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米原市役所

令和7年は、米原市が誕生して20年を迎える節目の年になります。50年後、100年後も幸せに住み続けたくなる米原を目指し、「成長志向でつながりを大切にし、積極的にチャレンジする職員」を目指すべき職員像として、米原の未来を一緒に創る職員を求めています。

民間から公務員へ。土木コンサルタントから米原市役所に転職して見えた、プロジェクト全体を動かす面白さ

米原市役所

2025/10/27

米原市役所で土木技術職として働く馬場さんのインタビュー記事です。民間コンサルタントで10年間橋梁設計などに携わった後、米原市役所に転職した馬場さん。まちづくりから財政、教育施設の整備まで、多岐にわたる部署での経験を通じて感じた、公務員としての土木技術職の醍醐味や米原市で働く魅力について、深くお話を伺いました。

 

民間コンサルタントから公務員へ。きっかけは「たまたま」の出会い

 

ー馬場さんのこれまでのご経歴について教えていただけますか。

 

馬場:生まれは大阪ですが、大学卒業後は滋賀県内の土木コンサルタント会社に就職し、10年間勤務しました。主に橋梁の設計が中心でしたが、競馬場のコース設計など、少し変わった仕事にも携わりました。

そこから、当時公共事業が厳しい状況になり、会社の売り上げも下がってきたことから、何か他のことをやってみようと考え始めたのがきっかけです。

 

ーその中で、公務員という選択肢は当初からあったのですか。

 

馬場:特に「どうしても公務員になりたい」という強い思いがあったわけではありません。前の会社の同僚にも公務員に転職した人がいたので、選択肢の一つという程度でした。そんな中、たまたま条件に見合う米原市の募集を見つけて受験した、という流れです。

米原市に特別な縁があったわけでもなく、まさに巡り合わせですね。在職しながらの活動だったので、「受からなければ現状維持でいい」くらいの気持ちでした。当時すでに結婚していましたが、妻が心配していたのは雪のことくらいでしたね。

 

開発許可から財政、新庁舎建設まで。異例のキャリアパスで得た広い視野

 

ー入庁されてから、どのような部署で働いてこられたのでしょうか。

 

馬場:最初は都市計画課で開発許可業務を4年間担当しました。その後、財政課に3年間配属になりました。技術職として財政課に配属されたのは後にも先にも私だけだったと思います。

 

ー財政課とは珍しいですね!

 

馬場:技術的な目線で財政を見てほしいという意図はあったようですが、基本的には他の職員と同じ事務仕事もしていました。財政課にいたことで庁内のほとんどの職員と顔見知りになれたのは、後々の仕事を進める上で非常に有利に働いています。

 

ーその後はどのようなキャリアを?

 

 

馬場:建設課で道路工事や橋梁の維持補修など、前職の経験を活かせる仕事を担当しました。その後は政策推進課で新庁舎建設や米原駅東口の開発に携わり、農政課を経て、現在は教育総務課で学校などの施設整備を担当しています。振り返ると、技術職としては様々な分野を渡り歩いてきましたね。

 

ー多様な部署を経験されて、働き方の違いは感じますか?

 

馬場:全然違いますね。建設課では自分の判断でスピーディに進める場面が多いですが、各事業の部署では上司の決裁を得ながら慎重に進めていく。どちらも大変です。ただ、様々な部署にいたおかげで知識は幅広く身についたと思います。

 

仕事の結果が地図に載る醍醐味。プロジェクトをゼロから動かす面白さ

 

ーこれまでの仕事で、特に印象に残っているものは何ですか?

 

馬場:市役所の新庁舎の建設ですね。金額的にも大きく、何より多くの市民の方が利用する施設ですから。完成した庁舎を見るたびに、大きな達成感を感じますし、楽しい仕事でした。

 

ープロジェクトを進める上で、ご自身の裁量で決められる部分も多かったのでしょうか。

 

馬場:そうですね、結構自由にやらせてもらいました。今この会議室で使っている椅子の色も、私が決めました(笑)。周りの技術系の職員を見ても、自分で判断して物事を進めていく人が多いので、自主性を尊重してくれる風土があるのだと思います。

 

ー民間と比べて、公務員として土木事業に携わる魅力は何だと感じますか?

 

馬場:民間では業務が細分化されていますが、発注者である市役所の立場だと、一つのプロジェクトに計画から完成まで一貫して携わることができます。プロジェクト全体を俯瞰し、動かしていくことができる。そこには大きなやりがいと面白さがあります。そして、自分が関わったものが結果として地図に載るというのは、やはり嬉しいものですね。

米原駅の東口再開発にも事業者選定に携わりましたが、長い間空き地になっていた場所が、これから変わっていく様子を見られるのも楽しみの一つです。こうしたまちづくりに直接携われるのは、この仕事の醍醐味だと思います。

 

ー一方で、公務員ならではの難しさはありますか?

 

馬場:成果の評価が難しい点ですね。民間企業のように利益という明確な指標がないので、お金だけでは測れない価値をどう評価していくか、という難しさは感じています。

 

恵まれた環境と、これからの課題

 

ー職場の雰囲気はいかがでしょうか。

 

馬場:幸いなことに、私は周りの人に恵まれていると感じます。これまで人間関係で深刻に悩んだことはありません。自分としても、明るく振る舞うことで、やりやすい雰囲気を作っていくことは心がけています。

 

ーワークライフバランスについてはいかがですか。

 

馬場:非常に満足しています。民間企業時代は残業も多く、休みもなかなか取れない状況がありましたが、今はそのようなことはありません。

また、最近は男性の育休は当たり前になっており、米原市では取得率がほぼ100%なんですよ。我々の時代にもあったら良かったなと羨ましく思います。

 

未来の米原市を担う仲間へ。求めるのは「技術」よりも大切なこと

 

ーこれから米原市で働く若い方々に、どのようなことを期待しますか?

 

馬場:技術力はもちろん大切ですが、それ以上に人間性が大事だと考えています。技術は後からでも学べますが、結局はチームワークが不可欠です。人との縁を大切にし、周りへの感謝を忘れず、様々な経験を積んでいけるような、元気のある方に来ていただけると嬉しいですね。

 

ー米原市の若手職員の方々は、馬場さんから見ていかがですか。

 

馬場:非常に優秀な人が多いです。私たちが何かを教えるというよりは、彼らが動きやすいように後押ししたり、サポートしたりするだけで、どんどん成長していきます。人は少ないですが、有望な若手が揃っていると思います。

 

ー最後に、米原市で働くことの魅力を改めて教えてください。

 

馬場:公務員の一番の魅力は安定性です。特に市役所勤務は勤務地が大きく変わらないので、生活設計が立てやすい。そして、米原という土地の魅力ですね。非常にのどかで過ごしやすい場所ですが、新幹線に乗れば大阪や名古屋まですぐです。私もよく使います。

 

自然に囲まれた穏やかな環境で暮らしながら、都会の利便性も享受できる。そんな「ちょうどいい田舎」が米原市の魅力だと思います。

 

ー本日はありがとうございました。

今回のインタビューでお話を伺った馬場さんのお話で、特に印象的だったのは、新庁舎の椅子の色を独断で決めたというエピソード。公務員の仕事は「お堅い」というイメージを覆すような、個人の裁量や遊び心を許容する米原市役所の風土が垣間見えた瞬間でした。

 

「地図に載る仕事」のやりがい、プロジェクト全体を動かす面白さ、そして都会へのアクセスも良い「ちょうどいい田舎」での暮らし。この記事を通じて、民間からの転職を考えている技術職の方々にとって、米原市役所で働くという選択肢が、よりリアルで魅力的なものとして映れば幸いです。馬場さんのように、これまでの経験を活かしながら、新たなフィールドでまちづくりに挑戦したいという方の応募を心からお待ちしています。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年09月取材)

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令和7年は、米原市が誕生して20年を迎える節目の年になります。50年後、100年後も幸せに住み続けたくなる米原を目指し、「成長志向でつながりを大切にし、積極的にチャレンジする職員」を目指すべき職員像として、米原の未来を一緒に創る職員を求めています。

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