あなたは、こんな風に思っていませんか?
・民間企業と比較すると松山市役所の初任給は低め。待遇は充実していないのかな。
・公務員試験対策をしていないから、公務員とは縁がないな。
・公務員の仕事は堅いものばかりで、前例踏襲で、ルーチンワークが多い。成長の機会があまりないのでは?
こう感じているのも無理はありません。(※)
(※)(株)マイナビの「2026年卒大学生公務員のイメージ調査」によると、公務員を志望していない学生に、どのようにすれば公務員になりたい気持ちが高まると思うかという質問をしたところ、以下のような回答があったそうです。
・「堅苦しいイメージが払拭されれば」→34.2%
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でも、それって本当でしょうか?実は、そうでもないんです!

そこで、今回、愛媛大学工学部工学科の3回生の4人と松山市役所人事課が協力して、就職活動を控える技術系学生向けに、「松山市役所の仕事について知っておくべき新常識 4選」をまとめました。
これを読むことで、松山市役所の仕事内容や待遇を深く知り、興味を持っていただけるかもしれません。さらに、他の企業や自治体と比較する際、松山市役所の情報を基準にすることで、就職活動がより効率的に進められるはずです。
これから就職活動を控える技術系の学生にとって、きっとプラスになる内容です。ぜひ最後までご覧ください!
①初任給だけで比べていませんか?将来の給料のリアルに迫る!
松山市役所の土木技師を含む技術職の初任給は大卒227,800円/月、大学院(修士)卒で237,900円/月です(令和7年12月1日時点)。ちなみに松山市職員の基本給(手当は含まない。)の平均は、33万5千円(平均年齢43.8歳)で、手当を含めた平均年収を計算すると、約648万円/年となっています。
さらに、公務員ならではのメリットとして、毎年昇給があり、若手の昇給幅は年4~5千円です。さらに、賞与(ボーナス)も安定的に支給されます(令和6年実績・4.6か月)。
松山市役所の強みはこれだけではありません。
将来を見据えた給与体系に注目してください!
・課長級(50歳代前半):年収約900万円
・副部長級(50歳代後半):年収約970万円
・部長級(50歳代後半):年収約1,000万円
長期的視点で見れば、職責に応じて昇給していく給与体系となっているのが特徴です。松山市役所なら、着実に収入のステップアップが実現できます!
就職活動では初任給だけでなく、「キャリアを積んだ先の収入」や「安定性」に目を向けることが大切です。松山市役所の堅実な給与体系は、長い目で見ても安心できる選択肢ではないでしょうか?
②公務員の福利厚生の新常識。「しっかり休む」が当たり前!
「働きながら自分の時間も欲しい!」
学生から、こんな声を聞くことがありますが、松山市役所の職員は、休みがしっかり取れる環境で働いています。
松山市役所の年間休日は、土日祝日+年末年始の約120日。さらに、年次有給休暇は年20日付与され、平均取得日数は約15日(令和6年度実績)!さらに、夏季休暇も5日間付与されます。つまり、合計すると、年間約140日以上の休日が確保されるのです。
さらに休日の取得を後押しする文化も魅力的です。例えば、夏季休暇の取得状況について、上司が「ちゃんと夏季休暇取った?」と声をかけてくれる風土があり、職場全体が「しっかり休むこと」を推奨しています。
「しっかり休んで、しっかり働く」が松山市役所のスタンダードです!
これだけではありません。育児や出産に関する制度も充実しており、出産前後の休暇はもちろん、こどもが満3歳になるまで取得可能な育児休業が整備されています。育休取得率は、令和6年度は男性95.8%で、女性は100%。出産後はいわゆる時短勤務も可能です(松山市独自の「子育て部分休暇」の制度により、こどもが小学校入学~卒業までの期間についても時短勤務が可能です。)。そのほか中学生までの子が対象となる病児看護休暇や介護休暇などライフステージに合わせて柔軟に働ける環境があります。

③公務員試験対策をしていないから・・・。いいえ、特別な対策は不要です。
「公務員にはちょっと興味があるけど、試験勉強が大変なんじゃ…?」と思っている方、安心してください。松山市役所の採用試験については、特別な知識や試験対策は必要ありません。
土木技師の採用試験は、年間を通じて受験可能な通年試験区分が設けられているほか、令和7年11月からは対象職種が拡大され、建築技師や電気技師など、幅広い分野が受験可能になりました。
この試験は、負担の少ない内容が特徴です。第1次試験では、民間企業でも使用される「基礎能力試験(SCOA)」と口述試験のみ。専門知識を問う試験はなく、口述試験の中で、これまでの各専門分野との関わりや、今後知識を身につける意欲などを確認します。そして第2次試験(最終)では口述試験のみ。専門試験や集団討論は実施しませんので、試験準備に対するストレスはほとんどありません。
「公務員試験は準備が大変」というイメージが一新される新しい試験形式です。
民間企業との併願もスムーズです。まずは第一歩を踏み出してみませんか?
| (参考) 採用試験に受験し合格した後、大学院に進学する場合は、修士課程が終わってから入庁する制度も設けられています。早めに就職先の内定を得た上で、修士課程の間は研究活動に専念することができます。 |

④公務員の腕の見せどころ!関係者の想いを汲み取り、まちを創る!(土木技師)
土木技師の仕事は、単にインフラ整備を行うだけではありません。松山市役所の土木技師は、「未来のまちづくり」に関わる、やりがいの大きい仕事を担っています。
例えば、駅前整備事業に携わった土木技師の体験談では、事業規模が大きいほど関係者も増え、それぞれ異なる視点や期待が飛び交う中、意見調整の難しさを感じたといいます。「こんなに多様な考え方があるんだ」と驚きつつ、それらをバランス良くまとめて一つの形にしていく過程こそが、土木技師としての面白さだったそうです。
また、土木技師の仕事は、市民生活そのものを支えることに直結しています。道路、上下水道、河川や公園、港湾など、生活基盤を支えつつ、災害時には復旧活動を指揮するなど、安全と安心を守る役割を果たします。
松山市役所の土木技師とは、地域の未来を市民とともに描き、創り上げる存在。あなたの専門性を、まちづくりや安全・安心を支える挑戦に活かしてみませんか?

松山市駅前広場完成イメージパース
「公務員試験っていきなり挑戦しづらいな・・・」そんなあなたに朗報です。松山市役所では、「技術職員の仕事相談窓口」を設置しています。
この窓口では、対面やオンラインで職員と話をしたり、実際の現場を見学したりして、「仕事のリアル」を知ることができます。参加したからといって試験を受けなければならないわけではなく、しつこい勧誘メールもありませんので、安心して利用してください。
気軽に相談するだけで、新しいキャリアの選択肢が広がるかもしれません。まずは一歩を踏み出してみてください!
さらに、令和7年12月以降、松山市役所、大学、企業等が主催する説明会等を実施(参加)しています。
人事課職員や若手職員が会場でお待ちしています。色々お話しましょう!気軽に参加してください。
・説明会
令和7年11月から申込みを受け付けている通年の採用試験のご案内はこちら!
令和8年12月末まで、いつでも申し込んでいただくことができます。
・技術職上級 土木
・技術職上級 建築
・技術職上級 電気
・技術職上級 機械
・技術職上級 化学
・技術職上級 農業
申込みに当たっては、パブリックコネクトの会員登録が必要です。
会員登録は、GoogleやLINEのアカウントを使って、簡単に1分程度でできます!
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問い合わせ
松山市人事課
メール:jinji@city.matsuyama.ehime.jp
協力:愛媛大学工学部工学科3回生有志4名



