「市民の役に立ちたい」「大好きな地域に貢献したい」という熱い想いを抱き、公務員を目指す方は多いのではないでしょうか。しかし、実際の試験を前に「どんな人が求められているのだろう?」「自分らしさをどう伝えればいいのか」と悩んでしまうことも少なくありません。今回は、栃木県鹿沼市役所の行政経営部人事課で採用担当を務める福田さんに、インタビューを行いました。
鹿沼市では令和8年度から、受験者一人ひとりとより深く向き合うため、1次試験にオンラインの事前面談を導入するなど、さらに「人物重視」の採用へと進化を遂げています。幅広い世代に門戸を広げる試験の特徴や、鹿沼市だからこそ叶う「仕事とプライベートの充実」、そして面接で大切にしているポイントまで、採用担当ならではの温かい言葉で率直に語っていただきました。
- 受験者一人ひとりと真剣に向き合う!令和8年度から導入した「新たな選考」と試験の特徴
- 鹿沼市が求めるプロフェッショナル像と、熱意が伝わる「志望動機の考え方」
- ここで差がつく!採用担当者が明かす「よくある失敗例」と面接の心構え
- 都会と田舎のちょうどいいバランス。ライフワークバランスが保てる鹿沼市役所の魅力
- 市長とざっくばらんに話せる対話研修も!未来の仲間へ贈るメッセージ
受験者一人ひとりと真剣に向き合う!令和8年度から導入した「新たな選考」と試験の特徴
ー本日はよろしくお願いいたします。まず初めに、鹿沼市役所の採用試験において、特徴があれば教えてください。
福田:よろしくお願いいたします。鹿沼市役所では元より「人物重視」の採用試験を行ってきたのですが、令和8年度からはさらに受験者一人ひとりと真剣に向き合いたいという想いから、1次試験の中で「オンラインによる個別面談」を取り入れました。
これによって、より丁寧に応募者の方々の熱意や人柄を聴くことができるようになっています。
ーオンラインでの事前面談があると、リラックスしてありのままの想いを伝えやすくなりそうですね。年齢や職種などの門戸についても教えていただけますか?
福田:鹿沼市の大きな特徴として、どの職種も40歳まで受験可能という点が挙げられます。現在、民間企業などで転職を考えている方も含め、幅広い方にチャレンジしていただくことが可能です。
また、土木の専門職については、令和7年度より学科の要件や専門試験を思い切って撤廃しました。専門的なバックグラウンドがなくても挑戦しやすく、受験しやすい環境をしっかりと整えています。

鹿沼市が求めるプロフェッショナル像と、熱意が伝わる「志望動機の考え方」
ー受験のハードルが下がり、多くの方にチャンスが広がっているのですね。それでは、鹿沼市役所では具体的にどのような人材を求めていますか?
福田:一言で言えば、自分の業務に誇りとやりがいを持ち、プロフェッショナルとして仕事に向き合える方です。
そして、市民の皆さんと協働しながら、自ら考え、自ら行動できることが大切になります。何よりも「かぬま」という街に愛着と誇りを持っている方と一緒に働きたいですね。
ー「かぬまへの愛」が原動力になるのですね。エントリーシートや面接の場で、受験生の皆さんにはどのようなPRを期待されていますか?
福田:そうですね。率直に言ってしまうと、「自分と一緒に働きたいな」と面接官に思わせるような、皆さんの熱い思いをストレートにぶつけてほしいと思っています。
ー熱い思い、素敵ですね。ただ、伝え方に悩む受験者も多いと思います。採用のご担当として、何かアドバイスはありますか?
福田:志望動機を考える際は、ただ鹿沼市の良いところを並べるだけでなく、鹿沼市の魅力(良いところ)と、他自治体と比較して少し劣っているところ(課題点)の両方をしっかりと踏まえてみてください。
その上で、「だからこそ、自分はどのようにして鹿沼市に貢献できるのか」という具体的なビジョンをPRしていただけると、非常に深く響きますね。
ここで差がつく!採用担当者が明かす「よくある失敗例」と面接の心構え
ー良い面だけでなく課題にも目を向けることが大切なのですね。反対に、実際の試験において、たまに見かける「もったいない」といったことがあれば教えてください。
福田:そうですね、意外と基本的なところで「もったいないな」と感じてしまう例がいくつかあります。
まず提出書類ですが、エントリーシートに貼る写真の服装がラフすぎる方が時折いらっしゃいます。スマートフォンで撮影することもできるようになった時代ですが、証明写真はまさに「第一印象」を決めるものですので、最低限の配慮はしてもらいたいですね。
また、筆記試験の当日に筆記用具を忘れてしまうケースも見受けられますので、事前の確認を徹底していただきたいです。さらに面接の場では、伝えたい気持ちが強すぎるあまり、自己PRが長くなってまとまりを欠いてしまったり、逆に緊張しすぎてうまく話せなくなってしまったりするのも、よくある失敗例ですね。
ー面接での自己PRの長さや緊張による失敗は、誰もが不安になるところかもしれませんね。実際の面接試験はどのような体制で行われるのでしょうか?
福田:一次試験では、人事課長および各部の部長級の管理職が面接官を務める集団面接を実施しています。そして最終試験になると、さらに上の役職者が面接を行います。
上の役職の者がずらりと並ぶと緊張してしまうかもしれませんが、私たちも「人物重視」で、皆さんのお話をしっかりと聴かせていただきたいと考えています。
緊張するのは当然ですので、ぜひ深呼吸をして、自分の言葉で伝えてみてください。

都会と田舎のちょうどいいバランス。ライフワークバランスが保てる鹿沼市役所の魅力
ー受験生に向き合っている面接なのですね。少し視点を変えて、福田さんが採用担当者として感じる「鹿沼市役所で働く魅力」について教えてください。
福田:鹿沼市役所は、本当に優しい職員が多いです。上司や先輩がいつでも親身になって相談に乗ってくれるので、とても風通しの良い職場だと実感しています。
また、組織として職員の心と体の健康管理にとても力を入れているため、新人の皆さんも安心して仕事に向き合うことができます。
ー働く環境や健康への配慮が行き届いているのは、とても安心感がありますね。
福田:そうですね。ライフワークバランスに関してもしっかりととれているので、仕事はもちろん、プライベートの時間も充実させることができます。
それに、鹿沼市という土地自体が「都会と田舎がちょうどいいバランス」で成り立っているんです。とても暮らしやすく、のびのびと働ける最高の環境ですよ。
ーちなみに、鹿沼市役所の採用情報をもっと集めたいと思ったら、どのような方法がお勧めですか?
福田:市のホームページはもちろんですが、X(旧Twitter)やInstagram、そして採用専用ページ「パブリックコネクトなどでも積極的に発信していますので、ぜひそちらをこまめにチェックしてみてください。
市長とざっくばらんに話せる対話研修も!未来の仲間へ贈るメッセージ
ーその他に、今回の記事を通じて伝えておきたいことなどはありますか?
福田:鹿沼市役所ならではのユニークな取り組みとして、新規採用職員の職員研修の一環で行われる「市長との対話研修」があります。
これは、市長および副市長とざっくばらんにお話をすることができる、非常に貴重な機会です。この対話を通して、市長が目指すまちづくりの方向性や人材育成の想いを、若い職員のうちからしっかりと共有することができます。
トップの声を直接聞き、自分の意見も交わせる環境は、大きなモチベーションになりますよ。

ー入庁直後から市長と直接対話ができるなんて、とても風通しが良い証拠ですね。それでは最後に、求職者の皆さんへ向けて温かいメッセージをお願いいたします。
福田:現在公務員を目指して勉強されている方はもちろんですが、「少しでも公共の仕事に興味があるな」という方は、ぜひ鹿沼市役所にチャレンジしていただきたいです。
誰でも入庁直後は「上手くやっていけるだろうか」と不安になることがあると思います。しかし、鹿沼市役所では、皆さんが安心して仕事に向き合えるよう、職場の上司や先輩がしっかりとサポートする環境作りに全力で取り組んでいます。
皆さんの熱い思いに出会えることを、職員一同、心から楽しみにしています!

ー本日はありがとうございました。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年5月取材)



