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中東遠総合医療センター

当院では患者さまに高度な医療を提供するために、専門の医療スタッフが一丸となって活動しています。 さまざまな場面において多職種協働によるチーム医療を展開し、チームの意思疎通を図るためのカンファレンスやラウンドなども積極的に行っています。 また、患者中心の医療を目指して、スタッフだけでなく患者さまやご家族もチームに参画できるようコミュニケーションを大切にしています。 医療に関わるすべてのスタッフが職種の強みを存分に発揮し、患者中心の理想的なチーム医療を目指しています。 医療のプロフェッショナルとして、ともに高みを目指す、そんなみなさんをお待ちしています。

病院の「裏側」から地域を支える。“病院公務員”という選択で見つけた、経営と現場を繋ぐやりがい

中東遠総合医療センター

2026/03/24

「公務員」と聞いて、皆さんはどのような仕事を思い浮かべるでしょうか。市役所の窓口、税金の管理、都市計画…。しかし、そこにはもう一つの、非常に特殊で、かつ私たちの命に直結するフィールドがあります。それが「病院」です。

静岡県掛川市と袋井市が共同で運営する「中東遠総合医療センター」。ここで行政職、いわゆる“病院公務員”として働く職員。現在入職4年目を迎え、情報システム係という「病院のITインフラ」を支える最前線に立っています。

経法学部出身でITの知識はゼロ。そんな彼女がなぜ、「病院」という場所を選んだのか。そこには、コロナ禍という未曾有の事態を学生として経験した彼女ならではの、切実な「地域貢献」への想いがありました。

「病院は、公務員でありながら経営の視点が欠かせない場所なんです」

今回は、普段なかなか目にすることのできない病院の「裏側」を支える事務職のリアル、そして病院という組織だからこそ味わえる独特のやりがいについて、等身大の言葉で語っていただきました。

 


地元・静岡への想いと、コロナ禍で見つけた「医療を支える」という道

ーまずは入職されるまでの経緯について教えていただけますか?

 

私は静岡県袋井市の出身です。高校卒業後は長野県の大学に進学し、経法学部で経済と法律を学んでいました。

 

当時は具体的に「この職業に就きたい」という強いプランがあったわけではありませんが、法律の知識はどんな職業でも役に立つだろうという漠然とした思いで学んでいました。

 

ー地元に戻って就職しようと決めたのはいつ頃ですか?

 

大学3年生の春頃ですね。長野もとても良い場所でしたが、やはり自分が育った馴染み深い地元に戻って、地域に貢献したいという思いが強くなりました。

 

地域貢献といえば公務員、という漠然としたイメージがあったので、まずは公務員を中心に調べ始めました。

 

ー公務員を目指す中で、市役所ではなく「病院」という選択肢が出てきたきっかけは何だったのでしょう?

 

私が就職活動をしていた時期は、まさにコロナ禍の真っ只中でした。ニュースで連日「医療崩壊」という言葉を目にし、医療現場の過酷な実情に強い衝撃を受けたんです。

 

私は医療の資格も知識も持っていませんでしたが、中東遠総合医療センター「以下、(当センター)」で事務職員の募集があることを知り、「事務の現場からなら、私も医療の力になれるかもしれない」と直感的に志望を決めました。

 

ー他の自治体などは併願されなかったのですか?

 

実は、当センターだけに絞って受験しました。地元の袋井市や掛川市のホームページを調べる中で偶然募集を見つけたのですが、一度「医療を支えたい」という思いが固まってからは、民間の病院や他の市役所はあまり考えられなくなっていましたね。

「地域医療」への理解。採用試験への挑戦

ー併願無しだと、プレッシャーも大きかったのではないでしょうか?試験対策で特に意識したことはありますか?

 

当時は試験対策として何をすればいいのか、私もはっきりとしたイメージが持てず苦労しました。ただ、小論文のテストがあることは分かっていたので、病院や地域が抱えている課題、実情を知っておく必要があると考え、自分で調べたことをノートにまとめたりしていました。

 

ー具体的にどのような方法で情報を集めたのですか?

 

当センター単体のホームページだけでなく、掛川市と袋井市の両方のホームページを詳しく読み込みました。当センターは2つの市立病院が統合され開院しました。そのため、それぞれの市が地域医療に対してどのような課題感を持っているのかを知ることが、一番の対策になると思ったんです。

 

ーこれから受験を考えている後輩たちに、何かアドバイスできることはありますか?

 

受ける自治体のホームページは、隅々まで見ておいて損はないと思います。広く浅く色々なホームページを見るよりも、その自治体が出している公式な情報を深く理解することをお勧めします。

 

ー入職前、病院で働く公務員に対してどのようなイメージを持っていましたか?

 

正直なところ、何もイメージできなかったという点で不安もありました。

 

病院には医師、看護師、医療技術職など、事務とは全く異なる専門性を持った人たちがたくさんいます。その中で事務職としてうまくやっていけるのか、どんな風に関わっていくのか、想像がつかない部分が大きかったですね。

 

知識ゼロからのスタート。情報システム係としての奮闘

ー実際に入職されてから現在まで、どのようなお仕事をされているのでしょうか。

 

私は新卒で配属されてから3年間、ずっと「情報システム係」という部署で働いています。

 

ー情報システム係では、具体的にはどのような業務に携わっているのですか?

 

主な業務としては、院内のITインフラ全般の管理です。

 

具体的には、パソコンのマウスやモニターといった周辺機器が故障した際の交換対応から、院内で使われている「電子カルテシステム」に関する問い合わせ対応、さらには現場の部署から上がってくる「システムをこう改善してほしい」といった要望の調整など多岐にわたります。

 

ー経法学部出身とのことでしたが、ITの知識はもともとあったのですか?

 

いえ、全くありませんでした(笑)本当に「ゼロ」からのスタートです。配属された当初は、業者の方とお話ししても聞き慣れない用語ばかりが飛び交って、「今の言葉はどういう意味だろう?」と考えるだけで精一杯でした。

 

システム担当なのに何も知らない自分が恥ずかしくて、情けなく思うこともありましたね。

 

ーその知識の壁を、どうやって乗り越えてきたのでしょうか。

 

地道に疑問を一つずつ潰していくしかありませんでした。幸い、私の隣の席には教育担当が座ってくれていて、分からないことがあればすぐに聞きに行ける環境が整っていました。職場自体がとても質問しやすい雰囲気だったことには、本当に助けられました。

 

毎日毎日、分からないことを質問し、知識を積み重ねていく。その繰り返しで、なんとか現在に至るといったところです。

専門職との「すり合わせ」。病院事務だからこそ求められる調整力

ー病院内で働く中で、他の職種の方々と関わる機会は多いですか?

 

はい、非常に多いです。看護部や薬剤部など、ほぼ全ての部署からシステムの問い合わせが来ます。

 

新しいシステムを導入したり、既存のシステムを変更したりする際は、関連する部署と何度も打ち合わせを重ねます。現場が混乱しないように、業者の方も交えて調整していくのが私たちの大きな仕事なんです。

 

ー専門職の方々と意見を交わす際、難しさを感じることはありますか?

 

そこが一番のギャップであり、大変なところかもしれません。医師や看護師、事務職では、それぞれ立場も業務内容も違いますし、大切にしている優先順位も異なります。

 

事務としては「正しい手続き」を踏まなければなりませんが、現場の方からすれば「それではやりづらい」と感じることもある。その主張の差異をどうやって埋め、すり合わせていくかが重要になります。

 

ー普段から、調整する上で何か心がけていることはありますか?

 

「丁寧にヒアリングを続けること」ですね。自分たちが全く知らない業務を行っている方々が相手なので、思い込みだけで判断すると必ずミスに繋がります。

 

だからこそ、自分から現場に足を運び、徹底的に話を聞く。このコミュニケーション能力こそが、病院事務には最も重要だと感じています。

 

ー異なる職種であっても、共通のゴールはあるのでしょうか。

 

これは病院ならではかもしれないですね。「患者さんのために、病院をより良くしていきたい」という思いは、職種を問わず全員が共通して持っています。そこさえブレなければ、どんなに立場が違っても必ず歩み寄れると信じて、みんなで頑張っています。

「黒字化」を目指す経営の視点。病院公務員ならではの面白さ

ーこれまで働いてみて、改めて感じる「病院事務」のやりがいは何ですか?

 

3年経った今でも、毎日が新鮮なところですね。問い合わせを受けても、未だに「この内容は初めて聞かれたな」とドキドキすることがよくあります。常に新しい知識を学び続けられる環境は、私にとって大きなやりがいになっています。

 

また、普段の生活では決して見ることのできない病院の「裏側」を歩いているだけでも、自分が医療を支えているんだという実感が湧いてきますね。

 

ー病院の場合、「経営」の視点も重要になるのでしょうか?

 

そうなんです。そこが市役所と病院の、最も大きな違いかもしれません。公務員という立場ではありますが、質の高い医療を提供し続けるためには、しっかりと収支を考えて「黒字」を目指さなければなりません。

 

売上や利益を追求する、という側面があるのは、病院事務ならではの面白さだと思います。

ー今後はどのようなキャリアを歩んでいきたいと考えていますか?

 

今はシステム室で知識を深めていきたいという思いが強いですが、将来的には病院経営の根幹に関わる「診療報酬」などの分野にも興味があります。

 

「病院」と一言で表しても、実は経営戦略や広報、人事、財務、診療情報の管理など、他にもたくさんの仕事があります。色々な部署を経験して、多角的な視点を持った職員になりたいですね。

 

ーちなみに、働きやすさや福利厚生の面はいかがでしょうか?

 

とても充実していると感じます。私たちは基本的に日勤なので、原則として土日祝日が休みですし、年次休暇や夏季休暇も非常に取りやすいです。

 

平日に年休を取得して遊びに行くこともできますし、残業も繁忙期はあるものの、普段は月に10時間程度あるかないかだと思います。定時で帰る日の方が多い印象ですね。

 

未来の仲間に向けたメッセージ

ー最後に、この記事を読んでいる求職者の方々へ、メッセージをお願いします。

 

就職活動をしていると、自分のやりたいことが分からなくなったり、悩んだりすることも多いと思います。でも、就職活動は色々な業界や自治体のことを知ることができる、一生に一度の貴重な機会です。

 

病院事務は、医療の知識が全くなくても、ゼロから興味を持って飛び込める場所です。周りのサポートも手厚いですし、熱意があれば必ずやっていけます。興味がある分野はもちろん、そうでない分野もまずは「知る」ことから始めてみてください。

 

その中で、当センターを選択肢の一つに加えていただけたら、とても嬉しいです!

ー本日はありがとうございました。

 

「病院で働く公務員」。その一見すると相反するような言葉の響きの中に、彼女は自分なりの信念を見出していました。ITの知識も医療の知識もゼロからスタートし、「現場の声を聴く」という実直なコミュニケーションを武器に、一歩ずつプロフェッショナルを目指している姿は、とても頼もしく映りました。

取材中、彼女が「病院の裏側を歩いているだけで新鮮」と楽しそうに語っていたのが印象的でした。それは、自分が関わるシステムが、誰かの命を救う現場の一部として機能していることを、肌で感じているからこその言葉なのだと思います。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年2月取材)

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当院では患者さまに高度な医療を提供するために、専門の医療スタッフが一丸となって活動しています。 さまざまな場面において多職種協働によるチーム医療を展開し、チームの意思疎通を図るためのカンファレンスやラウンドなども積極的に行っています。 また、患者中心の医療を目指して、スタッフだけでなく患者さまやご家族もチームに参画できるようコミュニケーションを大切にしています。 医療に関わるすべてのスタッフが職種の強みを存分に発揮し、患者中心の理想的なチーム医療を目指しています。 医療のプロフェッショナルとして、ともに高みを目指す、そんなみなさんをお待ちしています。

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