新卒でIT業界のセキュリティエンジニアとなり、フルリモートワークという環境で働いていたMさん。「もっと直接人と関わり、地域に貢献できる働き方をしたい」という思いからキャリアを再考し、選んだ次なる舞台は、地元・武蔵野市役所でした。現在は行政のフロントヤードを担う市民課で、温かい仲間に囲まれながら充実した日々を送るMさんに、民間とのギャップや武蔵野市ならではの「働く魅力」を語っていただきました。
- 【プロフィール】前職は、チャット中心のフルリモートワーク。自分の理想の働き方を見つめ直したキャリアチェンジ。
- 【志望動機】決め手は「内定者懇談会」。直感で信じた職員の雰囲気は、1ミリのギャップもありません。
- 【仕事内容】窓口業務だけじゃない。多岐にわたる業務を担う、市民課のリアル。
- 【やりがい・面白さ】「もちろんです!」と言える先輩への憧れ。日々押し寄せるタスクをクリアする楽しさと心からの「ありがとう」
- 【職場の雰囲気】「柔軟さ」と「誠実さ」がある職場。
- 【1日のスケジュール】
- 【受験者へのメッセージ】「働く自分の姿」を想像して、あなたにぴったりの場所がきっとある。
【プロフィール】前職は、チャット中心のフルリモートワーク。自分の理想の働き方を見つめ直したキャリアチェンジ。
大学では理系(生物系)の研究室に所属し、乳酸菌の寿命について研究。卒業後は全く異なるIT業界の道に進み、エンジニアとして2年間勤務。そこでは、職場に出社するのは月1回程度と、画面の中のみで完結する仕事をしていました。働く中で自分の理想の働き方を見つめ直し、公務員への転職を決意。2025年に武蔵野市役所に入庁し、市民課市民係に配属。
【志望動機】決め手は「内定者懇談会」。直感で信じた職員の雰囲気は、1ミリのギャップもありません。
― 前職のIT企業から、なぜ公務員、それも武蔵野市を目指したのですか?
一貫していたモチベーションは「安心して長く働ける職に就きたい」ということでした。学生時代は、乳酸菌の研究をしていましたが、これからはITの時代が続くだろうと卒業後はセキュリティエンジニアの道へ進みました。しかしフルリモートワークの環境が、徐々に自分の理想とする働き方とズレているように感じたんです。「もっとリアルタイムでコミュニケーションをとりながら、画面越しではなく、相手の顔が見える仕事がしたい」と考え直したとき、市役所という選択肢を意識し始めました。
その中でも真っ先に思い浮かんだのが、家族や友人が暮らす地元・武蔵野市でした。他自治体よりも圧倒的に思い入れがあり、「このまちをさらに良くしたい」というモチベーションが明確に湧いたんです。

― 武蔵野市への入庁の決め手は何でしたか?
最終的な入庁の決め手となったのは、選考の過程や内定後に触れた「人の雰囲気」でした。入庁前に実施された内定者懇談会にて、交流プログラムに積極的に取り組む内定者たちの姿勢に好印象を抱いたと同時に、プログラムを企画した職員の方々のセンスも素敵だなと感じました。またその懇談会の中で、他部署の先輩職員同士が和気あいあいとしている様子を目にしたんです。2社目のキャリアだからこそ「長く仕事を続けるには、人間関係や職場の雰囲気が自分に合うかどうかが最重要」と考えていました。財政力が豊かで、安定していることも魅力的でしたが、それ以上に「この人たちと働きたい」と思えたことが最大の決め手です。実際に働いている今も、その時の印象とのギャップは全くありません。
【仕事内容】窓口業務だけじゃない。多岐にわたる業務を担う、市民課のリアル。
― 現在所属されている市民課では、具体的にどのような業務を担当されていますか?
もちろん窓口業務もありますが、主な業務は電話対応と膨大な事務処理です。
電話対応では、市民、他自治体、他部署からの問い合わせ等があり、他部署と比較しても電話件数が多いことが市民課の特徴だと思います。
また窓口対応については、住民票等の証明書の発行や転入・転出等の異動対応、マイナンバーカードの手続きとかなり幅広いです。
これらに加えておくやみ窓口、郵送対応、支援措置、統計処理等、様々な業務もあります。基本的には複数人のチーム体制を組んでおり、メイン担当を中心として相談しながら進めるのですが、ベテラン職員にもしっかり支えられているので、着実に業務に取り組むことができています。
【やりがい・面白さ】「もちろんです!」と言える先輩への憧れ。日々押し寄せるタスクをクリアする楽しさと心からの「ありがとう」
― 働く中で感じるやりがいはなんですか?
一番のやりがいは、やはり直接市民の方から感謝されることです。日々、市民課には様々な問い合わせが寄せられます。私たちが丁寧に調べて回答すると「本当に丁寧に教えてくれてありがとうね」と笑顔で声をかけていただく機会も多く、この温かい言葉が何よりの原動力です。また、自分のもつタスクを次々とこなしていく感覚は、まるでクエストを攻略していくような面白さがあります。
もう一つの大きなやりがいは、尊敬する先輩の存在です。仕事の処理が的確で、誰かに仕事を頼まれたとき、ただ「対応します。」ではなく「もちろんです!」と笑顔で答える姿が本当にかっこよくて。「その先輩のためにも少しでも早く成長したい、役に立ちたい。」と思い、仕事に対して常に前向きに取り組めています。
【職場の雰囲気】「柔軟さ」と「誠実さ」がある職場。
― Mさんから見て、市民課の雰囲気はいかがですか?
公務員は「決められたフロー通りに動く世界」だと思っていたのでとても堅いイメージがあったのですが、良い意味で裏切られました。また、職場は本当に優しくて柔らかい雰囲気です。
ある時、業務の判断に困って先輩に「この対応で合っていますか?」と聞きに行ったことがありました。その場はパソコンでサッと調べて「それで大丈夫だと思うよ」と終わったのですが、私が自席に戻って別の事務作業をしていたら、少ししてその先輩がわざわざ分厚い法律の専門書を抱えて私のところまで来てくれたんです。「さっきの件だけど、この本のここにこう書いてあったから、やっぱりさっきの対応でバッチリ合ってるよ!」って共有してくれて……。その場凌ぎにせず、後輩のためにそこまで誠実に向き合ってくれる姿勢に感動しました。武蔵野市には、こういう誠実で優しい人が本当に多いと感じます。
― ワークライフバランスや休日(もしくは退勤後)の過ごし方について教えてください。
仕事とプライベートのメリハリを大切にしており、退勤後は飲み会に参加したり、休日は友人と旅行に出かけたり、と充実した時間を過ごしています。また、自宅では飼っている猫とゆったり過ごし、心身をリセットする時間も大切にしています。プライベートでしっかりリフレッシュすることで日々前向きな気持ちで業務に取り組むことができています。

【1日のスケジュール】

【受験者へのメッセージ】「働く自分の姿」を想像して、あなたにぴったりの場所がきっとある。
― これから武蔵野市を目指す受験生へ、メッセージをお願いします。
特に新卒の就職活動だと「人生で一回きりの機会だ」と自分を追い詰めて、不安になってしまう方が多いと思います。でも、もしどこかの選考に落ちてしまったとしても、過度に落ち込まないでほしいです。それは単に「あなたの能力の否定」ではなく「今回はたまたま、あなたに合う場所ではなかっただけ」なのだと思います。続けていけば、必ず自分に合う自治体や企業に出会えます。 一番大切なのは、選考のプロセスを通じて「その場所で楽しそうに働いている自分の姿」を想像できるかどうか。もし武蔵野市役所で働く自分がイメージできたなら、その直感を信じてぜひ一歩を踏み出してほしいです。



