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香美町役場

「こどもたちに夢と未来をつなぐまち」の実現に向け、日々の仕事の原動力に。 香美町役場は、町民一人ひとりの声に耳を傾け、地域社会と信頼関係を築きながら共に未来を創造していくことを大切にしています。 私たちの職場は、町民の皆さんの喜びや困りごとに最も近い場所。 だからこそ、一つひとつの仕事が地域の人々の笑顔や安心に直結し、やりがいがあります。 「地元に帰って仕事をしたい」「地方移住をしたい」「人と深く関わりたい」「働くやりがいを感じたい」「香美町を良くしたい」こんな人、香美町役場で一緒に働きませんか。 前例にとらわれない意識を持つ人や、田舎ならではの良さをアピールできる人、大歓迎です。

ベテランと若手(と、名物ゆるキャラ!?)が語る、香美町役場のリアル。アイデアが形になる職場の魅力とは?

香美町役場

2025/11/19

兵庫県香美町役場で働く、観光商工課の北村さん、中村さん、板倉さん、そして香美町が誇るゆるキャラ「漁師小僧」のインタビュー記事です。ユニークな観光戦略から、若手職員の成長、民間企業とは違う働きがいまで、香美町役場の「今」と、ここで働くことの魅力を語っていただきました。

 


 

「やってみよう」から生まれた観光戦略。人気急上昇中!?のゆるキャラ『漁師小僧』 

ー本日はお集まりいただきありがとうございます。まず、皆さんの自己紹介と、現在の所属、入庁何年目かを教えていただけますでしょうか。
 

北村:観光商工課の北村です。入庁して14年目になります。現在はふるさと納税推進室に所属しています。
 

中村:同じく観光商工課の中村です。入庁2年目で、商工労政係を担当しています。
 

板倉:観光商工課の板倉です。私も中村と同じく入庁2年目で、観光係に所属しています。
 

漁師小僧:そして、私が香美町で一番人気??のゆるキャラ、漁師小僧です!
 

※編集部注:インタビューはオンラインで行われました。一番左が漁師小僧

 

ー「漁師小僧」さん、、、?
 

中村:漁師小僧は、もともと地元の地引き網組合が作ったキャラクターだったのですが、組合が解散したため、現在は香美町役場で活躍するゆるキャラです!
 

今年度は特に力を入れていて、町内で開催されるイベントの多くに出演しています。学校のPTA活動や、観光商工課以外のイベントにも呼んでいただいて、町内での認知度を高めていこうと活動しています。
 

ー町を挙げて「推して」いるんですね。
 

中村:今年度は「ゆるキャラグランプリ」にエントリーしました。299体のゆるキャラが出場した中で、職員や町民の皆さんにも投票を呼びかけ、SNSも駆使してPRした結果、143位という成績を収めることができました。
インパクトは残せたので、それなりに認知度は高まったのではないかと感じています。万博後は、活動休止を表明していますが、今後も漁師小僧をPRできないか話し合っているところです。
 

まちのイベントに出る大人気の漁師小僧

ー漁師小僧さん自身も話せるんですね!
 

漁師小僧:ラジオ番組にも出演したこともある、「喋るゆるキャラ」です!
 

実は、「万博イヤーにのみ活動する」というコンセプトで活動し、万博後は、活動を休止することを発表しているんです。活動をしていく中で、新聞などでも取り上げていただけるようになりました。イベントの他にも、地元の運動会などからも「出てほしい」という熱烈なオファーをいただき、その声に応える形で活動を続けています。
 

大阪関西万博の公式キャラクターであるミャクミャクとも握手させていただき、「頑張れよ」と激励をいただきました。11月にはパシフィコ横浜で「ご当地キャラSHOW」という掛け声に合わせて3つのポーズを決めるイベントに出場します。全国のゆるキャラを相手に爪痕を残せるよう毎日練習しています!
 

北村:実はこの漁師小僧のアイデアも、今年の4月に人事異動でメンバーが新しくなった中で生まれたものなんです。去年まであまり活動できていなかった漁師小僧を見て、「見た目も面白いし、もっと何かをできないか」と冗談交じりで話していたのがきっかけでした。そこから「じゃあ、本気でやってみよう」と動き出したんです。
 

―面白い取り組みですね!!
 

漁師小僧:私は次の予定があるので、こちらでインタビューは失礼いたします!!ありがとうございました!
 

記者会見で話す漁師小僧と中村さん

 

ふるさと納税11億円達成の立役者から、2年目の若手まで。それぞれの仕事とミッション
 

ーでは、ここからは、観光商工課としての皆さんの普段のお仕事について詳しくお聞かせください。まずは北村さんの「ふるさと納税推進室」からお願いします。
 

北村:もともとは総務課内でふるさと納税を担当していたのですが、より注力しようとできた部署です。普段は寄付者様の対応はもちろん、返礼品を提供してくださる事業者様や、ふるさと納税サイトの運営会社と連絡調整をしながら、寄付額を増やすための仕事に取り組んでいます。
 

ー香美町のふるさと納税の強みや、最近の実績はいかがですか?
 

北村:香美町は特産品としてカニが非常に有名で、特に関西では香美町でしか獲れない「香住ガニ」というブランドガニがあります。これがふるさと納税でも一番人気で、9月から翌年5月までのシーズン中は特に多くの寄付をいただいています。他にも但馬牛や、ホタルイカ、干物といった海産物も人気です。

 

推進室ができる前は年間約4億円だった寄付額が、専門部署ができたことで昨年度は11億円を達成しました。
 

香住ガニ

ー次に、中村さんの「商工労政係」はどのようなお仕事ですか?
 

中村:町内の事業者に対する支援です。雇用、人材確保など、様々な面で事業者様をサポートするのが役割です。香美町独自の支援策も用意していて、他の自治体と比べても利用しやすい制度を目指しています。例えば、町内事業者様向けの融資制度は、但馬地域の中でも一番低い利率に設定しており、ご利用いただく件数も少しずつ伸びています。こういった制度を、現在の社会情勢に合わせて、事業者様が本当に使いやすいように見直していくのも重要な仕事です。
 

ー続いて、板倉さんの「観光係」のお仕事について教えてください。
 

板倉:観光係では、町内の観光施設の管理やイベントの企画、京阪神地区を中心としたPR活動などを行っています。その中で私の主な担当は、香美町が認定されている「山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク」と「国立公園」に関する業務です。また、メディア・営業担当として、雑誌社やテレビ局へのPR活動も行っています。
 

ー営業活動とは、具体的にどのようなことをするのですか?
 

板倉:例えば、9月から香住ガニのシーズンが始まるので、その1〜2ヶ月前にテレビ局などに「9月からカニ漁が解禁されます」というプレスリリースを発送します。その時期ごとの旬の特産品やイベント情報を発信して、取材に来ていただけるよう働きかけています。
 

民間からの転職で実感。温かい人間関係と、ワークライフバランスの取りやすい環境
 

ー1年目はどのように仕事を覚えていきましたか? 
 

板倉:建設会社で3年間経験はありますが、全く違う分野だったので戸惑いは大きかったです。配属当初からジオパーク担当になったのですが、前任担当も別庁舎にいたので本当に手探り状態で大変でした。
 

ジオパークの専門家の方に話を聞いたり、パンフレットを読み込んだり、関連する会議に出席して質問したり…。とにかく自分で勉強して知識を身につけ、試行錯誤しながら業務を進めていきました。
 

ただ、この経験があったからこそ、地元の新たな魅力に気づくことができました。私は香美町で生まれ育ったのですが、今まで当たり前に見ていた景色が、ジオパークという視点で見ると「こういう理由でこの岩石ができているのか」と、全く違って見えてきたんです。
 

この感動を、今の小中学生にも伝えていきたい。自分たちの地元にしかない魅力を知ることが、将来、町に戻ってくるきっかけの一つになるかもしれないと思っています。
 

板倉さん

―役場の働き方や環境に違いを感じますか?
 

板倉:上司とのコミュニケーションが非常に取りやすい、そして何より「休みの取りやすさ」は民間と大きく違う点だと思います。観光係は土日にイベントで出勤することもありますが、その分、平日に休みを取りやすいので、ワークライフバランスは格段に良くなりました。残業も前職に比べて減ってます。
 

ー課全体の雰囲気はいかがでしょうか? 
 

北村:今年の4月からようやく同じ執務室で働けるようになり、一体感が生まれました。誰が忙しそうか一目で分かりますし、普段の業務でも自然と協力し合えるようになったのは大きな変化ですね。
 

中村:僕も、今年はコミュニケーションが取りやすくなったと感じています。1年目は緊張もありましたが、今は人間関係もできて、すごく働きやすいです。
 

ふるさと納税のPRを行う北村さん(後列中央)

 

自分の仕事が、町の未来をつくる。それぞれのやりがいと、これから挑戦したいこと
 

ーでは最後に、皆さんが感じる仕事のやりがいと、今後の目標を教えてください。
 

板倉:自分の仕事を通じて地元の見方が変わったことに、大きなやりがいを感じていますこの魅力を、もっと多くの人に、特に子どもたちに伝えていきたいです。それが、ひいては町の未来に繋がっていくと信じています。
また、営業担当としては、頑張って作成したプレスリリースがなかなか取材に結びつかないという課題があります。どうすればメディアの方の目に留まるような発信ができるか、これからも試行錯誤していきたいです。
 

北村:今の観光商工課には、どんなアイデアでも前向きに進めていく雰囲気があります。漁師小僧の取り組みがまさにそうでした。同じフロアになったことで、課内のコミュニケーションが活発になり、アイデアが出やすい環境になっていると感じます。
 

またそれをどう実現していくか、みんなで考えて実行できるのがこの職場の強みです。これからは来年度の予算編成も始まります。今度は費用をかけた新しい取り組みにも挑戦して、香美町の観光をさらに盛り上げていきたいですね。
 

中村:今後の目標は、制度をただ運用するだけでなく、実際に利用されている事業者様の声を聞き、対話の場を設けること。そして、本当に町内の事業者様のためになる、より使いやすい制度へと改善していくことです。
 

ー本日はありがとうございました。
 

インタビューにゆるキャラが登場!?というパブリックコネクト上のインタビューでもこれまでに無いような始まりでしたが、そういった出来事が象徴するように、香美町の観光商工課は自由で活発な雰囲気を皆さんの話から感じられました。
この中で生き生きと話す皆さんの話は、今後香美町役場就職を考えるうえで参考になるのでは無いでしょうか。
 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年10月取材)

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