福岡・長崎での土木の経験を経て、雲仙市で見つけた「暮らしながら働く」幸せ

雲仙市役所

2026/09/07

「妻の実家がある雲仙市の魅力を知り、当初思い描いていた人生設計よりも、約30年早く移住しました」

 

そう穏やかに話すのは、雲仙市役所建設部監理課建設総務班で働く吉田瞭さん。入庁3年目の土木職として、市道の管理業務を担当しています。

 

福岡市役所、長崎市役所という異なる自治体での経験を経て雲仙市役所にたどり着いた吉田さん。今回は、雲仙市で土木職として働くやりがいや、移住を経て感じている暮らしの魅力について、たっぷりとお話を伺いました。

 

 

 

 


 

13歳からの憧れと資格の壁。福岡・長崎を経て、雲仙市へ

 

ー雲仙市役所に入庁されるまでの経歴を教えてください。

 

吉田:高校卒業後、福岡市役所に入庁し、水道局や港湾空港局、都市高速道路公社への派遣、財政局を渡り歩き、11年間勤務しました。

 

その後、妻の地元に近い雲仙市役所を受けようと考えたのですが、当時の募集要項にあった1級土木施工管理技士の資格を持っておらず、長崎市役所に転職し、土木企画課で2年間、大規模な開発事業が行われる際に市の立場から協議・調整をする仕事や、まちのバリアフリー化の方向性を定める計画づくりに関する業務を担当しました。

 

 

ー13歳のころから公務員を志していたそうですね。

 

吉田:はい。福岡で暮らしたいという憧れから始まって、高校で土木を学ぶうちに福岡市の事業の魅力を知り、本当に入りたいという気持ちに変わっていきました。

 

 

ー雲仙市役所を受験しようと思ったきっかけを教えてください。

 

吉田:妻が雲仙市の出身で、妻の地元で家族と暮らしたいという思いがありました。長崎市勤務時代は雲仙市から長崎市まで通勤していた時期もあり、長崎市に住居を借りて単身赴任のような生活をしていたこともあったので、家族と毎日一緒に過ごしたいという思いが、雲仙市役所を受験する一番のきっかけになりました。

 

 

小さな通報から広域プロジェクトまで。土木職員の仕事のリアル

 

ー現在の業務内容を教えてください。

 

吉田:雲仙市が管理する市道の管理業務を担当しています。道路の認定や区域の変更、道路法に基づく申請関係の事務処理のほか、長崎県が建設を進める島原道路の建設に伴う市道等の調整も担当しています。

 

道路の穴埋めなどの維持補修は会計年度任用職員が対応していますが、住民の方から通報があった場合は、私たち職員が現地に向かい、対応を行います。道路にはみ出た木を切ってほしいといった要望から、猫やキツネなどの死骸の回収まで、内容はさまざまです。

 

 

ー道路の認定とは、具体的にどのようなことを指すのですか。

 

吉田:道路法の手続きに基づいて道路を認定する業務です。雲仙市では新設の道路自体は多くありませんが、たとえば住宅開発で作られた道路が市に寄付され、それを市道として認定するといったケースを担当したことがあります。

 

 

ー島原道路の建設にも関わっているということですが。

 

吉田:島原道路は、諫早インターチェンジと南島原市深江町を結ぶ高規格道路で、雲仙市内での建設は県が担っています。その推進にあたって、地元からの要望や、工事に伴う市道の取り扱いについて、市の立場から県と協議する役割を担っています。

 

 

ーデスクワークと現場、それぞれの割合はどれくらいですか。

 

吉田:基本的にはデスクワークが中心ですが、週に何回かは現場に出ています。前職の長崎市役所ではほとんどデスクワークで、福岡市役所では現場に出る機会が多かったので、雲仙市では専門知識を活かしながら、無理なく働けるバランスになっていると感じています。

 

 

ー事務作業が中心の職場でも、土木の知識は活きていますか。

 

吉田:事業者の方から上がってくる申請書類のチェックには、土木の知識が欠かせません。事務処理が中心の職場だからこそ、専門性を持って正確に見極められることが、自分の強みとして活きていると感じています。

 

 

約1,900本の路線と向き合った2年。合併から続く見直しを成し遂げた達成感

 

ーこれまでの仕事で、特に印象に残っている出来事を教えてください。

 

吉田:昨年、約1,900本の市道の一括廃止と一括認定を議会にかけ、可決されたことです。雲仙市は平成17年の合併で誕生した自治体で、合併前は旧町ごとに道路台帳の作成手法に相違があったことから、道路台帳の統一的な基準による統廃合や道路種別等の見直しによる再編が、平成30年ごろから進められてきました。

 

令和6年度は副担当として業務に携わり、令和7年度に担当となり市道の一括廃止と一括認定を無事完了することができました。

 

 

ー1,900本という数の路線を見直すのは、どういった点が大変だったのでしょうか。

 

吉田:すべての路線を把握しているわけではなかったので、上司はもちろん、他部署の先輩職員にも路線の情報等を教えて頂きながら作業を進めていきました。 また、幅広く意見を徴収するため、一定の周知期間を設けて、各支所等で縦覧を行い、住民の方から意見を伺いながら進めました。

 

 

ー事業が完了したときは、どのような思いでしたか。

 

吉田:昨年度、無事に完了し、議会で可決されたときは達成感が大きかったです。業務量としてもかなり大変だったので、終えられたことに大きな安堵感もありました。

 

 

ー日々の仕事で、やりがいを感じる瞬間はありますか。

 

吉田:事業者の方から上がってくる道路法に基づく許可申請を、なるべく早く処理して、工事が円滑に進むようにすることを心がけています。申請の本数が多く、1つひとつの審査にも時間がかかるので、優先順位を付けながらスケジュール管理をすることも、地道ですが大切な仕事だと感じています。

 

 

年齢を超えてつながる同期の絆、移住して知った雲仙市の温かさ

 

ー雲仙市役所で働いてみて、感じる魅力はありますか。

 

吉田:職員間の距離が近く、風通しがいいと感じます。これまでの市役所では課長に話を上げるまでに何段階も踏む必要があったのですが、今はすぐに話ができる関係性があります。私が所属する建設総務班は6人、隣の都市計画班は4人という体制で、同期も複数いて、20代・30代・40代とバランスよく配置されているので、働きやすい環境だと感じています。

 

一括認定の事業が終わった昨年度以降は残業もしておらず、休日はサッカーやゴルフをしたり、2人の子どもの世話をしたりして過ごしています。

 

 

ー同期会の副幹事も務めていらっしゃるそうですね。

 

吉田:はい。15人ほどの同期で集まっていて、令和6年度と令和7年度にそれぞれ20歳になった同期がいたので、みんなでお祝いをしました。1人目はバレーボールをしていたのでバレー用品を、2人目はスニーカーが好きだったので、みんなでいいものを選んで贈りました。

 

 

ー同期といってもさまざまな年齢層の方がいらっしゃると思いますが、それでも交流は活発なのでしょうか。

 

吉田:そうですね、高卒で入った職員もいれば、私のように転職で入った職員もいるので、年齢層はかなり幅広いです。それでも、集まろうと声をかければみんな集まってくれますし、年齢に関係なく仲良くさせてもらっていますよ。

 

 

ー移住されてみて、雲仙市の魅力をどのように感じますか。

 

吉田:自治会の繋がりが本当に大きいと、雲仙市に来て思うようになりました。地域の人たちが集まって、清掃やお祭り、懇親会などを行っていて、繋がりが結ばれているのを強く感じます。自分の住む地域を誇りに思っている人が多く、住民の満足度の高さは市役所職員としても嬉しく感じますし、私自身も今の生活に満足しています。

 

 

ー最後に、これから雲仙市役所を目指す方へメッセージをお願いします。

 

吉田:民間企業や他の自治体での経験がある方に来ていただき、その経験を生かして一緒に働きたいと思っています。私自身も移住してきた人間として、経験を教え合いながら、より良い仕事につなげていけたらうれしいです。

同期入庁の職員とともに、雲仙市に貢献する

 

ー本日はありがとうございました。

 

インタビュー中の吉田さんは、飾らない言葉で自身の仕事を振り返ってくれました。中学生の頃から抱いた公務員への憧れ、そして家族との暮らしを選んだ移住。異なる自治体で培った経験を、雲仙市の仕事に落ち着いて重ねていく吉田さんの姿が印象的な取材でした。転職や移住を考えている方にとって、今回のお話が新しい一歩を踏み出すきっかけになるのではないでしょうか。

 

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年8月取材)

職員インタビュー

この記事の官公庁・自治体

雲仙市役所
雲仙市役所

 雲仙市は長崎県の島原半島北西部に位置し、日本初の国立公園に指定された山々と有明海と橘湾に面した美しい海岸線といった豊かな自然が魅力のまちです。  主な産業は農業、漁業、観光業で、「雲仙温泉」と「小浜温泉」の2つの温泉街がある全国有数の温泉地でもあります。  温泉や地元の人の温かさに触れて「ほっと」することができる雲仙市。これからも市民の皆さまや来訪者の皆さまが「ほっと」できるようなまちであり続けるために、私たちと一緒にまちづくりをしませんか?お待ちしております。

雲仙市役所をフォローして、「新着求人の通知」を受け取りましょう!

この記事が気に入ったらお気に入り登録しましょう!

雲仙市役所のトップページへ
お問い合わせ

ご利用者様向け利用規約

プライバシーポリシー

運営会社

© PUBLIC CONNECT Inc. All rights reserved.