「生まれ育った大好きな霧島市に恩返しがしたい」そんな真っ直ぐな想いを胸に、高校卒業後すぐに市役所の門を叩いた渡辺さん。最初に配属された教育委員会での経験を経て、現在はスポーツ・文化振興課で、市民の笑顔が弾ける多彩なイベントの企画・運営を一手に担っています。
霧島市という温かなフィールドで、一歩ずつ、しかし着実に成長を続ける渡辺さん。彼女が語るエピソードから、地域に密着して働くことの本当の意味と、霧島市役所という組織が持つ「人の温かさ」を紐解きます。
- 生粋の“霧島っ子”が選んだ道。父の背中を追い、地元への貢献を誓う
- 「教育」から「スポーツ・文化」へ。現場で知った調整の難しさと達成感
- 『NHKのど自慢』を霧島へ!市長の想いを形にした、20周年の記憶
- 上司とも冗談を言い合える、風通しの良さ。部活動が生む「横の繋がり」
- 駅から徒歩3分。豊かな自然と利便性が共存する、霧島ライフの魅力
生粋の“霧島っ子”が選んだ道。父の背中を追い、地元への貢献を誓う
ー渡辺さんは霧島市のご出身とのことですが、入庁までの経緯や公務員を目指したきっかけを教えてください。
渡辺:はい、私は小・中・高校とすべて霧島市内の学校に通っていた、生粋の霧島っ子です(笑)。高校卒業後、新卒で市役所に入庁しました。
公務員を意識し始めたのは高校生の頃ですね。実は父が公務員で、地域のために働く姿を間近で見てきたことが一番のきっかけです。他の民間企業などはほとんど考えず、「父のように地元を支える存在になりたい」という一心でこの道を選びました。
ー数ある自治体の中でも、霧島市を選んだ決め手は何だったのでしょう。
渡辺:ずっと霧島市で育ってきたので、やはり「生まれ育った地元に貢献したい」という想いが一番強かったです。他の自治体も受けましたが、最終的に自分が一番力を尽くしたいと思える場所は、やはりこの霧島市でした。

「教育」から「スポーツ・文化」へ。現場で知った調整の難しさと達成感
ー入庁後、最初の配属先はどちらでしたか?
渡辺:教育委員会の教育総務課に配属されました。最初は「市役所といえば市民課」のようなイメージを持っていたので、教育委員会で何をするんだろうと少し不安もありましたが、奨学金の事務や、地元の高校生が地元企業に就職しやすくなるための支援など、地域を支える大切なお仕事を3年間経験させていただきました。
ーその後、現在の部署へ異動されたのですね。今はどのようなお仕事を?
渡辺:今はスポーツ・文化振興課のスポーツ文化グループに所属して4年目になります。子どもから高齢者までが楽しめるスポーツイベントの企画や、全国規模の絵画展、写真展の運営など、ソフト面の振興を幅広く担当しています。

ーイベント運営というと、かなり華やかなイメージですが、大変な部分も多いのでは?
渡辺:そうですね。例えば「きりしまスポーツまつり」では、約30もの関係団体との調整が必要ですし、キッチンカーの手配や駐車場の警備計画まで、やるべきことは山積みです。
自由が利かないことも多いですし、イベント前は残業が増えたり、土日出勤があったりとハードな面もあります。
ーそれでも頑張れる、この仕事ならではのやりがいはどこにありますか?
渡辺:準備が大変な分、当日無事に開催できて、市民の皆さんが楽しそうに参加している姿を直接見られたときは、本当にやりがいを感じます。「また来年も参加したい」と言っていただけることが、何よりのエネルギーになりますね。

『NHKのど自慢』を霧島へ!市長の想いを形にした、20周年の記憶
ーこれまでのお仕事の中で、特に印象に残っているエピソードを教えてください。
渡辺:昨年度、霧島市誕生20周年の記念事業として『NHKのど自慢』を開催したことです。私が担当として招致の申請から関わらせていただいたのですが、これが一番心に残っています。
ーあの有名な番組を自分たちで呼び込むというのは、すごい経験ですね。
渡辺:市長から「ぜひ開催したい」というお声があり、実現に向けて動き出しました。今までテレビで見ていたあのお茶の間の番組を、自分が担当者として運営する立場になるなんて、最初は本当にびっくりしましたね。
ー準備はかなり苦労されたのではないですか?
渡辺:初めての経験ばかりで、何から手をつければいいのか分からない状態からのスタートでした。NHKのスタッフの方々との細かい調整や会場設営など、当日まで気の抜けない日々が続きました。
ー当日の景色はいかがでしたか?
渡辺:会場には本当にたくさんのお客さんが来てくださって、ものすごい熱気でした。市民の皆さんと一緒に、20周年という大きな節目を盛大にお祝いできたあの光景は、一生忘れられません。
自分の仕事が、こんなにも多くの人に笑顔と感動を届けられるんだと、強く実感した瞬間でした。

上司とも冗談を言い合える、風通しの良さ。部活動が生む「横の繋がり」
ー職場の雰囲気についてもお聞きしたいです。霧島市役所はどんな環境ですか?
渡辺:非常に和気あいあいとしていて、会話が絶えない明るい職場です。上司もすごくフレンドリーで、役職を感じさせないくらい優しく接してくださるので、ちょっとしたことでもすぐに相談できるのが心強いですね。
ー相談しやすい環境は、若手職員にとって一番嬉しいことですよね。同年代の職員との交流はどうですか?
渡辺:市役所って年配の方が多いイメージを持たれがちですが、霧島市は意外と若い職員も多いんですよ。同僚と一緒にご飯に行ったり、旅行に出かけたりすることもあります。
ープライベートでも仲が良いのですね。ほかにも職員同士が繋がるきっかけはありますか?
渡辺:霧島市役所は部活動がすごく盛んなんです!私はバレーボール部に所属していますが、週に一回、30〜40人くらいが集まって活動しています。幅広い年代や、普段の業務では関わらない部署の人たちとも部活を通じて知り合えるので、そこで一気に知り合いが増えました。
入庁したばかりの頃、部活での繋がりがあったからこそ、職場に馴染むのも早かったなと感じています。

駅から徒歩3分。豊かな自然と利便性が共存する、霧島ライフの魅力
ー渡辺さんが感じる「霧島市の魅力」を改めて教えてください。
渡辺:豊かな自然がすぐそばにある一方で、生活環境もすごく整っている「住みやすさ」ですね。鹿児島空港も近いので旅行にも行きやすいですし、何よりご飯が美味しい!あとは温泉もたくさんあるので、リフレッシュするには最高の環境です。
ーお仕事帰りに温泉、というのも霧島ならではですね。働く場所としての魅力はどうでしょう。
渡辺:霧島市役所は、国分駅から歩いて3分程度なんです。改札を出てすぐ近くに職場があるので、通勤のしやすさは抜群ですね。周りには飲食店も多いので、仕事終わりに同僚と飲みに行ったりするのも楽しみの一つです。
ー最後に、霧島市役所を目指している学生や求職者の皆さんにメッセージをお願いします。
渡辺:霧島市は、仕事もプライベートもどちらも大切にしたいという方にはぴったりの場所です。イベントの仕事は、市民の方から直接「楽しかったよ」「ありがとう」という言葉をいただける、本当に魅力的な仕事です。
私たちと一緒に、大好きな霧島市を盛り上げていける仲間を待っています。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!

ー本日はありがとうございました。
高校生の頃に抱いた「スポーツに関わりたい」という夢を、今は霧島市の職員として、より大きな形で実現している彼女。その裏には、数えきれないほどの調整や、現場での汗があったはずです。それでも、市民の皆さんと一緒に作り上げた『のど自慢』の景色を語る彼女は、とても美しく輝いて見えました。
自分を育ててくれたまちに、今度は自分が笑顔を届けていく。そんな優しくも強い決意が、霧島市の未来を明るく照らしているのだと感じました。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年4月取材)



