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鹿沼市役所

「いちご市」鹿沼は、栃木県の中では、県央西部にあり、圏域の北部は国際観光地の日光に隣接し、南東部には、東北縦貫自動車道鹿沼インターチェンジがあり、近接して北関東自動車道が走っています。 また、県都宇都宮市に隣接し、東北新幹線との連絡も容易な位置にあります。市内には、東武日光線とJR日光線が通り、いずれも、東京までの所要時間は約80分であり広域交通の要衝として、高い地理的優位性を有しています。 市内の約7割は森林で覆われており、西北部の奥深い山々を源として、大芦川、荒井川、粟野川、思川、永野川が、日光方面からは黒川が南流しています。 西北部の奥深い山々と、その山々を源流とする幾筋もの河川は、山と高原、清流と渓谷という特色ある美しい景観を成し、前日光県立自然公園を形成しています。 市街地は、鹿沼地域では黒川の河岸低地と東部高台に、粟野地域では思川と粟野川が合流する平地に形成されています。

「心の健康」を守りながら地域に貢献できる場所。鹿沼市という選択

鹿沼市役所

2026/06/02

宇都宮で育ち、東京の大学に進み、住宅リフォーム会社の営業職として社会人生活をスタートさせた杉山さん。約4年間、民間企業でのビジネスパーソンとしての経験を経て、「地元・栃木への貢献」という思いを胸に転職を決意しました。

入庁したのは令和7年4月。現在は行政経営部行政経営課で、指定管理者制度に関する業務や庁内の庶務を担当する2年目職員です。

率直に語る転職の経緯、充実した新採研修とメンター制度の実感、そして「心の健康」が確かに守られていると感じるというライフスタイルの変化。営業の最前線を知るからこそ語れる、鹿沼市という職場のリアルを聞きました。

 


「とにかく都会に行きたかった」。宇都宮から東京へ、そして地元栃木へ戻るまでの道のり

ーまず、入庁前のご経歴について聞かせてください。出身や学生時代のことから教えていただけますか。

 

杉山:出身は栃木県宇都宮市です。高校まではずっと地元にいたんですが、正直に言うと、高校生の時は「早く都会に出たい」という強い憧れがあって、大学は東京に行きたいと思っていました。

 

大学生活では、練馬や武蔵小杉近辺に住みながら4年間を過ごして、求めていた都会の生活を思う存分楽しみました(笑)

 

ー都会への憧れを叶えることができたのですね。卒業後はどのような仕事に就かれたのですか?

 

杉山:住宅リフォーム関係の会社に入りました。当時は住宅関係に興味があったことと、「営業もちょっとやってみようかな」という、挑戦してみたい気持ちもあって、営業職として入社しました。

 

最初の配属先は宇都宮の営業所だったため、地元へ戻る形となりました。ここで営業を約3年4カ月経験した後、事務や総務関係を半年ほど担当し、計4年間勤務しました。

ー約4年間働かれて、転職を考えたきっかけはどのようなことでしたか?

 

杉山:率直にお話しすると、営業がしんどいなと感じていた部分が一番大きかったです。毎月売り上げ目標があって、新しいお客様のところに飛び込んで「どうですか」とお伝えしていくのが、自分の性格的にちょっと難しいなと感じていたんです。

 

あるタイミングで突然「転職しよう」と決断したというよりも、働いている中でじわじわと転職したいという気持ちが積み重なっていった感じです。

 

ーそこから次の選択肢として、なぜ公務員・自治体を選ばれたのですか?

 

杉山:やっぱり、地元が好きなんですよね。栃木県内で、地域に貢献できる仕事がしたいと思い始めたのがきっかけです。

 

利益を追求するよりも、地域のために何かできることをしたいという方向に気持ちが傾いていきました。

 

子どもの頃から縁のあった場所。「古いものと新しいものの共存」に感じた鹿沼らしさ

ー栃木県内でいくつかの自治体を検討されたとのことですが、なぜ鹿沼市を選ばれたのですか?

 

杉山:小学生の時にバスケットボールをやっていて、大会で鹿沼市の体育館に来ることがあったんです。また、中学生くらいまでピアノ教室に通っていて、それが鹿沼の教室だったので、鹿沼市に足を運ぶ機会は多かったです。

 

親戚にも鹿沼市に住んでいる方が結構いるので、子どもの頃から縁のある街だという感覚がありましたね。

 

ー縁のある街というのが第一のきっかけだったんですね。受験にあたり、志望度の変化はありましたか?

 

杉山:地元は宇都宮市だったので、最初は宇都宮市の方がいいかなと思っていたんですが、鹿沼市を受験するにあたっていろいろ調べていくうちに、どんどん「鹿沼の方がいいな」という気持ちが強くなっていったんです。

 

鹿沼今宮神社の屋台行事や「鹿沼組子(かぬまくみこ)」をはじめとした地域文化など、昔から受け継がれてきたものを大切にしながら、同時に新しいことも積極的に取り入れていこうという姿勢があることにとても魅力を感じました。

 

特に歴史が好きというわけではなかったのですが、そういった「古いものと新しいものの共存」が自然に根付いているバランス感覚が、なんかいいなと感じたんです。

ー実際に入庁されてみて、思い描いていた公務員像とギャップに感じたようなことはありましたか?

 

杉山:入庁前は、市役所の仕事といえばまず窓口での市民対応というイメージを持っていましたし、職員の方々に対しても「真面目な方が多いのかな」という印象がありました。

 

実際に働いてみると、確かに「真面目」という表現に間違いはないのですが、それがずっと続いているわけじゃなくて、業務中はしっかり集中して、そうじゃない時間は普通に雑談や笑顔があって、和気あいあいとしているんです。思っていたよりずっと明るいイメージに変わりましたね。

 

それと、仕事の幅についても大きく印象が変わりました。

 

私が担当している行政経営課の業務は、指定管理者制度に関する手続き・会議への対応や、庁内の郵便関係の取りまとめ、行政改革関連の事務作業、部内の庶務など多岐にわたっていて、「窓口対応」というものとはまったく異なります。

 

市役所の中でも部署ごとに仕事の内容がまるで転職かのように変わるということは周囲からも聞いていましたが、まったくそのとおりだと感じています。

 

「全部大変だった」と笑える今。研修とメンター制度が支えてくれた1年目

ー民間経験4年を経ての入庁とはいえ、やはり1年目は覚えることが多かったと思います。周囲のサポートや研修体制はいかがでしたか?

 

杉山:入庁後の2週間は、ほぼ毎日終日の研修が組まれており、行政職員としての基礎をみっちりとインプットしていただきました。その後も定期的に研修が開催されますし、職場の先輩方も「分からないことがあったら何でも聞いて」という空気を作ってくださっているので、聞きやすい環境だなと感じています。

 

ーメンター制度もあると聞いていますが、実際に経験されてみていかがでしたか?

 

杉山:入庁1年目は、年齢の近い先輩の方に1年間メンターとして伴走していただきました。業務上の疑問はもちろん、業務外のちょっとしたことも聞けるのがありがたかったですね。

 

もっと上の先輩などに聞くとなると、どうしても少し緊張してためらってしまう部分があるんです。年齢が近い先輩だからこそ相談しやすい場面って多くて、この制度があって本当によかったと思っています。

ー逆に、1年目で一番大変だったことはどんなことでしたか?

 

杉山:それはもう全部大変でした(笑)

 

中でも一番苦労したのは、民間と違って決まり事や守るべきルールがとにかく多いことでしたね。自治体には、法令をはじめとする様々なルールがあって、そこで決められた方法で物事を進める必要があります。

 

例えば、自分の前職で学んだやり方をそのままやろうとすると「それは手順が違う」となってしまうことがあるんです。そういった自治体独自の文化やルールを覚えるのは結構大変でしたね。

 

書類等の管理ルールひとつとっても、種別ごとにフォルダがしっかりと決められているなど、細かい決まりがあって、今でも少し難しいなと感じることがあります。

 

ー民間での経験があるからこそ、その違いを強く感じる部分もあったのですね。

 

杉山:そうですね。法令でしっかりと枠組みが決められているので、「変えたいな」と思っても簡単には変えられないところがあります。

 

最初はそこに戸惑いも感じましたが、今は「それが公共の仕事の責任でもある」と少しずつ理解できてきた気がしています。

 

土日に家族や友人と会える喜び。「心の健康」が保たれていると実感する毎日

ー転職してから、日々の働きやすさや生活リズムはいかがですか?

 

杉山:とても働きやすいと感じていますね。皆さん優しい方ばかりですし、有給休暇も自由に取りやすい雰囲気があります。年度末などの繁忙期には残業をすることもありますが、普段は定時で帰ることができています。もちろん、部署によって差もあるとは思いますが、プライベートと仕事を両立させることができる環境です。

 

前職も福利厚生が整った大きな会社だったので、休みやすさという面で大きな変化があったわけではないのですが、働く上での心身のストレスが軽減されたと思います。

ー転職をして、大きな変化を感じたこともありますか?

 

杉山:そうですね、一番大きかったのは休日が変わったことです(笑)

 

前職では原則として火曜と水曜が休みだったため、家族や友人とスケジュールを合わせられないということが少なくありませんでしたが、今はカレンダー通りの休みが基本です。

 

家族や友人と予定が合わせやすくなりましたし、素直に人と会いやすくなりました。これって当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、自分の中では結構大きな変化でしたね。休日に親しい人と会って過ごせるということは、「心の健康」という面ではとても大切だと思っています。

ーライフステージを見据えた働きやすさという点はいかがでしょうか。

 

杉山:今の職場を見ていると、産休・育休を取っている方も多いですし、家庭の状況に合わせて時短勤務をされている方もいます。周りの先輩方が当たり前のように制度を活用している姿を見ると、「ちゃんと機能している制度なんだ」と安心できますね。

 

ーちなみに、前職と比べると「やりがい」の面では変化はありましたか?

 

杉山:私個人の感覚にはなりますが、今の方がやりがいを持って働くことができていると感じています。前職で営業をやっていて気づいたのですが、私は売り上げが伸びても、自分の中ではやりがいに直結していなかったんです。頑張った成果が数字で見えることよりも、誰かの役に立っているという感覚の方が、私には大切だったんだと思います。

 

今の仕事では、長期間にわたり関係者と調整し、最後に形にすることができた時には「やり切ったな」と感じる達成感があります。利益や数字に縛られず、地域の方のために仕事ができているという実感が、気持ちの余裕や充実感につながっています。

 

転職・就職を考えているあなたへ。「不安を消してくれる温かさ」が鹿沼にはある

ー民間経験のある杉山さんから見て、公務員・自治体で働くのに向いている人とはどういった方だと思いますか?

 

杉山:学ぶ意欲がある方は向いているんじゃないかな、と感じています。

 

自分でいうのもなんですが、私はそんなに真面目だったり学ぶ意欲にあふれているというタイプでもないので、余計にそう感じるのかもしれません(笑)

 

業務全般が法令や制度に深く関わっている上、担当ごとに専門領域が異なるため、まずは自発的に「知識」を吸収する姿勢が求められる仕事だと感じています。「分からないことを調べて覚えていこう」という姿勢を楽しめる方は、きっと自治体での仕事も合っているのではないでしょうか。

 

また、コミュニケーション能力も大事で、窓口だけでなく、職場内でも多くの方と連携する場面が多いので、人と話すことが好きだというのも大切だなと感じています。

 

ー最後に、転職を考えている方や、これからキャリアを選ぼうとしている学生さんに向けてメッセージをお願いします。

 

杉山:鹿沼市の職員の方は、優しい方、温かい方が本当に多いです。私自身、異業種からの転職だったこともあって入庁前はとても不安でしたが、その不安をすっかり消してくれるくらい、職場の皆さんが迎え入れてくれました。

 

転職を考えている方でも、新卒で公務員を目指している方でも、過度な不安を感じずに飛び込んでいただければと思います。

 

きっと、想像以上に温かい職場がここにあります!

ー本日は、ありがとうございました。

 

「心の健康が保たれているなと感じている」。インタビュー中、そう語った杉山さんの言葉が、今も印象に残っています。前職が「悪い職場だったから辞めた」わけではない、という率直なスタンスで話してくださったからこそ、その言葉の重みが伝わってきました。古いものと新しいものを大切にする「共存の姿勢」に鹿沼市の魅力を感じた杉山さん。そのまなざしは、仕事に対しても同じで、前職で培ったコミュニケーション力という財産を持ちながら、自治体ならではのルールを一つひとつ丁寧に身につけています。「安心して働くことができる」今回のインタビューで私が感じた、鹿沼市役所の魅力です。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年5月取材)

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「いちご市」鹿沼は、栃木県の中では、県央西部にあり、圏域の北部は国際観光地の日光に隣接し、南東部には、東北縦貫自動車道鹿沼インターチェンジがあり、近接して北関東自動車道が走っています。 また、県都宇都宮市に隣接し、東北新幹線との連絡も容易な位置にあります。市内には、東武日光線とJR日光線が通り、いずれも、東京までの所要時間は約80分であり広域交通の要衝として、高い地理的優位性を有しています。 市内の約7割は森林で覆われており、西北部の奥深い山々を源として、大芦川、荒井川、粟野川、思川、永野川が、日光方面からは黒川が南流しています。 西北部の奥深い山々と、その山々を源流とする幾筋もの河川は、山と高原、清流と渓谷という特色ある美しい景観を成し、前日光県立自然公園を形成しています。 市街地は、鹿沼地域では黒川の河岸低地と東部高台に、粟野地域では思川と粟野川が合流する平地に形成されています。

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