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葉山町役場

葉山町は三浦半島の西北部に位置し、北は逗子市、東部・南部は横須賀市に接し、西は相模湾に面しています。 町の面積はおよそ17平方キロメートル、御用邸のある町としても有名です。 町内には鉄道網がなく、最寄り駅からバス路線を利用するか、車やバイクが主な交通手段となり ます。 都心から約1時間。海と山に囲まれた自然豊かな町で、南北4キロメートル続く海岸線は砂浜と 岩礁の美しい景観が続いており、晴れた日には海の向こうに富士山や箱根、江ノ島を眺めることが できます。

若手も大活躍!風通しの良い葉山町消防本部で、オールラウンドな消防士を目指しませんか?

葉山町役場

2025/08/29

神奈川県葉山町消防本部で消防士として働く真下さんと長田さんのインタビュー記事です。お二人はそれぞれ異なる経緯で消防士の道を選びましたが、共に葉山町の魅力に惹かれてこの地で働くことを決意しました。

入庁前の不安を乗り越え、充実した日々を送るお二人に、消防士のやりがいや葉山町消防本部の魅力的な職場環境、そして充実したワークライフバランスについて語っていただきました。


消防士への憧れと葉山町という選択

ーまず、お二人が消防士を目指したきっかけと、葉山町消防本部を選んだ理由を教えてください。

 

長田:高校の帰り道に、消防隊の方々が現場に駆けつけていく姿を見て、そのかっこよさに惹かれたのが最初のきっかけですね。「すぐにでも消防士になりたい」と思い、高校卒業後は大学進学ではなく公務員専門学校に進みました。

 

私は綾瀬市の出身なのですが、高校は湘南の海沿いにある学校に通っていました。その頃から「海の近くっていいところだな」と思っていたため、就職を考えた時に、海沿いの消防本部で働きたいと思いました。

 

湘南エリアの消防本部をいくつか受験した中で、一番最初に採用が決まったのが葉山町だったので、ここで働くことを決めました。

真下:私は映画の「海猿」を見て、人を助ける仕事に携わりたいと思いました。ただ、当時は泳ぎに自信がなかったので、陸で人助けができる仕事はないかと探していました(笑)

 

そんな時に、友人が消防士として救急隊をやっていると聞き、「これだ!」と思ったんです。当時は消防署が救急車を運用していることすら知らない状態だったのですが、ここから一気に熱が入り、救急隊員になるために救急救命士の資格を取得することができる大学に進学しました。

 

葉山町を受験したのは純粋に生活への憧れです。

 

私は群馬県の出身で身近に海がなかったのですが、私の理想のライフプランは「海が見える家を建てて、サーフィンをしながら生活すること」だったんです。当時サーフィンをしているわけでもなかったので、漠然とした憧れでしたね(笑)

 

それで海沿いの消防本部を探していたのですが、祖父母が葉山町が好きだったということがきっかけで、葉山に興味を持ちました。受験前に一度訪れてみたら、のんびりした独特の雰囲気がとても気に入って、葉山町を受験することを決めました。

消防士までの道のり〜試験対策と入庁前の心境〜

ー消防士になると決めてから、どのような試験対策をされましたか?

 

真下:救急救命士の国家試験対策を含め、昔から勉強が得意な方だったので、筆記試験には自信がありました。そのため、試験前は面接対策に集中していました。

 

受験するにあたり、まずは葉山町のことやリーダーの考え方を知る必要があると考えました。そこで、葉山町長の施政方針や消防長の指針、消防本部の体制などを徹底的に調べ、「どれだけ葉山町のことを知っているか」をアピールできるように準備しました。

 

長田:私は筆記試験や面接対策はもちろんですが、まずは人事の方に顔と名前を覚えてもらおうと思い、説明会に参加をしたり、その後も色々と相談をすることを意識していました。

 

実際に面接の際には「説明会にも来てくれていたよね」と言っていただけたので、作戦成功だったのですが、それ以上に、面接官の中に以前お話しした人事の方がいたことが、精神的にとても大きかったですね。

 

とても緊張をしている中でも、どこか安心感のようなものがありました。

 

ー消防といえば体力試験もあるかと思いますが、何か対策はしていましたか?

 

真下:体力には人一倍の自信があったので、特に体力試験対策はしていません。ちなみに結果も受験生の中で1位でした(笑)

 

何か特別な対策が必要なように思われるかもしれませんが、普段から運動をしている人であればそこまで体力試験を気にかける必要はないと思います。

 

長田:私は真下さんとは違い体力にあまり自信がなかったので、試験に向けてはトレーニングをしていました。普段あまりやらないような腕立て伏せや懸垂で差がつきやすいと考えていたため、これらの種目を中心に行っていました。

 

ーいざ合格して消防士になると決まってから入庁するまで、どのような心境でしたか?

 

真下:入庁前は漠然とではありますが「本当にやっていけるのか」という不安が大きかったです。友人からは消防の厳しい上下関係の話を聞いていたので、体力や知識よりも人間関係が一番の心配事でした。

 

長田:私も真下さんと同じで、消防はとても厳しい世界というイメージをもっていたため、人間関係を上手くやっていけるのかが一番不安でした。

 

入庁後は半年間消防学校に入校することになっていたので、そこでの生活についていけるかも心配でしたね。

 

消防士の原点〜厳しくも充実した消防学校の日々〜

ーお二人とも不安を抱えながら入庁されたのですね。消防士としての第一歩である消防学校での生活はいかがでしたか?

 

真下:一番良かったのは、横のつながりができたことです。神奈川県内の色々な消防本部の仲間と助け合い、励まし合いながら、友情の大切さを改めて感じました。

 

もちろん、訓練はすごく厳しかったです。理不尽だと思えるようなことで怒られたり、延々とトレーニングが続いたりと…。「もう辞めたい」と思ったこともありましたが、仲間がいたからこそ乗り越えられた半年間でしたね。

 

今振り返れば、後半は生活にも、体力的にも慣れてきたこともあり、とても充実した学校生活だったと思いますが、また戻りたいとは思えないですね(笑)

 

長田:私も「もう戻りたくない」と思うくらい厳しい毎日でした(笑)

 

毎日座学と訓練があって、頭も体力もへとへとになりながら過ごしていて、常に自身の行動を教官から見られているような緊張感もありました。

 

本当に大変な半年間だったのですが、今思えば、人生であれほど充実していた期間はなかったと感じるくらい、かけがえのない経験をすることができました。

 

 

理想と現実〜入庁後のギャップと葉山町消防本部のリアル〜

ー厳しいもののとても充実した消防学校生活だったのですね。入庁前に不安に感じていた職場での人間関係はいかがでしたか?

 

真下:実際に働き始めると、入庁前の不安は一瞬で吹き飛びました。本当に良い人ばかりで、後輩のことをすごく気にかけてくれるんです。

もっと体育会系でビシバシやられることを覚悟していたのですが、イメージとは全く違いましたね。もちろん人命にかかわる仕事なので、厳しく指導をされる時もありますが、基本的には優しくて、今では人間関係に対する不安は全くありません。

本当に風通しが良くて、若手の意見もちゃんと聞いてくれるような職場環境です。

 

長田:私も、入庁して職場の雰囲気の良さに驚きました。

年齢の近い先輩方がみんな優しくて、常に気にかけてくれるので、安心して勤務できています。現在は真下さんと同じ勤務となっているのですが、それこそ何でも面倒をみてくれる「お兄ちゃん」のような存在です。

 

ー消防士の仕事は多岐にわたると思いますが、お二人は具体的にどのような業務に携わっているのですか?

 

真下: 私は主にポンプ隊に所属しています。葉山町消防のポンプ隊は、火災対応だけでなく、ポンプ車と救急車の両方を運用する「第二救急隊」としての役割も担っています。

 

第一救急隊が出場している時に別の救急要請があれば、私たちが救急車に乗って現場に向かいます。救急出場時は、救急救命士として活動しています。

火災がない時は、訓練のほかに調査関係の書類作成や報告書、職場説明会の企画書作成といった事務仕事も意外と多いですね。消防と救急、両方の知識と技術が求められるのが特徴です。

 

長田: 私の場合は、日によって所属する部隊が変わります。職員の休みに合わせて人員を補うため、指揮ポンプ隊の日もあれば、真下さんと同じポンプ隊兼第二救急隊、あるいは救助隊として勤務することもあります。

 

そのため、葉山町消防では幅広い業務に対応できるオールラウンドな能力が求められますね。若手の仕事として、毎日の業務日誌の作成なども担当しています。

 

ー実際に働いてみて、思い描いていた「消防士」とのギャップなどはありましたか?
 

真下:活動内容については少しギャップがありました。

 

救急隊の活動として、もっと命にかかわるような重症患者を運ぶ事案が多いと想像していたのですが、実際は軽症の方からの要請が大半で、ドラマなどでイメージするような救命に直結する現場はあまり多くありません。

 

また、これはとても良いことなのですが、救急に比べ火災や救助は発生率が低いので、訓練の成果を発揮する機会が少ないと感じることもあります。

 

長田:私も消防士と言えば日々火災現場で火事を消しているイメージを持っていましたが、実際のところ火災事案は年に数件程度と、現場経験を積む機会はとても少ないです。そのため、有事に備えていかに訓練を完璧にしておくかが重要だと感じています。

 

また、消防士になると、「救助」とか「救急」とか専属で活動すると思っていたのですが、葉山町消防本部は1本部1署体制のため、日によってポンプ隊、救急隊、救助隊と担当が変わることがあります。

 

想像していた以上に幅広い知識と経験を積むことができると感じています。

 

ー消防士として働く中で、やりがいを感じるのはどのような瞬間ですか?

 

真下:やはり人の命を救えた時ですね。先日も、搬送中に心肺停止してしまった方を蘇生し、会話ができるまで回復した事案があったのですが、本当に嬉しかったです。

 

また、長田さんと出場した事案でも、生まれたばかりの赤ちゃんの状態が悪かった現場があったのですが、私たちの処置によって元気な産声をあげてくれた時は、心の底から「助けられてよかった!」と思いました。助けた相手方やその家族から「ありがとう」と直接感謝の言葉をいただけるのも、この仕事の大きな魅力だと思っています。

 

長田:私も現場で「ありがとう」と感謝していただける時にやりがいを感じます。

 

それだけでなく、日頃から消防署の前で町民の方から「お疲れ様です」と声をかけていただけることや、消防車両に乗っていると子どもたちから手を振られるようなことも多く、そうした応援が日々のモチベーションになっています。

 

 

未来の後輩たちへ〜葉山町で働く魅力〜

ーお二人が感じる、葉山町消防本部の魅力について教えてください。

 

真下:先程長田さんも話していましたが、やはり若いうちからオールラウンドに経験が積めることだと思います。消防や救急だけでなく、水難救助や山岳救助など、あらゆる現場を経験できます。

 

それに加えて、仕事が終わればすぐに海へ行けるという、理想のワークライフバランスが実現できるのも大きな魅力です。もちろん、そういった環境でのびのびと仕事ができるのは、職場の風通しの良さがあってこそだと感じています。

 

長田: 私も、様々な経験ができる点に大きな魅力を感じています。若いうちから幅広く業務に携われるのは、成長したい人にとって最高の環境です。

 

また、当直明けの時間を趣味やプライベートにしっかり使えるのも嬉しいですね。安心して仕事やプライベートに打ち込めるのは、常に気にかけてくれる先輩方がいる、温かい人間関係があるからこそだと思います。

 

ー最後に、消防士を目指す方々へメッセージをお願いします。

 

真下:葉山町は「住みたい町ランキング」でも上位に入る魅力的な場所です。私も「住みたい」という気持ちでこの場所を選びました。仕事が終わればすぐに海へ行ける最高の環境で、まさに仕事もプライベートも申し分ない充実した日々を送っています(笑)

 

色々なことに挑戦したい方には最高の職場だと思いますので、ぜひ一度、この町の魅力を感じに来てください!

 

長田:先程から何度もお伝えしている通り、葉山町消防本部は風通しが良く、優しい先輩ばかりなので、安心して成長できる環境です。

 

職場での成長だけでなく、当直明けは筋トレをしたり、先輩と海に行ったりと、プライベートも満喫できます。

 

もし、働く場所に悩んでいるなら、ぜひ葉山町も選択肢の一つに入れてみてください!

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年8月取材)

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葉山町は三浦半島の西北部に位置し、北は逗子市、東部・南部は横須賀市に接し、西は相模湾に面しています。 町の面積はおよそ17平方キロメートル、御用邸のある町としても有名です。 町内には鉄道網がなく、最寄り駅からバス路線を利用するか、車やバイクが主な交通手段となり ます。 都心から約1時間。海と山に囲まれた自然豊かな町で、南北4キロメートル続く海岸線は砂浜と 岩礁の美しい景観が続いており、晴れた日には海の向こうに富士山や箱根、江ノ島を眺めることが できます。

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