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川上村役場

奈良県川上村は「水が生まれる場所」として、 自然との関わりを通じて人々の暮らしを考える姿勢を大切にしています。 吉野川(紀の川)の源流に位置する川上村は、山と水を守りながら、豊かな生活を築いてきました。 おいしい水ときれいな空気、森林に囲まれた環境は村の自慢です。 ここから生まれた水は、遠く離れた奈良盆地も潤しながら、和歌山の海に流れています。 山で育まれたミネラルが海に届きおいしい魚を育てるように、自然は恵みを与えてくれます。 一方で、「災害」という脅威をもたらすこともあります。 良いことも悪いことも、水を介して繋がっています。 昨今はなんだかつい忘れてしまいそうになりますが、日本のどんなところにいても皆さんは自然に生かされる暮らしをしています。 水を育む森があり、森を育む営みが川上村にはあります。 だからこそ世の中の人に向けて、“自然や地域との関わり方そのもの”を提案しているのが川上村役場です。 人口1200人の小さな村から、世の中をつくっていく。 一緒に村づくりをする仲間と出会えることをたのしみにしています。

移住のことから、鳥獣害の対策まで。あらゆる人の想いをくみ取りながら働き、面白がることで豊かに生きる。

川上村役場

2025/12/12

 

行政の仕事といっても、市町村によってさまざま。

人口が約1200人の川上村役場での仕事は、一体どんなことをするのでしょうか?

面積のうち森林が95%をしめす水源地の村での暮らしにもせまります!

 

 

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〈今回の登場人物〉

石田さん:くらし定住課/勤続2年

鈴木さん:総務税務課/勤続7年

※令和7年現在

 

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鈴木さん:川上村の採用募集にあたって、職員さんに働き方だけでなく、暮らしについてもお聞きしています。今回はよろしくお願いします!

 

石田さん:よろしくお願いします!

 

鈴木さん:早速ですが、石田さんの仕事内容について教えてください!

 

石田さん:メインの仕事内容は移住希望者の対応をしています。サブとして、鳥獣害対策を担当しています。鹿や猿、アライグマなどの小動物による農作物の被害を防ぐためのサポートや、ツキノワグマの対策もしています。やはり川上村でも全集落で出没していまして、目撃情報があった時に早く正確に、村民さんや関係する方に案内する仕事をしています。

 

鈴木さん:外から人を呼び込むことから、村の中で村民さんを支える仕事までと、仕事内容は多岐にわたるんですね。獣害被害はよくありますか?

 

石田さん:山が近いので動物が降りてくるんです。野菜を頑張って作っても小動物に食べられてしまうなど村民さんは困っていて、畑に柵を作りネットを張るための補助金を案内しています。また、ツキノワグマも目撃情報が何件かあり、目撃された際には早く正確に村民さんや関係する方に案内する仕事をしています。

 

鈴木さん:自然と共存している川上村だからこその仕事内容ですよね。では、移住に関するお仕事はどんなことをされているんですか?

石田さん:移住フェアなど外に出向く内容と、村の中で移住希望者を案内する内容があります。移住フェアは、川上村でピンポイントに移住をしたいという人は少ないのですが、奈良県の南部に移住をしたい人はある一定層の方がいらっしゃるので、川上村での生活にマッチしそうか一緒に考えたりします。村内での案内は、「かわかみんぐツアー」という名前で、移住希望者さんが村の中で見たいところをツアーを組んで一緒に見て回るセミオーダー形式で村を案内しています。

 

 

⬛︎ 川上村に応募をした理由

 

鈴木さん:待つ勧誘と出ていく勧誘の2つの戦略でお仕事をされているんですね。ところで、石田さんも川上村に移住されたと思うのですが、なぜ川上村に決めたのですか?

 

石田さん:(移住前に)子どもが生まれて育休をとっていた3ヶ月の間で、漠然と「うまくやっていけるのかな?」と思いました。もちろん、子どもを自然の中でのびのび生活させてあげたいと思っていたのですが、それよりも前に、「家族3人が、自分達らしく生きていける場所はないのかな?」と考えるようになりました。その候補の場所として川上村がありました。

 

鈴木さん:なるほどなるほど。ちなみに、自然環境というのは、具体的にどんなところですか?

 

石田さん:ビルが建っていないところ、ですね!どんな自然が良い、というより、街中は嫌だなって…!その時にちょうど川上村が採用募集をしていたんです。

 

鈴木さん:なるほど、そんな経緯と運命的な出会いがあったんですね。川上村で暮らして何年か経つと思うのですが、住んでみて実際はどうですか?

 

⬛︎ 川上村での日常

 

石田さん:やっぱり、村民さんとの距離が圧倒的に近いです!前に住んでいた町とは比べ物にならないほどに。ここがいちばんの違いかなと思います。

 

鈴木さん:…それは、いい意味でも悪い意味でもですか?

 

石田さん:そうですね。あえて悪い意味で言ってみると半分笑い話のようになるのですが、移住したての時は家を覗きにくるような感じで人がお家に来るんです。笑 お家で野菜を育てていてると、近所のおばあちゃんが成長を手助けする道具を持ってきてくれたり。笑 それに加えて野菜も持ってきてくれたりして…笑

 

鈴木さん:気を利かせてくれて、野菜がちゃんと育つように「なにかしたらなあかん!」と思ってしてくれたんですね。笑

 

石田さん:そうそう。これは、僕にとってはいい意味で良かったことでした。でも、この距離の近さは嫌に思う人もいるかもしれないけれど、自分にとってはすごく面白くて温かい出来事だったんです。

 

鈴木さん:村ならではのほっこりするエピソードですね。

 

⬛︎ 仕事のスケジュールについて

 

鈴木さん:お仕事のことや暮らしのこともお聞きできたのですが、実際にどんな感じで働いているか教えてもらえますか?

 

石田さん:決まったスケジュールはないので、参考程度に今週の予定を見ていきながらお話ししましょうか。

 

鈴木さん:お願いします!

 

 

鈴木さん:おお〜こうしてみると、本当にたくさんありますね。気になる内容は後で聞くとして、スケジュールは柔軟に立てることはできていますか?また、何かコツがあれば教えてください。

 

石田さん柔軟にスケジュールを立てています。それぞれの業務は、時間等の調整ができる・できないや、急ぎの内容もしくは比較的ゆっくりできる内容など色々なスピード感がありますよね。そのため、業務の初めにメールをチェックして、1日の予定を見直したりしながら動いていますよ。予定の時間以外で、事務処理ができるように時間配分を行なっています。

 

鈴木さん:そうなんですね、僕も参考になります。スケジュールをみると、村内や空き家の案内はやはり定期的にあるのですね。この、「村内の巡視」とは何をするのでしょうか?

 

石田さん:気になりますよね。こちらは、村内各地に設置をしている獣害を捉える「檻」を見回りにいきました。9月は夏真っ只中でツキノワグマがいちばん活発的に活動をしています。そのため定期的に巡視し、猟友会の方とも連携をとっています。また、今回は農業委員会の担当で「栗の木」の生育状況を確認しにいきました。目的があり村内を巡視していますが、それ以外にも村内の異変をいち早く見つけられたりするのですごく大事なんです。

 

 

鈴木さん:なるほど!役場の中だけにいても気づけないことは多いかもしれませんよね。ちなみに、今回のセミオーダーツアーでは何を希望されていたんですか?

 

石田さん:今回は、空き家の見学や集落を見てみたいとのことでした。空き家といっても、空き家バンクに登録されているものもあれば、村が改修をしている物件(住まいる住宅)もあります。今回の希望者さんに合う物件が見れるようなスケジュールを組んだり、実際にどんな人が暮らしているのかを知ってもらうために、「かわかみらいふ」という村内の移動スーパーやコープ宅配をしている施設に訪れてお話をしようと考えています。

 

鈴木さん:希望者さんのオーダーからそのように読み解いてツアーのスケジュールを組み立てられているんですね。

 

⬛︎ 職場(課)の雰囲気について

 

鈴木さん:バッサリ聞くんですが、職場や課の雰囲気はどうですか?

 

石田さん:机の前にいる時は真剣な顔をしている方もいらっしゃいますし、かといって全く無言というわけでもなくて、軽い雑談でリフレッシュをしながら働ける環境があります。

 

鈴木さんメリハリがあるんですね。

 

石田さん:そうですね。しっかりする時はして、休憩するときは休憩していますよ。

 

⬛︎ 暮らしや子育てのことについて

 

鈴木さん:子育てをされているとおもうのですが、子育てと仕事は両立できていますか?

 

石田さん:はい、できています。

 

鈴木さん:それは、…定時で帰れていますか?

 

石田さん:毎日定時で帰れているというわけではなく、もちろん残業をする時もありますよ。ですが、職場から家までバイクで10分の距離なので、少し残業をしたとしてもすぐに帰ることができています。

 

鈴木さん:村内で住んでいるからこそ、通勤が近いんですね。

 

石田さん:今年からフレックスタイムが導入されたこともあり、30分ずらして出社し、子どもの送り迎えをすることができています。朝の忙しい時間でも、子どもと向き合うことができています

 

鈴木さん:すごくいいですね。活用している人の嬉しい声を聞けて、僕も嬉しいです。ちなみになんですが、”川上村”の施策(例:保育費無料など)として嬉しいことはありますか?

 

石田さん:お金の面でもちろん助かりますが、それよりも、近所の人との距離感が近いので、村内のおじいちゃんおばあちゃんがいるのがありがたいです。

 

鈴木さん:子どもにとっていい刺激なんですかね?

 

石田さん:そうですね。知らん人と喋ったらあかん、という環境ではなくて、どんな人とでも喋ることができる。「人間が好きになれる」ような。

 

鈴木さん:逆に、もうちょっとこうなったらいいなということはありますか?

 

石田さん:…うーん。ふと思うときは思うかもしれませんが…。でもやっぱり、いっぱいしてもらっていることがあると思います。…何を望むか、ちょっと宿題にさせてください。笑

 

鈴木さん:…では、今のところはないということで。笑

 

⬛︎ 最後に

 

鈴木さん:ここまでを振りかえってみて、どんな人が川上村役場に向いていると思いますか?

 

石田さん視野が広い人が向いているかもしれません。専門的なことは専門職でない限り、ないじゃないですか。ですが、興味がないことも仕事になるかもしれない。

 

鈴木さん:確かに、そうですね。

 

石田さん:仕事の幅が多岐にわたるからこそ、まずは面白く受け止めて、周りの協力者と一緒に多方面から物事を考えていくことが求められていると思います。

 

鈴木さん:確かに。今回のインタビューで十分にわかりましたが、村の仕事は幅広いですもんね。そして仕事もそうですが、暮らしも面白く捉えられるとこが大事かもしれないですね。では最後に、川上村役場に興味がある人に向けて一言お願いします!

 

石田さん:もし興味があれば一回訪れてみるのが良いかもしれないです。どんなところで暮らし働くのかを自分の目で確かめるというか。でも、来たらどうにかなっていくと思います!笑

 

(後日談)

鈴木さん:少し話を掘り返すのですが、お子さんが産まれる前から移住はしたかったのですか?

 

石田さん:そうでした。ですが、そのタイミングは老後にと考えていたんです。結婚したての時は、ある一定の年齢までここ(前の街)で頑張って、老後に田舎で生活をしようと。だけど、子供が生まれたタイミングで「やっていけるのかな?」と感じ、動き出しました。

 

鈴木さん:それはなんでだったんですか?

 

石田さん:(子どものために)環境を変えたほうがいいなと思ったんです。半分直感的だったんですが…。

 

鈴木さん:そうだったんですね。

 

石田さん:移住をしてよかった面は前にお話ししているのですが、実はもう一つ、気づいたことがありました。それは、高齢になってからの移住は大変かもと思ったんです。来るんだったら、柔軟に対応ができる若い時に来るのがいいのかもしれないなと思いました。

 

石田さん:歳をとったらこんなに動くことはできないと思います。体が痛くなってくるとか、先端技術に追いつけないとか。やっぱり街の方が病院に行きやすかったり買い物もしやすいですし、老後はそのほうが良いのかも。

 

鈴木さん:なるほど。確かに畑のお世話や集落の清掃など、引越しをして慣れないことや体力を使うこともありますし…。でも、何より、自分自身のやりたいことや自分の家族のために、後回しではなくて今できることを考えられることが素敵だと思いました。

 

 

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ここまで読んでくださりありがとうございました。

川上村役場での仕事内容や水源地の村での暮らしについて、いかがでしたでしょうか?

 

リアルな課題感や、ほっこりするエピソードなど、

川上村らしい内容をたくさんお聞きすることができました。

 

これからも記事を公開していきますので、

どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

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奈良県川上村は「水が生まれる場所」として、 自然との関わりを通じて人々の暮らしを考える姿勢を大切にしています。 吉野川(紀の川)の源流に位置する川上村は、山と水を守りながら、豊かな生活を築いてきました。 おいしい水ときれいな空気、森林に囲まれた環境は村の自慢です。 ここから生まれた水は、遠く離れた奈良盆地も潤しながら、和歌山の海に流れています。 山で育まれたミネラルが海に届きおいしい魚を育てるように、自然は恵みを与えてくれます。 一方で、「災害」という脅威をもたらすこともあります。 良いことも悪いことも、水を介して繋がっています。 昨今はなんだかつい忘れてしまいそうになりますが、日本のどんなところにいても皆さんは自然に生かされる暮らしをしています。 水を育む森があり、森を育む営みが川上村にはあります。 だからこそ世の中の人に向けて、“自然や地域との関わり方そのもの”を提案しているのが川上村役場です。 人口1200人の小さな村から、世の中をつくっていく。 一緒に村づくりをする仲間と出会えることをたのしみにしています。

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