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大和郡山市役所

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生まれ育った街への恩返しを。大和郡山市の保健師が語る、対話から始まる「予防」のやりがいと温かな職場

大和郡山市役所

2026/05/25

「いつか、自分が育ったこの街に貢献したい」そんな真っ直ぐな想いを胸に、地元・大和郡山市の門を叩いた保健師の山田さん。大学時代に「看護」の学びから「公衆衛生」の奥深さに触れ、病気になる前の人を支える「予防」の道を選びました。


今回のインタビューでは、山田さんが大和郡山市を選んだ理由から、多岐にわたる業務のリアル、そしてワーク・ライフ・バランスの実際まで、等身大の言葉で語っていただきました。地元で働くことの魅力、そして「一人の人間」として寄り添う保健師のやりがいを、ぜひ感じてみてください。
 

 


 

「看護」から「予防」の道へ。地元・大和郡山市一本で挑んだ就職活動

ー山田さんは地元が大和郡山市だそうですが、これまでの歩みや保健師を志したきっかけを教えていただけますか?

 

山田:はい。私は生まれも育ちも大和郡山市で、小・中・高校までずっと市内の学校に通っていました。大学は県内の看護系に進んだのですが、実は入学当初は保健師という仕事を詳しく知らなかったんです。

 

「自分が本当にやりたいことは何だろう」と模索していた時期に、大学の講義で「公衆衛生学」や保健師の役割を知る機会がありました。病気になる前の人を支えるという考え方に触れた瞬間、「あ、私がやりたいのはこれだ!」と直感し、そこから迷わず保健師を目指すようになりました。

 

 

ー就職活動では、やはり地元である大和郡山市を第一に考えていたのでしょうか?

 

山田:そうですね。保健師になりたいという思いと同じくらい、「自分がよく知っている、大好きなこの街で働きたい」という気持ちが強かったんです。そのため、保健師の試験は大和郡山市一本に絞って受験しました。

 

大学病院の看護師枠も受けてはいましたが、本命はあくまで大和郡山市の保健師でしたね。

インタビュー風景

「地元愛」を武器に。緊張の面接を乗り越え掴んだ合格

ー大和郡山市の採用試験で、特に印象に残っていることはありますか?

 

山田:二次試験の集団面接ですね。それまで集団面接の経験がなかったので、独特の緊張感がありました。周りの受験生の話を聞いていると、みんなすごくしっかりしているように見えて、「私、大丈夫かな」と不安になる瞬間もありました(笑)。

 

でも同時に、「こんなにたくさん保健師になりたい仲間がいるんだ」と思えて、どこか心強く、ポジティブな気持ちになれたのを覚えています。

 

 

ー最終面接(個人面接)はいかがでしたか?

 

山田:広い会議室に幹部の方が6名ほど並んでいらっしゃって最初はドキドキしましたが、皆さんがニコニコと穏やかに話を聞いてくださったので、普段の自分に近い状態で会話を楽しむことができました。

 

私は他の自治体ではなく「大和郡山市が本命です」という真っ直ぐな地元愛で挑んだのですが、この街に恩返しをしたいという真っ直ぐな想いをしっかり伝えられたことが、合格に繋がったのかもしれません。

電話対応の様子

母子から成人まで。「全世代」の健康を支える幅広い業務

ー現在担当されている具体的なお仕事の内容を教えてください。

 

山田:私は現在、保健センターの「保健予防係」に所属しています。ただ、うちのセンターの特徴として、係は分かれていても「母子保健」がすべての業務のベースにあります。ですので、赤ちゃんから高齢者の方まで、本当に幅広く担当させていただいています。

 

 

ー具体的な「母子保健」の業務にはどのようなものがありますか?

 

山田:妊娠届を出された方への面談や、妊婦さん向けの教室運営、赤ちゃんが生まれた後の家庭訪問、そして乳幼児健診での相談対応などがあります。健診ではお母さんたちのお話を聞いたり、お子さんの発達の様子を確認したりしています。

 

 

ー山田さんが所属する「保健予防係」としての業務はいかがでしょうか?

 

山田:メインはがん検診の運営や、予防接種の啓発活動です。大和郡山市では6月から翌年2月までががん検診の期間なので、受診票の発行や、保健センターでの集団検診の現場対応を行っています。また、精神保健に関する相談、心の問題で悩まれている方のサポートも大切な仕事の一つです。

業務風景

成果は見えにくくても。「話してスッキリした」の一言が原動力

ー専門職として働くなかで、特に「大変だ」と感じることはありますか?

 

山田:私はまだ子育ての経験がないので、お母さんたちから育児の相談を受けた際に、「本当に自分のアドバイスが相手に寄り添えているのかな」と不安になることがあります。アイデアの引き出しもまだ少ないですし、そこは知識や経験で補っていかなければならないと痛感する毎日です。

 

また、保健師の仕事は「予防」がメインなので、成果が目に見えにくいという面はあります。問題が起きないことが一番なのですが、自分たちの働きかけがどれくらい市民の方の力になれているのか、手応えを掴むのが難しいと感じることもあります。

 

 

ーそんな中で、やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

 

山田:以前、お悩みを抱えて相談に来られた高齢の方が、お話を終えた後に「話しただけでスッキリしたわ」と、晴れやかな笑顔で帰っていかれたことがありました。

 

その場で解決策が見つかることばかりではありませんが、ただお話を聞くだけでも、その方の表情が明るくなるのを見た時、「少しでもお役に立てたのかな」と、心から嬉しくなります。

 

 

先輩の優しさと、充実のワーク・ライフ・バランス

ー職場の雰囲気や、先輩方との関係について教えてください。

 

山田:職場環境は本当に最高です!皆さんとっても優しくて、新人の私のことをいつも気にかけてかわいがってくださいます。同期の保健師は私を含めて2人だけですが、保健センターには同年代の先輩もたくさんいらっしゃるので、毎日和気あいあいと楽しく働けています。

職場の様子

ー分からないことがあった時のサポート体制はどうですか?

 

山田:先輩方には本当に何でも聞きやすい雰囲気があります。家庭訪問に同行させてもらったり、健診の問診を隣で見学させてもらったりと、実戦を通して学ぶ機会をたくさん作っていただけるのがありがたいです。

 

 

ーお休みや残業など、働きやすさの面はいかがでしょうか。

 

山田:残業はほとんどありません。皆さん仕事の期限に合わせて、基本的には定時で帰られています。お休みもすごく取りやすくて、1時間単位の「時間休(時間単位年休)」も活用できます。

 

先輩からも「休みなよ」と声をかけていただけるので、心置きなく有休を取って遊びに行ったり、プライベートも満喫できています。夏季休暇も7月から9月の間に6日間いただけるので、しっかりリフレッシュできます。

 

 

最後に、これから大和郡山市を目指す方へメッセージをお願いします。

 

山田:大和郡山市の保健師は、赤ちゃんからお年寄りまで多くの住民の方とじっくり関わることができ、毎日がとても新鮮で刺激的です。専門職としての責任は重いですが、それを上回る喜びと、温かな仲間の支えがあります。経験を積みながら、自分らしく成長できる最高の環境です。ぜひ私たちと一緒に、この大好きな街を健康にしていきましょう!

職員の写真

ー本日はありがとうございました。

 

取材中、山田さんが何度も口にされていたのは「地元への想い」でした。生まれ育った街だからこそ、住民一人ひとりの暮らしを「他人事」ではなく、自分のこととして捉えられる。その誠実な眼差しが、目に見えにくい「予防」という仕事に確かな命を吹き込んでいるのだと感じました。

 

「話してスッキリした」という住民の笑顔の裏には、こうした職員たちのひたむきな寄り添いがあります。自分のルーツを大切にしながら、誰かの明日を支える。そんな働き方の素晴らしさを改めて教えていただいた、温かな時間でした。

 

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年5月取材)

職員インタビュー

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