「保健師はおせっかいだから嫌い」その言葉と、どう向き合うか。社会福祉士×保健師クロストーク
庄原市役所
住民に「おせっかいだから嫌い」と言われたことがある――。
庄原市の保健師と社会福祉士が、同じ職種の同僚として本音で向き合う。
良かれと思う支援が、相手には押し付けになることもある。
「先回りせず、本人が困るまで見守る」という支援の難しさに、専門職ならではの葛藤が滲みます。
人に寄り添う仕事の、きれいごとだけじゃないリアルをお届けします。

動画の目次
- 00:28 社会福祉士 × 保健師 ― 自己紹介と「何をしている人?」
- 01:54 テーマ①:社会福祉士と保健師の違い ― 同じ人を見ても、視点が違う
- 05:17 テーマ②:仕事のむずかしさ ―「おせっかい」と「見守る支援」
- 07:57 テーマ③:ワークライフバランス
- 09:13 仕事のやりがい
- 10:06 求職者に伝えたいこと
すぐに何とかしないといけない相談
社会福祉士が受ける相談って、虐待にしろ、認知機能の低下で判断能力が落ちている方にしろ、生活がままならなくて相談を受けることが多いんです。
「大丈夫」なことはなくて、すぐに何とかしないといけない状況で相談を受ける。
相談援助が主な仕事で、本人の気持ちの整理を手伝うこともしていました。
保健師も分野は様々で、私は母子保健を経験して今は高齢者分野を経験しています。
妊娠・出産で母子と関わって、高齢者は介護保険で関わって、その間の年代は「健康推進」で関わる。
ただ、働き世代へのアプローチは難しくて。
成人保健は、数値が本当に悪い人ほど話を聞きたがらない。
来てくれるのは健康に意識がある人なんですよね。
だからこそ、来てくれてる人に一生懸命やるんです。

「おせっかい」と言われて
過去に住民さんから「保健師はおせっかいだから嫌い」って言われたことがあって。
「おせっかいが仕事なんです」とは思うんですけど(笑)
必要だと思って支援しているつもりでも、必要と思っていない方からしたら、おせっかいって感じる人もいるのかなって。
先輩の保健師から言われたのは、支援する側の当たり前と、困っている方の当たり前は違うということ。
例えば家が汚いと思っても、その人にとっては普通だから。
だから自分で先回りして勝手に判断せず、その人の本当の困りごとを聞いて、一緒に支援を考える。
押し付けない支援を大事にしていきたいんです。

支援がなくても、生活できるようになった時
人と対面するのが主な業務なので、「ありがとう」って言ってもらえるのは嬉しいです。
私は子育て応援課から高齢者福祉課に異動したんですけど、異動した後も会いに来てくれる方がいて。
それが嬉しかったりします。
この仕事は一人で関わるよりも、先輩の保健師や他の事業所、ケアマネさんといろんな方と関わるので、チームで動くことが多いんです。
そのチームがうまく働いて、支援がなくても生活ができるようになった時、いちばんやりがいを感じます。

この記事の官公庁・自治体
「中国山地のど真ん中」に位置する庄原市。 近畿以西の市町村の中でもっとも広い面積を持つこの市には、豊かな自然環境があり、そして多様な生活文化が息づいています。 私たちの仕事はここで暮らす人たちの毎日のくらしを支えること。 子育て支援や福祉サービス、道路や公園の整備、ごみや環境のこと、災害への備えや防災活動、住民自治組織の支援など、その業務は多岐にわたります。 一人ひとりの力が、地域の未来を創る。 これが私たちの仕事のやりがいです。
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