「祭りが無事終わったとき、正直、ほっとしたっていうのが一番大きかったかもしれません」
そう振り返るのは、草津市役所商工観光労政課で働く入庁2年目の八木さん。
大学は公共政策学科に進み、卒業後はそのまま地元・草津市へ。新卒1年目から市内最大規模の祭りの担当を任されるなど、想像以上のやりがいとプレッシャーが待ち受けていました。
今回は、草津市役所の受験を検討している方に向けて、試験準備のリアルな話から、1年目の仕事内容、職場の雰囲気まで、たっぷりとお話を伺いました。
地元を知っているから、ピンポイントで草津を選べた
ーまず、草津市を志望した経緯を教えてください。
八木:小学校からずっと草津に住んでいるので、地元への愛着はもともとありました。大学では公共政策を専攻していて、授業で市役所の仕組みや地域の制度を学んでいくなかで、公務員の大切さを知り目指すようになりました。
他も受けましたし、選考も残っていましたが、最終的には地元草津市を選びました。知っている場所や課題がある分、ピンポイントで貢献できる気がしたためです。
また、祖父や親が地域活動のなかで公務員の方と関わることが多くて、そういう場を身近に見ていたので、市役所の存在が自然と近くにあったことも影響しています。
ー草津市の試験はどんな印象でしたか?
八木:2次試験がグループ面接だったのが印象的でした。受験者5名に対して面接官3名という形で、横に他の受験者がいるなかで答えるのは、個人面接とはまた違う難しさがありましたね。ただ最終面接は雰囲気が和やかで、面接官の方が圧迫的な感じではなく、ここで働きたいなと思えるきっかけにもなりましたね。

「ほっとした」が一番大きかった。担当で挑んだ1年目のイベント
ー配属された商工観光労政課では、どんな仕事をしていますか?
八木:メインは観光で、地元の団体との連携や調整、イベントの運営サポートが中心です。草津市は商店街や中小企業の支援をする商工の仕事もあって、自分の担当はそちらと交わるところも少しあります。
ー1年間でとくに印象に残っている仕事は?
八木:市内で一番大きなお祭り「宿場まつり」の準備です。東海道の宿場町だった草津らしく、時代衣装を着た100名ほどが大名行列をして歩く、歴史感のある祭りなのですが、入庁してすぐの4月末に開催がありました。1年目はまず見ながら学ぶ形でした。
その後、夏に別のイベントで自分が主担当になって、地元の団体などと調整しながら進めていきました。
ー苦労したことはありましたか?
八木:長年関わってきた市民の方々との調整が一番難しかったです。まだ関係性もないですし、信頼関係を一から築きながら進めていく必要がありました。そのあたりは先輩方にサポートしていただき本当に感謝しています。来年は反省を活かし、改善していきたいと思いながら進めていました。
ーお祭りが終わったとき、どんな気持ちでしたか?
八木:正直、ほっとしたっていうのが一番大きかったかもしれません(笑)。調整がうまくいっていない時期は、気持ちがしんどくなることもあって。それが無事終わったときの達成感は、やっぱり大きかったです。

聞きやすい雰囲気があるから、抱え込まずに来られた
ー職場の雰囲気はいかがですか?
八木:すごくいいですね。分からないことを聞いても快く答えていただきます。初歩的なことを教えてもらえたり、一緒に考えてもらえたりという場合もあります。うちの課は観光などの分野の経験が浅い職員が比較的多いこともあって、個々の担当があっても、チームとして『これどう思います?』と気軽に話し合える雰囲気がありますね。
ーフォロー体制についても教えてください。
八木:1年目のときは、課内では課長と教育担当の先輩職員と毎月面談があって、仕事の状況や悩みを話せます。職員課(人事)の方とも定期的に面談があって、課の中では話しにくいことでも相談できる場になっていると思います。定期的にそういう場があったので、抱え込まずにここまで来られたかなと感じています。
ー残業や休暇の取りやすさはいかがですか?
八木:イベントの直前時期は準備で残業することもありましたが、基本的には少ないほうだと思います。土日のイベント出勤があった分は、上司や先輩が『しっかり有休を使って』と言ってくださって、休みが取れなかったことは1度もないです。上司や先輩が率先して休みを取ってくれるので、休みを取りやすい雰囲気が自然とできていると感じています。

ー同期とのつながりはありますか?
八木:あります。入庁後の新規採用職員研修でグループワークをしながら仲良くなって、定期的に飲み会もありますし、庁舎内で会えばお互いの状況を話したりします。自分たちの同期に限らず、若い世代は同期同士の関係性がいいので、困ったときに相談しやすい環境があると思います。
ー最後に、受験を考えている方へメッセージをお願いします。
八木:受験前に、平日に庁舎に行ってみることをおすすめします。誰でも入れる場所なので、職員の雰囲気や空間の感じを実際に見てみると、自分に合うかどうかのイメージがつかめると思います。
自分はインターンに行っていなかったので庁内の雰囲気を知らないまま受験しましたが、やっぱり現場を見ておくことで選択の確信が持てるんじゃないかと思います。草津市は、困っている市民の方や就活生に対しても、担当外でも親身に対応できる職員が多い職場だと感じています。
ー本日はありがとうございました。
やりがいとしんどさが混在する1年目を、八木さんは飾らずに語ってくれました。試験対策のリアルから職場の雰囲気まで、等身大の言葉が詰まったこのインタビューが、草津市役所の受験を考えている方の一助になれば幸いです。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年6月取材)



