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生駒市役所

生駒市は、昭和50年代から新興住宅地の開発が続き、都心部へのアクセスの良さ、生駒山や矢田丘陵に囲まれた緑豊かな環境、定評のある子育て・教育環境の良さを活かし、大阪のベッドタウンとして発展してきました。市民の皆さんの定住意向率は87.2%と高い水準を誇ります。 主役である市民が仲間を得て、夢をかなえ、 自分らしく輝きながら暮らせるまちになることを目指しています。 このまちの未来をつくろう。いっしょに。

SPI受験で掴んだ「市民とつくる」仕事。吹奏楽と両立しながら、生駒市役所で見つけた自分らしい働き方

生駒市役所

2026/02/25

奈良県生駒市役所、教育委員会事務局生涯学習課で働く五十嵐さんのインタビュー記事です。地元・生駒市出身で、文学部で方言を研究していた彼女が、なぜ公務員の道を選んだのか。

 

SPI試験での挑戦、入庁後に感じた「堅くない」職場のリアル、そして大好きな吹奏楽を続けながら働く充実した日々について、入庁2年目の等身大の言葉で語っていただきました。

 


 

「公務員×お笑い芸人」の衝撃。市役所を目指した意外なきっかけ

 

ーまずはこれまでのご経歴と、学生時代に学んでいたことについて教えてください。

 

五十嵐: 出身は生駒市です。高校は奈良市内、大学は京都にある大学の文学部に進学しました。現在は入庁2年目になります。

 

就職活動を始めた頃は、まだ自分が何をしたいのかも定まっていませんでした。 そんな時、大学から自宅に届いていた冊子で、公務員として働きながらお笑い芸人をされている方の記事を見かけたんです。

 

その、自分の人生も大切にしながら働いている姿に衝撃を受けました。 私自身、プライベートで吹奏楽をしたいと思っていて、社会人になったらその時間は大切にしたいと考えていました。

 

そこで、ワークライフバランスが整っていそうな公務員に興味を持ち始めました。その中でも、県や国よりも市民の方との距離が近く、直接接しながら仕事ができる「市役所」がいいなと思い、志望しました。

 

ー公務員試験の対策はどのように進められたのですか?

 

五十嵐:そう思ったのが大学3回生の秋で、大学でのサークル活動も続けていたため、公務員試験の勉強をイチから始めるには間に合わないと思ったので、民間企業の就活でも使う「SPI」で受験できる自治体を中心に探しました。

 

ー地元である生駒市を選んだ決め手は何だったのでしょうか?

 

五十嵐:正直なところ、最初は「地元だから第一志望」というわけではありませんでした。ただ、調べていく中で、生駒市は他の自治体に比べて市民の方との距離が近く、一緒に何かを作り上げることに積極的な自治体だと感じました。住んでいるからではなく、その「市民との関わり方」に魅力を感じて、ここで働きたいと思うようになりました。

 

SPIの点数だけじゃない。「人柄」を見てくれた面接と、まさかの市長登場

 

ー選考プロセスで印象に残っていることはありますか?

 

五十嵐:実は、SPIの点数があまり良くなかったのか、他の自治体では筆記試験の段階で落ちてしまうこともありました。でも、生駒市はSPIの結果だけでなく、書類審査も並行して行ってくれたんです。

 

面接ではとても緊張してしまい、うまく話せた手応えはなかったのですが、私の点数だけでなく「人柄」や「思い」を見てくれている感覚がありました。それがとても嬉しかったですね。

 

ー面接の雰囲気はいかがでしたか?

 

五十嵐: 最終試験に行った時、面接官が3名いらっしゃったのですが、その中に市長が座っていて驚きました(笑)。私はそこが最終だと気づかずに行っていたので、「まさか市長がいるなんて!」と。

 

それでも、面接前の控室で人事の方が和やかに話しかけて緊張をほぐしてくださったり、面接自体も柔らかい雰囲気で進めてくださったりと、圧迫感のようなものは全くありませんでした。自分のやりたいことや思いをしっかりと聞いてくれる選考だったと思います。

 

二十歳のつどい、デコ巻き寿司教室…。市民と一緒につくるイベントの裏側

 

ー現在所属されている「生涯学習課 青少年係」での仕事内容について教えてくださ

い。

 

五十嵐: 私は生涯学習課の中でも「青少年係」に所属しています。係のメンバーは会計年度任用職員さんを含めて5名です。 主な業務としては、夏と冬に大きなイベントがあります。冬は「二十歳のつどい(成人式)」、夏は市民の方が先生になって授業を行う「IKOMAサマーセミナー」です。その他にも、子ども会への支援や、小中学生向けの体験教室の企画・運営なども行っています。

 

ー「二十歳のつどい」はどのように運営されているのですか?

 

五十嵐: 生駒市では、20歳を迎える若者の中から「二十歳のつどい運営委員」を募集し、彼らと一緒に式を作り上げています。今年は10名の運営委員が集まりました。 式の前半は市長の挨拶など厳かな雰囲気ですが、後半は運営委員が企画したイベントを行います。

 

今年は「抽選会をしたい」という案が出たので、その準備を一緒に進めています。他にも「恩師からのビデオレター」など、彼らの「やりたい」を実現するために、私たちが黒子となってサポートしています。

 

ー入庁2年目ですが、ご自身で企画を提案することもあるのでしょうか?

 

五十嵐: はい。「いこまっこチャレンジ教室」という小中学生向けの講座を開催する事業があるのですが、その内容は私たち職員が考えます。 今年は私が提案した食に関する講座としてデコ巻き寿司を作る教室を開催しましたし、4年目の先輩はスポーツ系の教室を企画されました。1年目は業務の流れを覚えることで精一杯でしたが、2年目になってからは「こんなことをやってみたい」という自分のアイデアを形にできる機会が増えてきました。

 

「お堅い」イメージを覆す、にぎやかで温かい職場

 

ー職場の雰囲気について教えてください。入庁前とのギャップはありましたか?

五十嵐: 良い意味でギャップがありました。市役所といえば「堅苦しくて真面目」というイメージを持っていたのですが、実際はとてもフレンドリーで温かい職場です。 もちろん仕事は真剣にやりますが、時には雑談で盛り上がったり、残業していたら先輩がお菓子などの軽食を差し入れしてくれたり。ピリピリした空気はほとんどなく、常に和やかで居心地が良いですね。

 

ー仕事で行き詰まった時などは、どのように解決していますか?

 

五十嵐: 生駒市には「指導職員制度」があり、入庁後半年間はマンツーマンで先輩がついてくれます。私は4年目の先輩に担当していただいたのですが、とても仕事ができる方で、私が気づかないような細かい準備や資料のチェックまで目を配ってくださいます。本当に助けられましたし、今も学ばせていただいています。

 

また、係を超えて相談しやすい雰囲気もあります。分からないことがあって電話で他部署に問い合わせても、皆さん嫌な顔一つせず親身に対応してくださいます。同期も仲が良いので、困った時はすぐに助け合える関係性ができています。

 

吹奏楽にサウナにフリスビー!? プライベートも全力な職員たち

 

ー就活のきっかけにもなった「ワークライフバランス」についてはいかがですか?

 

五十嵐: 想像通り、とても充実しています。イベント直前などは忙しくなりますが、基本的には定時で帰宅できています。 有給休暇も非常に取りやすく、係内で調整さえできれば「明日休みます」といった急な申請でも柔軟に対応してもらえます。病院に行きたい時なども気兼ねなく休めるので、本当にありがたいですね。

 

ー吹奏楽は希望どおり、続けられていますか?

 

五十嵐: はい! 練習は土日にあるのですが、今も続けていてステージにも立っています。仕事と趣味を無理なく両立できていると感じます。 周りの職員も趣味を楽しんでいる人が多いですね。

 

4年目の先輩はサウナが好きで仕事帰りに寄ったりされていますし、他にも「よさこい」の遠征に行ったり、フライングディスクの競技(アルティメット)連盟で役員をされていたりと、皆さんアクティブです。

 

生駒市では地域貢献活動としての副業が認められている場合もあるので、公私ともに活動的な人が多い印象です。

 

市民の「やりたい」がエネルギー。生駒市で働く面白さ

 

ー最後に、五十嵐さんが感じる「生駒市役所で働く魅力」を教えてください。

 

五十嵐: 生駒市には、「こういうことをやりたい!」という熱い思いや、私たち職員が持っていないような素晴らしいスキルを持った市民の方がたくさんいらっしゃいます。 そうした方々と一緒にイベントを作り上げたり、刺激を受けながら仕事ができたりするのは、市民との距離が近い生駒市ならではの魅力だと思います。

 

「市民協働」の現場で、地域の方の笑顔や楽しんでいる姿を直接見られることが、私にとって一番のやりがいです。

 

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年1月取材)

 

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