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時津町役場

「うみと、やまと、カイテキがあるまち 時津町」 時津町は、長崎市の北部に位置し、豊かな自然と便利な都市機能の双方がバランスよく存在する、長崎県内の自治体で一番小さいコンパクトな生活都市です。 また、住宅メーカーが長崎在住の成人を対象に実施した居住満足度調査(長崎県版)では、4年連続1位に選ばれ、住み心地がよいまちと評価されています。 これからも町の将来像である「生活都市とぎつ-誰もが“住みたい”“住み続けたい”町へ-」の実現に向けて、より快適で活力のあるまちづくりに取り組んでまいります。

町の未来を形作る。時津町役場・建築技師の挑戦と、新設部署が切り拓く可能性

時津町役場

2025/05/12

長崎県時津町役場で建築技師として働く白濱さんにお話を聞きました。民間企業での経験を活かし、今は町の公共施設を一手にみる新部署「施設整備課」の立ち上げメンバーとして奮闘中。部署ができた経緯から、仕事の楽しさ、職場の雰囲気まで、語っていただきました。

 

ーまず、白濱さんのこれまでのキャリアについて、簡単に教えていただけますか?

 

白濱:時津町役場に入って、今年で11年目になります。以前はずっと民間企業で数社、技術職として働いていました。主に担当していたのは、公共工事における設計から施工管理まで一通りの業務です。土木工事も建築工事も、分野を問わずオールラウンドで担当させていただきましたのでかなり対応分野は広かったと思います。

 

そして、役場に入ってからも技術職員として、いくつかの部署を経験して、この春からは新しくできた「施設整備課」で課長として働いています。

ー民間から公務員へ、というのは大きな転身ですね。何かきっかけがあったんですか?

 

白濱:そうですね。当時勤めていた会社が長崎の営業所を閉じることとなり、私は長崎出身であったため、長崎に残りたいと思ったんです。その頃住んでいたのが時津町であり、最後に手掛けた案件も時津町内の現場でした。

 

それで、自分が住んでる町のために働くのも良いのではと思い、時津町が技術職を募集していたので、応募したのがきっかけです。

 

ーでは、役場に入ってからは、どんなお仕事をされていたのですか?

 

白濱:最初は水道局で、水道管や施設の工事を担当しました。その後、教育委員会に異動して、学校の建物の管理とか改修などを7年くらい担当していました。

 

ー7年はかなり長いですね!

 

白濱:そうなんです。実はこの教育委員会での仕事が、今の「施設整備課」ができるきっかけになりました。私は民間時代に建築だけではなく、土木や電気、機械設備とか、結構いろんな分野の現場を見てきた経験があります。

 

このため、教育委員会にいながら、いつの間にか学校以外の、例えば福祉センターの空調、公民館の改修など、徐々に学校以外の公共施設の管理・改修に関する業務も、私のもとに集まってくるようになったんです。

 

この様な流れの中で、専門の部署が必要であるとして組織的に対応すべきとなり、多くの方のご理解とご協力があって、「施設整備課」ができたという経緯です。

 

ーそうなんですね!それで、「施設整備課」では、具体的にどのような役割を担っていくのでしょうか?

 

白濱:これまでは、例えば建物の改修一つをとっても、担当課が個別に検討し、必要に応じて外部の設計事務所や工事業者に委託するという形が主流でした。しかし、それではコストがかさんだり、補助金頼りで町全体としての計画的な視点が欠けたりする恐れがあります。

 

「施設整備課」では、町が所有するあらゆる公共施設(学校、庁舎、公民館、福祉施設、町営住宅など)の現状を把握し、長期的な視点に立った維持管理計画や改修・建替計画を策定します。そして、その計画に基づいて、設計から工事の発注、現場の監理までを一元的に担っていきます。専門的な知識と技術を結集し、効率的かつ効果的な施設マネジメントを実現していくことがミッションです。

 

新設部署として、どのような体制を目指していますか?

 

白濱:まずは建築の知識や経験がある方を増やしていきたいと考えています。学校で建築を学んだ方、民間や他の自治体で少しでも建築関係の仕事をしたことがある方など。経験年数もこだわっていません。むしろ、「新しいことをやってみたい」「いろんな分野のスキルを身につけたい」と思う好奇心旺盛な方だと、最適な環境です。

 

また、将来的には、建築、土木、電気設備、機械設備といった、各分野の専門知識を持つ技術職員が揃い、多様な課題に対応できるプロフェッショナル集団を目指したいと考えています。

 

これからの自治体職員、特に私たちのような施設管理を担う技術者には、建築を軸としながらも、電気や設備、さらには土木に関する知識もある程度理解しているような、オールラウンドな視点が求められる場面が増えてくるはずです。

 

このため、特定の分野の経験のみを持つ方でも、新しいことを学びたい、幅広いスキルを身につけて地域に貢献したいという意欲のある方であれば、私たちが全力でサポートし、育てていきたいと考えています。時津町役場には、自己啓発のための研修受講を支援する制度も整っていますので、スキルアップを目指す方には絶好の環境です。

 

ー共に成長できる環境は素晴らしいですね。一方で、部署の役割的には他部署との連携が増える点は大変そうだと感じました。

 

白濱:その点は、時津町では心配ないと思います。私も民間から転職してきたので、当初は少し不安もありましたが、実際に働いてみて驚いたのは、部署間の「横の連携」が非常にスムーズなことです。

 

管理職同士はもちろん、若手や中堅職員の間でも、所属部署の垣根を越えて協力し合う風土が根付いています。「何かあったら、みんなで助け合おう」という意識が非常に強いですね。

 

ー風通しが良い組織なのですね。

 

白濱:ええ、非常に風通しが良いと思います。何か問題提起したいことや改善案があれば、若手職員の声であっても、比較的スムーズに上司や、時には町長や副町長といったトップ層にまで届きやすい環境です。昔ながらの「縦割り」のイメージは、少なくとも時津町では当てはまらないと感じています。

 

ーワークライフバランスについてはどうでしょうか?

 

白濱:正直に言って、仕事は決して楽ではないと思います。新しい部署の立ち上げ期でもありますし、町全体の施設を扱うわけですから、忙しくなる時期や、難しい課題に直面することもあります。

 

ですが、業務量については、私たちが責任を持って管理・調整しますし、一人で仕事を抱え込んでしまうことがないよう、常にチームでサポートし合う体制を築いていきます。もちろん、必要な残業が発生することもありますが、その場合はきちんと手当が支給されます。

 

ワーク・ライフ・バランスの推進のため、年休等取得の促進や各種休暇制度の周知も行っています。オンとオフのメリハリをつけて、長く健康的に働き続けられる環境を作ることが、私の責務だと考えています。

 

―他に、働く魅力としてはどういったものがありますか?

 

白濱:技術職を目指す若い世代の方々は、自分が「何を作りたいか」「何をしたいか」が、まだはっきり分からないこともあると思います。民間企業の場合は、利益を追求してモノを作る、仕事をするのが当たり前ですが、自治体の場合は、まず「それをやることで、地域にとって何ができるのか?」という視点から考えます。そこが、民間とは違ったモノづくりの観点であり、面白さかなと思います。

 

あとは作った後に、実際に住民の皆さんが使っているのを見て、「良かった」「便利に使っている」といった声を直接聞けるのは、嬉しいですし、やりがいを感じます。

 

ーこれからの展望についても教えて下さい。

 

白濱:時津町は、長崎県内で「住みやすい町」として評価されてきましたが、最近少し順位が下がってきています。そこで、町としても「再始動」を掲げ、機構改革を行っています。

 

私が所属する施設整備課だけでなく、本年度から町全体の組織が大きく変わる予定です。時津町は行政として75年の歴史があり、また、全国的に人口減少が深刻化する中において、本町においては、人口も3万人弱を保っています。

 

そのような中、これまで建ててきた公共施設も築50年、60年と古くなってきており、全国的に言われているストックマネジメント、つまり公共施設の計画的な維持管理・更新をきちんと行い、新しい町の再生化を図っていく必要があります。私たちの課は、その中核として動ける部署になってくると思います。

 

ーでは最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします!

 

白濱:もし、この記事を読んで「ちょっと面白そうかも」「話だけでも聞いてみたいな」って少しでも思ってくれたら、ぜひ気軽にアクセスしてほしいです。

 

「町をどうしていきたいか」を一緒に考えていくスタート地点に共にたち、一緒にこの町をより良く変えていきたい、という熱意のある人材を求めています。もちろん地元出身でなくても大歓迎です!

 

―ありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年03月取材)

 

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