山鹿の伝統を守り、地域の未来へ ~市役所職員が語る、山鹿灯籠に携わる仕事のやりがいと地元への想い~
山鹿市役所
8月に大学生を対象としたインターンシップを実施しました。もともとの実習内容は山鹿灯籠まつりの準備でしたが、今年は地震の影響で主なイベントが中止となってしまいましたので、代替実習として職員インタビューと記事づくりの課題に取り組んでもらいました。
「山鹿灯籠まつり」が毎年どのようにして開催されているのかを観光課の栃原さんに取材してもらいましたので、その成果をご覧ください。
-まずは、栃原さんの簡単な自己紹介と、経歴を教えてください。
現在観光課2年目になります。地元が山鹿市で、山鹿市内の中学校、高校に通い、大学は県外に進学しました。そして、地元に戻り就職したという形になります。
-公務員を志望したきっかけはなんですか?
もともとは、民間企業を志望していましたが、両親から公務員講座を受けるお金を出すから、公務員も選択肢に入れて欲しいと言われたことがきっかけです。その後、山鹿市役所を受け、合格したため、山鹿市役所に入庁を決めました。
-山鹿市役所を選んだのは、やはり地元だからというのが大きいですか?
そうですね、地元で生活がしたいという気持ちがあったので、山鹿市役所を選びました。
-入庁する前後で市役所の業務に対するイメージの違いはありましたか?
入庁前は、市役所といえば事務作業が多いイメージがありましたが、実際は、現場に赴いて作業する業務もかなりあり、そこはギャップがありましたね。
-観光課に来る前はどのような業務をされていたのですか?
入庁して1年目は、市民課に配属され、マイナンバーカードや出生、婚姻に関する手続きをしていました。
-それでは、山鹿灯籠まつりについてうかがいます。祭り開催に向けてはどのような準備をしているのですか?
まず、4~6月には、企画・募集・基盤づくりをしています。
月ごとに説明すると、4月には、会議を開催して、その年のイベント内容・運営方針を決めます。5月には、地区長さんや、小中学校に向けて踊り手の募集の準備を始めます。千人灯籠の約500人は市内から集め、残りはインターネットなどを通じて市外からも踊り手を集めています。6月には、ポスターやリーフレットの作成、用地や道路の借用・使用申請を行います。7月が繁忙期で、衣装準備・練習会・安全対策・広報などを同時並行で進めていきます。踊り手の練習会は、山鹿市以外にも熊本市や東京都・福岡などでも開かれており、これには最低3回以上の参加が必要になっています。7月は、平日業務と土日の練習会対応が重なり負担も大きいですね。
-山鹿灯籠まつりに関してはどのような広報活動(PR)を行っていますか?
まず、市民向けには市の広報とポスターを通じてお知らせしています。市外向けには、ポスターの配布のほか、メディア周りをしており、テレビやラジオ・新聞を通じて広報活動を行っています。
ポスターのイラストは、鶴田一郎さんにお願いしており、とても素敵なポスターになっています!
-市役所以外ではどんなところと連携していますか?
観光課だけで完結せず、多くの人と組織をつないでいます。例えば、小中学生を募集するために学校や教育委員会と調整をおこないます。道路の交通規制をするために警察署に申請をしたり、花火の際には万が一のために消防署に待機してもらっています。
ほかには体調不良者が出た時のために市民医療センターに救急車待機をしてもらったり、バス会社の協力や事業所の駐車場の借用など、多岐にわたって多くの方と連携して山鹿灯籠まつりを運営しています。

-祭り当日はどんな流れで仕事をしていますか?
15日は花火があるので、会場周辺の交通整理や車両の誘導がメインになります。祭りが終わった後も片付けなどで深夜1時頃まで作業しています。
16日は主に千人灯籠関係の作業をしています。山鹿小学校の体育館で踊り手さんの準備のサポートをしたり、出演中などに灯籠の灯りが消えることがあるので、そういったアクシデント対応も行っています。この日も祭りが終わった後に片付け・撤収作業を、深夜2時~3時頃まで頑張っていますね。(笑)

-祭りが終わった後の達成感はありますか?
はい。そうですね。準備期間も長いため、とてもきつい仕事にはなりますが、終わった後の安心感や達成感はかなり大きいです。
-山鹿灯籠まつりに関する業務で何かエピソードを教えてください。
去年初めて観光課に来て踊り手担当になったのですが、インターネット募集の200人がすぐに埋まったことがとても印象に残っています。市外、県外からもすごく人気があるんだなーと実感しました。大変だったことも踊り手さん関係で、人数分の衣装合わせや備品の用意が必要になり、サイズ変更などもあるので、その都度対応するのがとても大変でしたね。(笑)
その中で楽しかったこともあり、練習会でたくさんの人と会えるので新しいご縁に繋がったり、踊り手さんたちの上達を間近に感じることができました。
-今年のように、祭りが規模縮小や中止になった際はどのような対応をとっていますか?
規模縮小で、千人灯籠踊りが中止になった場合は、チケットの払い戻しを行っています。
祭り自体が中止になった場合も、チケットの払い戻しを行います。加えて、バス会社や花火会社などの事業者に中止の連絡とキャンセル料の手続きを行っています。
ほかにも、広報に規模縮小や中止などの情報を掲載し、併せてそれに対する問い合わせの電話対応もしています。
-残念ながら地震の影響でインターンシップの内容が変更になりましたが、もともと私たちはどのような業務を行う予定だったんですか?
小学校の体育館に16日に踊り手さんが着用する灯籠を並べたり、衣装の準備・灯籠に顎ひもをつけたりなど、踊り手さんの準備に関する業務です。市役所の中ではなく、現場での作業を中心に手伝っていただく予定でした。

-山鹿市役所で働く魅力を教えてください。同期とのつながりや、職場の雰囲気はどうですか?
職場の雰囲気は、上司と部下でも気軽に話せて、提案しやすかったりと、風通しが良く働きやすく明るい職場です。同期は10人くらいいて、年代も幅広いですが、年齢に関係なくみんな仲が良いです。年2回ほど飲みに行ったり、山鹿市役所を退職した同期もイベントには参加してくれたりと、交流がずっと続いています。
-山鹿市役所を志す方々へメッセージをお願いします。
現在、山鹿市では若年層の人口が減っている状況にありますが、やまがイノベーションLABという市役所内の取り組みでは、若い職員の意見を取り入れてもらえ、市長に直接プレゼンができます。山鹿市をよりよくしたいという想いがある方は、ぜひ山鹿市役所への入庁を検討してみてください!
この記事の官公庁・自治体
【令和8年度職員採用試験(後期日程)の募集期間は終了しました】 山鹿市は熊本県の北部に位置しており、平成17年1月に山鹿市・鹿北町・菊鹿町・鹿本町・鹿央町が合併して誕生しました。 豊かな自然に囲まれ、歴史ある建物や史跡が点在する山鹿市は、まち全体がゆったりとした雰囲気に包まれています。良質でやわらかな肌触りの温泉や、全国的にも高い評価を得ている山鹿和栗は市の自慢です。また、毎年8月15日・16日に開催される「山鹿灯籠まつり」は一度は耳にされたことがあるかもしれません。女性たちが繊細な金灯籠を頭につけて優雅に舞う姿はとても幻想的で一見の価値ありです。 パブリックコネクトでは、山鹿市職員のインタビューや動画など随時更新しています。是非ご覧ください!
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