官公庁・自治体で働くならパブリックコネクト

求人を探す
官公庁の方
ログイン

会員登録

青森市役所

青森市は青森県の中央に位置する県庁所在地で、中核市にも指定されており、江戸時代より本州と北海道を繋ぐ交通と物流の要衝として、発展してきました。また、八甲田連峰や津軽山地など雄大な自然に囲まれているのも魅力です。

青森市役所・建築職が語る、「建物一軒じゃない、一つの“まち”の規模感の仕事」とは

青森市役所

2026/07/22

「建物一軒一軒ではなく、本当に一つの“まち”の規模感で仕事ができる」——そう語るのは、青森市役所・建築指導課で働く馬場さん。

 

大学で建築を学んだのち、令和2年度に青森市役所へ入庁し、建築営繕課で4年間、公共建築物の設計管理や工事監督を担当。現在は建築指導課で3年目を迎え、建築物に関する苦情対応や耐震化の支援事業などに携わっています。

 

今回は、建築職としての仕事内容や働くやりがいについて、たっぷりとお話を伺いました。

 

 


 

大学進学で選んだ建築の道。縁がなかった青森市を選んだ理由

ーまず、簡単なご経歴からお聞きしたいのですが、これまでどのように過ごしてこられたのか、また公務員を目指された経緯も含めて教えていただけますか。

 

馬場:父が転勤族だったので、東北の中を何か所か転々として育ちました。高校は山形県内で、普通科に通っていました。もともとものづくりが好きだったこともあり、大学では建築を学ぼうと決めて、八戸市にある工業大学に進学しました。

 

 

ー就職活動では、なぜ公務員を選ばれたのですか。

 

馬場:公務員はもともと選択肢の一つとしてありましたが、公務員試験は独特な部分があって、勉強が難しそうだなと感じ、少し距離を置いていた時期もあったんです。そんな時に、大学の研究室の先生に勧められたのがきっかけで、受けてみようと思いました。

 

 

ー高校は山形、大学は八戸市ということで、青森市とはこれまであまり縁がなかったのかなと思います。志望動機はどのように考えられたのですか。

 

馬場:正直、悩みましたね。履歴書には山形の高校の経歴が残っていて、大学も八戸市。面接でも「なぜ青森市なのか」と聞かれることは想定していたので、率直にお伝えしようと考えました。

 

最終的には、県庁所在地である青森市から、広く青森県全体に貢献できたらという思いをお話ししました。

インタビュー風景

公共施設の設計管理から、まちの安全を守る窓口業務へ

ー最初に配属された建築営繕課では、具体的にどのようなお仕事を担当されていたのですか。

 

馬場:学校や庁舎、病院、市営住宅といった公共建築物の新築や改修に関する設計管理業務と、工事の監督業務を担当していました。1年目は改修工事を3件ほど担当し、2年目には規模が大きくなって、地域のコミュニティ施設の新築にも携わりました。

 

 

ー工事の一連の流れについても、少し教えていただけますか。

 

馬場:前年度に基本設計を経て、まず概算の予算要求を出します。翌年度に実施設計を行って、発注できるレベルまで細かく設計を詰めていきます。その後、工事費の予算要求をして、契約業者が決まったら、施設所管課や事業者と調整しながら着工の準備を進める、という流れです。私たちは、施設所管課と工事業者をつなぐ橋渡し役や、業者の監督役のような立場を担っていました。

 

現在所属する建築指導課は3年目。建築営繕課とは異なる角度から、まちの安全に関わる業務を担当しています。

 

 

ー建築指導課では、どのようなお仕事をされているのですか。

 

馬場:日々の業務の大半は窓口業務でして、大きく分けると二つあります。一つは苦情や違反への対応です。「隣の家の屋根が壊れそうで危ない」「傾いている家が心配」といった住民の方からの相談や、無許可で工事をしているのではという通報への対応です。

 

もう一つは、建物を建てる際の道路の種別に関する相談で、こちらは不動産会社からの問い合わせが中心です。

 

 

ーそのほかにも、耐震化に関する事業を担当されているそうですね。

 

馬場:はい。民間の住宅を対象にした耐震診断・耐震改修の支援事業です。県に登録している耐震診断士のうち、市の契約業者にも登録している建築士に依頼して診断してもらい、費用はほとんどを市が負担する仕組みになっています。

 

診断は年間3件ほど、改修は費用の負担が大きいこともあって、まだそれほど件数は多くありません。

デスクワークの様子

“まちの規模感”で仕事ができる魅力と、公務員ならではの難しさ

ーこれまでのお仕事の中で、特に印象に残っている業務はありますか。

 

馬場:昨年度、耐震化率を高めるための計画の改定作業に、主担当として携わったことですね。個々の建物の設計や工事とは違って、市全体としての耐震化の目標を立てて、対策を進めていくという仕事でした。

 

建物一軒一軒のレベルではなく、本当に一つの“まち”の規模感で仕事ができるというのは、この仕事ならではの魅力だと感じています。

 

 

ーその一方で、難しさや大変さを感じる部分はありますか。

 

馬場:建築職に限らず、というところもありますが、大学で学んだ知識は本当に一握りだったんだなと、外に出てから痛感しました。実践的なことは、大学ではなかなか教わらないんですよね。

 

それに、公務員ならではの独特さもあって、依頼や相談を受けたら、「うちの担当ではないです」「予算がないのでできません」の一言で済ませられない場面が多いという点に難しさを感じます。

 

あとは、議会対応も公務員ならではだと思いました。この辺りは、実際に市役所に入ってみないと分からないことが多いんだなと感じましたね。

現場確認の様子
現場確認の様子

休みは取りやすく、雪の季節に思わぬ忙しさも

ー働き方についても伺いたいのですが、休みの取りやすさはいかがですか。

 

馬場:休みは比較的柔軟に取れていますね。夏季休暇も年間5日間あって、毎年きちんと消化するようにしています。

 

以前所属していた工事関係の部署では、業者側の休みに合わせて年末年始をしっかり休めていましたし、今の部署でも、周りと協力しながら休みを調整できています。

 

 

ー残業についてはいかがでしょうか。

 

馬場:最近はめっきり減りました。業務に慣れてきて、スムーズに進められるようになったのも大きいと思います。ただ、時期や業務量によって波はありますね。今の部署だと、事業発注の時期である年度初めや、建物の点検報告を受け付ける11月末あたりは忙しくなります。

 

あとは、どの部署も避けられないのが積雪のシーズンです。昨シーズンは特に大変で、突発的な除雪作業を任されることもあって、1日中外でパトロールしながら作業する日もありました。

ー最後に、青森市の建築職を目指す方へメッセージをお願いします。

 

馬場:建物一軒一軒に熱量を注ぐという意味では民間企業の魅力もありますが、もっと広域的な、一つの“まち”の規模感で仕事をしたいという方には、市役所の仕事が向いていると思います。

 

地元により近いところで、最前線で貢献したいという方には、挑戦してみる価値があるのではないでしょうか。

 

ー本日はありがとうございました。

 

馬場さんの言葉には、まちづくりに携わる仕事の手応えが随所ににじんでいました。建物一つひとつの設計や工事から、まち全体の耐震化計画まで。スケールの異なる仕事に関わってきたからこそ語れる「規模感」という言葉が、印象に残る取材となりました。

 

大学で学んだ知識だけでは足りないと痛感しながらも、現場で一つひとつ知識を積み重ねてきたという歩みからは、地道に力をつけていく建築職の仕事の実像が伝わってきます。まちに根ざして働きたいという方には、ぜひ知ってほしい仕事だと感じました。

 

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年7月取材)

職員インタビュー

この記事の官公庁・自治体

青森市役所

青森市は青森県の中央に位置する県庁所在地で、中核市にも指定されており、江戸時代より本州と北海道を繋ぐ交通と物流の要衝として、発展してきました。また、八甲田連峰や津軽山地など雄大な自然に囲まれているのも魅力です。

官公庁・自治体をフォローして、 「新着求人の通知」 を受け取りましょう!

この記事が気に入ったらお気に入り登録しましょう!

ヘルプ

お問い合わせ

ご利用者様向け利用規約

プライバシーポリシー

運営会社

© PUBLIC CONNECT Inc. All rights reserved.