カギは、「自分の色」と「協調性」~人事係長が考える、一緒に働きたい人~

安城市役所

2026/09/01

―「市役所で働くって、どんな感じなのだろう?」
 

就職活動中のみなさん、こんなことを考えたことはありませんか?

 

これまで安城市役所で4つの部署を経験されてきた鳥居係長(人事課人事係)にお話を伺いました。

この記事では、鳥居係長が考える、市役所で一緒に働きたい人や市役所で求められる力など、大切なことをみなさんにお伝えします。

 

今回は、8月の安城市インターンシップに参加した現役大学生が取材をさせていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。


ーインターン生
これまで、どんな部署を経験されてきましたか?
 

鳥居:最初は、情報システム課(現在のデジタル推進課)で4年間、ITに関する仕事をしていました。次に、市民課で住民票や戸籍に関する仕事を5年間、次に、人事課で採用や職員の給与の計算などに関する仕事を5年間していました。その後、保育課で保育園に関する仕事を3年間し、また係長として人事課に戻ってきて3年目になります。

 

ーインターン生
この中で、一番印象に残っている部署はありますか?
 

鳥居:どれか一つに絞るのは難しいですが、市民課での業務が特に印象に残っています。ちょうどマイナンバー制度の導入時期で、システム改修の調整やマイナンバーカードの発行業務など、本当にやることが多かったんです。システム会社と調整をしながら、来庁者対応として通常の市民課窓口業務も同時に行う必要があり、二つの業務を両立して進めるのはかなりハードでした。でも、どちらも最後までやり切れたことが強く印象に残っています。

 

ーインターン生
そのハードな環境を、どのように乗り越えたのでしょうか?
 

鳥居:一番大きかったのは、チームのメンバーがいたことですね。システム導入は僕が主担当でしたが、自分も周りをサポートし、周りも自分を支えてくれる。お互いにギブアンドテイクで支え合う関係があったからこそ、乗り越えられたと思います。市役所の仕事は、一人で完結することがあまりなくて、関係部署やシステム会社、窓口の担当とも連携しないと進まないんです。周りとの協力が課題解決の鍵になると思います。

ーインターン生
チームで働く上で、大切にしていることはありますか?
 

鳥居:係長という立場になって改めて思うのは、部下や同僚が自由に意見を言える環境づくりが何より大事だということです。どんな時でも「聞きやすい雰囲気」を出せるように心掛けています。変に気を遣って抱え込んだり、反対意見が言えなかったりする空気は良くないので、まずは雰囲気づくりが大切だと思っています。

 

ーインターン生
チームがもっといい状態になるには、何が必要だと思いますか?
 

鳥居:難しい質問ですね(笑)。正直、「もっと意見を言っていいよ」と周りには言っているものの、まだ遠慮されている感じもあります。なので、自分としてはもっと意識していかなければいけないなと思っています。僕も得意な方ではないのですが、部下が「ちょっと聞いてほしいな」と思っていそうなタイミングで、こちらから声をかけるようにしたいですね。

 

ーインターン生
もし新人が同じ部署に配属されたら、どんな関わり方をしますか?
 

鳥居:立場にもよると思いますが、係長としては、あまり出しゃばらない方がいいのかなと思っています。安城市役所には「OJT制度※1」や「メンター制度※2」があるので、基本は先輩職員のみなさんに任せて、必要な場面でサポートするくらいの距離感が良いと思っています。
ただ、同じ職場の仲間という意味では、最初はどうしても緊張すると思うので、話しやすい雰囲気づくりができたらいいですね。


ーインターン生
チームとして「一緒に働きたい」と思うのは、どのような人ですか?
 

鳥居:どんな仕事に対しても真剣に向き合って、最後までやり切れる人ですね。市役所の仕事の幅は本当に広いので、つらいことや大変なこともありますし、踏ん張らないといけない時もあります。そういう時に乗り換えられる力を持った人がいいなと思います。それに加えて、自由な発想やクリエイティブな力も、これからの市役所には大切になってくるので、どちらも両立できる人と一緒に働きたいなと思います。

ーインターン生
鳥居係長は面接官もされていると伺いました。
面接で準備しておくと良い点があれば教えてください。
 

鳥居:面接官にもいろいろな考えがあるので、これは総意ではなく、あくまで一面接官としての意見ですが、まずは「市役所の仕事」をしっかり理解していることが大事だと思います。「公務員」というイメージだけで決めてしまうと、入庁後にギャップを感じた時に、お互いに残念な結果になってしまうので。もちろん安城市への思いも大切ですが、それ以上に「市役所の仕事をきちんと理解してくれているか」は大前提として重視しています。そこにプラスして「自分の色」を見せてほしいですね。自分はこういう力がある、こういう場面で能力を発揮できる、といったように、「自分は他の人とは違う」と言えるアピールが一つあると良いと思います。

 

ーインターン生
最後に、面接官をしていて印象に残っていることはありますか?
 

鳥居:特定のエピソードがあるわけではないですが、「ぜひ採用したい」と思える人は、やっぱり他の人とは違う面白さがあるというか、「安城市で働く姿を見てみたい」と思える人が多いですね。そんな「採用したい」と思える人に出逢えたときの手応えが、この仕事の面白味そのものかと思います。


 

鳥居係長のインタビューを通して、市役所での仕事は周囲と連携して行う「協調性」、そして「自分の色」が必要であると学びました。
これまでご経験されてきた仕事内容に加え、面接官としてどのような視点で応募者を見ているのかについても伺うことができ、インターンシップに参加している私たちだけでなく、就活生の皆さんが気になる点にも、より身近に迫ることができました。


―重要なのはどんな仕事でも真剣に向き合い、最後までやり切れること。
 

今の人事課の雰囲気の良さ、上下関係をあまり感じないフラットな空気感には、鳥居係長の一人一人に対する適切な気配りがあるからだと感じました。

 

 

取材・文:令和8年度夏季インターンシップ生(2026年8月取材)

 


※1「入庁から1年間、職場内の先輩職員が1対1の指導・助言を行い、新規職員の業務への理解促進と職場環境への順応をサポートします。」
※2「入庁から1年間、職場外の先輩職員がメンターとなり、対話や助言を通じて、キャリア形成上の課題解決や、仕事とプライベートとの両立に向けた悩みを解消できるようサポートします。」

採用担当者安城市職員インタビュー

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安城市は昭和27年5月5日に市制を施行し、県下13番目の市として誕生しました。明治用水の豊かな水にはぐくまれ「日本デンマーク」と呼ばれるほど農業先進都市として発展してきましたが、中部経済圏の中心である名古屋市から30キロメートルという近い距離や、豊田市などの内陸工業都市や碧南市などの衣浦臨海工業都市に隣接するという地理的条件にも恵まれ、自動車関連企業をはじめとする大企業の進出、住宅団地の建設が盛んになり、急速に都市化が進んできました。 また、工場や住宅がたくさんできたことによって商業も盛んになり、市制施行当時37,704人であった人口は、今では19万人ほどに成長し、農・工・商業のバランスのとれたまちとなっています。

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