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葉山町役場

葉山町は三浦半島の西北部に位置し、北は逗子市、東部・南部は横須賀市に接し、西は相模湾に面しています。 町の面積はおよそ17平方キロメートル、御用邸のある町としても有名です。 町内には鉄道網がなく、最寄り駅からバス路線を利用するか、車やバイクが主な交通手段となり ます。 都心から約1時間。海と山に囲まれた自然豊かな町で、南北4キロメートル続く海岸線は砂浜と 岩礁の美しい景観が続いており、晴れた日には海の向こうに富士山や箱根、江ノ島を眺めることが できます。

まちの暮らしを支える誇り。汗を流し、笑顔でつなぐ、クリーンセンターで働く魅力【神奈川県葉山町】

葉山町役場

2025/10/23

「公務員」と聞いて、あなたはどのような仕事を思い浮かべますか?

 

市役所の窓口で静かに手続きを進める姿、あるいはデスクに向かって黙々と書類の山と向き合う姿でしょうか。安定した職業という揺るぎない魅力がある一方で、どこか画一的で、人々の暮らしの温かみに直接触れる機会が少ないというイメージを抱いている方もいるかもしれません。

 

しかし、温かい人間関係と、日々の確かなやりがいに満ちた職場が、ここ葉山町にあります。

 

今回お話を伺ったのは、葉山町のクリーンセンターで働く宮本さんと田中さん。

 

アパレル業界から公務員へとキャリアチェンジした宮本さんと、新卒でこの道を選んだ田中さん。二人の歩んできた道は異なりますが、その言葉から浮かび上がってきたのは、「町民サービスの最前線」で働くことの純粋な喜びと、世代を超えた仲間との強い絆でした。

 



 

畑違いの転職と、コロナ禍で見つけた道。二人が公務員を選んだ理由

ーはじめに、お二人の自己紹介をお願いします。

 

宮本:大学卒業後、アパレル企業に新卒で入社し、10年間働いていました。店舗での販売や在庫管理の仕事に従事していました。お客様と直接向き合い、ファッションを通して喜びを提供する仕事は楽しかったのですが、業界特有のシフト制勤務では、どうしても土日の休みが取りづらいという現実がありました。

 

結婚やワークライフバランスを考えたときに、「これからの人生、家族との時間をなによりも大切にしたい」という思いが強くなり、働き方そのものを見直すことを決意しました。

 

家族に公務員がいたこともあり、幼い頃から仕事の安定性や地域に貢献できるという魅力について、自然と耳にする機会が多くありました。人生の新たなステージに進むにあたり、安定した環境で地域社会の役に立てる公務員の仕事は、私にとって非常に魅力的に映りました。

 

メガネを掛けた男性と女性

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田中:私は高校を卒業したタイミングが、ちょうどコロナ禍の真っ只中でした。社会全体が先行き不透明な状況の中で、自分の将来について考えたとき、公務員という職業の「安定性」に強く惹かれたのが正直なところです。まずは公務員になるための専門学校に進学しました。

 

専門学校時代、友人との何気ない会話の中で「ごみ収集の仕事も公務員の仕事で、からだを動かせるし、結構やりがいがあるらしいよ」という話を聞いたんです。

 

それまでの私にとって公務員といえば、役所の事務職のイメージが強かったので、その話はとても新鮮でした。もともとじっとしているよりは体を動かす方が好きだったこともあり、その話がずっと心に残り、この仕事に興味を持つ直接のきっかけになりました。

 

ー公務員というと、一般的には「お堅い」職場というイメージがありますが、職場の雰囲気はいかがでしたか?

 

宮本:入庁前は、家族からも「公務員の職場の雰囲気は少し堅いかもしれない」と聞いていたので、少しだけ不安な気持ちもありました。でも、実際に働きはじめて、そのイメージは良い意味で完全に覆されました。

 

学生時代の部活動のような、一体感のある雰囲気なんです。もちろん、社会人として先輩方への敬意や礼儀は大切にしていますが、年齢や役職の垣根を越えて、みんなで和気あいあいと仕事に取り組んでいます。

黒いシャツを着ている男性

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田中:私も入庁前は「お堅い職場なのかな」と少し緊張していました。職場では私が一番年下なのですが、60代のベテランの先輩まで、本当に皆さんフランクに接してくれます。年齢差を感じさせない、温かい人間関係ですね。

 

葉山の朝を支える、クリーンセンタースタッフの知られざる一日

ークリーンセンターでの1日の仕事の流れは、具体的にどのようなスケジュールなのでしょうか?

 

宮本:私たちの仕事は、朝8時30分からはじまります。その日に運転するパッカー車の点検表を作成するなど、一日の安全な業務に向けた準備を整えます。

 

8時30分になると、まずは全員でラジオ体操。その後、朝礼があり、所長からその日の収集ルートや注意事項、1週間の予定などが共有され、全員で情報を確認し合います。

トラックの後ろに立つ男性

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朝礼後、各自が担当するパッカー車に乗り込み、エンジン音やブレーキの効き具合など、車両の最終点検を済ませて、8時40分から50分頃に、それぞれの担当エリアへと収集作業に出発します。

 

午前中は、主に「容器包装プラスチック」の収集を1コース担当します。それが終わると、一度、隣の逗子市にある環境クリーンセンターまで運び、荷下ろしをします。その後、お昼休憩までの残りの時間で、「生ごみ」の収集をおこない、クリーンセンターへ戻り、1時間の昼休憩を取ります。

 

午後からは、午前中に引き続き「生ごみ」の収集を再開し、まずは1つのコースを回りきります。その後、さらにもう1コース、「生ごみ」の収集を行い、だいたい夕方4時から4時半頃にはその日の収集作業を終えてセンターに戻ります。

 

センターに戻ってからは、パッカー車を洗車し、その日の作業内容を日報にまとめて事務所に提出します。これでようやく、1日の全ての業務が終了となります。

屋外, 道路, 人, 男 が含まれている画像

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田中:私たちは「生ごみ」と「容器包装プラスチック」を収集する班に所属していますが、それとは別に、朝から夕方まで「燃やすごみ」だけを収集する班もあります。担当するごみの種類によって収集する物やルートは異なりますが、1日のタイムスケジュール自体は、どの班もほぼ同じように動いています。

 

町との一体感が育む、たしかなやりがいと充実のワークライフバランス

ーこの仕事のやりがいや喜びを感じるのは、どのような瞬間でしょうか?

 

田中:自分の行動が、直接この美しい葉山の町をきれいにすることに繋がり、町民の方々の快適な暮らしの役に立っていると実感できる点に、大きなやりがいを感じます。ごみの分別について町民の方から質問された際に、丁寧にご説明することで、次からそのお宅の分別がきれいになっていくのを見ると、私たちの思いが伝わったんだなと、とても嬉しい気持ちになります。

女性の顔

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宮本:町民の方々から直接「ありがとう」という温かい言葉をいただけることです。収集作業中にわざわざ家から出てきて「いつもご苦労様」と声をかけてくださる方や、道端で出会った子どもたちが満面の笑みで「バイバーイ!」と手を振ってくれる瞬間は、本当に心が温まります。そうした町民の方々との何気ない触れ合いの一つひとつが、この仕事の大きなやりがいです。

 

ーワークライフバランス、お休みの取りやすさなどはいかがでしょうか?

 

宮本:お休みはものすごく取りやすいです。前職では、友人の結婚式などでさえ、希望休を取るのが難しいこともありましたが、今の職場では、事前に申請すれば休みが取れます。

 

実は、子どもが生まれたばかりの時期に、育児休暇を1ヶ月半ほど取得させていただきました。年末年始の、クリーンセンターにとって一年で最も忙しい時期と重なっていたのですが、職場は嫌な顔一つせず「家族を大切にしてね!」と快く送り出してくれました。

 

そして、復帰したときもと温かく迎えてくれました。子どもの成長を自分のことのように気にかけてくれる先輩方も多く、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

転職の大きな理由でもあった「家族との時間をなによりも大切にできる働き方」が、ここでしっかりと実現できていると感じます。

 

ーお二人とも葉山町のご出身ではないとのことですが、実際に働いてみて、葉山という町にどのような印象をお持ちですか?

 

田中:実際に働いてみて、町全体にとても品があると感じます。美しいまちなみもそうですが、そこに住む町民の方々も、とても穏やかで、心にゆとりを持って暮らしていらっしゃる方が多い印象です。

 

宮本:時間の流れが東京や横浜とは少し違うというか、皆さんゆったりと、自分のペースで生活を楽しんでいるように見えます。私も以前は葉山といえば「海」のイメージしかありませんでしたが、実際に収集で町を隅々まで回ると、山側の緑豊かなエリアもあって、こんなにも多様な自然に恵まれた場所なんだと、日々新しい発見があります。

屋外, 車, 道路, 人 が含まれている画像

AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。

 

ー最後に、これから葉山町のクリーンセンターで働くことを考えている方々へ向けて、メッセージをお願いします。

 

宮本:この仕事の最大の魅力は、町民サービスの最前線で、町の役に立っていることを日々強く実感できることです。そして、町民の方々から直接「ありがとう」という感謝の言葉をいただけること。からだを動かすことが好きで、人とコミュニケーションを取ることが好きな方には、これ以上ないくらい、ぴったりの職場だと思います。

 

田中:この仕事は、単に決められた作業を「こなす」のではなく、町民の方々との温かい触れ合いの中で、仕事そのものを「楽しめる」職場です。学生時代に部活動に打ち込んでいたような、チームで一つの目標に向かって汗を流すのが好きな方なら、きっと私たちと同じように、毎日楽しく働けるはずです。

 

―今日はありがとうございました。

 

アパレル業界から転職された宮本さんが、家族を大切にする働き方を実現し、育児休暇まで取得されたエピソードは、この職場の人間的な温かさを象徴しているように感じました。「家族を大切にしてね」と快く送り出してくれる職場の姿勢が、どれほど心強いことか。

 

そして、町民の方からの「ありがとう」や、子どもたちの「バイバイ!」という声が、日々の大きなやりがいになっているという言葉。それは、仕事が単なる作業ではなく、町民の暮らしに溶け込み、何よりも必要とされている証拠。

 

年齢や役職の垣根を越え、「学生時代の部活動のよう」と語るチームの一体感も、この職場が持つ魅力なのだと思います。

 

安定だけでなく、人との温かい繋がりと町への貢献という、何物にも代えがたい喜びが、ここ葉山町のクリーンセンターには溢れているのだと感じました。

職員インタビュー
葉山町業務員

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葉山町は三浦半島の西北部に位置し、北は逗子市、東部・南部は横須賀市に接し、西は相模湾に面しています。 町の面積はおよそ17平方キロメートル、御用邸のある町としても有名です。 町内には鉄道網がなく、最寄り駅からバス路線を利用するか、車やバイクが主な交通手段となり ます。 都心から約1時間。海と山に囲まれた自然豊かな町で、南北4キロメートル続く海岸線は砂浜と 岩礁の美しい景観が続いており、晴れた日には海の向こうに富士山や箱根、江ノ島を眺めることが できます。

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