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湯梨浜町役場

湯梨浜町は鳥取県の中央に位置し、町の名前の由来にもなっている東郷・はわい温泉、生産量日本一の二十世紀梨、雄大な日本海と砂浜に加え、自然の恵み豊かな東郷池など、魅力的な観光スポットと特産品が多くあるまちです。 「住みやすく 魅力と活気あふれる 愛のまち」をスローガンに子育て支援や高齢者の健康づくり、観光資源の活用、地域コミュニティの活性化、姉妹都市であるハワイ郡との交流など、様々な事業に取り組んでいます。 DX化をはじめ、素早く移り変わっていく時代に対応するために、若い人、多様な経験や専門分野に精通した人を必要としています。 私たちと一緒に湯梨浜の未来を創りませんか。

ベテラン&新人保健師が語る、地域に寄り添う仕事のリアル。湯梨浜町役場での「やりがい」と「働きやすさ」とは?

湯梨浜町役場

2025/12/22

鳥取県湯梨浜町役場で働く、植田さんと上杉さんの保健師2名のインタビュー記事です。今回は、勤続30年以上のベテランである植田さんと、看護師を経て今年度入庁したばかりの上杉さんに話を伺いました。

 

地域住民の健康を支える保健師の仕事には、どのような魅力や難しさがあるのでしょうか。湯梨浜町ならではの働きやすさや、職場の雰囲気、そして地域への想いについて、本音で語っていただきました。

 

地元で働くことへの憧れと、30年越しのキャリア

 

ー本日はよろしくお願いいたします。

 

植田:今日は、湯梨浜町役場で最も年長の保健師である植田と、一番若い保健師の上杉の2名でお話しさせていただきます。まるで親子のように年齢は離れていますが(笑)、よろしくお願いします。

 

まず私の経歴ですが、医療機関での勤務経験を経て、ここ湯梨浜町で保健師として30年以上働いています。現在は子育て支援課こども家庭センターに所属しています。

 

上杉:福祉課の上杉です。社会人2年目で、昨年1年間は地元の病院で看護師として働き、今年度から湯梨浜町の保健師として採用されました。

 

ー上杉さんは、学生時代から保健師志望だったのでしょうか?

 

上杉:そうです。大学での実習や先生の話を聞く中で、病棟での看護よりも、地域に出て、元気なうちから幅広い年齢の方々に関れる保健師に興味を持つようになりました。

 

湯梨浜が地元なので、湯梨浜町役場を志望していましたが、当時は募集が出ず、今年度に募集が出たため受験いたしました。

湯梨浜町における保健師の配置と「ジョブローテーション」の意義

ー湯梨浜町の保健師の配置や業務内容について教えてください。

 

植田:本町では、保健師の配属先は大きく分けて3つの課になります。「子育て支援課」「健康推進課」「福祉課」です。
 

子育て支援課には、こども家庭センターがあり、妊娠・出産から子育てまでの切れ目のない支援を行います。健康推進課は、町民の健診や健康教育、生活習慣病対策などを担当します。そして福祉課には地域包括支援センターがあり、主に介護予防や高齢者支援を担っています。
 

現在は育児休業中の職員もいますが、基本的にはそれぞれの課に3〜4名ずつの保健師が配置されており、全体で10名前後の保健師が連携して働いています。

 

ー植田さんはこれら全ての課を経験されているのですか?

 

植田:そうですね、関係課をもう2周以上を回っているかもしれません(笑)。本町では平均して3年から5年で異動があるのですが、このローテーションには大きな意味があると感じています。全ての部署を経験することで、例えば子育ての相談を受けている時に高齢者の介護に関する相談が混ざってきても対応できたり、様々な制度の引き出しが増えたりします。

 

部署が変わるたびに新しい制度や事業を覚えるのは大変ですが、その積み上げが自分自身のスキルアップに繋がり、住民の方へのより良い支援に結びついていると実感しています。

 

ー上杉さんは現在、どのような業務を担当されているのですか?

 

上杉:私は福祉課の地域包括支援センターに配属されており、保健師としての業務とケアマネジメント業務の両方を行っています。特に認知症施策や介護予防教室をメインで担当させていただいています。
 

具体的には、介護保険の申請に関する相談を受けたり、地域から「サロンで介護予防教室をしてほしい」という依頼があれば出向いて話をしたりします。また、「オレンジカフェ」や「家族のつどい」を開催して、住民の方々と認知症についての理解を深める活動なども行っています。

病院と役場、働き方のギャップと乗り越え方

ー看護師から保健師へ転職されて、働き方や考え方は違いますか。

 

上杉:「タイムマネジメント」が違いますね。看護師の時は、その日の勤務時間内に自分の担当業務を完結させるという働き方でした。しかし役場では、例えば健康教育一つとっても、誰に、どこで、何をするかを企画し、関係者と連絡調整を行い、実施し、最後に評価をまとめるという一連の流れがあり、スケジュールの立て方が長期的です。

 

ーそうした難しさは、どのように克服されているのですか?

 

上杉:同じ課の先輩保健師さんがメンターのように付いてくださるので、とても助けられています。席も隣なので、分からないことがあればすぐに聞ける環境です。

最初は右も左も分からなかったので、依頼があった教室や訪問には全て先輩に同行させてもらいました。先輩がどのように話しているのか、どんな対応をしているのかを隣で見せてもらい、少しずつ任せてもらう形で、段階を踏んで独り立ちさせてもらいました。

地域資源を繋ぎ、チームで支える「地域包括ケア」

ー仕事の中で、特に大変だと感じる部分はありますか?

 

上杉:制度や事業の内容を覚えることも大変ですが、一番は「地域資源」を把握することです。役場が提供しているサービスだけでなく、民間や地域独自の資源、例えば社会福祉協議会の事業や、地域が運営しているサロン、利用できる施設などを把握しきれていない部分があります。


相談を受けた時に、その方にぴったりの解決策を自分の引き出しからパッと提案できない時はもどかしいですね。ただ、包括支援センターでは職員間の情報共有が密に行われていて、相談すると先輩方が案を出してくださるので、チームの力に助けられています。

 

植田:まずはいろいろな人と出会って学び吸収していってほしいですね。ただ、分からないことがあっても、チームでカバーし合いながら、地域全体を支える体制を作っていくことが大切です。

 

ー最近の介護予防教室などは、どのような形で行われているのですか?

 

上杉:最近は自分たちが前に出て喋るだけでなく、専門職の方と連携する機会が増えています。例えば、栄養の話なら栄養士さんに、体操の話なら理学療法士さんに来ていただき、より専門的な指導をお願いしています。

 

親子二代を見守る喜びと、現場で感じる地域の温かさ

ー仕事をしていて「面白い」「やりがいがある」と感じる瞬間はどんな時ですか?

 

上杉:やっぱり地域に出て、住民の方と直接お話ししている時が一番楽しいです。皆さんの困りごとを聞いたり、逆に「最近こんな楽しいことがあったよ」という話を聞いたりするのが好きですね。


「住み慣れた地域で元気に過ごしたい」という思いを持っておられる方が多いので、どうすればその思いを叶えられるか、ご本人やご家族と一緒に考え、顔を見ながら支援していけることにやりがいを感じています。

 

植田:今いる子育て支援課でも、かつて赤ちゃん訪問で関わったお子さんが大人になり、今度はお母さんになって関わる方がいます。また、とあるお母さんが今度はおばあちゃんになって、介護の相談をしてくれることもあります。

 

長く続けているからこそ、世代を超えて、その家族の歴史に寄り添えるのは、長く地域に関わり続ける保健師ならではの特権だと思います。一緒に成長を見守れることが本当に嬉しいですし、街の中で声をかけてもらえると温かい気持ちになりますね。

若い世代が増える、活気ある「湯梨浜町」の魅力

ーお二人から見て、湯梨浜町という自治体の魅力はどこにあると思いますか?

 

植田:全国的に少子化が進んでいますが、湯梨浜町は出生数が大きく下がることなく維持できています。

 

また、他の市町村からの転入者も多く、新しい家もどんどん建っています。子育て支援が充実していることや、鳥取県の中部に位置していて東部にも西部にも行きやすいという立地の良さもあると思いますが、若い世代や子どもたちの姿が多く、街全体が明るく元気なイメージがあります。

 

ーそれは素晴らしいですね。上杉さんは実際に住んで働いてみて、どう感じますか?

 

上杉:私は職場の環境としての魅力を感じています。役場には同期や同年代の職員がたくさんいて、職種を超えた繋がりがあります。看護師時代は勤務シフトがバラバラでなかなか友人と予定が合わなかったのですが、今は土日が休みなので予定も立てやすく、同期と食事に行ったり、職員組合のレクリエーションでバレーボール大会に参加したりと、交流の場がたくさんあります。


また、仕事の上でも、同年代だけでなくベテランの先輩方も気さくに話しかけてくださるので、とても働きやすい環境だと感じています。

 

ーワークライフバランスについてはいかがですか?

 

上杉:休みはとても取りやすいです。基本的にはカレンダー通りの休みですし、イベント等で休日に出勤した場合でも、必ず振替休日が取れます。自分の取りたいタイミングで休みを取得して連休を作ることもできるので、私にはこの働き方が合っているなと思います。

 

植田:そうですね。組織としてもしっかり制度が整っていますし、チームで仕事をしているので、お互いにフォローし合いながら休みを取ることができています。

 

また、庁内の保健師会として月に1回程度集まり、業務から離れて勉強会をしたり、情報交換をしたりする時間も設けています。課が違うとなかなか話せないこともあるので、こうした横の繋がりを大切にしているのも本町の特徴ですね。

 

住民の方も温かく、職員同士の繋がりも強い、とても働きやすい町なので、ぜひ一緒にこの町で働きましょう。

 

ー本日はありがとうございました。

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年12月取材)

 

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