「人の役に立ちたい」から「地元を支える」へ。小郡市役所で活躍する若手職員のリアル

小郡市役所

2026/08/16

福岡県小郡市役所で一般事務職として働く北島さんのインタビュー記事です。


生まれ育った地元小郡市への就職を選んだ北島さんが、公務員を志した理由から入庁前の不安、現在の仕事内容、そして職場の雰囲気まで、リアルな声をお届けします。
 

 


 

小郡市を支える公務員へ:地元貢献と秘めたる想い

ーまず初めに、公務員を目指されたきっかけと、数ある自治体の中から小郡市を選ばれた理由を教えていただけますか?

 

北島:大学では経済学部に所属しており、就職活動をする中で、具体的に「これをしたい」という明確な仕事がありませんでした。

 

しかし、漠然と「人の役に立ちたい」という思いがあり、公務員であればそれが叶えられるのではないかと考えるようになりました。また、公務員は休日がしっかりとれるという点も魅力的でしたね。

 

小郡市を選んだのは、やはり「地元」という点が大きいですね。生まれも育ちも小郡市なので、慣れ親しんだこの場所で働きたいという気持ちが一番でした。

 

 

ー特に小郡市で「こんなことをしたい」といった具体的な目標はありましたか?

 

北島:はい、個人的なことにはなるのですが、私は学生時代から野球を続けていました。小郡市には立派な小郡球場もありますし、いつかスポーツに関わる仕事ができたら嬉しいな、という漠然とした思いはありました。

インタビュー風景

未経験から社会人へ:不安を乗り越え、成長する日々

ー初めて社会人として働くにあたり、不安に感じたことはありましたか?また、その不安はどのように解消されましたか?

 

北島:市役所の仕事というと、市民の方からクレームを受けることもあると聞いていたので、そういった対応が自分にできるのかが一番の不安でした。

また、職場での人間関係をうまく築けるかどうかも心配でした。

 

しかし、実際に働いてみると、窓口対応はまだまだ勉強中ではありますが、少しずつ慣れてきていると感じています。クレーム対応についても、先輩方がサポートしてくださるので、一人で抱え込むことはありません。

 

人間関係については、配属された部署の方々が皆さん優しく、とても話しやすい雰囲気です。

歳の近い職員も多いので、すぐに馴染むことができました。おかげで、入庁前の不安はかなり解消されたと思います。

 

 

ー入庁時の研修制度や、配属後の教育体制について教えてください。

 

北島:まず、入庁してすぐの4月に3日間の新入職員研修がありました。そこでは、公務員としての心構えや、小郡市の組織体制、各課の業務内容について学びました。

 

その後、福岡県内の他市町村の新人職員との合同研修が大野城市であり、そこでビジネスマナーなど社会人としての基礎を学びました。

 

配属後は、直属の先輩がマンツーマンで指導してくださる形で仕事を覚えていきました。分からないことがあればすぐに質問できる環境なので、安心して業務に取り組むことができています。

 

 

ー社会人として成長を実感されているのですね。入庁から1年5ヶ月が経ち、ご自身で「成長したな」と感じる点はどんなところですか?

 

北島:一番はコミュニケーション能力ですね。市民の方々はもちろん、職場内の職員とも円滑にコミュニケーションが取れるようになったと感じています。

 

これまでは人見知りなところもあったのですが、今では積極的に話しかけられるようになりました。

窓口対応の様子

地域を支える最前線:高齢者支援係の仕事とやりがい

ー現在のお仕事内容について、具体的な業務を教えていただけますか?

 

北島:現在は長寿支援課の高齢者支援係に所属し、主に高齢者の方々への支援業務を行っています。

 

具体的には、介護保険法ではカバーできない市独自の高齢者サービスを提供したり、高齢者の皆さんが集まって活動するサークルへ補助金を交付したりしています。

 

提供している高齢者サービスとしては、「配食サービス」や、介護保険の要件を満たさない方でも利用できる「デイサービス」などがあります。

配食サービスでは、食事を届けるだけでなく、安否確認も兼ねています。

 

 

ー市民の方々と直接関わる機会が多い部署なのですね。お仕事の中でやりがいを感じるのはどんな時ですか?

 

北島:そうですね、特にやりがいを感じるのは、市民の方々の笑顔に触れた時です。

 

昨年、敬老祝いで100歳を迎えられた方のお宅にお祝いに伺ったのですが、その時に見せてくださった笑顔が本当に素敵で、心に残っています。想像以上に皆さんお元気で、「私も頑張ろう」と力をもらえました。

 

市民の皆さんの喜ぶ姿を直接目にすることができるのは、この仕事の醍醐味であり、私のやりがいにつながっています。

 

 

ー素敵なエピソードですね。一方で、仕事の大変さや苦労を感じることはありますか?

 

北島:やはり大変さを感じるのは、高齢者サービスには利用条件があるため、市民の方全員にサービスを提供できない場合があることです。

 

サービスを受けられない市民の方から、制度に対するご意見をいただくこともあります。そういった時、「なぜ利用できないのか」を丁寧に説明し、ご理解いただくことに難しさを感じます。

 

全ての市民の方に一律でサービスを提供できないというジレンマは、この仕事の難しい点だと日々感じています。

 

 

ー入庁前と後で、仕事に対するギャップを感じたことはありますか?

 

北島:入庁前は、市役所での仕事は市民の方と直接関わる業務がほとんどだと思っていました。

 

しかし、実際に働いてみると、私の同期の中には、市民の方と直接関わることのない部署で働いている人もいることに驚きました。例えば、財政課のような内部管理の部署ですね。

 

市役所には本当に多種多様な仕事があり、その幅広さにギャップを感じました。

事業説明の様子

働きやすい環境:ワークライフバランスと職場の雰囲気

ーワークライフバランスについて、残業やお休みなどはいかがですか?

 

北島:年度末など忙しい時期はもちろんありますが、基本的には残業はほとんどありません。定時で退庁できる日が多いので、プライベートの時間も充実しています。

 

有給休暇も非常に取りやすい環境です。上司も積極的に声かけをしてくださいますし、課全体として有給休暇の取得を推奨しています。

私だけでなく、他の職員も積極的に取得しているので、気兼ねなく休みが取得できます。

 

 

ー職場の雰囲気や、上司、先輩、同僚との関係性について教えてください。

 

北島:職場の雰囲気は非常にフランクで、とても話しやすいですね。仕事の相談はもちろん、プライベートな話題も気軽に話せるので、毎日楽しく仕事ができています。

 

上司や先輩方も親身になって話を聞いてくださるので、困った時にはすぐに相談できる安心感があります。

同期は12人いるのですが、仕事終わりや休日には一緒に飲みに行ったりすることもあります。

 

また、私は市役所の野球部にも所属しているので、そこでも年齢層の異なる職員と交流を深めることができています。

同僚との交流

未来へ繋ぐ:小郡市職員としての展望とメッセージ

ーそれでは最後に、これから公務員や自治体職員を目指す方、特に小郡市での勤務を考えている方にメッセージをお願いします。

 

北島:小郡市役所は、どの課の職員も皆さん優しく、温かい雰囲気なので、とても働きやすい職場です。

困ったことがあれば、上司や先輩が親身になってサポートしてくれますし、コミュニケーションが苦手だと感じている方でも、自然と成長していける環境だと自信を持って言えます。

 

また、小郡市自体も発展途上の魅力的な街です。最近ではコストコがオープンするなど、新たな施設も増え、これからもっと活気あふれる街になっていく可能性を秘めています。

 

この魅力あふれる小郡市で、市民の皆さんと共に街の未来を創っていくことに、私たちと一緒に挑戦してみませんか?皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

 

 

ー本日はありがとうございました。

 

北島さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。

終始にこやかな表情で、ご自身の言葉で丁寧にお話しくださる姿に、とても安心感を覚えました。

 

市民の方々の笑顔にやりがいを感じるというお言葉や、野球を通じて深まる同僚との絆のお話からは、仕事とプライベート、どちらも大切にされている様子が伝わってきました。北島さんのように、温かい想いを持った方が、この街の未来を支えてくださるのだと思うと、心が温かくなります。

 

これからも、小郡市の未来を創る一員として、ご活躍されることを心から応援しています。

 

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年9月取材)

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小郡市は、福岡県の南部、佐賀県との県境に位置しています。東西6キロメートル、南北12キロメートルにわたる区域で、総面積は45.51平方キロメートルあります。東北の台地には標高130.6メートルの花立山があり西北丘陵地帯は、なだらかな丘陵が連なりため池が点在しています。また、市の中央部を南北に貫流する宝満川を挟んで、西側に住宅地帯、東側に田園地帯が広がっています。 福岡市や久留米市に近く、高速道路や鉄道が市域を縦横に走っているという地理的条件や交通利便性の高さを背景に大きく発展してきています。 「人がつながり 市民が躍動する温かみのある都市 小郡」を将来像に掲げて、多様性を認めあう共感、共感によって同じ目的に向かい行動する共働、共働によって新しい価値や魅力を創造していく共創を一連のまちづくりの考え方として推進し、多様な主体が役割を分かち合い、支え合いながら暮らしていくことができる全ての人が包み込まれる地域共生社会の実現を目指しています。 

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