「公務員の技術職は、理系の専門知識がないと難しそう……」
そんなイメージを覆してくれるのが、土木職として入庁したDさん。学生時代は造園に関する勉強はしてこなかったといいます。しかし現在では緑のまち推進課の公園係に所属し、現場で地域住民や施工業者と関わりながら、子どもたちの笑顔を生み出す公園の改修・整備に奮闘しています。
今回は、武蔵野市を受験するに至るまでの学生時代の原体験から武蔵野市の技術職として働く醍醐味まで幅広くお話を伺いました。
- 【プロフィール】台風被害の経験を胸に。「インフラ整備と環境保全に尽力したい」という想いが原動力になる。
- 【学生時代】自然と向き合った学生時代と台風での気づき。インフラの大切さを身をもって知った原体験。
- 【志望動機】偶然参加したインターンシップで知った、圧倒的な先進性と働きやすそうな職場の雰囲気。
- 【仕事内容】知識ゼロから携わる公園づくり。
- 【やりがい・面白さ】子どもたちの声が遊具になり、笑顔に変わる。
- 【職場の雰囲気】忙しい時も「盛り上がっていきましょう!」と前向きに。課題もチームで解決策を練る、抜群の団結感。
- 【1日のスケジュール】
- 【受験者へのメッセージ】武蔵野市は入庁前も後も「人」を大切にする場所です。
【プロフィール】台風被害の経験を胸に。「インフラ整備と環境保全に尽力したい」という想いが原動力になる。
高校時代に直撃した大型台風の被災経験からインフラ整備の重要性を痛感し、大学では環境工学を専攻。自身のこれまでの経験・学びから「インフラ整備と環境保全の両立を実現したい」という想いをもつようになりました。
【学生時代】自然と向き合った学生時代と台風での気づき。インフラの大切さを身をもって知った原体験。
― 学生時代はどのようなことをされていましたか?また、そこから公務員の土木職を目指したきっかけについて教えてください。
生き物や釣りが大好きで「いつか環境保全に携わりたい」という気持ちがあり、水産高校に進学しました。学生時代は本当に釣りが中心で、アルバイト代を貯めては離島に遠征に行くような生活でした(笑)。
公務員の土木職を目指したきっかけは、高校2年生の時の台風被害の経験です。当時暮らしていた学生寮に大きな台風が直撃して壊滅的な被害を受けました。インフラが途絶えた中、夏の暑い日に倒壊した木などを必死で片付けていたことを覚えています。
それまでは「ダムや護岸工事のせいで生き物の住処がなくなる」とどこかインフラを嫌っていた面もあったのですが、その時に「自分が嫌っていた構造物が、こんなにも暮らしを支えていたんだ」とインフラの重要性を実感し、大学では工学の道に進みました。
【志望動機】偶然参加したインターンシップで知った、圧倒的な先進性と働きやすそうな職場の雰囲気。
― 武蔵野市役所を志望したきっかけや、入庁の決め手になった理由を教えてください。
実を言うと、最初は他自治体のインターンシップを検討していたんです。でも、募集期間が終了していて(笑)。そんなとき、武蔵野市の募集を見つけて、勢いで申し込んだのを覚えています。しかし、このインターンシップへの参加が「武蔵野市で働きたい」と思う転機になりました。
武蔵野市に惹かれた理由は、「先進的な取り組み」と「職員の雰囲気」の2点です。事業について説明を受ける中で特に印象的だったのが、下水道課の雨水浸水対策です。地下にある大きな貯留施設や、公立小中学校のグラウンドの下に雨水浸透施設が備え付けられているのを知り「この自治体すごい」と素直に感じました。地元と比較したときにこのような施設はなかったですし、過去に武蔵野プレイスができた時も話題になっていたので、先進的で興味深い自治体だと再認識しました。また、インターンシップの期間中、忙しい合間にもフランクに接してくれたり、お昼ご飯を一緒に食べたり、親身になって接してくれる職員の雰囲気も決め手の一つになりました。主観になってしまいますが、職場の雰囲気が張り詰めていなくて、働きやすそうだと感じました。
【仕事内容】知識ゼロから携わる公園づくり。
― 具体的な担当業務を教えてください。
私が所属する公園係は維持ラインと建設ラインの2つに分かれていて、維持ラインは主に樹木の管理、公園の修繕、イベントの運営などを担当し、建設ラインは公園の新設や改修工事などを担当しています。私は建設ラインの担当として、市立なかよし公園の木製複合遊具の改修工事をメインで行っています。その他にも公園樹木の剪定工事や市の緑化の方針を定めている緑の基本計画の改定業務などに携わっています。公園開園式やかいぼり・ツリークライミングなどの大がかりなイベント等、係全体で取り組む業務もあります。

― 「技術職」と聞くと、学生時代に専門知識を修めていないと難しいのでは、とハードルを高く感じる方もいるかと思います。実際のところはいかがですか?
入庁前に想像していたよりもハードルは低いなと感じました。造園の知識がない中で、遊具改修工事や樹木剪定工事を担当することになりましたが、先輩に教わったり、過去の資料を見たり、業者に直接聞きながら学んで積み重ねていける環境なので、働きながら身に付けていくことができました。知識ゼロから学んでいくのは、大変だなと思うこともありますが、普段の暮らしの中にある街並みへの見え方が変わってきてすごく面白いなと日々感じます。
【やりがい・面白さ】子どもたちの声が遊具になり、笑顔に変わる。
― 業務を進めるなかで、どのようなところにやりがいを感じますか?また、大切にしている姿勢を教えてください。
公園係は、技術職でありながら地域の住民と直接関わる機会が非常に多い、おもしろく奥深い部署です。なかよし公園の遊具改修工事では、近隣の子どもたちの生の声を反映させた遊具選びを行いました。こちらから提示した選択肢をベースに段階的に絞り込んでいく方法を取り、最終的にはパース(デザイン案)を公園へ持ち込んで子どもたちに直接選んでもらいました。
こうした地域住民の方々と関わる中で、私が最も大切にしているのは「市職員としてフラットに聞くこと」です。異なる意見であっても公平に受け止め、丁寧に対話を重ねていきました。そして地域の皆さんとすり合わせ、形になった遊具で子どもたちが楽しそうに遊んでいる姿を見たときは、本当に大きなやりがいを感じます。市民の生活や子どもたちの笑顔にダイレクトに関わることができるのは、市役所ならではの醍醐味です。

【職場の雰囲気】忙しい時も「盛り上がっていきましょう!」と前向きに。課題もチームで解決策を練る、抜群の団結感。
― 実際の職場の雰囲気はいかがですか?
インターンシップの時に感じた職員の雰囲気の良さは、実際に入庁し、さらに強く感じています。係長をはじめ、周囲の先輩方との距離感も程よく、安心して働けています。忙しいときも「盛り上がっていきましょう!」という前向きな雰囲気ですし、誰にでも相談しやすく、みんなで協力して課題を乗り越えていく団結感とやりがいがあります。この温かさに日々助けられながら、安心して仕事ができています。
― ワークライフバランスやオフの日の過ごし方を教えてください。
カレンダー通りの休みに加え、15分単位での休暇取得や時差勤務等の制度があるので予定を立てやすいです。1時間休を利用してスポーツ観戦に行ったりすることもあります。休日は釣りをしたり一日中寝てたりと自由に過ごしています。
【1日のスケジュール】


【受験者へのメッセージ】武蔵野市は入庁前も後も「人」を大切にする場所です。
― これから武蔵野市への受験を考えている受験生へ、メッセージをお願いします。
まちづくりに携わる中で、地域のみなさんと密に関わりながら仕事ができることは、基礎自治体ならではの大きな魅力だと感じています。
特に武蔵野市は非常にコンパクトな自治体なので、地域レベルの課題を事細かに見つけやすく、自分が関わった仕事の手応えや地域への貢献度をダイレクトに実感でき、自分ならではのやりがいを見つけやすいのかなと思います。そんな魅力あふれる武蔵野市でみなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。



