住むなら上市町。東京での4年間を経て、行政職としてふるさとの魅力を届ける

上市町役場

2026/10/21

富山県中新川郡上市町(かみいちまち)は、剱岳(つるぎだけ)のふもとに広がる人口約1.8万人のまちです。

今回お話を伺ったのは、上市町で生まれ育ち、東京の大学で学んだあとにふるさとへ戻って入庁した島田さんです。

入庁6年目の現在は、産業課 商工観光班で観光の仕事を担当しています。町民課、総務課、産業課と3つの部署を経験してきた島田さんに、上市町で働く魅力を伺いました。

 


東京で暮らしたからこそわかった、上市町のあたたかさ

――島田さんが上市町に戻ろうと決められた理由を教えてください。

島田:高校を卒業して、東京の大学に進学し、もともと興味があった福祉について学びました。東京を選んだのは楽しそうだったからで、初めての一人暮らしも、大学で出会った友達と過ごした時間も、本当に楽しかったです。

ただ、東京へは大学に通うために行ったので、大学が終わったら帰ろうと最初から決めていました。東京に行ったからこそ、上市町のあたたかさを実感したところもあります。

――上市町のどのようなところに、あたたかさを感じられるのでしょうか。

島田:家族や地元の友だちが近くにいるので、日々の暮らしに大きな安心感があります。学生のうちは東京での一人暮らしも経験できましたが、働きはじめてからは、日々の新しい挑戦や責任のある仕事に向き合う中で、「帰る場所がある」「見守ってくれる人がいる」という心強さを実感しています。やっぱり、住むなら上市町だなと思いました。

島田さんは、地元に戻ることを前提に就職活動を進め、東京の企業は受けなかったそうです。はじめから「公務員として働きたい」という思いがあったといいます。

民間から公務員へ転職した人の話がきっかけに

――島田さんが公務員をめざされたきっかけを教えてください。

島田:大学生のとき、さまざまな職業の人と関わる仕事をしている知り合いから、「一般企業の人と公務員の人では雰囲気が全然違う」という話を聞きました。公務員には穏やかな雰囲気の人が多いそうで、実際にその知り合いが、民間から公務員に転職したんです。転職するほど良いと思える職業なんだと思いました。

それに、公務員は幅広い仕事に携われるので、それも楽しそうだなと思い、めざすようになりました。

――入庁される前のイメージと比べて、実際はいかがでしたか。

島田:柔らかさや優しさはもちろんあります。それに加えて、熱意がある人が多いと感じています。「お役所仕事」のイメージもあったのですが、そんなことはなくて、自分がやりたいと思った仕事を一生懸命いい形にしていくこともできます。部署にもよりますが、そこが面白いところです。

町民課のしごと|住民のみなさんにいちばん近い窓口で

島田さんが最初に配属されたのは、住民票や戸籍の手続きなど、住民のみなさんといちばん近い距離で接する町民課です。ここで3年間勤めました。

――入庁1年目は、どのようなお気持ちで過ごされていましたか。

島田:最初はとても緊張していました。先輩は優しく教えてくれましたが、その席にいること自体にも緊張したんです。入庁時はいちばん窓口に近い席に座っていたので、お客様が来たら対応しなければなりません。でも、知識がなくて分からなかったので出られませんでした。窓口に出るのは、最初は怖かったです。

――その状況は、どのように変わっていったのでしょうか。

島田:知識がついてくると、窓口で言われた要望に対して「どう対応すればいいか」の引き出しが増えてきます。それを先輩に教えてもらいながら、窓口にも出られるようになりました。何度も対応すれば慣れてきます。緊張は最初は必ずしますが、時間がたてば解決する部分だと思います。

感覚でいうと、まずは1週間で、席に座っていることに慣れてきます。1か月たつと、日々のルーティンや大まかな流れがつかめてきます。そして1年たつと、年間を通した流れや担当業務の全体がわかってきます。当時、先輩方が話しかけてくれたことも、うれしかったのを今もよく覚えています。

 

総務課 秘書担当のしごと|町長の近くで、まちの方向性を学ぶ

――町民課のあとは、どのようなお仕事を担当されたのですか。

島田:総務課で秘書を担当しました。町長を間近でお支えする仕事なので、町の政策や方向性をすぐ近くで感じることができ、とても勉強になりました。

たとえば、学校再編に込められた思いや、町のイベントについて町長室でさまざまな相談が行われている様子を、すぐそばで見てきました。町民課にいたころは、町のことを新聞で知ることもありましたが、総務課では、町が今どのような課題を抱え、どう解決しようとしているのかがよくわかりました。

――その経験は、今のお仕事にどうつながっていますか。

島田:秘書のときは、町が動いていく様子を近くで感じる立場でした。今は産業課で、自分が事業の担当者として動く側になっています。秘書の仕事と今の仕事は全然違うので、面白いです。いろいろな経験ができて、仕事の幅が広いと感じています。

産業課 商工観光班のしごと|イベントを通じて、上市町の魅力を町の外へ

2026年4月から所属している産業課は、商工観光班のほか、企業支援班・農政地籍班・農林整備班・農業委員会で構成されています。島田さんは商工観光班で観光を担当しています。

――商工観光班では、どのようなお仕事をされているのですか。

島田:簡単にいうと、町の魅力を外に発信する仕事です。イベントが多いのが特徴で、4月からの半年だけでも、6月の山開き、7月の大阪での観光PR、8月から9月にかけての東京での展示、9月のコンサートがありました。10月にも「フォトロゲイニング」があり、11月には「つるぎフェスティバル in かみいち」を開催予定です。大阪では、大岩山日石寺(おおいわさんにっせきじ)の滝行をPRしてきました。

――特に印象に残っているお仕事を教えてください。

島田:東京・日本橋にある富山県のアンテナショップ「日本橋とやま館」で開いた「『ムヒ』と上市町の100年間の愛のストーリー展」です。かゆみ止めの「ムヒ」は上市町で作られていて、今年で誕生から100年を迎えました。準備では、ムヒの製造元の会社さん、展示のデザインをしてくださったデザイナーさん、日本橋とやま館、町観光協会と、いろいろな方と調整を重ねました。すごく楽しかったです。

9月には、剱岳の登山基地として知られる馬場島(ばんばじま)で、NHK交響楽団のメンバーによる弦楽五重奏コンサートを開催しました。コンサートを通じて、馬場島の魅力も知ってもらいたいと思っています。

――島田さんが感じられている、このお仕事の面白さを教えてください。

島田:イベントに向けて一生懸命動いて、いろいろなところと調整し、いろいろな人と関わりながら、みんなで相談して一つのイベントを作り上げていきます。その過程は大変ですが、達成感がすごいんです。県外で観光PRをするなんて、入庁前は思ってもいませんでした。

働き方|イベント前は忙しく、終われば落ち着く

――イベントが多いと、忙しい時期もあるのではないでしょうか。

島田:イベントの前は忙しく、繁忙期には残業もありますが、イベントが終われば落ち着きますし、定時で帰れます。冬はイベントが少ないので落ち着く時期だと聞いています。時期によって全然違います。

町民課のときは、毎日の住民対応が中心だったので、月による忙しさの差はそれほど大きくありませんでした。1年たつと年間の流れがわかるので、2年目は前の年を思い出しながら動けるようになります。

課をこえてつながる、上市町役場の職員どうし

――お休みの日や仕事終わりは、どのように過ごされていますか。

島田:友達とごはんに行ったり、習い事をしたりしています。ドラムを習っていて、ドラムは週1回レッスンに通っています。最近は、ドラムの発表会で知り合った方に声をかけてもらって、サポートドラムとしてバンドにも参加しています。ライブが近いときは、平日の夜もバンドで練習しています。

平日の仕事終わりには、職場の人とテニスもしています。最初は数人で始めたのが、課をこえて少しずつ人が増えて、現在は6人ほどになりました。行ける人が行く、という気軽な集まりです。コートは庁舎から車で5〜7分ほどなので、ラケットを車に積んでおいて、いつでも行けるようにしています。

――職場の雰囲気は、どのような感じですか。

島田:和気あいあいとしています。町のイベントに職員で参加することも多くて、リレーマラソンにも職場の仲間で出場しています。1年目のころからこうしたイベントに誘ってもらっていて、ほかの課の人と話せる機会になったのが大きかったです。同期とも、年に3〜4回は飲みに行っています。

町の規模だからこそ、みんなの顔がわかる

――6年間を振り返って、上市町で働いてよかったと感じられるのはどのようなところですか。

島田:町は住民の方との距離が近いので、住民のみなさんの声をダイレクトに感じ取れます。自分がやりたいと思ったことも、反映させやすいと思います。

大きな規模の職場で働く友人と話していると、仕事で関わった人の名前を出しても「誰だろう」となることがあるそうです。上市町役場なら職員全員の顔がわかるので、何でも相談しやすいです。同じ課の中だけでなく、ほかの課とも連携して取り組みやすいと思います。なんだかんだ、こっちに戻ってきてよかったなと思っています。

これから上市町役場をめざす方へ

――最後に、上市町役場を志望される方へメッセージをお願いします。

島田:公務員は異動で、転職するくらい仕事内容ががらっと変わります。異動した直後は、ファイルの場所も、印刷した書類がどこから出てくるのかもわからないところから始まります。でも、困ったときには周りの方が温かくサポートしてくれますし、時間が経つにつれて、「こういう仕事もあるんだ!」という新しい発見に出会える面白さや、やりがいを感じられるようになります。最初は緊張すると思いますが、まずは1週間、そして1か月と、1つずつ進んでいけば、きっと大丈夫です。

上市町役場で、みなさんを待っています

上市町役場は、住民のみなさんの声が届きやすく、職員どうしの顔が見える職場です。部署を移るたびに新しい仕事に出会いながら、ふるさとの魅力を町の外へ届けていく働き方に興味を持たれた方は、ぜひ採用情報をご覧ください。

職員インタビュー

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上市町は、富山県東部に位置し、剱岳を望む豊かな自然環境と、歴史・文化資源に恵まれた町です。清らかな水と緑に育まれた美しい景観の中で、地域の伝統や産業、人々の暮らしが大切に受け継がれています。自然と都市機能が調和した住みよい環境のもと、町民一人ひとりが安心して暮らし、訪れる人にも魅力を感じていただけるまちづくりを進めています。

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