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うるま市役所

楽しく一緒に働かない? 【沖縄県うるま市】 ※「うるま」…珊瑚の島という意味。 有人・無人を含めて8つの島々があり、美しい風景と豊かな自然環境に恵まれています。

未来をデザインする誇り~「まちづくり」で故郷に貢献するうるま市建築職の挑戦~

うるま市役所

2025/11/10

沖縄本島中部に位置し、世界遺産の勝連城跡を有するうるま市。その美しい景色と豊かな文化を守り育むため、今日もまちづくりに情熱を注ぐ職員がいます。


うるま市役所で建築職として働く佐次田さんもその一人です。


故郷への貢献を志し入庁した彼女が、都市計画の策定という長期的な視点でまちづくりに携わる公務員ならではのやりがい、そして同期との心温まるエピソードまで、うるま市で働く魅力の全てに迫ります。


建築職として地域に根差したキャリアを考えているあなたに、きっと新しい発見があるはずです。
 

 


 

入庁までの道のり

ーまずは、佐次田さんの入庁までの経緯をお聞かせいただけますか?

 

佐次田:私は、生まれも育ちもうるま市です。高校を卒業後、職業能力開発大学校で建築について2年間学びました。

そこから公務員を目指し、専門学校で1年間勉強した後、うるま市役所に入庁しました。

 

 

ー建築に興味を持たれたのは、どのようなきっかけからだったのでしょうか?

 

佐次田:父が元々土木職として建設業に携わっていたため、建設業が幼い頃から身近な存在でした。また、私自身理系の科目が得意だったこともあり、将来は理系の仕事に就きたいと考えていました。

 

建設業という選択肢の中で、建物自体に興味を惹かれ、建築の分野を選びました。

 

 

ーそこから公務員を目指されたのは、何か特別なきっかけがあったのですか?

 

佐次田:職業能力開発大学校在学中に、先生に勧められて参加したリノベーションスクールの講演会が大きな転機となりました。

 

沖縄市で実施されていた、空き不動産をリノベーションして周辺地域を活性化させるというプレゼンテーションに感銘を受けたんです。この時のプレゼンテーションでは「1件の不動産」という単位でしたが、自治体であれば「まち」という規模での活性化に携わることができると考え、公務員を目指そうと思いました。

 

それに加えて、父がうるま市役所の職員だったことも、公務員を目指すきっかけとして大きかったです。父を通じて、市役所の仕事内容や職場の雰囲気を身近に感じることができたため、漠然と公務員という選択肢が現実味を帯びていきました。

 

生まれ育ったうるま市に貢献したいという思いも強く、公務員として故郷のために働きたいと考えるようになりました。

インタビュー風景

都市政策課での業務内容

ー現在所属されている都市政策課での業務内容はいかがでしょうか?

 

佐次田:現在は都市政策課都市計画係に所属して2年目になります。ここでは、工事そのものではなく、都市計画の策定という、より長期的な視点でのまちづくりに携わっています。

 

主に、公園や道路、用途地域といった都市の基盤となる部分の計画を立てるのが仕事です。

 

 

ーまちづくりの計画策定は、非常に複雑なプロセスを経て行われると思いますが、具体的な流れについて教えていただけますか?

 

佐次田:はい、とても多くのステップがあります。現在、担当している用途地域変更の案件を例にご説明します。

 

  1. 計画案の作成:変更案の図面や理由書などを検討し、作成します。
  2. 住民説明会等の実施:作成した計画案について、住民の皆さんへ説明会を行い、内容のご理解及びご意見等を求めます。
  3. 県との協議:県と2〜3ヶ月かけて協議を行います。
  4. 都市計画案作成と公告・縦覧:案を作成し、2週間程度、市民の皆さんから意見を募ります。
  5. 都市計画審議会:都市計画審議会に諮り、審議を受けます。
  6. 最終協議と策定:審議会で問題がなければ、最終的に県との協議を経て、計画が策定されます。

 

この流れは、業務プロセスの一部分となりますが、一つひとつのプロセスを丁寧に踏むことで、より良いまちづくりに繋がると信じて業務に取り組んでいます。

デスクワークの様子

建築職のやりがいと成長

ー建築職として、仕事のやりがいや面白みを感じるのはどのような点ですか?

 

佐次田:都市計画の仕事は、工事のようにすぐに成果が目に見えるわけではありません。

 

しかし、5年後、10年後、さらに20年後のうるま市の姿を想像しながら計画を立てていく点に、大きな面白みを感じます。

 

計画に正解というものはなく、失敗だったのか成功だったのかを判断することも難しいですが、自分たちが納得できる形を追求できることにやりがいを感じています。

 

私自身がまだ若く入庁したばかりなので、将来的に自分が携わった計画が完成した時に、それを体感できるという期待感も大きいです。

 

20年後もまだ市役所にいるであろう私にとって、自分の手掛けたまちがどのように変化していくのかを見届けられるのは、公務員ならではの醍醐味だと感じています。

 

 

ー逆に、公務員として働く中で大変だと感じることはありますか?

 

佐次田:建築職といっても、部署によって専門分野が異なるため、異動のたびに業務内容が大きく変わり、新しい知識の習得が求められる点が大変です。

 

その都度、新しい法律や事業内容を1から学ぶ必要があるため、常に勉強は欠かせません。

 

例えば、建築行政課にいた頃は建築基準法が主な学習対象でしたが、都市政策課では都市計画法や道路法など、さらに幅広い法律知識が必要となります。

 

異動があるからこそ、様々な分野の知識を深めることができるという見方もできますが、その都度、勉強するのは根気が必要ですね。

調べ物をしている様子

ー日々、どのようにスキルアップや知識の習得に努めていらっしゃいますか?

 

佐次田:まずは、前年度の業務資料を確認して仕事の流れを把握することから始めます。業務で不明な点や課題に直面した際は、自分で本や法令を調べて解決策を探します。

 

それでも分からない場合は、遠慮なく先輩や前任者、上司へ相談するようにしています。

幸い、私たちの部署は、お互いに教え合う環境が整っているので、とても助けられています。

 

また、県外の研修にも参加しています。1週間から2週間の研修に行くことも可能で、私もこれまでに数回参加しました。今後は都市計画に関する応用研修にも参加する予定です。

 

研修では、専門知識を深めるだけでなく、他自治体の職員の方々との交流を通じて情報交換をしたり、将来困ったときに相談できる方と連絡先を交換したりと、人脈を広げることもできます。

 

 

うるま市役所のワークライフバランスと職場の雰囲気

ーワークライフバランスについてお聞かせください。残業や休暇の取得状況はいかがでしょうか?

 

佐次田:現在の部署では、残業はほとんどありません。突発的な対応が必要な場合は残業することもありますが、基本的には自分で年間のスケジュールを組めるため、定時で退庁できる日が多いです。

 

そのため、休暇も取りやすい環境だと感じています。夏季休暇は年間5日付与され、5月から10月末までの間に自由に取得できます。私も今年度は5日全てを消化しました。

 

有給休暇も取りやすく、原則として前日までに申請すれば取得できますし、急な用事や体調不良の場合でも、連絡すれば柔軟に対応してもらえます。

 

 

ー職場の雰囲気や、上司・同僚との関係性について教えてください。

佐次田:職場の雰囲気は非常に良く、風通しが良いと感じています。現在、私の上司は採用当時メンターとしてお世話になった方でもあるため、とても話しやすいです。

 

上司をはじめ、皆さんが優しく、何か質問や相談があるときは、いつでも親身になって話を聞いてくれます。

例えば、私が席を立って隣に行けば、すぐに「何かあった?」と声をかけてくれるような温かい職場です。

 

 

ー部署を越えた職員同士の交流も活発だとお聞きしました。

佐次田:はい、非常に活発です!技術職のメンバーで女子会をしたりしています。そして、同期とはとても仲が良く、年に数回集まって食事に行ったり、誕生日などのお祝い事があれば皆でお祝いし合うこともあります。

 

また、市役所の職員ならではの特別な交流として、同期のライフイベントに立ち会う文化があります。

 

同期が婚姻届を提出する際は、皆で集まって、花束を渡したり、記念撮影をしたりして、お祝いしました。また、子どもが生まれた際には、出生届提出に立ち会い、初めて子どもと対面するといった感動的な瞬間を分かち合うこともあります。

 

これらのイベントを通じて、同期や同僚を心から祝福し、共に人生の節目を分かち合う温かい繋がりがあります。

同期の方の婚姻届提出をお祝いの様子
同期の方の婚姻届提出をお祝い!

未来を担う建築職の皆さんへ

ー最後に、これからうるま市の建築職を目指す方々へ、メッセージをお願いします。

 

佐次田:私自身、入庁前は「自分に務まるだろうか」という不安がとても大きかったのを覚えています。

 

しかし、市役所は「最初から完璧に仕事ができる人」を求めているわけではありません。

 

私のように、建築に関する知識がまだ少ないと感じる方でも、安心して仕事に取り組めるよう、周りの職員がしっかりとサポートし、一緒に成長していける環境が整っています。

 

少しでも興味があれば、ぜひ気軽に、うるま市役所の門を叩いてみてください。皆さんと一緒に未来のうるま市を創っていけることを楽しみにしています!

ー本日はありがとうございました。

 

佐次田さんの言葉の端々から、うるま市への深い愛情と、まちづくりへの情熱が伝わってきました。公務員として働くことへの真摯な姿勢と、温かい同期との絆に触れ、心が温かくなる時間でした。

 

未来を見据え、一歩一歩着実に進む佐次田さんの姿は、きっと多くの人の背中を押すことでしょう。

 

うるま市の未来を担う建築職の皆さんと、これからも素敵なまちが生まれていくことを心から応援しています。

 

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年10月取材)

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