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にかほ市役所

にかほ市は、秋田県の南西部に位置し、鳥海山に抱かれた農業と電子部品製造業が集積する工業を基幹産業に、日本海の恵みを生かした漁業、豊かな自然と貴重な歴史・文化遺産に支えられた観光など、豊富な資源に恵まれた風光明媚でコンパクトな市です。 「にかほが一番」と一人でも多くの市民が自信と誇り、愛着を持って暮らしていけるよう、「夢あるまち 豊かなまち 元気なまち 住みたいまち にかほ」の基本理念のもと、その実現に向けて地域住民、行政、企業などが手を取り合ってまちづくりに取り組んでいます。

「一歩遅れている」からこそ、変えられる余地がある。Uターン職員が語る、地元・にかほ市で見つけた“攻め”の公務員ライフ

にかほ市役所

2026/04/16

「根っからの地元大好き人間」を自称し、大学進学で一度は秋田を離れたものの、迷わずにかほ市へのUターンを決めた齋藤さん。入庁から3年間、観光課という「街の顔」を担う部署で、デスクワークのイメージを覆すほどアクティブに現場を駆け回ってきました。

都会のスピード感を知ったからこそ感じる「地域の課題」に正面から向き合い、旅行会社へ売り込みを行うなど、従来の公務員の枠にとらわれない挑戦を続けています。「前例踏襲」の壁を感じつつも、それを打破しようとする熱意の源泉はどこにあるのか。

現場での苦労や、地元ならではの深い人間関係、そして「にかほ市のこれから」を担う若手としての本音を伺いました。一歩踏み出す勇気が、街を、そして自分自身をどう変えていくのか。齋藤さんの等身大の言葉には、地方公務員という職業の新しい可能性が詰まっています。

 


「カタカタパソコン」のイメージが激変。現場を駆け回る観光課のリアル

ー齋藤さんは入庁してから観光課にいらっしゃるとのことですが、現在はどのようなお仕事を担当されているのですか?

 

齋藤:はい、私は観光課の中でも「観光振興班」という班に所属しています。主な業務はその名の通り「にかほ市の観光を盛り上げること」ですが、具体的な内容はかなり幅広いです。

 

市内の観光施設の管理といった維持管理の仕事もあれば、市内で行われる様々なイベントの企画・運営に携わることも多いですね。

 

一番「動いているな」と実感するのは、市外へ出張して、にかほ市の魅力を直接売り込みに行くPR活動です。

 

ー「売り込み」というのは、具体的にどういった場所へ行かれるのでしょうか?

 

齋藤:東京などの都会で開催される商談会などに足を運びます。そこで旅行会社の方々に向けて、「にかほ市にはこんなに素晴らしい景色や美味しい食べ物があるんです」と紹介したり、観光ルートの提案をしたりしています。

ー市役所の仕事というと、どうしてもデスクワークのイメージが強いですが、実際はどうですか?

 

齋藤:いや、そこは完全なギャップでしたね(笑)

 

入庁前は私も「一日中パソコンの前でカタカタ仕事をするのかな」という勝手なイメージを持っていたんです。でも実際は、シーズンにもよりますが、外に出ている時間の方が圧倒的に長い時期もあります。

 

現場に出て、人と会って、街を動かしている実感が持てる。まさかこんなにアクティブだとは思っていませんでした。

大学進学で感じた都会との差。あえて戻ったからこそ見える「街の課題」

ー齋藤さんは地元にかほ市のご出身ですが、一度県外の大学へ進学されていますよね。そのまま外で就職するという選択肢はなかったのですか?

 

齋藤:基本的に、外で就職しようという考えは最初からありませんでした。根が「地元大好き人間」なんです(笑)

 

栃木の大学を選んだのは、ずっと続けている野球がしっかりできる環境があり、なおかつ当時目指していた英語教師の教員免許が取れる学部があったからです。

 

卒業したら地元に戻ることは、入学当時からずっと決めていたことなんです。

 

ー実際に一度街を離れてみて、にかほ市に対する見え方は変わりましたか?

 

齋藤:変わりましたね。良い面で言えば、やっぱり「穏やかさ」です。関東の方は歩く人も車もスピードが速くて、常にせかせかしている感じがしていました。

 

年末年始に帰省するたび、にかほ市のゆっくり流れる時間や穏やかな空気感に触れて、「やっぱり地元はいいな」とメンタル的にも癒やされていました。

 

ー逆に、課題に感じた部分はありますか?

 

齋藤:自治体の職員としてこんなことをいうのはあまり良くないかもしれませんが…正直に言うと「一歩も二歩も遅れているな」というもどかしさは感じました。

 

一番わかりやすいのはキャッシュレス決済ですね。都会なら現金がなくても生活できますが、こちらはまだ両方持っていないと不安な場面が多いんです。情報が入ってくるスピードも、トレンドを取り入れる動きも、どうしても首都圏にくらべると遅いと感じました。

 

でも、遅れているということは、それだけ「改善の余地」や「伸びしろ」があるということだとも思っています。

「全市民が対象」というスケールの大きさ。教員志望から公務員へ舵を切った理由

ーもともとは英語教師を目指されていたとのことですが、なぜそこから市職員の道へ進まれたのでしょうか?

 

齋藤:大学2年生の時に、ふと「何かが違うな」と感じて、教職課程を辞めたんです。

 

教員の世界は、主に関わるのが「生徒」と「保護者」に限られますよね。自分は大学で全く知らない人たちに囲まれて生活する中で、意外と人見知りせずに誰とでも話せることや、それが楽しいことに気づいたんです。もっと幅広く、色々なジャンルの人と関われる仕事がしたいという想いが強くなりました。

 

ーそれで「市職員」という選択肢が出てきたのですね。

 

齋藤:そうです。市役所の仕事なら、関わる対象は「全市民」になります。福祉もあれば税金もあり、観光もあります。さらに今は外部の業者さんなど、仕事を通じて関わる人の幅がとにかく広いんです。

 

そこに大きなやりがいを感じて公務員を目指しました。民間企業も受けましたが、特定の目的のために限られたターゲットと関わるよりも、もっと多種多様な人と繋がれるこの場所が自分には合っていると思ったんです。

 

東京での「売り込み」が形になった瞬間。3年間の挑戦と挫折

ー観光課での3年間で、特に印象に残っている「やってよかった!」と思える出来事を教えてください。

 

齋藤:東京で開催された旅行会社向けの商談会での経験です。秋田県内の自治体や事業者が集まって、旅行プランを作っている会社に自分たちの街を売り込む機会があるのですが、そこで一生懸命名刺交換をして、にかほ市の魅力を伝えたんです。

 

ーその結果、何か反応はありましたか?

 

齋藤:後日、その時の旅行会社の方から「今度のツアーににかほ市のここを取り入れたい」と連絡をいただいたんです!それまで「売り込む」という経験がなかった自分にとって、ゼロから勉強して提案し、それが実際に商品という形になって目に見える成果として現れた瞬間は、最高に嬉しかったですね。

 

もともと体育会系で、就職では営業職も視野に入れていたので、こういう「攻め」の姿勢で仕事ができるのは自分に向いているのかなと感じました。

ー逆に「これは大変だった」という思い出はありますか?

 

齋藤:花火大会の裏方ですね(笑)

 

入庁前までは、花火といえば「綺麗だな」と、ただ見る側でしかなかったんですが、運営する側になったらもう、想像を絶する大変さでした。人の手配、観客の動線確保、打ち上げ場所の調整、出店管理…「ここまでやらなきゃいけないのか」と、体力というよりメンタルが削られましたね。

 

打ち上がっている最中も「早く終わってくれ、無事に終わってくれ」と祈るばかりで、全く楽しむ余裕はありませんでした。

 

にかほ市を愛する仲間と共に。未来の同期へ送るエール

ー齋藤さんが思うにかほ市役所の魅力、そして一緒に働きたいのはどんな人ですか?

 

齋藤:一番の魅力は「人の良さ」です。これは内部の人間が言うのも変かもしれませんが、本当に恵まれていると感じます。

 

今の職場は上下関係が厳しすぎず、上席や課長に対しても若手が「私はこう思います」と意見を言える環境があります。

 

にかほ市で働いている人は、みんな根本的にこの街が大好きなんです。

 

ーやはり「街への愛」が重要になってくるのでしょうか?

 

齋藤:はい。前提として「にかほ市が好き」であること。そうでなければ続けられない仕事だと思っています。そして、私自身ももっと身につけたい部分ではありますが、「主体性」を持った人と働きたいです。

 

自治体はどうしても前例踏襲になりがちですが、そこで強気に「変えていきましょう」と言える人がいてくれると、私自身も刺激になりますし、この街にはそれが必要だと思っています。

 

ー最後に、公務員を目指す方へメッセージをお願いします。

 

齋藤:都会に出ることも良い経験になりますが、地元に戻るメリットは想像以上に大きいです。一番は人間関係の貯金があること。幼少期からの友人や知り合いがいる環境で働くことは、仕事で壁にぶつかった時の大きな心の支えになります。

 

にかほ市は鳥海山から海へと続く豊かな自然があり、そこに愛着を持つ温かい人たちがたくさんいます。もし迷っているなら、デメリットよりもメリットの方が多いと断言できますので、ぜひ一歩踏み出してみてください!

 

ー本日はありがとうございました。

 

「にかほ市が大好き」という真っ直ぐな想いを、照れながらも誠実に語ってくれた齋藤さん。都会との差を客観的に捉えながらも、それを「変えていける伸びしろ」とポジティブに変換する視点に、若手職員としての頼もしさを感じました。花火大会の裏側を「もうやりたくない」と笑いながら話す等身大の姿に、現場で泥臭く奮闘してきた3年間の重みが滲み出ていました。街を愛するからこそ、現状に満足せず変革を求める。そんな熱意を持つ齋藤さんのような職員が、これからのにかほ市をさらに魅力的な場所へと変えていくのだと確信できる取材でした。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年3月取材)

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