これまでの経歴を教えてください。
大学を卒業後、大学病院で看護師として約3年勤務し、手術を受ける方や抗がん剤治療を受ける方など病状も疾患も様々な方と関わってきました。日々看護師として働く中で、もっと早く検診を受けていればよかったという声をたくさん聞き、「予防」の大切さを実感しました。その中で多くの方の予防にかかわることができる保健師として働きたいと思いました。
入庁してどんな業務を担当されましたか?
介護予防担当の保健師として、地域のニーズや課題を把握して健康づくりや介護予防だけでなく、地域づくりも視野に入れ事業を企画・運営しています。また、介護予防に関する情報を地域の住民に広めるための啓発活動も行っています。橋本市内には高齢者が集まる通いの場があり、そこに出向いて一緒に体操をしたり、介護予防啓発の出前講座などをしています。
また、地域のニーズから男性のみが参加できる教室も実施しました。参加してくださった方はその後も、地域の様々な場所で社会参加してくださっています。
やりがいを感じるのはどんなときですか?
地域の方々が健康的な生活を送るためにサポートをしていると実感できた時です。出前講座で地域の方に健康についての話をすることもあり、教えてもらった体操やっているよ、体操を続けたら痛みもよくなって本当に良かったと言ってもらえた時は、自分のかかわりが住民さんの健康につながっていることを実感し、やりがいを感じます。
民間と公務員の違いを感じるところはどんなところですか?
民間では、入院される方、個人の治療や看護が主な目的でした。ですが、公務員としては1人ひとりと関わることに加え、地域全体の課題を考え、新しい事業を企画したり、多職種と連携したりと仕事の幅はとても広いところが一番の違いだと思いました。
民間での経験は公務員としての業務に生かされていると感じますか?
民間での看護師の経験は、保健師としての業務に活かされていると感じます。病院での経験があることで、健康に対する視点を多角的に持つことができていると思っています。病院では急変時の対応も経験したこともあって、落ち着いて対応できている部分も多いと思います。
最後に、これから橋本市役所の受検を検討される方へ、一言お願いします
地域の皆さんの健康を支えるやりがいのある仕事だと思います。
いろいろなことに挑戦しながら、自分も成長できる職場だと実感しています。