尼崎市職員の福利厚生を担う一般財団法人尼崎市職員厚生会が、
17年ぶりに組織の中核を担う新しい人材を募集します。
「尼崎市役所内での勤務?」「尼崎市役所との違いは?」「どんな仕事?」など、気になる点、疑問点を実際に働く川﨑さん、安福さんに伺いました。
ー尼崎市職員厚生会とは、どのような組織ですか?尼崎市役所とは違うのですか?
川﨑:「尼崎市職員厚生会」は、尼崎市役所の「一部門」ではなく、市の職員の皆さんの福利厚生を専門に担う「一般財団法人」です。文字通り「厚生」を目的としており、市職員が健康で意欲的に働くための環境を整える、行政の円滑な運営に不可欠なパートナーとしての役割を担っています。
市役所(行政部門): 市民サービス全般や地域社会の運営を担当。
職員厚生会(当会): 市役所職員という内部の働き手をサポートする専門組織。
私たちは市役所の総務部門や給与部門と密接に連携し、市の職員の皆さんの年金・健康保険関連の事務手続きを代行するとともに、職員とその家族が楽しめるレジャーや健康増進に関する事業の企画・実施を行っています。
業務内容や採用は市役所とは別に行う「独立した組織」で、5名の職員が在籍しています。市の職員の皆さんへの対応が業務のメインとなりますので、職場は市役所内の事務室(地下1階)となります。
市の職員の皆さんからの会費と、市からの負担金を活用して事業を展開しています。具体的には、職員の皆さんにとって非常に重要な年金や健康保険の手続き代行といった基幹業務から、日々の生活を豊かにするための福利厚生事業の企画・実施まで、幅広く行っています。
ー普段はどのような業務をされているのでしょうか?
川﨑: 業務は多岐にわたりますが、まず一番にご理解いただきたいのは、『職員の皆さんのための仕事だ』ということです。
毎日の業務のメインは、市の職員の皆さんからの電話や窓口での問い合わせ対応です。『健康保険の手続きについて』『病院に行った後の請求は?』『年金について知りたい』など、一つ一つ丁寧に対応していきます。実際に入社していただくと、まずはこの業務から行っていただきます。職員厚生会の業務の基本であり、最も大事ですから。
安福: そしてもう一つの柱が福利厚生内容の企画・運営です。ボウリング大会や運動会、最近では阪神タイガースのパブリックビューイングなど、職員の皆さんがリフレッシュし、親睦を深めるためのイベントを企画から運営まで全て担当します。外部の福利厚生代行会社と連携し、人気テーマパークの優待や映画チケットの割引といったサービス提供も行っています。

ーこの仕事の「やりがい」や「魅力」はどんなところにありますか?
安福: やはり、職員の皆さんがイベントで楽しそうにしている姿を見たときですね。自分たちが企画したことで、誰かに喜んでもらえることはやりがいになります。一方で、年金や健康保険といった手続きは間違いが許されないため、慎重に取り組む分、正確に処理できたときの安堵感も大きいです。
川﨑: 市役所の総務部門や給与部門と連携しており、行政の中枢に近い部分で働いているという実感も得られます。また、職員がわずか5名という少数精鋭の組織のため、入社後は段階的にすべての業務を経験し、最終的には予算決算や企画を担う中枢人材を目指すことができます。幅広い知識とスキルが身につく環境です。
ー勤務環境や働き方について教えてください。
安福:勤務条件は、基本的に尼崎市職員に準拠しています。勤務時間や休日(土日祝、夏季休暇、年末年始など)、年次有給休暇(初年度から20日など)も市の職員と一緒です。育児休業なども制度として整備されています。このため、市役所の公務員と同等の安定性は魅力だと思います。
川﨑: ただし、少数精鋭だからこその繁忙期もあります。主に3月・4月の年度替わりは、市の職員の皆さんの入退職に伴う保険・年金の手続きが集中するため、忙しくなりますが、それ以外の時期は比較的残業も少なく、メリハリをつけて働ける環境です。

ーどのような方と一緒に働きたいですか?
安福: 特別な資格は必須ではありません。もちろん、社会保険労務士資格や年金・給与関連の業務経験があれば歓迎しますが、それよりも、人柄と意欲を重視します。
- 広く物事を捉えられる方: 多岐にわたる業務があるため、一つに集中するよりも全体を見渡せる方を求めています。
- 明るく前向きな方: 職員対応は明るく、新しいことにチャレンジする意欲のある方を求めています。
将来的に中枢を担う意欲のある方: 最初は窓口対応から、最終的には予算や企画といった当会の重要な事務を担っていただける方を求めています。
川﨑: あと、個人的にはインターネットやWEB、特にPC関係の知識に詳しい方が来てくれると助かりますね(笑)。新卒・転職問わず、意欲のある方のご応募をお待ちしています。
ーありがとうございました!



