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熊野市役所

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ソフトボールが繋いだ縁。地域おこし協力隊から市の広報担当へ!新人職員が語る熊野市の魅力

熊野市役所

2025/09/09

熊野市役所で一般事務職として働く北口さんのインタビュー記事です。
大学まで打ち込んだソフトボールがきっかけで、地域おこし協力隊として熊野市へ。3年間の活動を経て、市の職員になることを決意しました。
現在は広報担当として、市の情報を発信する日々を送る北口さん。入庁して感じた職場のあたたかさや仕事のやりがい、そして新人職員を支える手厚いサポート体制について、ご自身の経験を基に率直に語っていただきました。

 

 


 

自己紹介と熊野市との出会い

ーまずは自己紹介と、学生時代にどんなことに打ち込んでいたか教えてください。

 

北口:三重県の津市出身です。大学では、保健体育の教員になるための勉強をしていました。学生時代はとにかくソフトボールに打ち込んでいました。小学校の頃は野球をしていたのですが、中学校から大学卒業まで、10年間はずっとソフトボール一筋でした。

 

実は、進学先の大学を選んだのも「ここでソフトボールがしたい!」という想いがあったからなんです。


 

ーソフトボールがきっかけで熊野市にいらっしゃったそうですね。

 

北口:はい。大学卒業後に地域おこし協力隊になり、ソフトボールの振興をするために熊野市に来たのが最初のきっかけです。それから3年間、協力隊として活動しました。

地域おこし協力隊として活動していた時の写真
地域おこし協力隊での活動の様子

ー地域おこし協力隊の活動を経て、公務員になろうと思ったのはなぜですか?

 

北口:協力隊として働いている中で、市役所の仕事を身近に見る機会がたくさんありました。

働く姿を見ているうちに、行政の仕事そのものに興味が湧いてきたんです。「今後もこういった形で地域に貢献する仕事をしたいな」と自然に思うようになりました。


 

ーその中でも、熊野市役所を選んだ決め手は何だったのでしょうか?

 

北口:一番は「人」の魅力です。協力隊として過ごした3年間で、本当にたくさんの地域や市役所の職員の方とつながりを持たせていただきました。皆さん、驚くほど人柄があたたかくて、移住してきた私をはじめ、誰に対しても献身的に接してくれるのです。

 

そのあたたかさに触れるうちに、「こんな素敵な人たちがいる熊野市で、今度は職員として恩返しがしたい。この人たちと一緒に働きたい。」という気持ちが強くなり、熊野市役所を受験することに決めました。

インタビュー風景の写真

現在の仕事とやりがい

ー現在の仕事内容について詳しく教えてください。

 

北口:今は市長公室の広報広聴係で、主に「広報くまの」の作成を担当しています。記事の企画から、市内各所への取材、原稿作成、写真撮影、紙面のレイアウトまで、発行に関わる一連の業務を行っています。

 

他にも、配達員さんとの連絡調整や、市ホームページの更新作業などもやっています。


 

ー広報紙の作成は1ヶ月のサイクルで動いていると思いますが、具体的なスケジュールを教えていただけますか?

 

北口:まず、発行日の前々月の初めに市役所内の各課へ「次の広報紙に掲載したい情報はありませんか?」と依頼を出すところからスタートします。締め切りは20日頃に設定して、各課から集まった情報を基に「紙面割り」をして、掲載内容を確定させます。

 

表紙の次はどの記事を載せるか、どのくらいのスペースを割くかなどをパズルのように組み立てていきます。それが決まったら、ひたすら記事を作成し、次の月の10日頃までには一度完成させて、各課に内容を確認してもらう「校正」をします。

 

修正の指示があれば直し、すべてOKになったら印刷会社へ入稿します。最終確認を経て校了となり、月末に広報紙が発行され、配達員の方々を通じて市民の皆さんのもとへ届けられる、という流れです。

仕事風景の写真

ーその一連の業務を、基本的にはお一人で担当されているんですか?
 

北口:基本的には私一人ですが、紙面割りや特集記事のようなボリュームの大きいもの、スケジュールが厳しい時などは、係長に手伝っていただきながら進めています。


 

ーこの仕事をしていて、やりがいを感じるのはどんな時ですか?


北口:やっぱり、自分が担当した広報紙が毎月「物」として形になり、市民の方にお届けできることが一番のやりがいです!

 

完成した広報紙を見ると、「もっとこうすればよかったな」と反省することもありますが、その経験を次に活かして「もっと良いものを作ろう」と考えるのもすごく楽しいですね。

 

特に、6月号を初めてほぼ一人で作り上げた時は、ゴールデンウィークも挟んでスケジュールがタイトで大変だった分、やりきった時の達成感は本当に大きかったです。
「できたー!」って、心の中で叫びました。 

広報6月号・7月号の表紙
(左) 広報6月号 (右) 広報7月号
広報8月号・9月号の表紙
(左) 広報8月号 (右) 広報9月号

ー逆に、仕事で大変だと感じることはありますか?


北口:広報紙の作成は1ヶ月のサイクルで動いているのですが、その間に突発的な業務が入ってくることもあります。「自分の中ではこう進めよう」と考えていた計画が、思い通りにいかなくなってしまう時は、少し大変だなと感じますね。


 

入庁前後のギャップと職場のリアル

ー入庁する前、公務員や市役所にどんなイメージを持っていましたか?

 

北口:実は、私の父が公務員でして、その姿を見ていて「考え方が固いなぁ」と感じることがありました(笑)。なので、正直に言うと「私はこうはなりたくないな」と思っていた時期もあります。

 

でも、地域おこし協力隊として市役所の方々と関わる中で、そのイメージはいい意味で裏切られました。皆さん本当に柔軟であたたかい方ばかりで、「公務員になるのもいいな」と考え方が変わりました。


 

ー実際に入庁してみて、何かギャップを感じることはありましたか?


北口:協力隊の時に所属していた課が4階で、今の部署が3階なんですけど、4階にいた時は、3階はなんだか緊張するフロアで、「足を踏み入れづらいな…」と勝手に思っていました。

 

でも、いざ自分が3階で働くようになってみると、全くそんなことはなくて。本当に、いい意味で「悪い思い違いをしてたな」って思いましたね(笑)。


 

ー職場の雰囲気や人間関係はいかがですか?


北口:すごく雰囲気のいい職場だと思います。今の課はもちろんですが、他の課に行った時も、皆さん気さくに「どう?」って話しかけてくれます。なので、逆に自分が何かを頼みたい時も、すごく話しかけやすいです。

 

庁内全体として、風通しがいいと感じますね。仕事で分からないことがあっても、誰に聞いても丁寧に教えてもらえるので、とてもありがたい環境です。


 

ー職員同士の交流はありますか?


北口:地域おこし協力隊時代から付き合いのある同世代の職員と仲が良くて、仕事の相談をしたり、プライベートでご飯に行ったりしています!そういう仲間がいるのは本当に心強いですね。

職場の同僚と談笑している様子の写真

新人職員を支える研修制度と働き方

ー入庁後の研修制度について教えてください。

 

北口:入庁してすぐに「ワンステップ研修」という新人研修がありました。公務員としての心構えや、事務処理の基本、法律の知識、ビジネスマナー、防災訓練など、内容は多岐にわたります。

 

新人が全員集まって1日かけて行う研修もあれば、数ヶ月にわたって何回かに分けて行われるものもあります。12月には三重県内の他の自治体の新人職員と合同で行う研修も予定されていて、しっかり学ぶ機会が用意されていると感じます。


 

ーワークライフバランスについてはいかがですか?残業や休暇の取りやすさについて教えてください。

 

北口:残業は、基本的にはしていません。広報紙の締め切り前など、どうしても業務が立て込む時以外は、定時で帰ることがほとんどです。ただ、取材で土日に出勤することもありますが、その場合は時間外手当が出ますし、長時間の場合は代休を取得できます。

 

休暇もすごく取りやすいです!係長の方針で「月に1回は休んでね」と言ってくださるので、気兼ねなく有給休暇を使えます。実は、入庁した年の4月上旬にいきなりお休みをいただいたくらいです(笑)。

職場の人と談笑している様子の写真

今後の目標

ー最後に、北口さんの今後の目標を教えてください。

 

北口:職場に、すごくかっこいい女性の先輩がたくさんいらっしゃるんです。仕事と家庭を両立させながら、いつもテキパキと仕事をこなしていて、立ち姿からして本当にかっこいいんですよ!仕事のさばき方も、周りとのコミュニケーションの取り方も、すべてが私の憧れです。

 

今はまだ目の前の仕事をすることで精一杯ですが、いつか自分も、先輩方のように、後輩から「北口さんみたいになりたい」と憧れられるような職員になるのが目標です。


 

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年8月取材)

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