実業団野球選手から、大府市職員へ。「地域のために働きたい」を叶えたキャリアチェンジ

大府市役所

2026/08/16

「地域のために働きたい」という気持ちがあれば、きっと活躍できる——。

 

そう語るのは、大府市役所 議会事務局議事課で働く職員です。前職は、なんと実業団の野球選手。プロ野球選手を目指してプレーした2年間を経て、大府市役所へキャリアチェンジしました。

野球一筋だった人が、なぜ公務員に? 数ある自治体の中から、なぜ大府市を選んだのか? そして、市役所の中でも少し特殊な部署である「議会事務局」の仕事とは?

民間から公務員への転職を考えている方にこそ読んでほしい、リアルなインタビューをお届けします。

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◆ プロフィール
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大府市役所 議会事務局議事課 主事。兵庫県出身。小学1年生から野球を始め、高校まで兵庫県で、大学では東京で4年間野球に打ち込む。卒業後は企業の実業団チームで2年間、社会人野球選手としてプレー。引退を機に大府市役所へ中途入庁し、現在4年目。入庁以来、議会事務局で議会運営を支えている。1児の父。

◆ プロ野球選手を目指した2年間。「野球が仕事」だった前職時代

▼ 前職は民間企業だったそうですが、どんなお仕事をされていたんですか?

「少し特殊なんですが、実業団で野球をしていました。野球が仕事、という世界です。会社を代表して都市対抗野球大会などの全国大会を目指してプレーしていました。練習や試合が日々の業務の中心で、その生活を2年間送っていました」

 

野球を始めたのは小学1年生。高校まで地元・兵庫県でプレーし、大学では東京で4年間、野球漬けの日々を送りました。卒業後は実業団チームの一員に。

「実業団に⼊ったのは、プロ野球選手を⽬指すためでした。⾃分の中で『2年間』と期限を決めて挑戦したんです」

▼ 引退後、なぜ公務員という道を選んだのでしょうか?

「実は⼤学生の頃から、公務員は進路の選択肢の⼀つとして考えていました。⾝内に公務員がいたこともあって、市役所で働くことに興味を持っていたんです」

「引退する時、そのまま会社に残る選択肢もありました。ただ、転勤の可能性を考えると、一つの地域に腰を据えて生活したいという気持ちが強くて。市役所職員であれば、基本的に転居を伴う異動がないので、安⼼して暮らせるかなと思いました」

◆ きっかけは1冊の広報紙。大府市との出会い

▼ 愛知県には多くの自治体があります。その中で大府市を見つけたきっかけは?

「野球を引退して一人暮らしを始めたのが、大府市だったんです。愛知県内の市役所を探していた時に、たまたま手に取った広報紙で採用の案内を見つけて。自分が住み始めたこのまちで、地域のために何か貢献したいなという気持ちで応募しました」

試験はテストセンター方式で、事務処理能力を測るもの。いわゆる「公務員試験のための特別な対策」に追われる形ではなく、挑戦しやすい試験形式だったといいます。

「もちろん合格するための勉強はしました。ただ、面接では、ありのままの自分で挑みました。野球をやっていた話をすると、面接官の皆さんが野球に詳しくて、自然と話が弾みましたね(笑)」

印象的だったのは、選考結果の連絡の早さだったそうです。

「大府市は合否の連絡がすごく早かったんです。レスポンスが早い人って、仕事でもすごく好印象じゃないですか。市役所としての仕事ぶりもきっとそうなんだろうなと、良いイメージにつながりました」

◆ 配属は議会事務局議事課。「何をする部署?」からのスタート

▼ 最初に配属先が議会事務局だと聞いた時、どう感じましたか?

「全く仕事の想像がつきませんでした(笑)。市議会が存在することはもちろん知っていましたが、果たして事務局が何をするのか、なかなか想像がつかなくて。戸惑いはありました」

「それまでの人生で、議員の方と話したことは一度もありませんでした。入庁前に議長や副議長、事務局長にご挨拶に伺った時は、すごく緊張しましたね。野球の試合の緊張とはまた別物でした」

▼ 実際に働いてみて、どんな仕事だと感じていますか?

「とにかく『調整』が多い仕事です。関わるのは議員さんや、議会に出席する部長級・課長級の方々。私のような主事という立場からすると、目上の方々と接する機会がほとんどなので、一つひとつの仕事を丁寧に行うことを今でも心がけています」

そんな環境で活きているのが、意外にも野球時代の経験だといいます。

「現役時代はキャッチャーだったんです。常にピッチャーや周りの状況に気を配る、あの日常的な気遣いが、今の仕事にも通じている気がします。目配り、気配りは今でも大事にしていますね」

▼ 立場が違う議員の方々とのやり取りは、精神的に大変ではないですか?

「いえ、大変には感じていません。⼤府市の議員の皆さんは本当に優しい方ばかりですし、しっかりコミュニケーションを取ってくださいます」

◆ 意見がぶつかる委員会を、裏方として支える難しさ

▼ 入庁されてから、特に苦労した経験を教えてください。

「私は担当の委員会を持っていて、その委員会では1年間を通してテーマを決めて調査研究を⾏い、年度末の議会で結果を報告します。委員会はさまざまな会派の議員の皆さんで構成されているので、調査研究を進める中で意⾒が分かれたり、議論がぶつかったりすることがよくあるんです」

 

「会議がまとまらなかったり、予定通りに進まなかったり。そうした時は、委員長や副委員長と調整しながら、委員会が円滑に運営できるようサポートしています。その難しさは、今でも感じています」

 

議会事務局と聞くと「事務的なサポート役」というイメージを持たれがちですが、実際には議員の皆さんと直接コミュニケーションを取りながら、円滑な議会運営や議論の進⾏を⽀えていく⸺。市政の意思決定の最前線を、裏⽅として⽀える仕事です。

◆ とある1日。議会事務局職員の仕事の流れ

現在は市外から電車で通勤中。とある1日のスケジュールを聞きました。

▼ 平日の夜や休日は、どのように過ごしていますか?

「最近こどもが生まれまして。定時で帰ってこどもをお風呂に入れるのが、僕の日課であり楽しみなんです。お風呂に入れて、寝かしつけて。生活は一変しましたけど、この時間があるのは本当にありがたいですね」

定時で仕事を終え、19時前には家に着き、こどもと過ごす。「公務員=安定」という言葉の中身を、日々の暮らしで実感しているそうです。

◆ 職場の雰囲気と、やりがい

▼ 職場の雰囲気はどうですか?

「すごくいいですね。いろんな人に相談しやすい関係性で、皆さんいい人なので、分からない仕事があればみんなで協力して乗り越えていこうという感じです。仕事の進め方も『こうしたらもっと良くなるんじゃないか』と、みんなで意見を出し合いながら改善していて、日々成長できている実感があります」

困った時は、まず係長に相談。それでも難しい案件は課長と一緒に対応する体制があり、一人で抱え込まずに済む環境だといいます。

▼ 改めて、今の仕事のやりがいを教えてください。

「議会事務局の仕事は、市民の皆さんと直接関わる仕事ではありません。でも、市政を支える重要な役割を担っていると思っています。本会議や委員会が無事に終わった時、関係者と協力して一つの業務をやりきった時は、やはりやりがいを感じます。自分の仕事が円滑な議会運営につながっていると感じられる瞬間が、何よりのやりがいですね」

◆ 「地域のために働きたい」気持ちがあれば、きっと活躍できる

▼ 最後に、どんな人が大府市役所に向いていると思いますか?

「市役所の仕事は幅広くて、部署によってやっていることは大きく異なります。その分、さまざまな経験を積めるのが魅力だと思っています」

「私自身、野球という全く別の世界から転職してきて、周りの方々に支えていただきました。『地域のために働きたい』という気持ちがあれば、きっと活躍できる職場だと感じています」

 

プロ野球選手を本気で目指した2年間。その挑戦を終えた先で見つけたのは、自分が暮らすまちを支えるという、新しいフィールドでした。

経歴は関係ない。必要なのは、地域への想い。大府市役所は今日も、次の挑戦者を待っています。

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この記事は、2026年7月16日にパブリックコネクト編集部が取材した内容をもとに作成しています。
記載の内容・所属・数値は取材当時のものです。

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大府市は、名古屋都市圏の利便性と、豊かな自然や地域の温かさをあわせ持つまちです。「健康都市」の実現を目指し、市民の笑顔と暮らしを支えるさまざまな取組を進めています。今もなお人口が増え続ける活気あるまちだからこそ、新しい発想やチャレンジがまちの未来につながります。あなたも大府市で、市民とともに未来をつくる仕事に挑戦してみませんか。

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