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草津市役所

 日本最大の湖琵琶湖を有する滋賀県は、日本のほぼ中央に位置し、京都府・福井県・岐阜県・三重県に県境を接します。湖国滋賀は、古くから人と物とが往来し、長い歴史が刻み込まれたところです。  草津市は滋賀県の南部に位置し、南北約13.2キロメートル・東西約10.9キロメートルとやや南北に広がった地域からなります。東海道と中山道の分岐・合流の地であった草津は、天下を手中に収めようとした時の権力者たちにとっても、歴史上重要な場所でした。現在も滋賀県下で中心的な役割を果たす都市となっています。

偶然の出会いからキャリアを築く。多様な業務・仕事で見つけた草津市役所のやりがいと未来

草津市役所

2026/01/05

滋賀県草津市役所で働く、事務職の松本さんのインタビュー記事です。大阪府出身で、大学時代を滋賀で過ごした松本さん。当初は民間企業を志望していましたが、ある「縁」がきっかけで草津市役所に入庁しました。

 

これまでに4つの部署を経験し、ご自身のキャリアと向き合ってきた松本さん。仕事のやりがい、2ヶ月間の男性育休取得で得た気づき、そして草津市で働く魅力について、率直に語っていただきました。

 

 

 


民間志望から公務員の道へ。応募締切日の「縁」がキャリアの始まり

 

ーまずは自己紹介と、これまでの経歴について教えていただけますか。

 

松本:大学を卒業して、すぐに草津市役所に入庁しました。最初に配属されたのは情報政策課で、庁内のパソコンやネットワーク環境の管理などを担当し、2年間在籍しました。その次に開発調整課へ異動して3年間、さらに教育総務課の施設係に2年間勤め、現在は職員課の給与担当として2年目になります。同期と比べると、少し異動のペースは早いかもしれませんね。

 

ー大阪のご出身とのことですが、どのような経緯で草津市役所を志望されたのでしょうか?

 

松本:実は、就職活動当初は公務員を全く考えていませんでした。公務員試験が大変だというイメージもあり敬遠していたのですが、実はSPI3など専門試験外の試験もあることを後で知り、そこから興味を持ち始めました。

 

草津市を選んだのは、ちょうど募集を探し始めたときにまず見つけた自治体だからです。大学4年間を過ごした滋賀県は自然も豊かでこの場所で働きたいと感じていたので、「これも何かの縁だ」と、急いで書類を準備して提出したのがきっかけです。住みやすい街だという評判も、後押しとなりました。

4つの部署を経験。ジョブローテーションで見つけた本当にやりたい仕事

 

ー入庁されてから、全く異なる分野の4つの部署を経験されていますね。それぞれの仕事内容について教えてください。

 

松本:情報政策課は、庁内のシステム管理やネットワーク整備を行う、いわゆる「情シス」のような部署でした。大学が情報系の学科だったので配属されたのだと思いますが、正直なところ、専門知識が追い付かず、かなり大変ではありましたね。

 

ー次の開発調整課では、どのようなお仕事を?

 

松本:建物を建てる際の規制に関する許認可や、大規模マンション開発の協議などを行う部署でした。情報政策課とは全く違う仕事で、図面を見たり、事業者さんと話したり、完成後の検査で現場に行ったりと、外に出る機会がぐっと増えました。これが自分には合っていたようで、とても楽しかったですね。

 

ー3つ目の教育総務課も、外に出る機会の多い部署だったのでしょうか。

 

松本:はい。市内の小中学校の校舎や敷地の修繕を担当していました。例えば、古くなったトイレを改修したり、敷地内のアスファルトを舗装し直したりする工事ですね。技術職の職員と協力しながら、学校の先生方と調整を行い、現場に何度も足を運びました。

 

開発調整課の仕事も楽しかったのですが、あくまで許認可がメインなので、建物が完成するところまで直接は見届けられません。その点、教育総務課では、自分たちが手掛けた工事で学校施設がきれいになっていく過程を最後まで見ることができる点はやりがいに繋がりましたね。

 

実際にその学校に通う学生たちが、新しくなった設備で嬉しそうにしていることも非常に嬉しかったです。

 

ーそして現在の職員課では、また内勤の多い業務に戻られたのですね。

 

松本:はい。現在は職員の給与計算やボーナスの支給、予算管理、給与関係の相談対応などを担当しています。内部の管理業務も組織を支える上で不可欠な仕事ですし、これまでとは違う視点を学べていると感じています。

ジョブローテーションは「転職レベル」。でも、積み重なる経験が財産になる

 

ーこれまでの異動は、ご自身にとって「転職レベル」の変化だったとのことですが、そうした経験を通じて得られたものは何だと思いますか?

 

松本:各部署の業務知識が、次の部署で直接役立つことは少ないかもしれません。しかし、様々な部署を経験したことで、庁内の多くの職員と関わることができました。その結果、築き上げられた「人とのつながり」が、今、大きな財産になっています。

 

仕事で行き詰まった時に「あの部署の〇〇さんに聞けば分かるかもしれない」と気軽に相談できる相手がいるのは、本当に心強いです。年々、仕事がやりやすくなっているのは、この人間関係のおかげだと感じています。

 

ーお仕事で自身が心がけていることはありますか?

 

松本:どの部署も最初は大変です。だからこそ、後輩には同じ思いをさせたくない、という思いがあります。職員課に配属されて2年目になりますが、去年自分がつまずいたポイントや困ったことは、新しく入ってきた後輩に先回りして伝えるように意識しています。

草津市役所全体としてそのような「教え合い、助け合う」雰囲気をもっと作っていきたいですね。

 

2ヶ月の男性育休取得。家族と向き合い、働き方を見直すきっかけに

 

ー働き方についてもお伺いします。最近、お子さんが生まれたそうですが、ワークライフバランスはいかがですか。

 

松本:はい、子どもが生まれたタイミングで、2ヶ月間の育児休業を取得しました。民間の友人の話を聞くと、まだまだ男性が育休を取るのは難しいという声も聞きますが、こうして制度を利用できたのは、公務員ならではの良さかもしれません。

 

ー取得する際に、苦労はありましたか?

 

松本:正直、最初の相談が最も不安でした。ただ、いざ課長に相談したら、「いいよ、取ったらいい」と快く背中を押してくれたんです。休業中の業務の引き継ぎなども、上司が調整してくれて、本当に助かりました。勝手に「取りづらい」と思い込んでいただけだったのかもしれません。

 

ー実際に育休を取得してみて、いかがでしたか?

 

松本:育児は想像を絶する大変さでした。妻一人に任せていたら、きっと乗り越えられなかったと思います。男性も絶対に取るべきだと、身をもって感じましたね。もっと長く取るべきだったと思うくらいです。この経験を通じて、家族と向き合う時間の大切さを改めて実感しましたし、仕事への向き合い方も変わりました。

 

ー働き方は、具体的にどのように変わりましたか?

 

松本:まずは限られた時間の中で成果を出すことを意識するようになりました。やるべきことを効率的に終わらせて、できるだけ残業せずに帰る。その意識が強くなりましたね。今の部署は、課長が「月に1回は有給休暇を取りなさい」と言ってくれるので休みも取りやすく、公私ともに両立しやすい環境だと感じています。

草津市への想い

 

ー最後に、改めて草津市役所で働く魅力と、この記事を読んでいる方へのメッセージをお願いします。

 

松本:私が感じる一番の魅力は、やはり「転勤がない」ことです。地元に腰を据えて、ライフプランをしっかりと描きながら働くことができる。これは大きな安心感につながります。また、休暇制度が整っていて、私のように男性でも育休を取得しやすい環境があるのも魅力です。

 

そして何より、草津市という街自体が魅力的です。人口が増え続けている活気のある街で、市民、特に子どもたちのために働けることには、大きなやりがいがあります。京都や大阪へのアクセスも良く、プライベートも充実させやすい。

 

偶然の出会いから始まった私の市役所人生ですが、今では非常に良かったと思っています。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひチャレンジしてほしいです。

 

ー本日はありがとうございました。

 

「これも何かの縁」。

松本さんが穏やかに語った、キャリアの始まりの言葉が印象的でした。偶然の出会いから始まった公務員の道は、部署を異動するごとに新たな発見とやりがいに満ちた、彩り豊かな歩みとなっています。

この記事が、公務員の仕事の多様性や、ワークライフバランスを大切にしながらキャリアを築く魅力に触れ、草津市への興味をもつきっかけとなれば幸いです。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年10月取材)

 

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 日本最大の湖琵琶湖を有する滋賀県は、日本のほぼ中央に位置し、京都府・福井県・岐阜県・三重県に県境を接します。湖国滋賀は、古くから人と物とが往来し、長い歴史が刻み込まれたところです。  草津市は滋賀県の南部に位置し、南北約13.2キロメートル・東西約10.9キロメートルとやや南北に広がった地域からなります。東海道と中山道の分岐・合流の地であった草津は、天下を手中に収めようとした時の権力者たちにとっても、歴史上重要な場所でした。現在も滋賀県下で中心的な役割を果たす都市となっています。

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