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雲仙市役所

 雲仙市は長崎県の島原半島北西部に位置し、日本初の国立公園に指定された山々と有明海と橘湾に面した美しい海岸線といった豊かな自然が魅力のまちです。  主な産業は農業、漁業、観光業で、「雲仙温泉」と「小浜温泉」の2つの温泉街がある全国有数の温泉地でもあります。  温泉や地元の人の温かさに触れて「ほっと」することができる雲仙市。これからも市民の皆さまや来訪者の皆さまが「ほっと」できるようなまちであり続けるために、私たちと一緒にまちづくりをしませんか?お待ちしております。

病院看護師から雲仙市の保健師へ~地域と人に寄り添う働き方とは?

雲仙市役所

2025/05/20

長崎県雲仙市役所で保健師として働く吉田さんと有谷さんのインタビュー記事です。共に病院での看護師経験を経て、雲仙市の保健師へと転職されたお二人。転職のきっかけや現在の仕事内容、病院勤務との違い、そして雲仙市で働く魅力やワークライフバランスについて、お聞きいたしました。

 

ーお二人の自己紹介とこれまでの経歴を教えていただけますか?

 

吉田:長崎市の出身で、高校を卒業後、県外の4年制大学に進学しました。そこで看護師と保健師の免許を取得し、地元の長崎に戻り看護師として9年間病院で勤務しました。その後、1年間看護系の大学で実習助手として勤務し、令和3年に雲仙市の保健師として入庁し現在に至ります。

 

有谷:私は元々雲仙市の出身で、大学も県内、卒業後は県内の病院で看護師として勤務していました。産休育休を2回取りながら9年目で退職し、地元である雲仙市に戻ってきて、令和5年に保健師として就職しました。

ー雲仙市の保健師になろうと思ったきっかけや転職の経緯について教えてください。

 

吉田:もともといつかは保健師として働きたいという思いを持っていました。大学で保健師の仕事を知り、興味を持っていたんです。

 

看護師として9年、実習助手として1年経験した後、本格的に保健師への転職を考え始めたのですが、年齢などの条件があるなかで、雲仙市でちょうど保健師の募集があったので、これはチャンスだと思い、応募したという経緯です。

 

有谷:私の場合は、まず地元である雲仙市に戻って暮らしたい、働きたいという気持ちが先にありました。看護師として9年間勤務して退職し、雲仙市に戻ってきたタイミングで、ちょうど保健師の募集があったんです。

 

もともと看護師の仕事も好きでしたし、病院で経験した看護や医療の知識を活かせる仕事を探していたので、これは良い機会だと思い、ご縁を感じて応募し、就職しました。

 

ーお二人は現在、どのようなお仕事を担当されていますか?

 

吉田:私は健康づくり課に所属し主に成人の方々を対象とした保健事業を担当しています。具体的には、住民さんの集まりの場などにお伺いして健康に関する教育を行ったり、個別の健康相談に応じたりしています。また、健康に関する正しい知識を広めるための普及啓発活動も行っていますね。


雲仙市には「健康うんぜん21」という計画があります。この計画の最終的な目標は、住民さんの健康寿命、つまり健康でいられる期間を延ばすことです。

 

そのために、例えば、がん検診の受診率を現状の〇%から△%に上げる、朝食を食べていない人の割合を□%に減らす、といった具体的な数値目標も設定されています。この「健康うんぜん21」計画の推進が、私の主な業務の一つです。

 

有谷:私は母子保健を担当しています。対象は、妊婦さんから赤ちゃんが生まれて、小学校に上がる前までのお子さんです。赤ちゃんが生まれたご家庭への訪問(全戸訪問)や、定期的に赤ちゃんの体重測定や育児相談を行う相談会(赤ちゃん健康相談)を実施したりしています。


また、法律で定められている1歳半健診や3歳児健診の実施も担当業務です。それから、ちょっと対象年齢は上がりますが、思春期教室といって、中学校に出向いて中学生向けに性教育を助産師さんと一緒に回って実施しています。


また、雲仙市は7つの町があり、保健師はそれぞれが担当する地区(地域担当制)が決まっていて、その地区での対応も行っています。もちろん、お互いに協力し合いながら進めています。

ー病院での看護師との違いは感じますか?

 

吉田:住民さんとの関わり方、距離感が病院とは大きく違うと感じましたし、最初は少し難しさも感じました。病院だと、患者さんは入院されているので、もし何か聞き漏らしたことや確認したいことがあっても、すぐに病室に行って聞くことができます。

 

でも、保健師の場合、例えば「あれ、これどうだったかな?」と後で思っても、改めて聞きに行くのが難しい場合もあります。ですから、訪問前の事前の情報収集や準備がすごく重要になります。その点は病院勤務時代と大きく違うところで、保健師になってから特に学びました。


それと、視点も変わりました。病院ではどうしても「病気」を治すことが中心になりますが、保健師は地域で「生活」している住民さん、家族や地域などを含めたその「人」全体を見ることが求められます。そこが大きく違うなと感じています。

 

有谷:私も、病院ではどうしても「患者さん」として、「この病気を持って、この治療を頑張ってらっしゃる方」という視点で接してしまうことが多かったように思います。でも、保健師として地域に出ると、より「個」、その人自身や、その人が生活している背景、家族の状況なども含めて見ることになります。自然と「もっと知りたい」という気持ちになります。


あと、関わる職種も広がりました。病院内でももちろん多職種連携はありますが、行政の保健師は、地域の関係機関、例えば保育園、医療機関、療育相談所など、本当に様々な機関の方と連携を取りながら、その方やご家族を支えていくことになります。地域全体で支えている、その一員として自分も関わることができているな、と感じられるのは嬉しいですし、やりがいにも繋がっています。

ーワークライフバランスについてはいかがですか?

 

吉田:自分は入庁してから子供が2人生まれまして、職場に子育て経験のある先輩方もたくさんいらっしゃるので理解ある環境でありがたいです。

 

子供のことで急に休みが必要となっても、休みを取りやすい環境です。子供についての相談も、職場ですぐにできるんですよ(笑)。すごく助かっていますね。

 

有谷:私は看護師時と比べて夜勤がないのが大きいです!子供を家族に見てもらいながら、夜勤対応をしていたのですが、やはり子供に「なんで今から出ていくの?」って言われたり、自分自身も子供を置いていかなければならないことに、少し心苦しさを感じたりしていました。今は毎日、家のベッドで寝られるのが本当に幸せです(笑)。
 

あと、吉田さんもおっしゃっていましたが、休みは本当に取りやすいです。子供の急な体調不良や学校行事などでも、時間単位での休暇(時間休)をいただけたり、周りの保健師さんや事務職の方も「お互い様」という感じで理解してくださるので、すごく助かっています。看護師の時は、かなり前からシフトが決まっていたので、急な休みは調整が大変でしたから。

ー最後に、雲仙市で保健師として働く魅力や、これから応募される方へのメッセージをお願いします。

 

吉田:雲仙市は、住民さんとの距離が近く、その方の生活全体に深く関われるのが大きな魅力であり、やりがいだと感じています。病院での経験ももちろん活かせますが、また違った視点やスキルが求められる場面も多く、日々学びがあります。

 

入庁当初から周りの先輩方が本当に親身になって相談に乗ってくれますし、サポート体制もしっかりしているので、安心して働くことができています。

 

有谷:私も、看護師から保健師への転職は「自分にできるのかな?」という不安がすごく強かったです。看護師しか経験がなかったので。でも、実際に入ってみたら、本当に経験豊富な先輩方ばかりで、丁寧に教えていただけますし、助産師や管理栄養士も課内にいるので、各専門職へ相談することもできます。看護師から保健師への転職を迷っている方がいたら、大丈夫、どうにかなります!(笑)

 

先輩方がしっかりサポートしてくれるので、新卒の方も安心してチャレンジしてほしいです。
 

あともう一つ、雲仙は自然が豊かで、食べ物もおいしいですし、オフの日はぜひ雲仙市を満喫してほしいなと思います!

ー本日はありがとうございました。

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年4月取材)

 

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