「子育て世帯に、住みやすいまちだと思います」かほく市に家を構えた同期2人が語る、暮らしと市役所への転職【地域創生課×スポーツ文化課 座談会】
かほく市役所
「子育て世帯に、住みやすいまちだと思います」
そう語るのは、かほく市役所 地域創生課の水野さんと、スポーツ文化課の松田さん。2人は2026年入庁の同期で、水野さんは他の自治体から、松田さんは民間の金融機関から、それぞれ転職してきました。共通しているのは、市役所で働くより先に「かほく市に住まいを構えたこと」。暮らしの拠点を選んだことが、そのまま転職のきっかけになったといいます。
今回は座談会形式で、かほく市に住まいを決めた理由から、移住定住支援やスポーツ振興の仕事のリアル、子育てと両立する働き方、そして住んでみてわかったかほく市の魅力まで伺いました。
民間の金融機関から、他の自治体から。同期2人の出会いは「友達の友達」だった

ーまずはお二人の所属と、これまでのご経歴を教えてください。
水野:地域創生課の水野です。私は石川県出身です。前職も自治体で、5年間勤めました。そして2026年、かほく市役所に転職しています。
松田:スポーツ文化課の松田です。以前は金融機関に勤めてまして、窓口や営業を担当していました。働き始めたのは令和2年の4月なので、実は水野さんと社会人歴も同じなんです。
ー同期のお二人は、普段から交流があるんですか?
水野:入庁後のオリエンテーションで話してみたら、実は「友達の友達」だったことがわかって。そこから仲良くなって、勤務している庁舎が違うため、直接会う機会が少ないですが、今もLINEでやり取りしています。
ー就職活動のときは、どんな軸で仕事を選んだのでしょう。
松田:都市圏に出るか、地元に残るかで迷って、最終的に地元に残ることを選びました。金融機関のほかにメーカーなども受けていて、当時は公務員で働くことを考えていなかったです。
水野:私は、家族の勧めもあって公務員志望でした。民間企業からも内定をいただいていたのですが、最終的には公務員の道を選びました。前の自治体では、最初は教育委員会の生涯学習課に配属されて、その後は商工観光課の部署で、ふるさと納税や中小企業の企業支援などを担当していました。
「これからの長い人生」を考えて、ずっと働き続けられる場所を考えた
ー松田さんが転職を考えたきっかけは、何だったのでしょうか。
松田:子育てがきっかけです。また、前の職場までは車で45分、冬は1時間近くかかっていました。通行止めになることもあって。これから何十年働くと考えたときに、この通勤を続けるのは大変だなと。それで思い切って転職を決めました。
ーなぜ、かほく市に家を建てたのですか?
松田:子育てに力を入れているまちだと聞いていたのが大きいです。また、かほく市は大きな国道があって車移動しやすいんですよ。
ー家を建てた時点では、転職は考えていなかった?
松田:考えていませんでした。でも実際に通ってみると、やっぱり大変で。転職を考えるようになりました。
夫の勤務地との中間、賃貸への補助、中学時代を過ごした縁。水野さんがかほく市に住んだ理由
ー水野さんも、かほく市に住んでいたことが転職のきっかけだったそうですね。
水野:学校区外の地元からかほく市の中学校に通っていて、もともと身近に感じていた地域でした。住まいを決めるとき、前の職場と夫の勤務先のちょうど中間がかほく市だったこと、賃貸への補助金があったこと、そして子育て支援が手厚いこと。それが決め手でした。
ーそこから、通勤面を考えてかほく市役所へ。
水野:そうです。今は家から職場まで前職の通勤時間の半分になりました。時間に余裕ができるので、この距離感は本当にありがたいです。
ーお二人とも「かほく市に住まいを構えたこと」が先にあって、その後に市役所への転職を決めた。偶然の共通点ですね。
水野:本当に偶然なんですけど、そうなんです(笑)。
家を建てる人の申請が、毎日やってくる。移住定住支援の最前線に立つ仕事

ー水野さんが今担当している仕事について教えてください。
水野:地域創生課は、まちづくりや観光、市のPR・シティプロモーション、起業支援などを担う部署です。市のイベントを担っている課でもあるので、四季まつりや、SVリーグで活躍しているバレーボールチーム「PFUブルーキャッツ石川かほく」のホーム開幕戦などのイベント業務も行っています。その中で私は、移住定住促進を主に担当しています。
ー具体的には、どんな業務なのでしょう。
水野:メインは補助金申請の受付と、その相談対応です。かほく市は、家を建てるときの奨励金が県内でも高い水準で、最大215万円。それから、新婚世帯が賃貸に住むときの家賃補助もあります。これは他の自治体ではあまり見ない制度で、かほく市の手厚さを感じる部分ですね。
| 制度 | ホームページURL |
かほく市若者マイホーム取得奨励金 | https://www.city.kahoku.lg.jp/001/171/172/d000472.html |
かほく市結婚新生活支援事業 | https://www.city.kahoku.lg.jp/001/171/173/d011509.html |
かほく市新婚さん住まい応援事業補助金 | https://www.city.kahoku.lg.jp/001/171/173/d000475.html |
※2026年8月18日時点の情報
水野:電子申請にも対応しているので、手軽に申込ができます。
ー難しさを感じるのは、どんなところですか?
水野:住宅の補助でいえば、例えば家の持ち分や住宅ローンによって補助金額も人それぞれ異なってくるため、パターンが何通りもあることです。提出書類も申請書だけではなくて、住宅の契約書や図面まですべて確認します。私はハウスメーカーのようなプロの知識があるわけではないので、読み解くのが難しいなと感じることはあります。
ー窓口以外の仕事もあるのでしょうか。
水野:申請受付や通知書の発送などの事務処理を行ってます。また、東京や関東圏・関西圏で開かれる移住フェアに参加して、移住を考えている方の相談を直接受ける機会があります。私も秋から出張で参加する予定です。
チームで支える、まちのスポーツ

ー松田さんのいるスポーツ文化課は、どんな部署ですか?
松田:市のスポーツ施設の管理や、スポーツ協会・スポーツ少年団の運営支援、奨励金申請の手続などを行っています。
ー窓口で団体からの申請を受け付けるイメージでしょうか。
松田:それもありますが、団体だけでなく個人の申請も多いんです。たとえば全国大会に出場する方が申請に来られたり、スポーツ資格取得の奨励金申請に来られたり。想像していた以上に、たくさんの方と関わる仕事だなと感じています。
ー土日の出勤もあると伺いました。
松田:大会やイベントが土日に開催されることが多いため、土日の出勤があります。大きな行事があるとみんなで協力して対応する形になります。関わる団体が多いので、毎週誰かが土日に出ている感覚ですね。
ー転職前のイメージとのギャップは、ありましたか?
松田:公務員は一部の部署で土日の出勤があること自体は知っていたのですが、思っていたより多かったです(笑)。そこが一番のギャップかもしれません。ただ、出勤の割当ては、子育てにとても配慮していただいて、助かっています。
ー仕事の難しさは、どんなところにありますか?
松田:スポーツは多くの方が関わります。立場が違う方々のお話を聞いて、調整する役割が必要なため、そこの調整が難しいと実感しています。
6時起床、17時15分に退勤、こども園のお迎えへ。「子どもの急な熱にも、すごく配慮してもらえる」
ーお二人の1日の流れを教えてください。松田さんは朝、何時に起きていますか?
松田:6時です。7時45分ごろに家を出て、子どもを園に送ってから、8時15分ごろに出勤します。朝礼はないので、出勤したらメールと今日やることを確認して、電話や来庁された方の対応をしながら仕事を進めていきます。
ー残業はありますか?
松田:子どものお迎えがあるので、基本的にはしていません。17時15分の定時で帰ります。夜に各団体の会議があるときは、その時間にもう一度出てくることはありますね。
水野:私は6時半に起きて、8時に家を出ます。朝の送りは夫が担当してくれていて、お迎えは私。だから私も基本は定時で帰っています。平日の時間外勤務は、ほとんどありません。
ー子育てをしながらの働きやすさは、どう感じていますか?
松田:子どもの急な熱への対応など、職場の方には本当に配慮してもらっています。また、わからないことも聞けばすぐ教えてもらえますし、困ったまま放置されるようなことはないですね。
水野:それは私も同じです。熱での呼び出しは結構頻繁にあるのですが、そのたびに配慮していただいているなと感じます。
83mのすべり台がある公園、市民なら無料の屋内遊び場。住んでみてわかった、かほく市の暮らし

ー働く場所としてだけでなく、「住むまち」としてのかほく市についても伺いたいです。実際に住んでみて、良かったところはどこですか?
水野:やっぱり、家や子育てへの支援が手厚いところです。それと、かほく市は石川県のちょうど真ん中あたりにあるので、能登方面にも加賀方面にも車で行きやすい。子どもがもう少し大きくなったら遊べる場所も多くて、大きな七塚中央公園もありますし、市民なら無料で使える屋内の遊び場「あそびの森 かほっくる」もあります。子育て世帯には、住みやすいまちだと思います。
松田:市内にイオンモールがあるのも便利ですね。休みの日は、子どもを連れてどこかに出かけていることが多いです。
編集部メモ:かほく市の「住みやすさ」を支える制度・スポット
取材で話題に上ったかほく市の子育て・移住環境について、編集部でも調べてみました。七塚中央公園は、全長83mの大型すべり台と海を望む眺望で知られる、市を代表する公園。屋内には、高さ10mの立体ツリー遊具を備えた全天候型施設「あそびの森 かほっくる」があり、かほく市在住者は無料で利用できます。
住まいの面でも、若者マイホーム取得奨励金、新婚世帯の家賃を補助する「新婚さん住まい応援事業補助金」、東京圏からの移住支援金など、支援制度が揃っています。制度の内容や金額は変わることがあるため、最新情報はかほく市公式サイトをご確認ください。
「民間から公務員へのギャップを、リアルに感じました」お互いの話を聞いて

ー最後に、今日お互いの話を聞いてみて、いかがでしたか?
水野:私は民間で働いたことがないので、民間から自治体に入ったときのギャップの話は、リアルに感じました。自治体から自治体への転職でも、仕事の進め方は自治体ごとに違っていて、私も今でも難しいなと思うことはあります。だからこそ、同期にこうして話せる相手がいるのは心強いです。
松田:市役所は営利を目的とする組織ではないので、以前の職場とは雰囲気がまったく違います。日々働く動機の置きどころが、そもそも違うんだと思います。私にとっては、水野さんのような自治体経験のある同期が身近にいることが、心強いですね。
ー本日はありがとうございました。
編集後記
取材の中でお二人が転職の理由として真っ先に挙げたのは、「通勤」でした。
これから何十年も通い続けられるか。子どもが熱を出したとき、職場からどう駆けつけるか。「通勤」という一言の裏には、家族との時間や暮らしの設計そのものが詰まっていました。お二人にとってかほく市役所への転職は、「このまちで暮らし続ける」と決めた人の、きわめて前向きな選択だったのだと思います。
家を建てたまちで働き、定時に退勤してこども園へ迎えに行く。週末は83mのすべり台のある公園で、子どもと遊ぶ。そんな暮らしの延長線上に仕事がある心地よさが、お二人の話しぶりから伝わってくる取材でした。
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この記事は、2026年8月17日にパブリックコネクト編集部が取材した内容をもとに作成しています。
記載の内容・所属・数値は取材当時のものです。
この記事の官公庁・自治体
石川県のほぼ中央に位置しているかほく市です。 西には美しく穏やかな日本海が広がり、東には緑豊かな宝達丘陵を望む、豊かな自然に恵まれた街です。 金沢市へのアクセスも車や電車で約30分と抜群で、「ほどよく田舎、ほどよく都会」な暮らしやすさが最大の自慢です。 近年では、手厚い子育て支援や医療費助成、充実した教育環境が評価され、「住みよさランキング」でも常に上位をキープ。 若い世代の移住・定住先としても大きな注目を集めています。 そんな、いま勢いのある「かほく市」をさらに輝かせ、次の世代へとバトンを繋ぐため、新しい感性と情熱を持った新規採用職員を募集します!
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