銀行員から宗像市役所へ ― 「一人しか助けられない」を超えたくて見つけた、この仕事

宗像市役所

2026/08/23

転勤のたびに家族との時間が削られていく。民間企業で働くなかで、そんな将来に迷いを感じたことはないでしょうか。

 

宗像市教育委員会 地域教育連携室で働く島田さんは、そんな悩みから公務員への転職を決めた一人です。前職は銀行員で、結婚・出産を機に公務員への転職を決意し、宗像市役所へ入庁しました。

 

現在は「国際理解教育」「キャリア教育」「外国語教育」の3分野を担当している島田さんに、「困っている人みんなの力になりたい」という思いを、率直に語っていただきました。

 

 

 


 

転職のきっかけ ― 銀行員時代に感じたジレンマ

 

島田さんが公務員への転職を考え始めたのは、前職の銀行員時代のことでした。

 

「前職の銀行員は3年に1回の転勤が基本でした。子どもが生まれることが分かったタイミングと重なって、これでは家族と過ごす時間が取れないと感じ、転職を考えるようになったんです」

 

公務員なら一つの場所に根ざして働けます。県や市をまたぐ働き方ではなく、家族との暮らしを大切にできる仕事をしたい。そう考えるようになりました。転職を後押ししたのは、記事の冒頭で触れたもう一つの理由でした。信用力やこれまでの経歴が判断材料になる融資の世界では、助けたくても助けられない人が多くいます。

 

「市役所なら、地域のすべての人にとって役立つことを考えるのが仕事になる。より多くの人のためになりたいと思って、公務員を目指しました」

 

数ある自治体の中で、島田さんが宗像市を選んだのには理由があります。

 

「出身は宮崎県日向市で、山も海もある地域なんです。宗像市の雰囲気がそれによく似ていて」

 

山あり、海あり、そして大島をはじめとする島もある。宗像市の風土は、島田さんが育った故郷の記憶と重なるものでした。

 

「島がある街ってなかなかないですよね。自分は根っからの海っ子で、釣りもサーフィンも好き。大学時代はバイクにも乗っていて、道の駅などツーリングスポットが多い。自分のやりたいことが何でもできる街だなと思いました」

 

今の仕事 ― 国際理解・キャリア教育・外国語教育の現場

 

こうして島田さんが携わっているのが、宗像市の子どもたちの学びを支える「国際理解教育」「キャリア教育」「外国語教育」の3分野です。

 

「地域教育連携室という名前の通り、自分一人で進めるというより、大学や企業、地域の人たちと連携しながら子どもたちを育てていく事業が中心です」

 

キャリア教育の柱となっているのが「むなかた子ども大学」です。

 

「子どもたちの好きなことや将来なりたいものを見つけるきっかけをつくる仕事だと感じています。そのために色々な企業と連携してイベントや事業をつくっています」

 

国際理解教育では、外国人講師を学校とつなぐ「イングリッシュキャンプ」を実施しています。

 

「子どもたちが小さいうちから書くだけでなく話すことに慣れておくと、グローバル化が進むこれからの時代に自分の言葉で伝える力がつきます。ほかにも、地域の方と外国人の方がお互いの文化を尊重しながら暮らせるように、海外の学生のホームステイ受け入れや、姉妹都市の金海市との交流にも力を入れています。ここまで国際交流の体制を整えているのは、宗像市ならではだと思います」

 

そしてもう一つ、島田さんが笑いながら明かしてくれた本音があります。

 

「正直、自分は英語がまったく話せないんです(笑)。本当に大丈夫かと心配になることもあります」

 

それでも「話せなくても何とかなる」と、前向きに仕事に向き合っています。

 

 

 

やりがい ― 子どもたちの夢が広がる瞬間

 

「市役所の仕事は、むなかた子ども大学だけでなく、困っている人を助け、自分の住む街をもっと良くしたいという思いを、何でも形にできるところにやりがいを感じます」

 

教育委員会に所属していることにも、島田さんにとって特別な意味があります。

 

「これから自分の子どもが通う宗像の教育を、今のうちにもっといいものにしていきたい。そう思うと、より頑張ろうという気持ちになります」

 

印象に残っているのは、子ども大学をきっかけに、子どもたちの将来が具体的に動き出す瞬間です。駅員という仕事に迷いながらも興味を持った子が「駅員コース」に参加し、実際に高校で駅員を目指して勉強を始めた例もあります。

 

「そういう子が本当に駅員になったとき、『やっててよかったな』と思えると思います」

 

また、駅員の仕事のなかで車椅子の介助を経験した女の子が、そこから介護の仕事に興味を持ち「介護士コース」に参加した例もあります。

 

「子どもたちの夢が本当に広がっていくのを感じるとき、この仕事をやっていてよかったと思います」

 

 

 

民間からの転職を考える、あなたへ

 

誰か一人ではなく、地域のすべての人のために働きたい。銀行員時代にそう感じた島田さんは、宗像市役所という場所で、教育委員会の仕事を通してその思いを形にしています。

 

「市役所なら、地域のすべての人にとって役立つことを考えるのが仕事になる」

 

――そう語る島田さんの言葉には、民間から公務員への転職を考える人にとって、大きなヒントが詰まっています。

 

 

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この記事は、宗像市が実施した取材内容をもとに、パブリックコネクト編集部が作成しています。

記載の内容・所属・数値は取材当時のものです。

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ともに歩もう、このまちの未来へ― 私たち市職員のミッションは「ずっと住みたいまち宗像」を実現すること。 市役所の仕事、それは単なる事務処理ではありません。それは「まちをつくること」であり、そこで暮らす人々の営みを支え、未来へつないでいくことです。 私たち宗像市職員は、子どもたちが健やかに育ち、すべての世代が安心して暮らせる「住みたい、住み続けたいまち」を目指して日々、奔走しています。宗像市に関わる人々が築いてきた歴史と、まちへの「想い」。それが私たちの原動力です。 今回募集するのは、「ずっと住みたいまち宗像」の実現に向け、共にこれからの宗像のまちづくりに関わる仲間です。公務員試験対策は一切不要。学歴も問いません。宗像のまちづくりに関心のあるあなたを歓迎します。 私たちと共にこのまちの未来へ挑戦しませんか?

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