【電気・機械技術職募集】精華町役場が新設する技術職。その魅力を現場職員に聞きました

精華町役場

2026/08/20

 「自分自身の手で新しい組織や仕組みを一から作り上げていけることが、この仕事の一番の面白さです。」そう語るのは、精華町役場上下水道課で技術職員として働く入庁15年目の岩井さん。精華町役場では今回、水インフラの体制強化に向け「電気・機械技術職」の新規枠募集をスタートしました。今回は新枠採用を目指す方に向けて、新たな募集の背景や仕事の魅力、組織づくりのやりがいについてお話を伺いました。

 

上下水道事業に従事~現場を支える技術者の歩み~

 

ー岩井さんのご経歴から簡単に教えていただけますでしょうか 。

 

岩井:大学の土木工学科卒業後、民間企業で約5年間、下水処理場の維持管理業務を担当しました。その後、生まれ育った精華町で働きたいという思いから精華町役場へ転職し、入庁以来15年間上下水道課で勤務しています。

 

ー精華町役場全体の技術職についても教えてください。

 

岩井:精華町役場には約20名の土木技術職員がおり、そのうち上下水道課には6名が所属しています。土木技術職だと、他には主に道路及び河川の整備や維持管理を行う部署、用水整備等の農業土木などを担当する部署があります。

 

ー現在、岩井さんが上下水道課で担当されている具体的な業務内容についてお聞かせください 。

 

岩井:基本的には上下水道事業全般の技術的な業務を担っています。具体的な例を挙げますと、上水道の配管布設工事や公共下水道の管路整備、それから町が所有している上下水道施設の土木構造物や機械電気設備の新築、更新、改修に係る設計及び工事の監督業務です。また、施設を正常に稼働し続けるための日常点検や、故障が発生した際の修繕対応、国や京都府からの各種調査に対する統計データの作成なども行っています。

本庁舎とは別に上下水道部事務所がありまして、上下水道部は皆そこで働いています。

光台配水池

なぜ今「電気・機械技術職」を新設するのか~現場で求められる専門技術~

 

─今回、新たに電気・機械技術職を募集する背景を教えてください。

 

岩井:土木技術職の経験があれば配管工事や施工管理といった業務はある程度応用が効きますし、周りのサポートで進めていくことができます。しかし、機械を含む電気関連設備に関しては法令上の規定もあり、資格や専門知識がないと自ら点検や作業自体ができません。

現在、町内の電気・機械施設で予期せぬ不具合や落雷などによる故障が発生した際、専門知識をもった職員がいないと、どの部分が原因で動かなくなっているのかを自力で特定することが難しくなってしまいます。

 

ー原因の特定ができないと、どのような影響が出るのでしょうか 。

 

岩井:専門の事業者を呼んで調査してもらうしかなくなってしまいます。知識があれば自ら計測機器で原因箇所を絞り込み、手持ちの予備部品と交換して数十分で復旧できるトラブルであっても、業者を手配するとなると手配や移動に時間がかかり、対応までに1日や2日かかってしまうことがあります。ましてや、災害等の緊急時では、事業者の確保すら困難になることが考えられます。

 

ライフラインを守る立場として後手に回ってしまうリスクがあるため、現場ですぐ一次対応ができる電気・機械の専門知識を持った技術者がどうしても必要なのです。

 

現状では、数少ない経験者がこれまでの経験を生かして何とか対応している部分もあります。しかし、そうではなく、今まで培った知識と技術を生かして自ら対応ができ、今後の施設全般を維持できる電気技術職が必要不可欠なのです。

 

ー具体的にどのような経歴やスキルをお持ちの方に入庁していただきたいとお考えですか。

 

岩井:電気設備の保守点検業務の経験がある方や、各種プラントやビルの設備管理、メーカーの電気技術者として現場で活躍されていた方、或いは電気工事士の資格をお持ちで電気設備に精通している方などをイメージしています。

行政での工事発注業務などは書類仕事が中心となりますので、手続きのやり方などは入庁後に私たちがいくらでも教えられます。それよりも、現場の機械や電気設備を見て「ここが悪いな」「こう調整すれば動くはずだ」という直感的かつ専門的な知識やメンテナンス経験をお持ちの方に来ていただけると非常に心強いです。

 

ただ、私自身も電気や機械の詳しい知識については、役場で働きながら実務を通じて覚えていった部分も大きいです。このため、必ずしもすべての資格を網羅している必要はありません。設備管理の現場で働いた経験をお持ちの方であれば大いに力を発揮していただけると思います。

東畑低区配水池

ゼロから作る新設枠~専門職として挑む醍醐味~

ー将来的に電気・機械技術職の技術者が増えていくことで、精華町役場としてどのような組織体制を作っていきたいとお考えでしょうか 。

 

岩井:理想としては、技術職員は1つの場所にとどまらず、3年から5年程度のサイクルで経験を積み、組織全体としてノウハウを蓄積していける体制を整えた方が良いと考えております。

 

設備を管理している各部署に電気・機械の専門職がおり、一度別の部署に異動したとしても、数年後に再び戻ってきた際に過去の経験を活かして即座に活躍できる、そういった健全な技術継承の循環を作るべきと考えています。

現状は専門知識を持つ人員が限られているため、新しく入庁された方には電気・機械技術職のパイオニアとしてチームを引っ張っていってほしいですね 。

 

ー非常にやりがいのあるポジションですね。民間企業などで活躍されている技術者の方が精華町役場に転職するメリットや、この仕事ならではの面白さはどのような点にありますでしょうか 。

 

岩井:公務員としての身分の安定や働きやすさはもちろんですが、技術者としての大きなメリットは「自分の考えやこだわりを持って仕事を進められること」です。インフラを整備・維持する中で、「ここはこの機械を採用してこのように改修しよう」といった自分のアイデアを直接反映させることができます。

自分が手がけた設備が形となって残り、町の暮らしを陰で支え続けているという達成感は、何物にも代えがたい大きな魅力です。

 

ー自分たちの手でインフラを作り上げ、守っているという手応えが得られるのですね。職場の雰囲気や働く環境はいかがでしょうか 。

 

岩井:現在の上下水道課は30代半ばから50代の中途採用職員が多く活躍しており、20代の若手ばかりの組織というわけではありません。在籍年数が比較的若い職員も多いため、中途で入庁された方でも自然と溶け込みやすく、馴染みやすいアットホームな職場環境だと感じています。

 

ー新しく電気・機械職として入庁される方にとっては、新しい組織づくりに関われるチャンスでもありますね。

 

岩井:その通りです。すでに出来上がった組織やルールの中に飛び込むとなると、自分の意見を通すのが難しい場面もあるかと思います。しかし、今回の電気・機械職はまさに「これから新しく作っていく枠組み」です。

知識や経験を活かして「ここはもっとこう改善すべきだ」「この設備はこう管理する体制にしよう」といったご自身の方針をダイレクトに反映させることができます。自分の手で組織や制度をつくりあげていくプロセスを楽しみたい方にとって、これ以上ない面白い環境だと思います。

 

インフラを守るという強い使命感と、自分の技術でまちづくりに貢献したいという熱意をお持ちの方と一緒に働けることを楽しみにしています。ぜひ積極的なご応募をお待ちしております。

華の塔配水池

ー本日はありがとうございました 。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年04月取材)

 

今回の取材を通じて、インフラを支える現場での「電気・機械技術者」の重要性と、精華町役場が目指す新しい組織づくりの熱量を強く感じました 。専門枠の1人目として入庁することは、一見ハードルが高く思えるかもしれません。しかし、岩井さんが語ってくださったように、自分の技術やアイデアで設備や組織のあり方を一から構築していける環境は、技術者にとって何よりのやりがいとなるはずです。アットホームで中途採用者が馴染みやすい精華町役場で、あなたの持つ専門知識を地域の未来のために活かしてみませんか。

 

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~人がつながり夢を叶える学研都市精華町~ わたしたちのまち「精華町」は、京都府の南西端に位置し、併せて日本そして近畿圏のなかで、ほぼ地理的中心に位置しています。 西部と南部はなだらかな丘陵、東部には平坦な農地が広がり、東端には木津川が流れています。年間の平均気温は約15度で、温暖な気候に恵まれています。 『あなたのチカラを活かして、一緒にまちづくりをしませんか?』

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