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有田市役所

和歌山県の中部に位置している市で、山に囲まれ市の中央を有田川が東西に流れているのが特徴です。 有田市は、「有田みかん」や「蚊取り線香」発祥の地で、漁業も盛んで「たちうお」の漁獲量は日本一です。 2021年度に、市民水泳場「えみくるARIDA」、漁協直営産直市場「浜のうたせ」がオープンし、反響を呼んでいます。 2024年度には、市内の4中学校を一つに統合した有和中学校が開校しており、また、えみくるARIDAに隣接する形で、多世代間が活用でき健康維持や交流の場となる新都市公園がオープンしました。

【地元有田市で輝く!】保育士として働く魅力と、子育て世代が実感する"働きやすさ"とは?

有田市役所

2025/05/12

有田市役所で保育士として働く山本さんのインタビュー記事です。民間保育所での経験を経て、地元有田市で保育士として10年以上活躍されている山本さん。転職のきっかけや、有田市ならではの保育の魅力、子育てと両立しやすい働きがいのある環境について、詳しくお話を伺いました。

 
ーまず、簡単に入庁前の経歴を含めて自己紹介をお願いします。

 

山本:生まれも育ちも有田市で、高校生まで有田市に住んでいました。短大は大阪の短期大学に進学し、卒業後働くタイミングで和歌山に戻ってきて、最初は和歌山市の私立保育所で2年間働きました。その後、有田市の採用試験を受けて入庁し、保育士として働き始め現在に至ります。

 

ー私立保育所から転職しようと考えたきっかけは何かあったのでしょうか?

 

山本:働く環境において悩むこともあり、異動もない環境で今後のキャリアを考えていくなかで有田市での求人を知り、受けることを決めました。 有田市の保育士採用は、新卒の頃は出ておらず、求人が出たタイミングも良かったです。

 

ーでは入庁されてからについても教えて下さい。

 

山本:入庁して最初は箕島保育所に3年、その後そとはま保育所に3年在籍していました。そして、2人目の出産・育児で3年間お休みをいただき、そとはま保育所で復帰後は、そとはま保育所で1年間働き、次に宮崎町保育所に異動して4年間勤務しました。そして、この4月から宮原保育所に異動になったところです。

 

ー3,4年スパンの異動をされていますが他の職員さんも同じような期間で異動されることが多いのですか?

 

山本:いえ、本当に人それぞれですね。8年程同じ園で働く先生もいますし、逆に1年で異動される先生もいます。皆が私と同じくらいのペースというわけではないです。

 

ー現在、有田市内で保育士が配属される可能性のある公立保育所はいくつあるのですか?

 

山本:現在は5園です。規模も様々で、以前在籍していた宮崎町保育所は園児が全員で20名強、現在の宮原保育所は129名います。

 

ー担当するクラスも、毎年違うクラスになるのですか?

 

山本:それが、小規模だった宮崎町保育所では、正規職員も少なかったので、4年間年長クラスの担任をしていました。4歳児と5歳児の合同クラスになることもありましたね。

 

ー異動や担当クラスについては、希望を出すこともあるのですか?

 

山本:希望を聞かれますが、最終的には園全体のバランスなどを見ながら、園長先生が決めてくださる形です。

 

ー園の規模によってどのような違いがありますか?

 

山本:保育の方法、雰囲気はかなり違いますね。宮崎町保育所のような小規模園だと、本当にアットホームな感じで、クラスは分かれていても、遊ぶときはみんな一緒に、ということも多かったです。園庭でみんなでしっぽ取りをしたり、鬼ごっこをしたり。2歳児から5歳児まで、みんな一緒に活動することもよくありました。

 

小さい園ならではの良さとしては、一緒に遊ぶ中で、年長の子が自然と小さい子の面倒を見

てあげたり、遊びのルールを教えてあげたりします。

 

ー他に印象的だったことはありますか?

 

山本:宮崎町保育所は、すぐ隣が山で自然が豊かな場所でした。だから、生き物もたくさんいまして。

 

クラスの子どもたちの中に虫取りがすごく好きな子が多くて、「先生、見て!」と、何でも捕まえてくるんです。最初は蝶々など、捕まえた虫を図鑑で調べて、写真を撮って、模造紙に貼り出して、自分たちで虫の名前を書いて…という活動を始めたんです。

 

最初は私もそんなに得意ではなかったので、抵抗があったんですけど、子どもたちと一緒に図鑑で調べたり、写真を撮ったりしているうちに、楽しく活動できるようになっていきました。

 

子どもたちと一緒に発見の毎日を送れるのは刺激的で、子どもたちもすごく楽しそうで、模造紙いっぱいに虫の写真が貼り出されていって。昨年度ですがとても印象的な思い出です。

 

ー次に、有田市自体の保育についてもお伺いいたします。

 

山本:市として共通の「保育目標」「目指す子どもの姿」が定められています。

 

「子ども一人ひとりの育ちを大切にした保育を行う」「心身ともに健やかで たくましく生きる力を育む」「自然や地域との触れ合いを深め 郷土愛を育む」という3つです。この目標に基づいて、各園で独自の保育を行っていきます。

 

また、「子どもの主体性」を尊重した保育も大切にしています。例えば、製作コーナーに色々な素材を用意しておいて、保育士が「これを作りましょう」と決めるのではなく、子どもたちが自分で作りたいものを選んで、自由に表現できるようにサポートする、といった形です。子ども自身が考え、試行錯誤する力を育んでいこうという考え方です。

 

ただ、これが実際にやってみると結構難しく、今は園全体で試行錯誤しながら、より良い方法を常に模索しています。

 

主体性を大切にしたいという思いと、これまでやってきた年間行事などをどう両立させていくか、そのバランスが難しいと感じています。

 

ー公立での保育所に来られて違いを感じる部分はありましたか?

 

山本:勉強や戸内でなにか学ぶ時間よりも、戸外で体を思いっきり動かして遊んだり、運動遊びを取り入れたりすることを大切にしているように感じます。これは、先ほどお話しした市の保育目標にも繋がっているのかもしれません。

 

ー働く環境や職場の雰囲気についてはいかがですか?

 

山本:直近在籍していた宮崎町保育所の先生方は、本当に皆さん優しくて。私の意見もしっかりと聞いてくださる、とても話しやすい環境でした。先生方一人ひとりが、本当に子どものことを真剣に考えていつつ、アットホームな職場だったと思います。

 

ーやりがいを感じるのはどんな時ですか?

 

山本:それはもう、単純に子どもたちが可愛い、ということに尽きますね(笑)。年長さんを担当していた時は、子どもたちが手紙をくれたり、「先生大好き!」って言ってくれたり。一緒に鬼ごっこをしたり、みんなで笑い合ったりする時間は、本当にかけがえのないものです。

 

小さい子だと、0歳児クラスを担当したこともありますが、ミルクを飲んでいる時の愛らしい表情や、一生懸命ハイハイで後追いしてきてくれる姿を見ると、母性のような気持ちが湧いてきます。まだ片言しか話せない子が、一生懸命、お家であった出来事を話してくれるのも、すごく嬉しい瞬間です。

 

ー成長を見守れる喜びですね。

 

山本:あとは卒園の時も感動があります。入園した頃はあんなに小さかった子が、立派に成長して巣立っていく姿を見ると、本当に感慨深いです。また、日々の保育を通して、子どもたちの園での様子を保護者の方にお伝えしたり、逆にお家での様子を教えていただいたりする中で、保護者の方と一緒に子どもの成長を喜び合えることにも、大きなやりがいを感じます。

 

ーワークライフバランスについても教えてください。

 

山本:労働時間の管理がしっかりされていますし、自分自身の子育てとの両立もできていると思います。休みも取りやすく有給休暇も計画的に取得しやすい雰囲気があります。

 

土曜保育についても、以前は、各園で土曜保育を実施していたのですが、今は市内の一つの園に集約して実施する形になっており、年に2回か3回くらいの対応になりました。

 

ー山本さんご自身も有田市で子育てをされているとのことですが、親の視点から見て、有田市の子育て環境はいかがですか?

 

山本:子育て支援の制度は、かなり充実していると思います。例えば、「Marry You(有田市結婚・出産・子育て応援事業)」という制度があって、結婚祝い金や出産祝い金(第3子以降は50万円!)などが支給されます。私が利用した時にはなかったものも、どんどん新しくできていて、他の自治体と比べても手厚いなと感じます。

 

あとは、公園が新しく整備されたり、子育て支援センターが綺麗になったり、子どもたちが遊べる場所や、親子で気軽に立ち寄れる施設も増えているように思います。

 

ー本日はありがとうございました。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年3月取材)

 

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