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黒石市役所

 黒石市は、明瞭な四季の変化と八甲田連峰のすそ野に広がる美しく豊かな自然環境に恵まれており、水清く人情のあついあずましの里として栄え、「米とりんごといで湯」を誇り、「よされ」「ねぷた」を愛してきたまちです。 「いくつになっても住みよいまち  次世代につなぐ故郷(ふるさと) くろいし」を将来像として掲げ、自立したまち、元気なまち、安心なまち、それぞれのまちづくりの目標の実現に向けて、私たちと一緒に働きましょう!

仕事も祭りも全力投球!黒石市のインフラを守る、若き土木技師の成長ストーリー

黒石市役所

2026/03/05

青森県黒石市。風情ある街並みと豊かな自然に囲まれたこの場所に、街のインフラを守る若き土木技師がいます。
高校卒業後、黒石市役所に入庁した三浦さん。最初は右も左もわからない状態ではありましたが、周囲のサポートを受けながら、いつしか地域のインフラを守る頼もしい存在へと成長しました。


今回は、建設部土木課の三浦さんに、入庁の経緯から仕事のやりがい、そして祭りにかける情熱まで、たっぷりとお話を伺いました!
 

 


 

予期せぬ出会いから始まった、土木技師への道

ーまずは、三浦さんのご出身や、土木の道を志したきっかけについて教えてください。

 

三浦:出身は隣町の藤崎町です。地元の工業高校に進学し、そこで土木分野を学んでいました。

土木科を選んだきっかけは、実はそれほど深い理由はなくて(笑)。2人のいとこが先にその高校の土木科に入っていたので、「じゃあ自分も行ってみようかな」くらいの感覚で受験したのが始まりでした。

 

 

ー高校卒業後、就職先として公務員、そして黒石市を選ばれたのには、どのような経緯があったのですか?

 

三浦:最初は民間企業に就職して県外に出たいという気持ちもありました。でも、親に相談したところ「地元に残ってほしい」と言われまして。それなら公務員を目指してみようと切り替えたんです。

 

ただ、正直に言うと、当時は公務員の中でも「消防士」になりたかったんです。体を動かすのが好きだったので、自分には消防士が向いているんじゃないかと思って勉強していました。

そんな時、高校の担任の先生が「黒石市で土木技師の募集があるぞ」と勧めてくれたんです。たまたま消防の試験と日程が被っていなかったので、併願する形で受験させていただきました。

 

結果的に消防の方は競争率が高くて縁がなかったのですが、黒石市の方に拾っていただき、土木技師として入庁することになりました。

庁舎の写真

若手でも「街づくり」の最前線に立てる環境

ー現在の具体的な業務内容や職場の体制について教えてください。

 

三浦:私は建設部土木課に所属しており、基本的には道路管理という分野を担当しています。

道路に穴が開いてしまった時の補修対応や、道路工事の発注業務、冬になれば除雪業務の管理などが主な仕事です。

 

土木課の体制としては、課長、課長補佐の下に、工事や除雪を担当する「土木係」と、事務手続きや支払いを担当する「管理係」があります。

課全体で7名という少数精鋭の組織で、そのうち私が所属する土木係は3名体制です。

 

 

ー3名で市内の道路をカバーされているのですか!それはお忙しいですね。工事の発注などは年間どれくらい担当されるのでしょう?

 

三浦:土木課全体では年間で30件ほどの工事発注があるのですが、ありがたいことに、そのうちの半分近くを私が担当させてもらっています。

 

人数が少ないということもありますが、若いうちからこれだけの件数を任せてもらえるのは、責任も大きいですが非常に良い経験になっていると感じます。

 

 

ー若手職員にとって貴重な経験ですね。年間を通してのお仕事の流れについても教えていただけますか?

 

三浦:仕事の流れとしては、4月頃にその年度に計画している工事箇所の測量や設計を行い、5月から6月にかけて発注の手続きを進めます。

 

青森の冬は雪で工事ができなくなってしまうので、12月末を工期のデッドラインとして進めることが多いですね。

 

冬が近づくと、今度は10月頃から除雪の発注準備が始まります。11月には業者決定をして、12月からの本格的な降雪シーズンに備える、といったサイクルで動いています。

現場作業の様子

成長のために、「分からない」を放置しない。

ー高卒で入庁されて土木技師として働くにあたり、不安もあったかと思いますが、どのように仕事を覚えていかれたのか教えてください。

 

三浦:もちろん、右も左も分からない状態で社会に出たので、最初は不安だらけでした。

でも、入庁して一番最初の研修で、市長から言われた「分からないものを分からないままにして終わるな」という言葉がすごく心に残っているんです。

 

その言葉を胸に、分からないことがあればすぐに先輩に聞くようにしました。職場には経験豊富なベテランの先輩方がたくさんいらっしゃるので、技術的なことも含めて、遠慮せずに質問して自分の知識として吸収していきました。

 

分からないことを恥ずかしいと思わず、誠実に向き合う姿勢が、成長への近道だったのだと思います。

 

 

災害を乗り越え感じる、インフラを守る責任とやりがい

ーこれまで土木技師として経験を積まれてきた中で、やりがいや面白みはどんな瞬間に感じますか?

 

三浦:やはり、自分が図面を引き、発注した工事が、実際に「形になる」という瞬間が一番のやりがいですね。

 

これまで担当したのはそれほど大規模な金額の工事ではありませんが、それでも、壊れていた道路が綺麗に直ったり、使いにくかった側溝が新しくなったりして、それが街の一部として残っていく。その光景を見ると達成感があります。

 

 

ー逆に、これまでで一番大変だったことや苦労されたエピソードはありますか?

 

三浦:令和4年の大雨災害の時は本当に大変でした。青森県内の至る所で被害が出たのですが、黒石市でも道路が崩れたり、擁壁に影響が出たりしました。

 

現場の状況を確認しに行き、安全を確保し、どう復旧させるかを検討して急いで工事を発注する。スピードと正確さが求められる状況で、普段の業務とは異なる緊張感が漂っていました。

自然の脅威を前にして、自分たちの仕事がいかに市民の当たり前の日常を支えているか、その責任の重さを痛感した出来事でもありました。

 

また、冬の降雪状況によっては、夜中や早朝であっても除雪車を出動させることがあります。

 

この辺りは、公務員のイメージにある「定時帰り」とは少し違う、この仕事ならではの厳しさかもしれませんね。

現場作業の様子

仕事も祭りも全力投球!温かい職場と充実のオフタイム

ー大変な局面もあるお仕事ですが、職場の雰囲気はいかがですか?

 

三浦:とても話しやすくて、温かい職場だと思います。入庁当時、私は18歳で、課の中で年齢が一番近い先輩でも32歳と一回り以上離れていました。

 

普通なら緊張して萎縮してしまうかもしれませんが、幸いなことに地元が一緒の方が2人いまして、ローカルトークで盛り上がってすぐに馴染むことができました(笑)。

仕事の相談もしやすいですし、プライベートの話で笑い合うことも多いです。

 

また、課のメンバーで飲みに行ったり、土木技師同士で集まったりとコミュニケーションも活発で、オンとオフの切り替えがしっかりできる環境だと思います。

デスクワークの様子

ーお休みの取りやすさについてはいかがですか?プライベートは充実されていますか?

 

三浦:有給休暇や夏季休暇も気兼ねなく申請できますし、休みは非常に取りやすいですね。今年度はその夏季休暇を5日間連続で取得させていただいて、沖縄旅行に行ってきました!

 

それから、私はお祭りが大好きでして、黒石市には「黒石ねぷた祭り」や「黒石よされ」という有名なお祭りがあるんですが、そういった行事にも積極的に参加しています。

 

「黒石よされ」は入庁してからその熱気を知ってハマったんですが、とにかく皆で踊って騒いで楽しいんです(笑)。

 

 

これから公務員を目指すあなたへ

ー最後に、これから黒石市の土木技師を目指す方へメッセージをお願いします。

 

三浦:公務員という仕事は、安定しているだけでなく、ワークライフバランスを大切にしたい方には本当におすすめの環境です。

休みも取りやすく、趣味やプライベートの時間もしっかり確保できるので、人生を充実させることができると思います。

 

仕事内容に関しては、最初は専門的で難しく感じることもあるかもしれません。でも、職場には頼れる先輩方がたくさんいるので、分からないことは素直に聞いて、向上心を持って取り組めば、自然と知識も技術も身に付いていきます。

 

黒石市は自然も文化も豊かで、働く人も温かい街です。私のように「最初は別の夢があった」という人でも、きっとここで新しいやりがいを見つけられるはずです。

一緒に働ける日を楽しみにしています!

ー本日はありがとうございました。

 

インタビュー中、時折見せる三浦さんの笑顔からは、今の仕事への誇りと「お祭りが好きだ」という気持ちが、ひしひしと伝わってきました。

 

「分からないことは素直に聞く」という真っ直ぐな姿勢が、先輩たちに愛され、若くして多くの現場を任される理由なのだと感じます。

 

祭り囃子に血を沸かす情熱的な一面も持つ彼のような若手が、これからも黒石の街を力強く支えていくのでしょう。

 

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年12月取材)

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