地元は埼玉なのですが、都心で働きたいという思いもあり、新宿区であればそのような都会の中の自然という環境で保育ができるのではないかと思い、志望しました。

チームで育む保育。若手も安心の職員体制

 

ー現在のお仕事について教えてください。

 

サイトウ:最初の配属先である中落合第二保育園に入区してから5年間勤務しています。今年度は3歳児クラスの担任をしており、私を含め3人の担任で24名の子どもたちの保育をしています。

 

ー1つのクラスに担任が3人もいらっしゃるのですね。

 

サイトウ:はい。各園の園児数により職員体制も異なりますが、現在の園では全クラスが複数担任となっています。その中で、月ごとにリーダー的な役割を交代しながら保育を進めています。私自身、1年目から担任を任されましたが、常に先輩がそばにいて、分からないことはその都度聞ける環境だったので、安心してスタートを切ることができました。

 

ー1年目から、リーダーを任されることもあったのですか?

 

サイトウ:はい、ありました。月替わりでリーダーが回ってくるので、おそらく入区して半年以内にはリーダーを経験したと思います。いきなり現場に飛び込んでいくような感覚でしたが、担当の子どもたちと過ごす中で、その日に分からなかったことや疑問に思ったことをすぐに先輩に聞ける環境があったので、日々学びながら成長できたと感じています。

 

ー毎年の担当クラスはどのように決まるのですか?

 

サイトウ:希望を鑑みながら、前年度末に発表があります。経験上だと、若手の頃は乳児(0〜2歳)クラスから始めることが多い印象です。

 

乳児(0〜2歳)クラスはより多くの職員で手厚く保育する体制なので、経験の浅い職員が困った時でも、周りの先輩がすぐに助けてくれたり、指導してくれたりする環境が整っています。

 

ー年齢によって保育の仕方は大きく変わるものですか?

 

サイトウ:全く違いますね。昨年度は0歳児、今年度は3歳児を担当しているので、その違いを特に感じています。0歳児は、まだ自分でできることが少ないので、保育者が一人一人の気持ちを丁寧に受け止めながら、身の回りのお世話を通して愛着関係を築いていくことが中心です。

 

一方、3歳児になると、子どもたち自身の中に「やりたい」という気持ちが芽生え、自分でできることも増えてきます。私たち保育者は、その気持ちを尊重し、一緒に楽しみながら、時には見守り、必要な時に手を差し伸べるという関わり方が求められます。毎日が新しい発見の連続で、とても面白いです。

新宿区の保育方針

 

ー新宿区の保育として統一された方針や理念はあるのでしょうか。

 

サイトウ:「新宿区立保育園理念」は以下のように定めています。

  1. 子どもの最善の利益を考慮し、一人一人の育ちにふさわしい生活の場を創造するとともに、0歳から就学までの一貫した養護を行い、「生きる力」の基礎を育む。
  2. 保護者と子育ての楽しさを共有し、手を携えて子どもの幸せを実現する。
  3. 他機関や地域の人々との連携を図りながら、安心して子育てができる地域の拠点となる。
     

また、そこから「新宿区立保育園の目指す子ども像」として「心も体も健康な子」を掲げています。

 

ーありがとうございます。そうした大きな理念があって、そこから各園やクラスの計画に落とし込まれていくわけですね。

 

サイトウ:そうですね。まずは区全体の年間指導計画の骨子があり、それを各園の実態に合わせて「園の計画」に落とし込みます。さらに、それをもとに各クラスで「クラスの年間計画」を立てる、という流れになっています。

 

先ほど複数担任とお伝えしましたが、その中でもクラス全体をまとめるクラスリーダーの先生が1人います。その先生を中心に、年度の初めに担任全員で話し合って、年間の方向性を決めていきます。

 

その上で、先ほどお話しした月替わりのリーダーが、その時々の子どもたちの興味や発達に合わせて、具体的な保育をどう展開していくかを考えて実践しています。

 

ーちなみに、今年のサイトウ先生のクラスでは、どのような目標を立てたのですか?

 

サイトウ:「子どもたちが自分で『やりたい』と思えることを見つけ、それを私たち保育者が一緒に楽しんでいく」ということを大きなテーマにしています。

 

保育者が活動を提示するのではなく、子どもたちが日々の生活の中で見つけた「面白い」「楽しい」という気持ちを大切にし、その興味をさらに広げていけるような環境づくりを心がけています。

 

ちょうど先月から私がリーダーを担当しているのですが、虫が好きな子どもが多いので、室内でもその興味が続くように、好きな虫のお面を作って、自分なりのイメージで虫になりきって遊ぶ活動を取り入れました。子どもたちの「好き」から遊びが生まれていく様子を見るのは、とても嬉しいですね。

大都会のイメージを覆す、豊かな自然環境

 

ー実際に働いてみて、入区前に抱いていた「都心の中の自然」というイメージはいかがでしたか?

 

サイトウ:イメージ通りでした。現在勤務する園の周りには緑が多く、歩いて行ける距離に「落合中央公園」や「おとめ山公園」といった、自然豊かな大きな公園がいくつもあるんです。

 

そこで子どもたちと一緒に季節の自然に触れたり、おたまじゃくしやザリガニなどの生き物を探したりしています。時にはクワガタが見つかることもあります。

 

都会の真ん中で自然と深く触れ合う保育が実現できていて、毎日がとても充実しています。このギャップこそが、新宿区で働く大きな魅力の一つだと思います。

 

「昨日できなかったことが、今日できる」日々の成長が何よりの喜びに

ー仕事のやりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?

 

サイトウ:やはり、子どもたちの成長を日々間近で感じられることです。そして、その喜びを保護者の方や他の職員と分かち合える瞬間が、この仕事をしていて心から「楽しい」と感じます。「昨日できなかったことが、今日できるようになった」という一つひとつの成長が、私たちの大きな喜びになります。

 

ー特に印象に残っているエピソードはありますか?

 

サイトウ:以前、入園してから1か月ほど毎日泣き続けていたお子さんを担当したことがあります。私たちも根気強く関わり続けたのですが、ある日、ふっと泣くのをやめて、笑顔で一緒に遊びだしたんです。その時の感動は今でも忘れられません。

 

その様子を保護者の方にお伝えすると「安心して預けられます」という言葉をいただけて。こうした日々の変化や信頼関係が、この仕事の大きなやりがいだと感じています。

 

世代を超えて学び合う、風通しの良い職場

 

ー職場の雰囲気についてはいかがですか?

 

サイトウ:園の先輩方は皆さん本当に話しやすく、何かに困って相談すれば、すぐに的確なアドバイスをくださいます。それに、ただ教えるだけでなく、逆に「若手の意見も教えて」と積極的に聞いてくださるんです。お互いに学び合う関係性の中で保育ができていると感じますね。

 

それぞれの世代が持つ知識や経験を共有し、お互いに高め合える雰囲気があります。年代別に集まって話し合いをする機会もあり、誰とでも話しやすい風通しの良い職場環境だと思います。

 

―残業や働き方はいかがですか?遅い時間まで残ることもあるのでしょうか。

 

サイトウ:シフト制になっていて、早番や遅番などは週1,2回ある形です。月末には翌月の予定が決まっているので、調整はしやすいです。閉所時間は園によって多少異なりますが、私が在籍する園の場合は延長保育時間も最長で19時15分までですし、普段の残業もそこまでありません。ワークライフバランスは整えられていると思います。

 

ー本日はありがとうございました。


取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年8月取材)

 

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