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うるま市役所

楽しく一緒に働かない? 【沖縄県うるま市】 ※「うるま」…珊瑚の島という意味。 有人・無人を含めて8つの島々があり、美しい風景と豊かな自然環境に恵まれています。

地元の未来を計画から創る。うるま市役所の土木職が語る「形に残るやりがい」

うるま市役所

2025/11/07

幼い頃から「ものづくり」への憧れを抱き、高校・大学と一貫して土木を専攻してきた安次富さん。民間企業で経験を積む中で、「図面に基づいて工事を行う」立場から、「自分自身で計画段階から街づくりに携わりたい」という強い思いが芽生えました。


その思いを実現するため、生まれ育ったうるま市で、地元の街づくりに貢献したいとうるま市役所へ転職します。


今回は、地元の未来を創り続ける安次富さんに、仕事のやりがいや苦い経験から得た教訓、そして「気軽に挑戦してほしい」という未来の仲間へのメッセージを伺いました。

 

 


 

うるま市役所土木職に就くまでの道のり

ーまずは、これまでの経歴について簡単に教えていただけますか?

 

安次富:私は沖縄県うるま市出身で、高校も大学も土木を専攻していました。大学卒業後は、土木工事を行う民間企業に就職し、舗装工事などを担当しました。

 

その後、土木工事のコンサルタントを行う会社を経て、縁あってうるま市役所の土木職として入庁しました。

 

 

ー高校から土木の道を選ばれたとのことですが、何かきっかけがあったのでしょうか?

 

安次富:直接的なきっかけというよりは、幼い頃からの体験が影響していると思います。

小学校の夏休みの工作から始まり、通学路での道路の拡張、近所のスーパーの建て替え、歩道橋が新しくなる様子なども目の当たりにして、漠然と「ものづくり」に魅力を感じていました。

 

また、学生時代は外でスポーツをしていたこともあり、体を動かすことに抵抗がなかったため、土木の仕事は自分に合っていると感じました。

取材の様子

ー民間企業等での経験を経て、そこからうるま市役所を目指された理由を教えてください。

 

安次富:民間企業で働いていた時は、基本的に「与えられた図面に基づいて工事を行う」という立場でした。

 

もちろん、その仕事にもやりがいはあったのですが、次第に「自分自身で図面を作り、設計段階から街づくりに携わりたい」という思いが強くなっていきました。

 

そういった仕事は公務員でこそ実現できると考え、転職を考えるようになりました。そして、どうせなら自分が生まれ育ったうるま市で、地元の役に立ちたいという気持ちが強かったため、うるま市役所を選びました。

 

 

地元の街づくりを担う、現在の仕事内容と1年のサイクル

ー現在の部署での主な仕事内容と、大まかな年間スケジュールについて教えてください。

 

安次富:現在は都市建設部の道路整備課に所属しており、主な仕事は道路の改築工事です。

具体的には、まず年度始めの4月から5月にかけて、国や県と調整を行い、工事に必要な予算を確保します。

 

次に、土木工事の発注に必要な資料を作成し、6月から8月頃に工事の発注を行います。これは入札を通じて業者と契約するプロセスですね。

 

その後、業者と密に連携しながら工事を進め、2月末に工事の検査を行い、完了させます。

 

そして年度末である3月に、県に完了報告を行い、検査を受けるという流れですね。

このように1年を通して予算の確保から完了まで、一連の業務に携わっています。

現場作業の様子

ー年間の工事件数としては、どれぐらいあるのですか?

 

安次富:部署全体としては、年間に10件から20件ほどの工事を手掛けています。その中で、私が担当する件数としてはだいたい6件ほどですね。

 

私は係長という立場上、直接現場の最前線に立つというよりは、部下の進捗管理やサポートが主になります。

 

 

形となって残る喜びと、苦い経験から得た教訓

ー土木職の仕事で感じるやりがいや魅力は何ですか?

 

安次富:やはり、自分が携わった仕事が形となって残るのが最大の魅力ですね。

 

苦労して完成させた時の達成感はもちろん、その後、完成した道路を車で通るたびに、当時の苦労や思い出が蘇ってくるんです。

 

まるで二段構えでやりがいを感じられるような、そんな感覚を味わえます。

 

工事後の道路①
安次富さんが関わった工事後の道路の写真①
工事後の道路②
安次富さんが関わった工事後の道路の写真②

ーこれまでの仕事で特に印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

 

安次富:印象的な工事はいくつもありますが、それ以上に記憶に残っているのは、入庁当初に経験したミスです。

 

土木工事は段階的に進むため、完成までの間は住民の方々に迷惑をかけないよう、仮設対策などを行う必要があります。しかし、当時は自覚もリスク管理も甘く、業者との連携も不十分でした。

 

ある時、大雨が降ってしまい、道路に敷いていた砂利が流れて、近くの畑に流れ込んでしまったんです。すぐに畑に入った砂利を全て取り除き、元に戻す作業を行いましたが、耕作者の方には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

 

この一件から、地域住民の方々への配慮の重要性と、工事業者との密な連携の大切さを痛感しました。

 

それ以降は、天候を常に確認し、雨が降りそうな際には事前に土嚢などの対策を徹底するようになりました。この経験は、私にとって大きな教訓となっています。

 

 

ーこの仕事で大変だと感じることはありますか?

 

安次富:土木工事は、設計段階の図面通りにいかないことがよくあります。

 

現場では予測していなかった問題が日々発生し、それを一つ一つ基準書や専門書を確認しながら解決していく必要があります。

 

実は学生時代、あまり本を読むタイプではなかったので、今でもこうして本を読んで知識を深める必要があることは、正直大変だと感じる部分ではありますね。

 

 

働きやすさを支える職場環境と、公務員のワークライフバランス

ーワークライフバランスの面ではいかがでしょうか?残業時間や休日の取りやすさについて教えてください。

 

安次富:残業時間は、年度末の2月~3月が繁忙期となり、月30~40時間になることもありますが、それ以外の月は一桁台で、ほとんど残業がない月もあります。

 

休日は公務員ならではの取りやすさを感じています。例えば、子供の送迎で遅れる際は1時間だけ休みを取ったり、午前中に仕事が終われば午後から帰宅したりすることも可能です。

 

最近では、子供が本土に進学する際に、それに合わせて1週間の休みを取ることもできました。プライベートを充実させやすい環境だと思います。

 

 

ーうるま市役所の土木職の職場環境や雰囲気はいかがですか?

 

安次富:私が所属する道路整備課では、年齢層の幅はありますが、職場内の風通しはとても良いですね。

 

仕事中に活発な議論ができるのはもちろん、困難な問題に直面した際には、経験豊富な上司が相談に乗ってくれ、具体的な解決策へと導いてくれるので、とても仕事がしやすいです。

 

また、年齢が近い職員同士で祭りなどのイベントに役員として参加した後に飲みに行ったり、業務外でもプライベートで旅行を計画したりと、職員間の関係性は非常に良いと感じています。

 

 

ー部下の方とのコミュニケーションで意識されていることはありますか?

 

安次富:部下とのコミュニケーションでは、まず相手の意見を聞くことを最も重視しています。何か問題が起きた際、自分の中に答えがあったとしても、すぐにそれを押し付けるのではなく、一旦飲み込みます。

 

そして、まずは担当者である部下の考え方や意見をじっくり聞いた上で、それが適切であれば認め、もし修正が必要であれば、根拠となる資料や専門書を示しながら丁寧に指導するようにしています。

職場の方との業務風景

うるま市役所で働く魅力と、未来の仲間へのメッセージ

ー安次富さんが感じる、うるま市役所で働く魅力は何でしょうか?

 

安次富:民間企業から公務員に転職して、改めて【公務員という働き方】の良さを実感しています。特に、ワークライフバランスの取りやすさは大きな魅力です。

 

その中でもうるま市役所は、職員の休みが非常に取りやすいと感じています。風通しが良く、職員同士の人間関係も良好です。

 

さらに、うるま市役所で土木職として働く【ならではの魅力】もあります。少し早めに出勤すれば、朝日を見ながら職場に向かうことができますし、業務中に車を走らせれば、美しい海を見ながら海中道路を走行することもできます。

 

こうした、地域の素晴らしい景色の中で仕事ができることも、私にとっては大きな魅力ですね。

 

 

ー最後に、これからうるま市役所の土木職を目指す方々へメッセージをお願いします。

 

安次富:公務員という仕事に対して、堅いイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、実際はそこまで堅苦しく考える必要はありません。公務員と会社員という働き方を比較してみて、気軽に挑戦してもらえたら嬉しいです。

 

最近では、男性職員が育児休暇を半年ほど取得し、職場復帰後すぐに昇任した事例もあります。男女問わず、子育て世代の方々には特におすすめできる職場です。

 

ぜひ、うるま市役所の土木職に興味を持ったら、まずは一歩踏み出して、私たちと一緒にうるま市の未来を創っていきましょう!

 

職員の写真

 

ー本日はありがとうございました。

 

安次富さんの「ものづくり」への変わらぬ情熱と、故郷うるま市への深い愛着が伝わってくる取材でした。

 

特に、入庁当初の失敗談を教訓に変え、住民の方々への配慮を徹底するようになったというお話は、公務員として地域と向き合う真摯な姿勢を教えてくれます。

 

ワークライフバランスを重視し、子育て世代にも優しい職場環境は、職員一人ひとりが心身ともに健康でいられるよう支え合っているからこそ成り立っているのだと感じました。

 

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年10月取材)

職員インタビュー

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