秋田県大潟村についてご紹介いたします。
ー大潟村についての概要
大潟村は、かつて日本第2の広さを誇る湖であった八郎渦を、戦後の食糧増産をめざし、農地を作るため干拓してできた村です。1957年から20年に及ぶ十拓工事を経て、かつての湖底は新生の大地に生まれ変わり、1964年に「大潟村」が誕生しました。
大潟村には全国から就農するための入植者が集まり、大規模農業に着手し、これまで長年にわたり安全安心な農作物を生産し、特色ある農業経営を行っています。村は「環境創造型農業」に積極的に取り組み、生態系の多様化・八郎湖の水質保全につながっています。
春には桜と菜の花、夏にはサルビアとひまわりが咲き誇り、秋には稲積が黄金色に色づき、冬には雪に覆われた田んぽに白鳥が訪れる自然が美しい村です。また、村全域が「男鹿半島・大滅ジオパーク」に認定されています。
ーコンパクトな暮らしやすい村
大潟村はほとんどが農地ですが、住宅地、行政機関、教育施設(認定こども園、小・中学校)、スーパー、商店街、診療所、観光施設(道の駅・干拓博物館、温泉保養施設等)、民間事業所、体育館等運動施設、公民館、銀行、農協、駐在所等は総合中心地と呼ばれる集落地が全て徒歩圏内に集約されています。
ーこんな人材を求めています。
- 村民一人ひとりと向き合って話を聞くことができる職員
- 丁寧かつ真摯に対応する職員
- ほかの職員や住民と連携して対応できる職員
- 粘り強く業務に取り組むことができる職員
日々の保育の振り返りの中で、同僚性を高め協働できる職員(こども園)
役場の仕事は村民が安心して快適に暮らせるよう、公共施設の管理運営、福祉、産業振興、教育、防災などの業務を行っています。デスクワークだけではなく、村民から要望等があればすぐに現場に向かい的確な対処をしたり、村民向けの事業(健診・各種口座など)を企画運営したりと、業務は多岐にわたります。
ー大潟村役場の各課紹介
総務企画課
総務広報班
- 村条例等の制定や改正
- 職員の給与支給、採用、研修等の実施
- 「広報おおがた」の発行、ホームページの管理、情報発信
国、県、村の選挙運営
企画財政班
- 「大潟村総合村づくり計画」の策定
- 役場の予算作成、財務業務全般
- 住民のコミュニティ活動の支援
- 宅地分譲・アパート建設・移住相談の受付
- ふるさと納税の推進
- マイタウンバスの運行
- 結婚支援センターでの婚活支援
- 国際交流に関する業務
- 地域おこし協力隊の募集及び活動支援
税務会計課
税務班
- 税金についての課税及び徴収
(住民税、固定資産税、国民健康保険税、軽自動車税、たばこ税、入湯税) - 所得証明書発行など、税金移管する窓口業務
- 税金未納者の納税相談受付
- 会計管財班
- 日々の公金の収入・支出業務
- 1年間の公費の歳出入をまとめた決算書の作成
- 村の貯金、土地、建物、公用車等の財産管理
- 工事などが適切に行われたかの完了検査の実施
福祉保健課
福祉班
- 村全体の福祉計画の策定、事業推進
- 特別養護老人ホームの管理や高齢者福祉に関する業務推進
- 高齢者団体、福祉団体、障がい者団体等の活動支援
- ひとり親家庭、障がい者の生活や活動支援
男女共同参画の取り組み
保健班
- 転居に伴う異動や戸籍などの届出受付
- 国民健康保険証や後期高齢者医療保険証の交付、医療費助成、後期高齢者医療保険料の決定・徴収
介護認定や介護を必要としている人の支援、介護保険料の決定・徴収
保健センター
- 村民の健康づくりをサポートする各種事業の実施(運動教室・料理教室)
- 集団健康診断及び保健師による健診結果説明会の実施
- 子育て世代包括支援センター(ネウボラ)を中心とした、妊娠から出産、子育て期間の母子に対するサポート
- 健康相談受付(保健師、管理栄養士、臨床心理士により相談等)
- 感染症予防の実施(インフルエンザ助成、コロナワクチン集団接種)
- 診療所
村民のかかりつけ医としての役割を担い、診察のほか健康相談も随時受付
地域包括支援センター
- 高齢者の健康増進のための介護予防事業
- 高齢者に対する各種相談受付
- 介護認定や介護支援
生活環境課
生活班
- 飲み水を安定供給するための、水道施設の維持管理
- 家庭や事業所からの適切な排水を促す下水道施設の維持管理
- 村営住宅、道路、歩道、橋、街灯などの必要な修繕等の維持管理
- 冬期間の村道の除雪
消防、防災、交通安全対策業務
環境班
- 脱炭素事業の推進
- 八郎湖水質改善の取組
- ごみの収集及び処理
- ごみの減量化への取組
- 犬の登録や犬の予防注射
産業振興課
産業班
- コメ政策に係る事務
- 麦、大豆、タマネギ、カボチャ、花き等の振興に関する事務
- 有機農業、環境保全型農業、スマート農業を推進する事業
- 県や土地改良区と連携し、農地、農業用施設(用水路や排水路)の整備
- 農家の研修支援
- 農産物の輸出や販路拡大の支援
防災林や桜並木の適切な維持管理
商工観光班
- 村の観光情報の発信(SNS等)
- 桜と菜の花まつりの開催
- 村内の観光施設(ホテル、温泉、道の駅)の活動支援
- 村内の中小企業の活動支援
教育委員会
学校教育班
- 大潟こども園、小中学校に関する様々な事務…教材の整備、保健、給食、財産の管理、各種調査等
- 児童、生徒の入学や転出等の手続き
- 放課後児童クラブ、児童館の運営
- ICTを活用した授業の支援
- 村民体育館(生涯学習班)
- 各種スポーツ施設の維持管理
- スポーツ大会の開催
スポーツ関係団体の活動支援
干拓博物館(生涯学習班)
- 地域資源を活用した企画展示の実施
- 干拓史料などの保存、整理
- 男鹿半島・大潟ジオパーク活動の推進
生涯学習団体の活動支援
公民館(生涯学習班)
- 村民ニーズを踏まえた講座の開催
- 様々な生涯学習団体、芸術文化団体等の活動支援
- 図書室の整備、運営
議会事務局
- 議会運営に関する事務全般
- 議員が条例や予算などを審査するための議会運営
- 監査事務局を担い、予算執行状況の審査
農業委員会事務局
- 農地の売買、賃貸借の手続
- 農地の適切利用の確認
- 農業者年金に関する事務

ー大潟こども園について
大潟幼稚園と大潟保育園が統合し、2018年に幼保連携型認定こども園「大潟村立大潟子ども園」が発足しました。親子(未就園児)で自由に遊ぶことができる子育て支援センターが併設され、地域の子育て支援の拠点としての機能を担っています。
教育・保育目標
キラッと輝く大潟っこ
かかわる力 たくましい心と体 豊かな感性
教育・保育理念
豊かでたくましい心を育む
生きる力を育む教育の推進
園児数(令和5年5月15日現在)
年齢 | 人数 |
0歳児(ひよこ組) | 3 |
1歳児(りす組) | 5 |
2歳児(うさぎ組) | 15 |
3歳児(にじ組) | 15 |
4歳児(ほし組) | 18 |
5際児(つき組) | 19 |
計 | 75 |
教職員数(令和5年4月1日現在)※(会)会計年度任用職員
職 | 人数 |
園長 | 1 |
保育教諭(正職員) | 7 |
保育教諭(会) | 11 |
保育教諭補助(会) | 4 |
生活支援員(会) | 1 |
子育て支援センター支援員(会) | 2 |
栄養士、用務員、事務員(会) | 3 |
計 | 29 |
キャリアパス
園外研修(外部施設研修)
1年目 1年目研修
3年目 3年目研修
5年目 5年目研修
10年目 10年目研修
※その他、毎年1回程度の園外研修があります。
園内研修
子どもの健全な成長を促すため、日々の保育・幼児教育について、月に1回程度、園の保育者同士が意見交換や勉強会を行い、よりよい保育につなげるための園内研修を随時行っています。
※その他、外部講師による研修も行っています。
例)交通安全研修、乳幼児(1歳未満)保育研修、AED研修等
大潟村連携教育
大潟村は、こども園・小中学校が一箇所のエリアにまとまっています。この利点を生かし、こども園から中学校までの子ども達の成長に、教職員が校種の枠を超えて積極的に情報交換や指導法の改善に努めながら関わる、「大潟村連携教育」を推進しています。

ー給与及び勤務形態
初任給
-行政職(大学卒業程度の試験となります)
- 大学卒 1級25号給 183,548円
- 短大卒 1級15号給 164,306円
- 保育教諭(高校卒業程度の試験となります)
- 大学卒 1級17号給 167,127円
- 短大卒 1級15号給 164,306円
- 看護師・保健師(大学卒業程度の試験となります)
- 大学卒 2級11号給 214,173円
- 短大(3年生)卒 2級5号給 202,185円
※ただし、初任給は卒業後の経験年数で加算あり
昇給
- 毎年1月1日昇給
初年度は通常3号給昇給、翌年度からは通常4号給昇給
※1号給平均1,511円昇給(主事級)
昇格
- 人事評価による成績と勤続年数が考慮されます。
勤務時間
- 勤務日数:週5日勤務
- 休憩時間:1日1時間(こども園は45分間)
- 原則:8時30分から17時15分までのうち7時間45分
- こども園:7時30分から18時30分までのうち7時間45分(シフト制)
勤務しない日
- 原則:毎週土・日・祝日
- こども園:毎週日・祝日・シフトによって土曜勤務あり(その場合平日休)
諸手当
- 扶養手当・通勤手当(上限31,600円)・住居手当・時間外勤務手当・期末手当(年2回 各1,225 月)・勤勉手当(年2回 各0.925 月)・退職手当
※期末勤勉手当率は令和5年度の手当率です。県に準じ、変更になる場合があります。
福利厚生その他
- 社会保険
- 有り(秋田県市町村職員共済組合) - 災害補償
- 通勤や業務によってケガをしたり、病気になったりした場合に補償されます(休業補償手当あり)。 - 健診等
- 集団健診・人間ドッグ助成あり(35歳以上)。
- ストレスチェック(産業医の面談を受けられます)。
- また、ハラスメント防止に関する指針を制定し運用しています。 - 職員の福利厚生
- 祝い金、弔慰金の支給・BBQ大会・親睦旅行・忘年会等

ー休暇等
- 年次休暇
有給で取得できる休暇(取得単位1時間もしくは1日)
- 採用1年目:年間15日
- 採用2年目:年間20日+前年繰越日数(上限15日)
- 採用3年目:年間20日+前年繰越日数(上限20日)
- 主な特別休暇
- 結婚休暇(年5日)
- 不妊治療休暇(年10日)
- 産前休暇(6週間前から)
- 産後休暇(8週間まで)
- 保育休暇(1日1時間)
- 配偶者出産休暇(年2日)
- 配偶者の出産に係る子の養育休暇(年5日)
- 家族の看護休暇(年6日)
- 服忌休暇
- 夏季休暇(年5日)
- 短期の介護休暇(年5日)
- 生理休暇
- 妊産婦保健指導・健康診査休暇
- 妊婦休息・捕食休暇
- つわり休暇(年10日)
- 妊婦通勤緩和休暇
- 病気休暇
負傷または疾病のため医師が必要と認める期間(連続して90日を超えると無休)
- 平均有給休暇取得日数
12.5日(令和4年度)
- 月平均時間外労働時間
全職員7.9時間(令和4年度)
- 家族看護休暇取得日数
延べ66人(令和4年度)
- 育児休業取得
女性 100%、男性 取得実績あり(過去10年間)
- 休業
- 産後パパ育児休業(育児休業手当金支給)
- 育児休業(育児休業手当金支給)
- 育児部分休業(1日2時間)
介護休業(93日間まで)
- その他休暇
- 介護休暇(1日4時間)
- 介護時間(勤務時間の一部)
- 短時間勤務
- 育児短時間勤務(子が3歳になるまで)
ー職員構成 *大潟村役場庁舎 *大潟村公民館(教育委員会事務局)
職員構成(令和5年4月1日現在)
階層 | 男 | 女 | 計 | 平均年齢 |
課長・事務局長級 | 7 | 2 | 9 | 52.2 |
課長補佐級 | 4 | 1 | 5 | 46.2 |
主査級 | 7 | 5 | 12 | 42.1 |
主任級 | 9 | 6 | 15 | 37.7 |
主事級 | 5 | 11 | 16 | 32.4 |
計 | 32 | 25 | 57 | 42.2 |
ーキャリアパス
1年目
- 新規採用研修(自治研修所)
- 行政事務の基礎や仕事に対する姿勢、社会人としてのマナー等を学びます。 - 農業研修
- 村の基幹産業である農業を学ぶため、稲作や畑作の体験をします。
3年目
- 3年目研修(自治研修所)
- これまでの仕事を振り返って、次のステップに進むための方策を身につけます。
昇格時
- 職階研修(自治研修所)
- 主任研修、監督者Ⅰ・Ⅱ研修
能力開発研修
- 自治研究所などで行われる様々なテーマの研修に参加できます。
- 様々なテーマのeラーニング研修も受講できます(オンライン研修)。
その他
- テーマ研修
- 各自でテーマを決め(個人もしくはグループ)、先進的な取り組みをしている地域を視察し、政策提言します。 - 地域農政未来塾
- 全国から自治体職員が年に数回都内の会場に集まり、小人数ゼミ形式で、今後の農業・農村の政策に必要な知識や能力を身につけます。 海外研修
- 中学生の海外交流事業や村民海外研修に担当として同行します。(デンマーク等)
市町村アカデミー研修(千葉県)
全国市町村国際文化研究所(滋賀県)
- 市町村アカデミーや全国市町村国際文化研究所で行われる様々なテーマの研修に参加できます
