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王寺町役場

■「人とまちがきらめく和(やわらぎ)のふるさと 王寺」■ 奈良県の北西部、奈良盆地の西端に位置し、町域は、東西4.2㎞、南北3.4㎞、面積は7.01㎢となっています。「王寺」の名は、飛鳥時代に創建された片岡王寺に由来するとされています。町の南西部には標高273.6mで360°の眺望が楽しめる明神山があります。北端には大和川が流れ、その支流の葛下川が町の北部で合流しており、水と緑の豊かな自然環境に恵まれたまちです。さらに、大阪と奈良を結ぶ交通の要衝として、JRと近畿日本鉄道が結節し、奈良県北西部の一大ターミナルを形成しており、利便性の高いまちとして発展を遂げてきました。 現在、住民との連携・協働を図ることにより、西和地域の拠点都市として、新しいまちづくりを推進しています。

秘書人事課長に聞いてみました!~王寺町で働く魅力と、求める人材とは~

王寺町役場

2025/10/16

奈良県内で7年連続「住みここちランキング」1位を獲得する王寺町。
そんな王寺町は、今年町制施行100周年を迎え、次の100年に向けた新たなスタートを切っています。


今回は、秘書人事課長の川中さんに、王寺町の魅力、求める人材像、採用試験で重視するポイント、そしてワークライフバランスを重視した働きやすい職場環境についてなど、人事目線で熱く語っていただきました。
 

 


 

王寺町の魅力:コンパクトシティと豊かな自然

ーまずは、王寺町の魅力について教えてください。

 

川中:王寺町は今年、町制施行100周年を迎えました。実は奈良県で4番目に古い歴史を持つ町です。

明治23年に開通した鉄道とともに発展を遂げ、現在では人口約2万3千人の町でありながら、王寺駅の1日の乗降客数は約5万8千人と、人口の倍以上の方が利用されています。

 

これは、王寺町だけでなく近隣の市町からも多くの人が集まる、地域のハブとなっている証拠です。王寺町はまさに人の流れが活発で賑わいのある町だと言えるでしょう。

 

また、川や山、歴史的なお寺も点在する自然豊かな環境も魅力です。コンパクトな町でありながら、都市機能と豊かな自然が共存しているため、非常に住みやすいと自負しています。

 

実際に、大手民間住宅会社が調査を行っている「街の住みここちランキング」では、奈良県内で7年連続1位を獲得しています。町の端から端まで数分で移動できる利便性の高さも、この「住みやすさ」を支える大きな要因です。

王寺駅前の写真
王寺駅前

未来を育むまちづくり:王寺町役場の取り組み

ー王寺町役場として、特に力を入れている取り組みは何でしょうか?

 

川中:王寺町が未来のために特に力を注いでいるのは、教育です。令和4年4月に開校した9年一貫の義務教育学校は、その象徴と言えるでしょう。

 

これは、単に学校を新設しただけでなく、次世代を担う子どもたちへの「未来への投資」であり、子育て支援に力を入れるという王寺町の強い意志の表れです。

 

子どもたちが健やかに成長し、将来的にはこの町に貢献してくれることを心から願っています。

 

 

王寺町が求める人材像:主体性と地元への情熱

ー王寺町が求める人材像についてお聞かせください。

 

川中:一番に求めるのは、【王寺町が好きで、この町をより良くしたいという熱い思いを持った人】です。

 

私自身も王寺町で生まれ育ち、この町に強い愛着を持っています。もちろん、王寺町在住の方に限るわけではありませんが、王寺町の発展に貢献したいという強い気持ちは、仕事の原動力になると信じています。

 

そして、【「主体性」を持って仕事に取り組めること】も非常に重要です。上司や先輩の指示を待つだけでなく、疑問に思ったことや分からないことがあれば、積極的に言葉にして質問し、自ら考えて行動できる人が理想です。

 

分からないことをそのままにせず、「どうしたら良いですか?」と素直に聞ける力も、主体性の一部だと考えています。

王寺町の採用試験:選考フローと重視するポイント

ー王寺町の採用試験の選考フローと、各段階で重視するポイントを教えてください。

 

川中:王寺町の採用試験は、主に3段階で実施されます。

 

(1)一次試験:集団討論

一次試験は集団討論です。ここでは、与えられたテーマに対して自分の意見や考えをどれだけ明確に発言できるか、その表現力を重視します。昨年度からディベート形式を導入しており、単にグループで結論を出すだけでなく、自分の意見を素直に主張できるかを見ています。

 

また、議論の中で他の参加者の意見にも耳を傾け、積極的にコミュニケーションを取りながら、その場の雰囲気をうまく回せるか、広い視野を持って議論を深められるかも重要な評価ポイントです。

 

(2)二次試験:教養試験

二次試験は教養試験を実施します。近年、応募書類が電子媒体で提出され、文字を通して応募者の個性や熱意を判断できないケースが増えています。

 

そこで、王寺町では200字程度の小論文も課しています。実際に文字を書くことで、応募者の個性や考え方、文章構成力などをより深く理解したいと考えています。

 

(3)三次試験:個別面接

最終面接は、町長、副町長、教育長の「三役」と、総務部長、そして秘書人事課長である私が同席して実施します。

 

 

ー志望動機について、どんな思いを持って受験してほしいですか?

 

川中:王寺町が公開している情報やPRポイントをただ羅列するだけでなく、そこから一歩踏み込んで、「自分がこの町で何をしたいのか、どんな町にしていきたいのか」という具体的なビジョンをぜひお聞きしたいですね。

 

王寺町は、町制施行100周年を迎え、この100年の歴史を礎に、リニア時代と言われる次の100年に向けて新たなスタートを切っています。定年が65歳まで延長され、40年以上にわたり王寺町で働くことになる若い皆さんは、まさに「50年後の王寺町を創造する」当事者です。

 

今後、社会や日本が大きく変化していく、そうした未来において、王寺町で「何をしたいか、どんな町にしていきたいか」という、未来を創造する熱い思いを志望動機に込めてほしいです。

 

 

ーありがとうございます。自己PRを考える上でのアドバイスもいただけないでしょうか?

 

川中:自己PRでは、これまでの人生で一生懸命打ち込んできたこと、そしてその中で経験した苦労や困難をどのように乗り越えてきたかを具体的に話してほしいです。

そうした経験から、応募者がどのような強みや対応能力を培ってきたのかを知りたいと考えています。

 

「コミュニケーション能力」や「協調性」、「忍耐力」といった言葉は多くの応募者から聞かれますが、これらの言葉をただ述べるだけでなく、具体的に「何をもってその能力が高いと言えるのか」「どのような経験を通じてその能力を向上させたのか」という、具体的なエピソードと理由を明確に伝えることが重要です。

 

コミュニケーション能力や協調性は、経験を積むことで成長できるものです。現在これらの能力が完璧でなくても、仕事をしていく中で必ず身につけていくことができます。

 

そして私たちは、採用された応募者が自身の経験を活かし、成長していく姿勢に期待しています。

働きやすさと職場の雰囲気:風通しの良い環境で成長する

ー王寺町役場での「働きやすさ」について教えてください。

 

川中:王寺町役場では、職員がやりがいを持って働けるよう、ワークライフバランスを重視した、働きやすい環境づくりに力を入れています。

 

働き方改革の一環として、年間の有給休暇取得を奨励しており、定められた日数は必ず休むように促しています。

 

また、時間外勤務については、毎週水曜日と金曜日をノー残業デーとし、17時15分には退庁するよう強く推奨しています。これにより、職員の健康管理やワークライフバランスをサポートしています。

 

特筆すべきは、男性職員の育児休暇取得推進です。令和7年には男性職員の育児休暇取得率100%を目指しており、性別に関わらず育児に積極的に関わることを奨励し、職員が安心して働ける環境を整備しています。育児休暇の取得を促すための案内も積極的に行っています。

 

 

ー秘書人事課長の川中さんから見た、「王寺町役場の職場の雰囲気」はいかがですか?

 

川中:王寺町役場は、職員数もそれほど多くなく、非常にアットホームな雰囲気です。職員同士の距離が近く、今後のメンター制度導入を含め、困ったことがあれば気軽に相談できる環境を整えていることで、ハラスメントの防止につなげるとともに、問題解決も迅速に行うことができます。

 

また、王寺駅周辺は商業施設が充実しており、仕事帰りに食事や買い物が楽しめる場所が豊富にあります。徒歩圏内で気軽に立ち寄れるお店が多く、仕事終わりに職員同士で交流を深める機会も自然と生まれます。

 

さらに、職員互助会や職員組合も活発に活動しており、年に数回、レクリエーション大会やバーベキュー、ボウリング大会などの交流イベントが開催されています。

 

これらの活動を通じて、普段の業務では関わりの少ない職員同士が交流を深め、親睦を深める機会があるのが、王寺町ならではの魅力だと言えます。

部下とのコミュニケーションの様子

未来の仲間へのメッセージ:「気持ちの入ったあなた」へ

ー改めて、「王寺町で働く魅力」について語ってください!

 

川中:王寺町で働く魅力は、この地域の中心的存在として、誇りを持って仕事に取り組める点です。

 

王寺町は大阪に近く、奈良県の西の玄関口として発展してきました。この地域の発展を担う中心的な存在であるというプライドを持って働ける環境がここにはあります。

 

役場全体として、職員が自信を持って王寺町をPRできるような意識が醸成されています。王寺町の職員は、自分たちの町に対する誇りを持ち、仕事に取り組んでいます。

 

 

ー最後に、王寺町を受験される方へ、川中課長からの熱いメッセージをお願いします。

 

川中:公務員として働くことは、住民の皆様から納めていただいた税金を使い、事業を行い、給与を得るという大きな責任を伴います。しかし、その責任を意識し、「王寺町をこうしたい」という強い気持ちがあれば、必ず乗り越えられます。

 

王寺町役場では、職員が一人で悩むことのないよう、困ったことがあれば相談できる環境を整えています。そしてこれからも、皆さんが職員として安心して働けるよう、組織として全面的にサポートしていきます。

 

昔と今で働き方が変わったと言われることもありますが、働く上での根っこの部分は変わっていません。昔も今も、職員が仕事にやりがいを感じ、町のために尽力することの本質に変わりはないと信じています。

 

勉強ができることだけではなく、「王寺町をこうしていきたい」というような【気持ちの入ったあなた】にこそ、ぜひ王寺町の採用試験にエントリーしていただきたいです。

 

面接では飾らない「素の自分」を見せてください。皆さんの熱い思いを心待ちにしています!

ひゃくまるポーズの写真
「ひゃくまるポーズ」で町制施行100周年を盛り上げます!

ー本日はありがとうございました。

 

川中課長のお話からは、王寺町への深い愛と、職員一人ひとりの成長を願う温かい思いが伝わってきました。

 

特に、「『王寺町をこうしたい』という気持ちの入った“あなた”にこそ来てほしい」というメッセージは、形式的なスキルではなく、「情熱」と「志」を非常に大事にされているのだと感じました。

 

職員同士が気軽に交流できるアットホームな雰囲気と、町への熱意を真っ直ぐにぶつけられる選考フローは、王寺町が職員を大切にしている証ではないでしょうか。

 

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年10月取材)

職員インタビュー

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■「人とまちがきらめく和(やわらぎ)のふるさと 王寺」■ 奈良県の北西部、奈良盆地の西端に位置し、町域は、東西4.2㎞、南北3.4㎞、面積は7.01㎢となっています。「王寺」の名は、飛鳥時代に創建された片岡王寺に由来するとされています。町の南西部には標高273.6mで360°の眺望が楽しめる明神山があります。北端には大和川が流れ、その支流の葛下川が町の北部で合流しており、水と緑の豊かな自然環境に恵まれたまちです。さらに、大阪と奈良を結ぶ交通の要衝として、JRと近畿日本鉄道が結節し、奈良県北西部の一大ターミナルを形成しており、利便性の高いまちとして発展を遂げてきました。 現在、住民との連携・協働を図ることにより、西和地域の拠点都市として、新しいまちづくりを推進しています。

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